椹島〜荒川三山〜塩見岳〜間ノ岳〜仙丈ヶ岳〜北沢峠

2014年08月30日(土) 〜 2014年09月04日(木)

• GPS: 128:00
• 距離: 58.8km
• 登り: 6,211m
• 下り: 5,334m

コースタイム

8月30日
自宅から椹島まで移動しただけ

8月31日
5：30　椹島発
5：47　千枚岳登山口
6：44　鉄塔
6：57　岩頭見晴らし
7：15　林道
8：51　清水平
9：29　蕨段
9：41　見晴台
10：48　駒鳥池
11：33　千枚小屋

9月1日
5：18　千枚小屋発
5：49　二軒小屋分岐
6：10　千枚岳
7：05　丸山
7：41　悪沢岳着
7：52　　〃　発
8：48　中岳避難小屋
8：54　中岳
9：00　荒川小屋、塩見分岐
9：07　前岳
10：30　鎖場
11：00　水場
11：24　高山裏避難小屋
14：29　小河内岳
14：32　小河内岳避難小屋

9月2日
4：51　小河内避難小屋発
5：22　前小河内岳（日の出）
5：56　烏帽子岳着
6：15　　〃　　発
6：44　三伏峠
6：46　三伏峠小屋
7：00　三伏山
7：44　本谷山
8：59　塩見新道分岐
9：15　塩見小屋着
9：23　塩見小屋発
10：27　塩見岳西峰
10：33　塩見岳東峰着
11：30　　　〃　　発
11：56　北俣岳、蝙蝠岳分岐
12：52　キャンプ場跡
13：06　北荒川岳
14：50　安倍新倉岳
15：14　熊ノ平小屋

9月3日
6：50　熊ノ平小屋発
7：30　農鳥小屋分岐
8：33　三峰岳着
9：00　　〃　発
9：04　両俣小屋分岐
9：42　間ノ岳着
9：58　　〃　発
10：25　両俣小屋分岐
12：04　野呂川越
12：34　両俣小屋

9月4日
4：43　両俣小屋発
5：25　野呂川越
5：51　横川岳
6：22　独標
6：46　高望池
6：54　伊那新倉岳
8：46　大仙丈岳
9：12　仙丈岳着
9：51　　〃　発
10：27　小仙丈
10：50　大滝頭
11：15　二合目
11：35　北沢峠

天候

30日、曇り後雨
31日、曇り
1日、雨
2日、晴れ
3日、晴れ後曇り
4日、曇り(一瞬だけ晴れ)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路
静岡駅
　↓3100円（しずてつジャストラインバス）
畑薙第一ダム
　↓3000円（特殊東海製紙のバス）
椹島
※畑薙第一ダム〜椹島のバスは、小屋に宿泊する方（素泊まり含む）しか乗車できません。バスに乗る時に3000円払って、椹島の受付で残りを払います（素泊まりの場合1500円）。


復路
北沢峠
　↓750円（南アルプス市営バス）
広河原
　↓1130円（山梨交通バス）
奈良田
　↓荷物代込みで1200円（早川町営バス）
身延駅
　↓840円（JR身延線、普通列車）
富士駅
　↓580円（JR東海道線、普通列車）
静岡駅

コース状況／危険箇所等

椹島〜千枚小屋
特に危険なところはなし。

千枚小屋〜小河内岳避難小屋
千枚岳と丸山の間に鎖のないほぼ垂直の岩場があります。
荒川前岳付近は登山道が崩落地のすぐ脇を通るので注意。
荒川岳から高山裏避難小屋まで標高差600mを下る。
歩く人が少ないのか、道は若干荒れている。木が倒れかかっていたり歩きにくい。
森林限界下なので樹林帯が続く。

小河内岳避難小屋〜熊ノ平小屋
森林限界の稜線歩きのため景色が良い。
塩見岳山頂直下は岩場。
北荒川岳付近は最高。

熊ノ平小屋〜三峰岳〜間ノ岳〜三峰岳〜野呂川越〜両俣小屋
三峰岳は岩山。
三峰岳から両俣小屋まで標高差1000m。
道は若干荒れているが、リボンなどの目印多数。

両俣小屋〜仙丈〜北沢峠
ハイマツが道を覆っており、ガスのせいで葉に水滴がついており濡れるので合羽を着るべし。

その他周辺情報

椹島ロッヂはテント泊者、登山小屋利用者も入浴可

奈良田の里温泉で入浴

写真

8/30 9:33

静岡駅発の畑薙第一ダム行きのバスに2年連続の乗車。
乗客は4人だけ。
去年の8月中旬に利用したときは2台出ましたが、今年は天候不順のためか1台で十分席が足りたそう。

