奥穂高岳●涸沢テント2泊 秋晴れの絶景と満天の星空

2014年09月12日(金) 〜 2014年09月14日(日)

• GPS: 57:14
• 距離: 39.7km
• 登り: 1,890m
• 下り: 1,886m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:49
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:22

6:35 上高地バスターミナル
6:47 6:54 河童橋
7:40 7:40 明神 (明神館)
7:50 8:15 嘉門次小屋
8:23 8:23 明神 (明神館)
9:24 9:26 徳澤園
10:26 11:19 横尾 (横尾山荘)
12:36 12:42 本谷橋
14:57 涸沢ヒュッテ

2日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 2:25
• 合計: 8:25

6:31 涸沢ヒュッテ
9:02 9:44 穂高岳山荘
10:25 10:39 穂高岳
11:28 12:13 穂高岳山荘
14:08 14:52 涸沢小屋
14:56 涸沢ヒュッテ

3日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:58
• 合計: 9:06

6:44 涸沢ヒュッテ
9:02 9:32 本谷橋
10:52 11:11 横尾 (横尾山荘)
12:12 12:41 徳澤園
13:48 14:00 明神 (明神館)
14:43 15:11 河童橋
15:50 上高地バスターミナル

※1日目は穂高神社奥宮で明神池を見物、2日目は涸沢小屋でゴール、3日目はバス待ちの行列に並んでいるので河童橋からバスターミナルまで時間がかかっています。

天候

9/12（金）　晴れのちくもり
9/13（土）　晴れのちくもり　夜の始めに一時雨・未明には快晴
9/14（日）　晴れときどきくもり
（山頂は三日間ともお昼頃には湧いてきた雲に包まれてしまいました）

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・松本インターより一般道で沢渡バスターミナル駐車場へ（2泊3日で1500円）
・駐車場からは午前6時のバスで上高地バスターミナルへ
・バスターミナルで「上高地らんらんチケット」を購入しました
（往復交通費に1000円分のおみやげチケット付きで2500円）
http://www.alpico.co.jp/access/ticket/kamikochi_ranranticket.html

コース状況／危険箇所等

◯上高地BTから涸沢まで
・横尾までは遊歩道、その先が登山道で、本格的に登り始めるのは本谷橋から先です
・だいたい1時間おきに山小屋があって休憩できるので楽なのですが、思ったよりも道のりが長くて疲れました

◯ザイテングラート
・取付きまでは普通のハイキングコースですが、ザイテングラートには鎖場やハシゴがあり、すれ違いが出来ないために渋滞する場面もありました
・ヘルメットの着用が推奨されていることもあってか、登山者のヘルメット着用率はびっくりするくらい高いものでした（小屋のレンタル品も多く見かけました）
・標高が高く空気が薄いためか、ペースを上げるとすぐに息が上がってしまうので、落ち着いてゆっくり行ったほうが良さそうです

◯穂高岳山荘から奥穂高岳山頂まで
・山荘からすぐのクサリやハシゴが連続する岩場の登りが高度感もあって恐怖心を煽られますが、ここを乗り越えてしまえばガレ場の登りなのでなんとかなります
・初心者の自分にとっては登りよりも降りる時のほうが怖かったので、自信のない人は山小屋までにしておいたほうが無難だと思います

その他周辺情報

◯下山後の温泉
・さわんど温泉「梓湖畔の湯」720円→クーポン利用で620円
・洗い場が４個しかないので体を洗うのに並んでいました
http://www.sawando.ne.jp/spa.html

◯上高地バスターミナルでのバス待ち行列
・下山時のバスターミナルでバス待ちの長い行列ができていて、並んでからバスに乗るのに１時間以上かかりました
・左側の列が平湯温泉経由あかんだな駐車場行き、右側の列が沢渡温泉行きの列でした

