ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4699401
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプス・裏銀座と湯俣温泉

2022年09月16日(金) 〜 2022年09月18日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
52:28
距離
32.4km
登り
2,360m
下り
2,352m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:36
休憩
3:01
合計
8:37
6:41
6:42
17
6:59
7:05
32
7:37
7:47
114
9:41
9:54
75
11:09
13:15
12
13:27
13:28
9
13:37
13:37
20
13:57
14:10
8
14:18
14:23
12
14:35
14:41
28
2日目
山行
8:03
休憩
1:02
合計
9:05
8:10
8:26
16
8:42
8:54
26
9:20
9:20
5
9:25
9:25
65
10:30
11:02
87
12:29
12:31
135
3日目
山行
2:46
休憩
1:47
合計
4:33
6:39
7:21
19
7:40
8:37
6
8:43
8:44
45
9:29
9:29
22
9:51
9:58
18
GPSログはスマホアプリ「Geographica」で採取
時間的に余裕を考慮したプランだったので、途中でチョイチョイ休憩を入れています
天候 晴れ(台風前の好天狙いで)
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
七倉山荘前の駐車場を利用(無料)
高瀬ダムまでは一般車禁止のため七倉山荘前から乗合タクシー利用
(入山時は4名で@600円、下山時はジャンボタクシー7名で@500円)
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト
七倉山荘の先、通過ゲート手前の登山指導所前にポストあり

●ブナ立尾根ルート(登りで利用)
高瀬ダムから登山口までの間で濁沢を越えますが、数日前の鉄砲水で橋が流されたところを丸太橋の緊急設置で渡れました、ありがたいことです。
登山口から烏帽子小屋まで標高差1200mのキツい急登ルートですが、標高差約100mおきに番号標識があるため、休憩やペースの確認にとても役立ちます。
(登山口:12、権太落とし:9、中間点:6、三角点:4、ゴールが0)

●裏銀座の稜線(烏帽子岳〜真砂分岐)
おおらかでアップダウンが少ない、安心して気持ちよく稜線漫歩できる絶景街道です。特にこのルートの最高峰・野口五郎岳は白砂の広大な山頂で大展望地です。
烏帽子岳も三ツ岳もピークは通らないので、できれば踏んでおきたいところです。
(烏帽子岳は特徴的な尖塔山頂、三ツ岳は日本百高山)

●竹村新道(下りで利用 長大で一部危険個所のある健脚向けルート)
真砂分岐から暫くは眺めの良いトラバース道、やがて崩壊地を避ける巻き道に入り、その途中に短い区間ですが斜面崩落していて正解ルートが判りづらい部分が出てきますが、今回はピンクテープがしっかり付いていたおかげで無事に通過できました。
(3年前にここでルート判断に迷って撤退していたので無事にリベンジ)
その後も崩落地の縁通過がいくつかありますが、気を付けて歩けば問題なし。
少し前の情報で藪でルート見通しが悪いとありましたが、かなり草刈り整備も進んでいて、難儀する箇所は無くなっていました。整備のおかげです、ありがとうございます。
湯俣岳への登り返しあたりからは、奥秩父あたりの樹林帯ルートや笹原に近い様相になり、危険個所も少なくなりますが、長い下りに足腰が痛めつけられます。
河川の音や硫黄臭がしてくると眼下にエメラルドグリーンな湯俣川が見えてきて、間もなくゴール、青嵐荘になります。