8/30 12:14

途中、横沢と井川駅でトイレ休憩があります。
井川駅の隣でおばちゃんが一人で売店をやっていて、おでんをいただきました。
去年は建物がありましたが、今年は無く、テントでやっていたので、建物を立て直すんですかと聞いてみると、台風で全部流されてしまったそう。

8/30 13:16

バスを降り、椹島行きのバスの乗り換え時間が1時間半くらい。
その間何もすることがない。
接続をもう少し良くしてもらいたいです。

8/30 15:40

椹島の登山小屋(冬季小屋)で素泊まり。
特殊東海製紙のバスに乗る時に、先に3000円を払い、椹島の受付で1500円を払いました。
合計4500円です。
椹島はテント泊の方もロッジの風呂を使えます。
因みに二軒小屋だとテント泊者は入浴できません。

8/30 15:41

キャンプサイト

8/30 19:36

普通の宿泊施設ですね

8/30 19:55

登山小屋内部。
逃げてしまったので写真は撮れませんでしたが、中にかわいいヤマネがいました。
電気はつきますが、火器の使用は禁止のため、自炊は別の建物へ移動します。

8/30 20:27

自炊室で晩飯。かに玉です。
あんかけが失敗してジェル状になってしまった。

8/31 5:47

翌日。この橋の左側に千枚岳の登山口があります。

8/31 5:47

登山口

8/31 5:50

いきなり滝

8/31 6:00

吊り橋あります

8/31 6:44

鉄塔の下を通ります

8/31 6:58

岩頭見晴から

8/31 6:58

千枚岳？

8/31 7:04

8/31 7:15

一度林道に出ます

8/31 7:45

8/31 8:53

清水平の湧き水

8/31 10:42

最近使いはじめました

8/31 10:48

駒鳥池

8/31 11:15

トリカブトの群落。小屋まであと少し

8/31 11:33

千枚小屋

8/31 11:39

曇り。晴れていれば富士山が見えるらしい

8/31 12:34

今回から投入したピークパフォーマンスのアジャイルジップオフパンツ。
基本短パンで、夕方以降、寒くなってきたら長ズボンに。こりゃ便利

8/31 12:35

平らで快適でした。この日は3張り

8/31 14:12

ヤナギランが咲いてました。今年の山伏はどうなんだろ

8/31 14:12

晴れたのは一瞬だけ

8/31 14:19

千枚小屋周辺はお花畑

8/31 17:14

2日目の晩飯はチンジャオロースー

8/31 17:14

これはうまかった

9/1 3:28

翌朝。雨降ってます。朝飯はサラスパにキューピーのパスタソース

9/1 5:37

行動食

9/1 5:49

二軒小屋の分岐。去年は悪沢から二軒小屋に下り、伝付峠を越え、新倉に下りたのでした。

9/1 6:10

2年連続雨の千枚岳。今年は風がないだけマシ

9/1 6:14

ナデシコ

9/1 6:15

シロバナタカネビランジ

9/1 6:20

丸山と悪沢

9/1 6:25

千枚と丸山の間に岩場あり

2年連続雨の丸山。今年は風がないだけマシ

9/1 7:30

赤石山脈の名の通り、岩が赤い

9/1 7:41

2年連続雨の悪沢岳。今年は風がないだけマシ。
近くにいたおじさんに写真だけ撮ってもらい、先へ進みます。

行動食

9/1 8:48

中岳避難小屋

2年連続雨の中岳。今年は風が(以下省略)

荒川小屋、三伏峠分岐

前岳

9/1 9:19

登山道は崩落地のすぐ脇を通ります。登山道上に亀裂が入ってるところもあったので大変危険。

9/1 9:25

ウサギギク

9/1 9:57

600m下る

9/1 10:30

鎖場あり

9/1 11:00

水場あり。山と高原地図だと細いと書かれているが、けっこうしっかり出ている

9/1 11:18

ずーっと樹林帯で飽きる

9/1 11:24

高山裏避難小屋。誰もいません

冷たい雨の中、ただ歩き続け、小河内岳山頂に到着。千枚小屋から何も楽しくなかったです。
2802mもあります。上河内岳と1m違いです。
晴れていれば三伏峠まで行く予定でしたが、雨のテントはまっぴらごめんなので、数分のところにある小河内岳避難小屋に逃げ込みました