写真

9/12 6:29

午前5時40分に沢渡BT発の始発は満員で乗れず、6時発に乗って上高地に入りました。

9/12 6:45

梓川の向こうには焼岳と、

9/12 6:45

目指す穂高の峰々が朝日に浮かんでいました。

9/12 6:49

河童橋もまだ人影はまばら。静かな上高地の朝です。

9/12 7:23

梓川沿いの道を涸沢に向けてスタート！

9/12 6:59

渓流に差し込む朝の光。

9/12 7:45

明神から穂高神社奥宮を目指して、ちょっと寄り道。明神橋から。

9/12 7:51

嘉門次小屋の前を通りすぎて奥宮へ。参拝料を支払って明神池へ。

9/12 8:20

鏡のような水面。

9/12 8:03

水面に映る逆さ明神岳。

9/12 9:05

再び梓川沿いの道に戻ります。遠くに常念山脈が見えます。

9/12 9:27

徳沢のテント場。いつか泊まってみたいなぁ。一人でこようかな。

9/12 9:27

小屋のレストランからはカレーの美味しそうな香りが・・・。じゅるる。

9/12 10:08

9/12 10:21

横尾に到着。

9/12 10:35

オイラはブタのスタミナ丼！ニンニク効いてます！テントなのにゴメン！！

9/12 10:37

こちらはaktkeyさんの醤油ラーメン。

9/12 11:19

お腹を満たしたらいよいよ橋を渡ります。

9/12 11:22

この先は登山道。時間に余裕を持った行動を。

9/12 11:22

まだしばらくは平坦な道が続きますが、

9/12 11:47

しだいにこんな道も出てきます。

9/12 12:14

9/12 12:20

屏風岩の岸壁。

9/12 12:38

本谷橋に到着。

9/12 12:43

青い空にかかる吊り橋。

9/12 12:34

橋の上からの眺め。

9/12 13:41

橋を過ぎるといよいよ涸沢カールが見えてきました！

9/12 14:34

道も険しくなってきます。

9/12 14:23

振り返るとこんな景色が。

9/12 14:46

ヒュッテの吹き流しが見えてきた頃、テント場への分岐が現れました。ここを登り切ると・・・

9/12 15:01

テント場に到着。

9/12 15:02

まだまだ空いている場所はたくさんありました。今夜から2日間の寝床はトイレから少し離れたここに決定。とりあえず整地から。

9/12 15:42

わが家、設営完了！

9/12 15:47

aktkeyさんのお家も設営完了。

9/12 16:03

テントからヒュッテ方面。トイレが遠いけど、まあ平らだし広いから良し。

9/12 16:11

常念山脈がよく見えました。

9/12 16:26

とりえあず、無事の到着と明日の登頂を祈願してヒュッテで乾杯！4時半前でしたがおでんは売り切れでした。。。

9/12 17:21

テントに戻って景色を楽しみながら夕食の支度。

9/12 17:56

今回も登場、フライパンで焼いたソーセージ！！おいしかった！！
今日は睡眠不足だし、明日の奥穂高岳に備えて午後7時に就寝。

9/13 4:59

翌朝は午前4時30分に起床。

9/13 5:02

涸沢のテント場に朝が訪れました。すでにザイテングラートや北穂に向かう道にはライトの列ができていました。

9/13 5:03

稜線の上には大きな月が浮かんでいました。

9/13 5:19

aktkeyさん、朝の一杯。

9/13 5:36

空が明るくなったので振り返ると、

9/13 5:44

稜線に日が差していました。

9/13 6:01

ヒュッテから見た北穂高岳。トイレを済ませていざ出発。

9/13 6:53

パノラマコースを進みます。

9/13 6:53

見上げる穂高。

9/13 7:06

ヨツバシオガマ。

9/13 7:07

綿毛になったチングルマ。

9/13 7:07

見晴岩にはしっかりと見晴岩と書いてありました。

9/13 7:09

ハクサンイチゲ。

9/13 7:10

パノラマコースの途中にあるお花畑。他にはハクサンフウロなどが咲いていました。

9/13 7:17

ちょっとした雪渓を渡ります。アイゼンは全然いりません。

9/13 7:19

涸沢小屋からのコースと合流し、ザイテングラートの取付きへと向かいます。