●高瀬川添いの林道(湯俣温泉から高瀬ダムまで)
梓川沿いを歩く横尾〜上高地に似た(でも人がいない)林道ルートで、ところどころ崩落個所のちょっとした高巻きがある程度のルートです。
午前中はほぼ日陰になるため歩きやすく、3か所あるトンネルが涼しい風で体をクールダウンさせてくれます。
その他周辺情報 ●烏帽子小屋(テントは1張1名で2000円、水は1ℓ200円)
テント場は小屋からひょうたん池に下る道沿いに点在する白砂の平坦地を利用します。エリアとしてはかなり広く、また高低差や樹木によって仲間単位にプライバシーを保った落ち着いた幕営も出来そうです。小屋からは一番遠くて下になりますが、池沿いの平坦地は広くて、朝日を池越しに拝めるのでロケーション的には一番でしょう。
●湯俣温泉・青嵐荘(テントは1張1名で2000円、内風呂1000円、水は無料)
小屋の前、白砂と散林のこぢんまりとしたテント場ですが、トイレと内風呂で小屋を利用できるのが魅力です(内風呂は24時間入れる)。小屋前の蛇口から流れ続ける水はとてもおいしい。
●湯俣温泉(自噴温泉、噴湯丘)
青嵐荘から湯俣川の上流右岸を15分ほど歩くと所々に蒸気と硫黄臭が漂う見慣れぬ河原になります。すぐ横に水量豊富な湯俣川が流れているにも関わらず、ここを歩くと汗が出てきます。特に硫黄の黄白色や真っ黒な土部分は非常に高温で触ってはいけません。川の向こうに目をやると異様な形の白い噴湯丘がニョッキリと蒸気の中に出現します。地球上の光景には見えない何か得体の知れない物体みたいで不気味。
終点の真っ黒な地面からブクブクとお湯と蒸気を噴き上げるところから下流に川の水を上手く引き入れながら、徐々に温度を下げる上手く配置された自然のまんまな野天風呂をいただけます(設備的なものは何もない河原で服を脱いでそのままイン)。
私は上から3段目あたりがちょうど良い湯加減でした(そうは言っても川の水を手で引き入れないとお尻が熱くなってくる)。上がってタオルで体を拭くと真っ黒になりました。自然のまんまなので、女性は水着着用で行った方が良いでしょう。
ちなみにこの場所は竹村新道の展望台から遥か下に見える場所でした。
(河原の温泉に入る場合は踵のあるサンダル持参が良いでしょう、あと飲み水も)
●七倉山荘(帰りに日帰り風呂と食事で利用 風呂660円、七倉ダムカレー1200円)
車に乗る前に温泉でキレイになれるのはうれしいところです。ここの湯温はかなり高めだと思います(熱くて長湯できませんでした)。
お風呂上りに昼食で七倉ダムカレーなるものを食しました。ルーを堰き止めるご飯を上手く食べないと下流のスイカがカレーまみれになるので慎重に。