9/1 14:29

山頂から見た避難小屋

9/1 14:32

周りは開けているので晴れれば景色が良さそう。

8月31日で営業を終了したので、9月1日から冬季小屋として無料開放されます。
小屋の片づけのためまだ小屋番のご夫婦がいらっしゃいました。
屋根があるだけでありがたいのに、卵に豆腐に牛乳にいろいろいただいてしまいました。
今年は天気が悪く、ほとんどガスで真っ白だったそう。
塩見小屋と千枚小屋の小屋番もされていたそうです。貴重な話をいろいろ聞くことができました。

9/1 16:56

3日目の晩飯はスパム、ニンジン、ピーマンをいれたビーフン

9/2 3:27

朝飯はいただいた卵でスクランブルエッグ

9/2 4:54

今日は良い天気だ！塩見が見えてる！

9/2 4:54

富士山も見えてる。
小屋を出発する時、わざわざお見送りまでしていただいて、感謝感激です。今度は営業期間中に泊まりにこよっと。

9/2 5:22

前小河内岳から小河内岳を振り返る

9/2 5:22

荒川三山

9/2 5:23

塩見と仙丈

9/2 5:24

白根南嶺から日が昇る

9/2 5:24

旭を浴びる小河内岳

9/2 5:31

これから向かう烏帽子岳

9/2 5:56

9/2 5:57

烏帽子岳山頂

9/2 6:36

三伏峠付近

9/2 6:46

分岐から1分ほど鳥倉登山口方面に行くと三伏峠小屋があります

9/2 7:00

三伏山から見た塩見

9/2 7:44

本谷山山頂

9/2 8:06

塩見が徐々に迫ってくる

9/2 8:59

塩見新道分岐にはロープが張ってありました

9/2 9:06

仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳

9/2 9:23

塩見小屋。手ぬぐいを購入。小屋番さんとちょっとお喋り

9/2 9:26

9/2 10:05

9/2 10:16

山頂直下はストックを仕舞ったほうが良いです

9/2 10:27

塩見西峰からの東峰

9/2 10:38

到着！これで南アルプスの3000m級制覇！

9/2 10:41

東峰から西峰

9/2 10:42

小河内岳

9/2 10:42

蝙蝠岳

9/2 10:42

北荒川岳、間ノ岳へ続く稜線

9/2 10:42

山頂に単独のおじさんがいたので少しお喋り。
おじさんは南アルプスの3000m級は聖を残すのみだそう

9/2 10:42

仙丈。あそこまで行きます。遠い、、、

9/2 10:42

白根南嶺

9/2 10:43

荒川三山

9/2 10:43

小河内岳

9/2 10:44

間ノ岳と農鳥岳

9/2 10:45

間ノ岳。でかい

9/2 10:45

農鳥もでかい

9/2 10:45

仙丈もでかい。みんなでかい

9/2 11:18

悪沢岳

9/2 11:23

1時間くらいぼーっとしてました

9/2 11:25

さて、下ります

9/2 11:38

振り返って

9/2 11:39

夏山はこうでないと(暦はもう秋ですが)