9/13 7:38

その途中から見上げた涸沢岳と涸沢槍。

9/13 7:45

いよいよザイテングラートの取付きに到着。

9/13 7:48

見上げるとこんな感じの岩場。「支尾根」の名の通りですね。

9/13 7:51

ここからが岩場のスタート。

9/13 7:53

振り返ると既に絶景の始まり。

9/13 8:19

少し行くと鎖場が登場。

9/13 8:19

テント場からもずいぶん上がってきた。

9/13 8:22

9/13 8:38

前穂高の稜線の上の空。

9/13 8:51

小屋の近くまで上がってきました。

9/13 8:54

イワギキョウ。

9/13 8:56

穂高岳山荘に無事到着。ひとまずホッ。

9/13 8:56

奥穂高岳はこの先か。

9/13 8:58

穂高岳山荘。

9/13 9:04

小屋の前には石垣で作られたテラスが。

9/13 8:57

そのテラスからの景色。すばらしい！

9/13 9:18

ちょっとだけ寝かせて。。。

9/13 9:30

トイレに行こうと小屋の反対側に出たらこの景色、正面に笠ヶ岳。

9/13 9:35

休憩終了、いざ出発！

9/13 9:42

小屋を下に見ながらクサリとハシゴの岩場を登って行きます。

9/13 9:44

みるみる小屋が小さくなり、

9/13 9:47

代わりに見えてきたのはジャンダルム。

9/13 9:47

岩に付けられた目印を見ながら慎重に登っていきます。

9/13 9:56

ふと振り返ると、槍だ！

9/13 9:58

来年はあっちに行くぞ！

9/13 10:00

岩場を登り切るとあとはガレ場の斜面に出ました。ここまでくれば怖くない！

9/13 10:04

西穂の方からヘリが飛んできて、槍の方へ去って行きました。

9/13 10:13

ジャンダルムに近づくと、その上に立つ人の姿が見えました。

9/13 10:15

山頂見えた！

9/13 10:32

山頂だ！

9/13 10:21

ガスも上がってきた！

9/13 10:21

笠ヶ岳

9/13 10:25

槍ヶ岳も雲の中に。。。

9/13 10:25

西穂へ続く稜線。

9/13 10:25

眼下には上高地。

9/13 10:26

吊尾根の向こうに前穂高岳。

9/13 10:32

順番待ちの末、記念撮影！！高所恐怖症、克服おめでとう！！

9/13 10:37

ガスで真っ白けになってしまった山頂を後にします。

9/13 10:59

ガレ場の下りは浮石に気をつけて。

9/13 10:56

槍ヶ岳は雲の向こうに出たり消えたり。

9/13 10:56

稜線の下を覗きこむと遥か下に涸沢が。

9/13 11:19

穂高岳山荘への下りにさしかかりました。

9/13 11:24

この高度感。・・・タマラン。

9/13 11:28

ゆっくりと慎重に下るaktkeyさんたち。

9/13 12:00

無事に山荘に到着！ヘルメットを脱いで、おつかれさま！

9/13 11:49

穂高岳山荘でお昼ごはん。こちらは男性陣の味噌ラーメン。

9/13 11:51

女性陣はうどん。どちらも美味しかった〜！

9/13 12:10

山荘を後に、ザイテングラートの下りが始まります。

9/13 12:19

この日は三連休の初日。登ってくる人が俄然増えてきました。

9/13 13:02

ツアーの団体さんたちが来ると、狭い道ではすれ違いができずに待つことになります。

9/13 13:02

前穂高岳。

9/13 13:46

9/13 13:51

9/13 13:27

みるみる高度を下げてきます。すると目に入ったのは、、、、

9/13 14:06

今朝の倍以上に増えたテント！！

9/13 14:13

涸沢小屋にて登頂成功の乾杯！！

9/13 14:23

マグカップもおしゃれ。

9/13 14:57

・・・・・わが家はいずこに？

9/13 15:13

ヒュッテも大混雑。

9/13 15:13

テラスも満員。

9/13 17:40

上にある二本のチクワがヒュッテ、残りの具は小屋です。詳しくは感想に。。。

9/14 0:30

深夜0時過ぎ、トイレに起きて外に出たらこの星空。

9/14 0:56