乗合タクシーで高瀬ダムまで
2022年09月16日 06:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
9/16 6:27
乗合タクシーで高瀬ダムまで
鉄砲水で流出していた濁沢の橋が丸太橋で復旧してました、ありがたや。
2022年09月16日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 6:50
鉄砲水で流出していた濁沢の橋が丸太橋で復旧してました、ありがたや。
ブナ立尾根登山口 この番号標識があるから頑張れます
2022年09月16日 06:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 6:53
ブナ立尾根登山口 この番号標識があるから頑張れます
9番標識 権太落とし
2022年09月16日 07:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 7:41
9番標識 権太落とし
6番標識 中休み ちょうど中間点
良いペースで登れてます
2022年09月16日 08:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 8:35
6番標識 中休み ちょうど中間点
良いペースで登れてます
高度を上げると周りの景色も見えてくる
隣の七倉岳方面かな
2022年09月16日 08:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 8:57
高度を上げると周りの景色も見えてくる
隣の七倉岳方面かな
4番標識 三角点 上がるにつれペースも落ち着き、休憩回数も増えてくる 休憩ごとにほぼ同じペースの人たちと山談義でリフレッシュ
2022年09月16日 09:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 9:43
4番標識 三角点 上がるにつれペースも落ち着き、休憩回数も増えてくる 休憩ごとにほぼ同じペースの人たちと山談義でリフレッシュ
不動岳と南沢岳の高さに近づいてきた
2022年09月16日 10:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 10:14
不動岳と南沢岳の高さに近づいてきた
1番標識 もうゴールは近い
初日は烏帽子小屋でテント立てて烏帽子岳に行くぐらいなので、後半はゆっくりペースで休憩ばかり
2022年09月16日 10:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 10:47
1番標識 もうゴールは近い
初日は烏帽子小屋でテント立てて烏帽子岳に行くぐらいなので、後半はゆっくりペースで休憩ばかり
三ツ岳方面も確認できる高さに
2022年09月16日 10:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 10:47
三ツ岳方面も確認できる高さに
南沢岳の後ろの立山、不動岳の後ろの針ノ木岳まで見えてきたから間もなく小屋です。
2022年09月16日 11:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 11:06
南沢岳の後ろの立山、不動岳の後ろの針ノ木岳まで見えてきたから間もなく小屋です。
烏帽子小屋でテント受付
2022年09月16日 11:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 11:10
烏帽子小屋でテント受付
小屋前からは赤牛が正面に
2022年09月16日 11:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 11:10
小屋前からは赤牛が正面に
明日はあの三ツ岳を越えて裏銀座稜線を縦走します
2022年09月16日 11:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 11:20
明日はあの三ツ岳を越えて裏銀座稜線を縦走します
テント設営後、少し昼寝、さて烏帽子岳ピストンに
2022年09月16日 13:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:03
テント設営後、少し昼寝、さて烏帽子岳ピストンに
眼下に高瀬ダム湖
2022年09月16日 13:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 13:06
眼下に高瀬ダム湖
三ツ岳もなかなか立派な山塊です
2022年09月16日 13:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 13:06
三ツ岳もなかなか立派な山塊です
烏帽子小屋と前烏帽子岳
2022年09月16日 13:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:06
烏帽子小屋と前烏帽子岳
前烏帽子岳を越えると正面に烏帽子岳がド〜ン
2022年09月16日 13:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:28
前烏帽子岳を越えると正面に烏帽子岳がド〜ン
南アルプスの地蔵岳オベリスクに並ぶほどの特徴的な山頂です
花崗岩の山は形が独創的だわ
2022年09月16日 13:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:28
南アルプスの地蔵岳オベリスクに並ぶほどの特徴的な山頂です
花崗岩の山は形が独創的だわ
烏帽子岳の後ろには立山と五色が原
2022年09月16日 13:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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烏帽子岳の後ろには立山と五色が原
2022年09月16日 13:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:33
どうやったらこんな形の山頂が形成されるんだろうか
2022年09月16日 13:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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どうやったらこんな形の山頂が形成されるんだろうか
山頂部に到着
2022年09月16日 13:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 13:54
山頂部に到着
2022年09月16日 13:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2022年09月16日 14:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 14:02
眼下には烏帽子田圃といわれる湿地帯
2022年09月16日 14:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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眼下には烏帽子田圃といわれる湿地帯
三ツ岳はここから見る姿が一番カッコイイ
2022年09月16日 14:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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三ツ岳はここから見る姿が一番カッコイイ
逆光だけど赤牛・水晶の長い稜線、読売新道はハードルート
2022年09月16日 14:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/16 14:02
逆光だけど赤牛・水晶の長い稜線、読売新道はハードルート
本当の山頂のテッペンには立てそうにありません
2022年09月16日 14:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/16 14:03
本当の山頂のテッペンには立てそうにありません
2022年09月16日 14:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2022年09月16日 14:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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高瀬ダムの堰堤部分が見下ろせました
2022年09月16日 14:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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高瀬ダムの堰堤部分が見下ろせました
2日目の朝は快晴、三ツ岳が朱く染まる
2022年09月17日 05:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/17 5:35
2日目の朝は快晴、三ツ岳が朱く染まる
テント場のひょうたん池と朝日
2022年09月17日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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テント場のひょうたん池と朝日
紅葉シーズンならきれいな絵になりそう
2022年09月17日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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紅葉シーズンならきれいな絵になりそう
赤牛も少し朱く染まる
2022年09月17日 05:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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赤牛も少し朱く染まる
唐沢岳と雲海と高瀬ダム湖