9/2 11:39

最高っす。雨の中耐えた甲斐がありました

9/2 11:56

北俣岳、蝙蝠岳分岐

9/2 12:40

北荒川岳付近。この辺りは雰囲気が最高でした。しかも誰もいない

9/2 12:44

9/2 12:44

9/2 12:44

9/2 12:49

天国ですか？

9/2 12:49

9/2 12:52

キャンプ場跡

9/2 12:54

9/2 12:56

すばらしい

9/2 12:56

9/2 12:56

ハラショー！

9/2 12:56

9/2 13:00

9/2 13:06

北荒川岳山頂

9/2 14:08

9/2 14:49

安倍荒倉岳

9/2 15:01

ドデカい

9/2 15:14

ようやく熊ノ平小屋

9/2 15:20

小屋から見た農鳥岳

9/2 16:14

農鳥が見える位置に設営

9/2 17:32

小河内避難小屋の方にいただいた豆腐と、肉団子、コーン、玉葱をぶち込んだなんだかわからない料理。
でも味はなかなか

9/3 4:37

翌朝はたらこスパゲティと目玉焼き

9/3 5:01

今日も良い天気だ

9/3 6:53

今日は7時くらいの出発とだいぶゆっくり。
仙塩尾根が見える

9/3 7:20

熊ノ平小屋を振り返る

9/3 7:29

9/3 7:30

農鳥小屋分岐

9/3 7:59

左の小ピークが三峰岳(劔と同じ2999m)。
ちなみに「みぶだけ」と読みます。

9/3 8:08

三峰岳直下は岩場

9/3 8:33

三峰岳山頂。

9/3 8:50

間の岳を望む

9/3 9:15

光から白根三山も繋げたいので間の岳へ

9/3 9:42

間の岳山頂。今年、標高が1m高くなり奥穂と並んで3190mと本邦第3位になりました

9/3 9:43

9/3 9:44

だんだん曇ってきた

9/3 10:21

間の岳方面から望む三峰岳

9/3 10:25

ここから静岡県境を離れます

9/3 12:04

野呂川越

9/3 12:34

昼過ぎには両俣小屋に到着。41人の嵐を購入しテントの中でごろごろ読書

9/3 12:34

ヤナギラン。両俣小屋は標高が山伏と同じ2013m

9/3 13:49

塩焼きが食べたくなりました

9/3 13:55

野呂川沿いにあるテント場

9/3 14:06

9/3 14:06

野呂川

9/3 14:25

昼飯に麻婆春雨

9/3 14:48

41人の嵐。5月の広河原へ行ってみたくなりました

9/3 16:59

9/3 17:33

晩飯はカレーリゾット

9/4 3:10

朝飯はもち入りワカメうどん

9/4 4:43

暗いうちから出発

9/4 5:51

横川岳

9/4 6:22

独標。いまいちな天気。予報は晴れだったんですが

9/4 6:47

高望池

9/4 6:54

伊那荒倉岳

9/4 7:32

森林限界を超えると一面ハイマツ帯

9/4 8:07

雨は降ってないけど濡れるので合羽を着ます

9/4 8:46

大仙丈

9/4 9:12

そして、仙丈ヶ岳に到着。これで光から鳳凰三山まで開通。
さっきまでガスってたのに青空が

9/4 9:20

一瞬だけ鳳凰三山が

9/4 10:27

9/4 11:59

こもれび山荘で前回食べられなかったブラウニーとコーヒー。
これはほんとにうまい

9/4 12:00

ソースかつ丼も美味しかったです。

以上です

撮影機器：

FinePix XP60 富士フイルム

感想

ゲスト

去年、光から悪沢まで繋げたので、これで光岳〜聖〜赤石〜悪沢〜塩見〜三峰〜間ノ〜仙丈〜北沢峠〜甲斐駒〜早川尾根〜鳳凰三山〜夜叉神峠がつながりました。
甲斐駒は、道の駅はくしゅう〜黒戸尾根〜甲斐駒と繋がっており、道の駅はくしゅうから小淵沢駅まで歩けば南アルプスと八ヶ岳が繋がります。晩秋の頃、八ヶ岳を見ながら歩きたいです。
数日後には北アルプスを縦走してきます。今年最後の夏山縦走です。

コメント

maturi1198

素晴らしいです
　一気の大縦走で南アルプスが繋がりました。しかも，八ヶ岳と繋げることも視野に入れているとは

ゲスト

下巻出版おめでとうございます
明日にでも葵タワーの戸田書店に下巻を買いに行こうと思います。
週明けから北アルプスへ出発します。当初予定していた劔ではなく雲ノ平にしようと思います。
南アルプスは繋がりましたが(深南部や白峰南嶺は手付かずですが)、北アルプスはほとんど繋がってないのでこの夏に歩き倒す予定でしたので残念でした。来年の課題です。

itta

おつかれさまです
いつもながらグルメな山行、、
羨ましいのですが、私はホームシックになるので２泊が限界な感じです。。

今日、SWさんお知り合いの書店にお邪魔してきました。
ここ数年の安部奥の花の写真を見せていただきました。
最近、顔を出してくれないと少し寂しそうでしたよ、、

ゲスト

ittaさんコメントありがとうございます
決して長期縦走が好きなわけではありません(笑)
一番良いのが２泊３日くらいですね。それ以上になると温泉のことしか考えなくなります。
最近ご無沙汰なので近々伺いたいです。