月がとても明るくて山肌もクッキリ。

9/14 0:58

初めての星空撮影でしたが、いい写真が撮れました！aktkeyさんのカメラですが。。。

9/14 5:32

そして翌朝のモルゲンロート。

9/14 5:32

涸沢テント泊デビュー、大満足です。

9/14 6:29

テントを撤収、きっとすぐに誰かに奪われたことでしょうな。

9/14 6:38

ヒュッテのテラスからの眺めともお別れ。トイレを済ませて帰途につきました。

9/14 7:17

テント場は経由せず、ヒュッテの脇の道を通って下山開始。

9/14 7:20

すぐにテント場からの道に合流するんですけどね。

9/14 7:37

振り返るとこの景色。本当に名残惜しいけど、帰らないと。

9/14 7:54

9/14 7:36

ミヤマダイコンソウ。

9/14 7:42

9/14 7:43

9/14 7:47

9/14 7:57

9/14 8:02

9/14 9:00

9/14 9:06

本谷橋まで戻ってきました。ここで小休止。

9/14 9:14

逃げないトンボ。

9/14 9:31

夏のような写真だ。

9/14 9:34

長塀尾根は本当に塀のようです。

9/14 11:29

9/14 12:27

徳沢でお昼。僕は手作りカレーライス。こちらはaktkeyさんのカレーうどん。どちらもゴロッとした豚肉が美味しかった。

9/14 14:02

9/14 14:44

河童橋に到着。さすが連休、すごい人です！

9/14 15:17

バスターミナルの手前から始まるバス待ち行列。1時間以上のロスは想定外でしたが、

9/14 17:04

午後5時には沢渡の駐車場に戻ってこれました。

撮影機器：

COOLPIX S4300 ニコン

サイバーショット DSC-T77 SONY

OLYMPUS PEN Lite E-PL5 オリンパス

感想

takecho

奥穂高岳からすでに一ヶ月近くが経とうとしています。
いまさらなのですが、備忘録的に感想をつらつらと。

◯9月12日（金）　［上高地BS〜涸沢］

平成26年9月11日午後10時、家を出て東北道〜北関東道〜関越道〜上信越道と高速道路を乗り継いで松本へ、沢渡バスターミナルの駐車場に着いたのは午前3時。
車中で2時間の仮眠を取り午前5時50分の始発バスに向けて準備を進めましたが始発のバスは満車のために乗れず、次に来た6時ちょうどのバスに乗り上高地に入りました。

人もまばらな河童橋で朝もやの上高地と穂高岳を撮影し、午前7時前に涸沢に向けてスタート！
明神に着いたところで穂高神社奥宮へ参詣のために寄り道をすることにしたのですが、これが意外と遠かった。
梓川に架かる橋をわたって営業開始前の嘉門次小屋の前を通って明神池へ。（岩魚の塩焼き食えず！）
鏡のような水面に映る明神岳を写真に収め、来た道を明神へと戻りました。
（次に来る時は御朱印帳を忘れないように…）

芝生が気持ちよさそうな徳沢テント場を過ぎ、横尾に到着したところでお昼ごはん。
まわりが横尾山荘名物のラーメンを注文する中、僕は豚スタミナに。
ニンニクが効いたパンチのある豚丼でお腹いっぱいになりました。
…が、今夜はテントでした。
臭かったらごめんなさい。

そこから本谷橋までは平坦でしたが、その先は登りの道が続きます。
長いこと平坦な道を歩いたあとの登りはなかなか足に応えます。

バテながらも目的地の涸沢にたどり着いた時には午後3時になっていました。
連休よりも一日早く着いた涸沢のテント場は、まだまだテントを張る場所が選びたい放題でした。
ちょうど良く隣り合った平坦な場所を見つけて、お互いにテントを設営してから受付を済ませました。

時刻は午後4時半。
ヒュッテのおでんはすでに売り切れ。
日没が近づき冷えて来たテラスで生ビールを注文し、無事の到着を祝して乾杯！

テントに戻り、持ってきたソーセージを焼いて夕食に。
明日の奥穂高岳に備え、早めに寝ることにしました。
高山病が怖かったのでお酒はそこそこにして。

（つづく）

aktkey

涸沢カールからみたモルゲンロート
16倍速にしています。

コメント

AHSAH-1

天気良かったですね。
奥穂高、先を越されましたね。阿弥陀岳から見えてましたよ。
本当に天気が良くて、きれいな八ヶ岳に恋をしてしまいま した。
来年こそは私も涸沢に行きたい。