2022年09月17日 05:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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唐沢岳と雲海と高瀬ダム湖
雲海の向こうは浅間山あたりかな
2022年09月17日 05:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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雲海の向こうは浅間山あたりかな
少し登って振り返ると、烏帽子&南沢に続く稜線、そして立山、針ノ木&蓮華、更に白馬方面も
2022年09月17日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/17 6:23
少し登って振り返ると、烏帽子&南沢に続く稜線、そして立山、針ノ木&蓮華、更に白馬方面も
裏銀座の稜線はおおらかで気持ちよい
2022年09月17日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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裏銀座の稜線はおおらかで気持ちよい
アップで
龍王、立山、剱、手前は烏帽子
2022年09月17日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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アップで
龍王、立山、剱、手前は烏帽子
高度を上げると先に続く稜線が見えてきて、大きな野口五郎岳と槍が
2022年09月17日 06:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/17 6:46
高度を上げると先に続く稜線が見えてきて、大きな野口五郎岳と槍が
2022年09月17日 06:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2022年09月17日 06:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2022年09月17日 06:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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奥の後立山もクッキリと(旭、白馬、五竜、鹿島槍など)
2022年09月17日 06:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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奥の後立山もクッキリと(旭、白馬、五竜、鹿島槍など)
隣の表銀座稜線(燕から大天井)
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 6:50
隣の表銀座稜線(燕から大天井)
表銀座から東鎌(燕から大天井、西岳)
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 6:50
表銀座から東鎌(燕から大天井、西岳)
東鎌と槍、槍の後ろにチョコンと前穂・奥穂
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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東鎌と槍、槍の後ろにチョコンと前穂・奥穂
大きい野口五郎と槍
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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大きい野口五郎と槍
野口五郎、鷲羽、水晶
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 6:50
野口五郎、鷲羽、水晶
槍をアップにすると前穂と奥穂も判別できる
2022年09月17日 06:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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槍をアップにすると前穂と奥穂も判別できる
こちらも大きな赤牛、その後ろに薬師
2022年09月17日 07:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 7:14
こちらも大きな赤牛、その後ろに薬師
水晶
2022年09月17日 07:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水晶
唐沢・餓鬼、その後ろは浅間・四阿かな
2022年09月17日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 7:40
唐沢・餓鬼、その後ろは浅間・四阿かな
燕の尾根の後ろに八ヶ岳と富士山
2022年09月17日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 7:40
燕の尾根の後ろに八ヶ岳と富士山
大天井の右奥は南アかな
2022年09月17日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 7:40
大天井の右奥は南アかな
振り返って三ツ岳(3つの山頂がよくわかる)
2022年09月17日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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振り返って三ツ岳(3つの山頂がよくわかる)
2022年09月17日 07:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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横に長い野口五郎、裏銀座の盟主の貫禄充分
2022年09月17日 08:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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横に長い野口五郎、裏銀座の盟主の貫禄充分
水晶の双耳峰
2022年09月17日 08:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水晶の双耳峰
野口五郎小屋前で休憩&山談義
2022年09月17日 08:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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9/17 8:26
野口五郎小屋前で休憩&山談義
野口五郎の山頂から
気持ち良さげな縦走路が延びている
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:45
野口五郎の山頂から
気持ち良さげな縦走路が延びている
行く手には左から樅沢、抜戸、笠、双六、鷲羽、ワリモ、そして水晶
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:45
行く手には左から樅沢、抜戸、笠、双六、鷲羽、ワリモ、そして水晶
羽を横に大きく拡げたコウモリのような水晶
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:45
羽を横に大きく拡げたコウモリのような水晶
水晶から赤牛への長い稜線の向こうにはこれも長大な山塊の薬師
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水晶から赤牛への長い稜線の向こうにはこれも長大な山塊の薬師
赤牛と薬師
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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赤牛と薬師
赤牛と立山 青い屋根の野口五郎小屋も
2022年09月17日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:45
赤牛と立山 青い屋根の野口五郎小屋も
針ノ木、蓮華と後立山 雲海に浮かぶのは戸隠・妙高あたりかな
2022年09月17日 08:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:46
針ノ木、蓮華と後立山 雲海に浮かぶのは戸隠・妙高あたりかな
手前は唐沢・餓鬼 雲海の左奥が戸隠・妙高、右奥が浅間・四阿・志賀あたりかな
2022年09月17日 08:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:46
手前は唐沢・餓鬼 雲海の左奥が戸隠・妙高、右奥が浅間・四阿・志賀あたりかな
2022年09月17日 08:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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野口五郎岳山頂標識と槍 あの奥は乗鞍かな
2022年09月17日 08:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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野口五郎岳山頂標識と槍 あの奥は乗鞍かな
旭・白馬をアップで
2022年09月17日 08:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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旭・白馬をアップで
右に振ると五竜・鹿島槍も
