上高地から周遊 岳沢-天狗のコル-ジャンダルム-奥穂高岳-涸沢岳-ザイテン-涸沢ヒュッテ-横尾


- GPS
- 30:57
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,999m
- 下り
- 1,986m
コースタイム
05:50 上高地
07:50 岳沢ヒュッテ
10:30 天狗のコル
12:50 ジャンダルム
14:10 奥穂高岳
15:10 穂高岳山荘(小屋泊)
2日目
04:55 穂高岳山荘
05:15 涸沢岳
05:55 穂高岳山荘
07:30 涸沢ヒュッテ(朝食)
10:05 横尾
12:45 上高地(お風呂)
天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 晴れのちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り 上高地14:20 さわやか信州号 19:20新大阪駅 7月はじめの平日だからか、行きも帰りも3列シートのバスに乗客3名のみ。 貴重な関西からのアクセス手段がなくなりませんように。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗沢は雪渓、アイゼンピッケル必要。天狗のコルから穂高岳山荘まではアイゼンピッケル使いませんでした。 穂高岳山荘から涸沢ヒュッテまでピッケルアイゼンで下降。途中、ザイテングラードの岩尾根を歩きましたが、また雪の斜面を下る。ヒュッテからの下りは残雪がありましたが、アイゼン無しでいきました。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
上高地---岳沢小屋
早朝、快晴、足取り軽くなんなく小屋に到着。前日の遭難騒ぎの影響が少し気になっていたけど、静けさを取り戻した小屋でした。
岳沢小屋---天狗のコル
最初の難関、天狗沢。ヒュッテより少し行ったところにお花畑あり。青空でとても気持ちのいいところでした。コルは天狗の頭の横のトンがった三角岩の右横を目印に登って行きました。ガスってたらルートわかるのかな?雪渓に近づいた頃、向かって右、天狗沢左岸の岸壁からでっかい雪の塊が轟音と共に転がり落ちてきた!岩にぶつかって岩も飛び散る… 10日ほど前にヤマレコに記入されていた方の文章が蘇る… 少し様子を見つつ、恐る恐る歩みを進めるも、結局この一回の目撃だけで終わりました。よかった。付近には落雪の塊がいっぱいありました。アイゼンをはいてから天狗沢の急登を進む。上部に近づくにつれ、傾斜がきつく雪渓が硬くなる。標高も一気に高くなり高度と夜行バスの影響か高山病気味のよう。雪渓上部に休めるところもなく、結構な時間雪渓を蹴り込みながら、やっと天狗のコル到着。すでに青空はなくなりガスの中。体力使ったので、アイゼン外したりしながら休憩しました。
天狗のコル---ジャンダルム
ずっと登り。ずっと岩稜。高度の影響か心臓バクバク。極端に難しかったり、怖い岩場は少なく、体力勝負な岩尾根の感じでした。とはいえ、手足を使い乗り越えていくところ、高度感のあるところは普通にあります。
ジャンダルム---奥穂高岳
ジャンダルムの登降は、分岐から向かって左側に目印に沿って登り、また同じ分岐へ戻ってくる。奥穂方面へはここから信州側をトラバースする。ここはそんなに難しくなかったです。一番難しかったのは、やはりジャンのトラバースから先、ロバの耳、馬の背でした。難所と指摘されていることに身をもって納得です。手のホールドに体重をあずけて岩から体を離して足場を探すようなところがあります。ゲレンデの岩登り練習とは違い、40リットルのザックを背負い登ったり降りたりが続く岩場、ロープの確保のないある意味フリーソロ、断崖絶壁で足のすくむ高度感。。。探せばホールドがあるとはいえ、緊張感はハンパないです。。。ジャンのトラバース過ぎて、知らぬ間にロバの耳に突入してしまったようで、ロバの耳は手元足元○印のマークしか見てなく、たまに写真撮るのが精一杯でした。ガスもかかってましたし。馬の背は足元のスタンスここかよ!というところが核心で短く、20メートルくらいかも。ナイフリッジのナイフの部分が手のホールド。足のホールドは信州。反対側は飛騨^^;といった感じになります。ここを過ぎると、あとは惰性で間近の奥穂高まで行ってしまいました。山頂から穂高岳山荘まで、アイゼンは必要ありませんでした。
穂高岳山荘---涸沢岳ピストン---涸沢ヒュッテ
早朝は快晴。涸沢岳からは360度の展望!むっちゃ気持ちよかったです。山荘でアイゼンピッケル装着して下山開始です。ここの下り初めてで、あまりリサーチしてなくて、ザイテングラードの岩場をアイゼン外して進むか、雪渓に出てまっすぐ下るか、コース選択に悩みました。結局、頂上付近(アイゼン装着)→ザイテンの岩場(アイゼン外す)→岩場から途中で雪渓に出る(アイゼン装着)といった感じになりました。早朝の雪面は硬さがあり、急斜度の箇所はアイゼンの爪をカニ歩きで利かせてピッケルを突きながらの下降でした。雪面のところどころに落石が浮いていました。
涸沢ヒュッテ---下山
ヒュッテ直下も残雪ありました。アイゼンは外して下りました。
主な装備と服装
ザック40リットルくらい、ピッケル、アイゼン、ヘルメット、ビバーク用具、その他。
1日目、登っているときは、夏用のロングスリーブジップアップシャツ1枚と夏用パンツ。風がなかったので、ガスがかかっても寒くはならなかった。出発時の上高地はもう一枚何か着てました。山荘では、薄手のフリースを一枚追加。薪ストーブなどの暖房あり。寝具は掛布団に毛布あり。
2日目の早朝が一番寒く、ロングスリーブシャツに薄手フリースにウインドジャケットの3枚、夏パンツ、手袋。この日も風がなく、歩き出すと暑くなり、薄手のフリースはすぐに脱ぎました。
最後に、涸沢岳からの360度です。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!
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