2022年09月17日 08:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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右に振ると五竜・鹿島槍も
龍王・立山、剱の八ツ峰ギザギザも
2022年09月17日 08:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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龍王・立山、剱の八ツ峰ギザギザも
前穂、奥穂、西穂を遮って立つ槍と北鎌
2022年09月17日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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前穂、奥穂、西穂を遮って立つ槍と北鎌
笠の手前の鞍部に双六小屋が見えてる
2022年09月17日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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笠の手前の鞍部に双六小屋が見えてる
2022年09月17日 08:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水晶
2022年09月17日 08:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 8:52
水晶
奥に薬師
2022年09月17日 08:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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奥に薬師
槍の手前にはこれから歩く南真砂岳への稜線
2022年09月17日 08:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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槍の手前にはこれから歩く南真砂岳への稜線
真砂分岐を振り返る
2022年09月17日 09:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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真砂分岐を振り返る
分岐からしばらくはこんなトラバース道
2022年09月17日 09:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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分岐からしばらくはこんなトラバース道
鷲羽・ワリモ
2022年09月17日 09:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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鷲羽・ワリモ
伊藤新道はこの谷部分にあるんだろうけど、大変そうだ
2022年09月17日 09:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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伊藤新道はこの谷部分にあるんだろうけど、大変そうだ
2022年09月17日 09:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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南真砂に続く稜線
2022年09月17日 09:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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南真砂に続く稜線
歩きやすい稜線道が続くようにみえるが
2022年09月17日 09:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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歩きやすい稜線道が続くようにみえるが
この先が大崩落しているため、左から巻くために下降します
2022年09月17日 09:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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この先が大崩落しているため、左から巻くために下降します
ここが3年前に撤退した核心部分
あの時と違って、しっかりピンクテープで正解ルートを確認できる
ザレた斜面に気を付けながらトラバースして、向こうのピンクテープを越えたところから稜線に登る
2022年09月17日 09:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 9:47
ここが3年前に撤退した核心部分
あの時と違って、しっかりピンクテープで正解ルートを確認できる
ザレた斜面に気を付けながらトラバースして、向こうのピンクテープを越えたところから稜線に登る
トラバースして少し登ったところから降り返る
2022年09月17日 09:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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トラバースして少し登ったところから降り返る
南真砂岳まであと少し
2022年09月17日 10:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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南真砂岳まであと少し
この分岐を越えてすぐに南真砂岳の山頂部があります
2022年09月17日 10:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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この分岐を越えてすぐに南真砂岳の山頂部があります
南真砂岳山頂
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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南真砂岳山頂
鷲羽、双六、笠、抜戸、樅沢方面
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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鷲羽、双六、笠、抜戸、樅沢方面
湯俣岳と燕、その奥は餓鬼
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣岳と燕、その奥は餓鬼
餓鬼&唐沢、いつか歩いてみたい
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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餓鬼&唐沢、いつか歩いてみたい
湯俣川が鷲羽まで続くのが判ります
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣川が鷲羽まで続くのが判ります
真砂分岐からのルートを振り返る
あの赤茶けた崩落地が無ければ、もっと難易度が低いルートになりそう
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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真砂分岐からのルートを振り返る
あの赤茶けた崩落地が無ければ、もっと難易度が低いルートになりそう
2022年09月17日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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南真砂岳から湯俣岳は藪漕ぎを覚悟していましたが、このようにきれいに草刈り整備が出来ていてとても助かりました。
2022年09月17日 11:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9/17 11:11
南真砂岳から湯俣岳は藪漕ぎを覚悟していましたが、このようにきれいに草刈り整備が出来ていてとても助かりました。
振り返って南真砂
2022年09月17日 11:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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振り返って南真砂
あの盛り上がったところが湯俣岳かな
2022年09月17日 11:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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あの盛り上がったところが湯俣岳かな
北鎌独標が目立つ
2022年09月17日 11:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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北鎌独標が目立つ
湯俣岳山頂は樹林帯
2022年09月17日 12:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣岳山頂は樹林帯
標識横の少し拓けた部分からは槍と北鎌独標が
2022年09月17日 12:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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標識横の少し拓けた部分からは槍と北鎌独標が
反対側には南真砂
2022年09月17日 12:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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反対側には南真砂
湯俣手前の展望台から見下ろす湯俣川
翌日に野天で入ったのはあの黒っぽい部分でした
2022年09月17日 14:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣手前の展望台から見下ろす湯俣川
翌日に野天で入ったのはあの黒っぽい部分でした
湯俣川と北鎌
2022年09月17日 14:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣川と北鎌
更に下ったところから水俣川を渡る吊り橋が良く見える
2022年09月17日 14:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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更に下ったところから水俣川を渡る吊り橋が良く見える
予定の15時より少し前に青嵐荘に下山完了
2022年09月17日 14:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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予定の15時より少し前に青嵐荘に下山完了
テント泊でも1000円払えば内風呂利用可
24時間入浴可能がウレシイ(夕方と早朝の2回入りました)
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テント泊でも1000円払えば内風呂利用可
24時間入浴可能がウレシイ(夕方と早朝の2回入りました)
最終日
湯俣川を散策して噴湯丘へ行きます。
もちろんタオルと水も持参
2022年09月18日 06:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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最終日
湯俣川を散策して噴湯丘へ行きます。
もちろんタオルと水も持参
青嵐荘前の吊り橋を渡って右岸へ
2022年09月18日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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青嵐荘前の吊り橋を渡って右岸へ
目指す方向から湯気が見えてる
2022年09月18日 06:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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目指す方向から湯気が見えてる
水俣川を吊り橋で越える
2022年09月18日 06:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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水俣川を吊り橋で越える
この黒い土部分は高温のお湯が沸いてて蒸気が上がってます。
メガネが曇る
2022年09月18日 06:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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この黒い土部分は高温のお湯が沸いてて蒸気が上がってます。
メガネが曇る
更に進むと対岸(左岸)側に黄白色の奇妙な物体
まるで宇宙人が降臨したみたい
2022年09月18日 06:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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更に進むと対岸(左岸)側に黄白色の奇妙な物体
まるで宇宙人が降臨したみたい
源泉がジュビジュビと音を立てて沸いてます
2022年09月18日 06:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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源泉がジュビジュビと音を立てて沸いてます
その下流側に源泉と川水を上手く配合調整する野天風呂
2022年09月18日 06:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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その下流側に源泉と川水を上手く配合調整する野天風呂
早朝で誰もいないので、ひとり素っ裸になってお湯をいただきました
2022年09月18日 06:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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早朝で誰もいないので、ひとり素っ裸になってお湯をいただきました
2022年09月18日 07:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ホントに奇妙な形
2022年09月18日 07:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ホントに奇妙な形
このお湯を触ったら火傷間違い無しな熱湯です
2022年09月18日 07:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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このお湯を触ったら火傷間違い無しな熱湯です
なかなかスリリングな水俣川を渡る吊り橋
2022年09月18日 07:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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なかなかスリリングな水俣川を渡る吊り橋
湯俣の堰堤に溜まっている水が透明なエメラルドグリーンで超キレイ
2022年09月18日 07:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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湯俣の堰堤に溜まっている水が透明なエメラルドグリーンで超キレイ
テント撤収して帰路につきます。
湯俣温泉、また遊びで来たいところです
2022年09月18日 08:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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テント撤収して帰路につきます。
湯俣温泉、また遊びで来たいところです
帰りの林道は平坦で歩きやすい道
2022年09月18日 08:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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帰りの林道は平坦で歩きやすい道
梓川沿いを徳澤に向かうみたいな景色
2022年09月18日 09:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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梓川沿いを徳澤に向かうみたいな景色
登山口標識からは車も走る砂利道に
2022年09月18日 09:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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登山口標識からは車も走る砂利道に
高瀬川からやがてダム湖に
2022年09月18日 10:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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高瀬川からやがてダム湖に
ダム湖もエメラルドグリーンでキレイ
2022年09月18日 10:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ダム湖もエメラルドグリーンでキレイ
このルートにはトンネルが3か所、まあまあ長いトンネルで暑い日は涼めて良い
2022年09月18日 10:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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このルートにはトンネルが3か所、まあまあ長いトンネルで暑い日は涼めて良い
高瀬ダムの堰堤に無事に帰ってきました。
ここでジャンボタクシーに幸運にも待ち時間無しで乗れてラッキーでした。
2022年09月18日 10:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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高瀬ダムの堰堤に無事に帰ってきました。
ここでジャンボタクシーに幸運にも待ち時間無しで乗れてラッキーでした。
七倉山荘で日帰り温泉に入り(この日だけで3回目の入浴)、名物の七倉ダムカレーを食す。
カレーの濁流からスイカを守りながら上手に食べなければいけません
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七倉山荘で日帰り温泉に入り(この日だけで3回目の入浴)、名物の七倉ダムカレーを食す。
カレーの濁流からスイカを守りながら上手に食べなければいけません
撮影機器:

感想

3年前の夏、会の集中山行で雲ノ平に集合・宴会した後に下る予定だった竹村新道。あの時は七倉尾根から烏帽子までの情報や集中山行企画にばかり意識が行ってたところで思わぬ撤退(崩落地の事を調べずに止む無く引き返し撤退)したことで、日本百高山でのやり残しとなってしまった南真砂岳。
※3年前の記録↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1974447.html

今回、日本百高山の未踏残り7座のひとつを確実に落とすことと3年前リベンジを期して、これメインの周回山行に行ってきました。
この周回が出来れば、ずっと気になってた湯俣温泉にも入れるし。

ちょうど台風が北上して3連休を直撃する可能性もあり、前日有給で荒れる前には下山できる日程で木曜深夜に自宅を出発。初日は平日なので七倉山荘の駐車場も余裕でスカスカだろうと思ったら、意外に満車寸前でビックリ。とりあえず登山装備を整え、登山届を出して乗合タクシーで高瀬ダムへ。
鉄砲水で流出した濁沢の橋も急遽の丸太橋で処置されたおかげで濡れずに渡れ、いつもの急登・ブナ立尾根は12から順番に減る番号標識で現在位置や休憩までの目途を計れて、ほぼ同じタイミングで登って休憩する2人組カメラ女子と山談義したり情報交換などで気分転換もできたことで昼前に烏帽子小屋に到着。
(この後も彼女達とは烏帽子岳途中や翌日の野口五郎岳途中で会って、お互いの健闘と安全のエールを交わしたり、ソロ山行ならではの交流を楽しみました)
テント設営して軽く昼寝をした後、軽身で烏帽子岳ピストンし、戻って静かな小屋前で赤牛を肴にビールをやってると、北海道から遠征してきた札幌の労山の方々や、地元大町でゲストハウスをしている面倒見の良さそうな親父さんといろいろな山談義を肴に加えた楽しいひとときを過ごし晴天の初日は終了。
(そうそう、夕方水補給に小屋に行った際に、翌日に竹村新道を予定しているという気さくな女性の方と話ができ、翌日のお互いの健闘を祈りあいました。同じルートを予定する人がいるというのが心強いです)

空けて2日目。
前日以上の晴天、朝日がひょうたん池を明るく照らし、赤牛や三ツ岳をほんのり赤く染め、これ以上ない最高の1日の始まり。この日は湯俣温泉までの長丁場、朝5時半に登山開始で、おおらかで四囲の眺望が最高の裏銀座稜線を気持ちよく登ります。
(右には水晶・赤牛、そして薬師、左には燕・餓鬼、眼下に高瀬湖、前方には白くて広大な野口五郎、そして東鎌・槍・北鎌・穂高、樅沢・双六・笠、振り返ると烏帽子・南沢・不動、針ノ木・蓮華、そして白馬・鹿島槍、立山・剱、北のオールスターがそろい踏みです)
野口五郎小屋に着くと前日に竹村新道を予定していると話をした女性が先着していて、改めて挨拶すると、小屋で仕入れた情報から崩落地を越える自信がなくなり急遽ルート変更で三俣へ向かうことにしたとのこと、残念ではありますが、不安がある場合は極力不安を排除できる計画に切り替えることも大事、潔い判断には敬意を表し、自分は3年前のリベンジを今回果たして、その記録をヤマレコに上げることを約束しました。
(野口五郎山頂で再度顔を合わせ、先発して水晶に向かう後ろ姿を拝見しましたが、とても安定して健脚な足取り、次回竹村新道挑戦は問題なく達成できるだろうと思いました)

さて、真砂分岐からいよいよ竹村新道。改めて気持ちを引き締め、いざ再挑戦。
トラバースから稜線上に出て、崩落地を左から巻く部分までは3年前に経験済、それを懐かしみながらいよいよ崩落トラバース地点へ。事前にネットで見ていた通り、前回には無かったピンクテープが岩にしっかりつけられていて正解ルートへと導いてくれています。距離にして10mかそこらのザレた核心部を慎重に渡って稜線に登りあがって、意外なほどあっさりとクリア。やはり不安の有無で難易度が全く異なるものだと再実感でした。その後も所々崩落地の縁を進むところなどもありましたが、一番の核心部を越えたので気持ちよく南真砂岳へ。
このあたりでちょうど湯俣から登ってくる健脚な人々と何人もすれ違いました。このルートを登ってくるとはスゴい人達だと感心するとともにマイナールートは人に会えることがうれしいもんです。
南真砂岳山頂は正面に北鎌尾根を従えた槍ヶ岳をバッチリ望める展望地、四囲の山々をぐるっと拝みつつ、百高山94座目ゲットを密かに喜びました。
(残るは 北アの抜戸、南アの小太郎、鋸、大沢、中盛丸山、兎 の6座)

南真砂から湯俣岳を通って湯俣温泉まで下る道もひたすら長く、時間には余裕があったので、休憩をチョイチョイ入れつつ15時前に青嵐荘に到着して2日目は終了。
(マイナールートの竹村新道ですが、藪漕ぎ覚悟で下ってみたら意外と草刈りが進んでいて問題なく歩けました。湯俣岳から下は広くて歩きやすい登山道に整備されていました)

青嵐荘でテント受付+内風呂利用オプションを手続きし、晩飯前に内風呂でサッパリし、風呂上がりのBEERと満点の星を楽しんだりで2日目終了。

最終日の3日目。
内風呂が24時間利用できるということで、温泉旅館利用のように朝5時前の朝風呂で体を目覚めさせ、朝食後に湯俣温泉名物の噴湯丘見学&あわよくば野天風呂もと軽身で出かけました。きれいなエメラルドグリーンの湯俣右岸を15分ほどで、地球上の風景とは思えない黄白色や真っ黒な河原から噴き上げる蒸気や湯気、左岸側に屹立する奇妙な形の噴湯丘のある場所に到着。早朝で誰もいないので、ここで素っ裸になってブクブクお湯を噴き上げる場所から川の水で温度調整しつつで手作りの石積み造成の野天温泉を堪能してきました(河原そのものなので、温度調整は自分作業、熱湯の出る土壌は真っ黒なので上がって体を拭くとタオルが真っ黒になる)。

噴湯丘からテントに戻って、撤収後は高瀬ダムまで川沿いのほぼフラットな林道を2時間半歩いてダム堰堤に帰着、ちょうどジャンボタクシーが来ていて7人目ですぐに乗れて七倉山荘へ。そのまま日帰り温泉&昼食(七倉ダムカレー)でゆっくりして大充実の3日間を終了しました。

今回はソロで回ったので、休憩時や小屋前などでいろいろな山好きな方々と楽しい山談義が出来たのも良かったです。

※烏帽子岳山頂からの眺望がコチラ↓




※裏銀座の絶景地、広大な野口五郎岳山頂からの眺望がコチラ↓




※今回の目的地・南真砂岳山頂からの眺望がコチラ↓ これで日本百高山94座目




※湯俣川の噴湯丘と河原の野天湯↓ 誰もいない河原でスッポンポンで源泉堪能




最後に今回の反省点&気を付けたいことを2つ
・プラティパスの寿命
2ℓサイズと手持ちもできる1ℓサイズの2つを山行に使っているのですが、もう何年使っているかもわからないくらい長く使用してきたものが、今回2つ同時に水漏れする状態になって、ザック内が濡れてしまいました。水を入れたすぐは気づかないのですが、長時間水を入れていると透明な入れ物のはずがフニャリと白化して漏れてくる、経年劣化なのでしょうか。長く使い倒していたので天寿を全うしたんでしょうが、気をつけないといけませんね。
・下りの登山靴の締め具合
下りは登りよりも紐をしっかり締めるということを忘れて竹村新道をくだったため、湯俣岳から少し下ったあたりで足指と爪がジンジン痺れて、大幅ペースダウンしてしまいました。しっかり締め付けて下りでの靴の当たりを指先だけにしないように気をつけるということをすっかり忘れてました、これは大反省です。

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コメント

水晶小屋からの下りでこってり迷いましたが、湯俣温泉は今でも忘れられない素晴らしい温泉です。自分は小屋には泊まれず、河原でテン泊して温泉だけ味わったんですが、宿がまだ現役なことが分かって嬉しいです。ところで、橋を渡っての北鎌尾根のアプローチと言うか、伊藤新道(もうない?)の現状はいかがだったでしょうか?
2022/9/21 20:09
tuboさん、コロナで恒例の白山登山が出来なくてご無沙汰してます。
北海道遠征での竹村新道どころではないハード山行、さすがです。

湯俣温泉は良いトコでした。テント泊でも24時間内風呂に入れるのが良いし、青嵐荘はいろいろなお酒メニューが揃っているみたいなので、山を目指さずに温泉&お酒を楽しみに行っても良いなあと思いました。
伊藤新道はまだまだ整備しないと健脚変態な人しか挑めない状況だと思いますが、もう少し整備が進めば挑戦してみたいなあとは思っています。その際はぜひご一緒しましょ(^^♪
2022/9/24 0:20
kazさん:かつて健脚でしたが、最近はただの変態!?山ヤに経年劣化しつつあります(T_T) さらに劣化して平地しか歩けなくなっても、湯俣の温泉までなら大丈夫かな〜とダムを見ながら林道を歩いた記憶があります。北鎌は憧れますね。多くの方々は上高地側から1回上がって乗越から河原へ急降下、そこから登り返してます。自分にはもうそんな体力はないので、行くなら伊藤新道コースしかないなと思ってました。ご縁があったらご一緒に♫
2022/9/24 7:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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