北穂高岳〜奥穂高岳


- GPS
- 76:12
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 3,157m
- 下り
- 3,165m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:35
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 5:38
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 5:49
- 合計
- 12:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
去年GW予定したが行けなかった北穂高岳を目指す。涸沢ヒュッテでの初残雪期テント泊。今年は一気に人が増えてテン場はカラフルなテントで一杯。1か月降りの登山でヘロヘロだったけどテント設営終えて、ゆっくり酒宴。風もなく快適に熟睡。
2日目(5/4)
晴天無風。モルゲンロートを満喫し北穂高へ出発。相変わらずの忘れ物でスタート遅れるも辿り着いた山頂は天国の眺めだった。登り途中は落石が多く「ラーック」という大声にびびった。音無く落ちてくるのが怖いって思う。
3日目(5/5)
思いのほか晴天。北穂高よりも斜度は高くザイテングラートまでエッチラほっちら。途中遭遇した滑落された方の無事を祈りながら進む。ようやく辿り着いた穂高岳山荘。目の前に聳え立つ雪壁に啞然。常時山岳警備隊が見守っている。そこへ突然「滑落しましたーー」と慌ただしい空気。その方は無事で何よりだった。が、自分はびびってしまい、ここで断念したい気持ちに。が、折角なので気を取り直し取りつく。ミックス岩は慎重に。そして最初の雪壁は下にネットが張ってあり、ステップもしっかりあったので問題なく山頂に向かって進めた。これで山頂かぁ〜と進むと何と2つ目の雪壁。
ここは1つ目よりステップが浅く、脳裏に残る「滑落・・」という二文字が消えない。あと少し・・なのに。でも今回は勇退と言い聞かせ、雪壁を戻って小屋へ。
滑落された方は残念ながらお亡くなりになったと知り、あまりに死が身近にあり雪山の美しさの裏腹を感じる。ご冥福をお祈りします。
4日目(5/6)
前日も涸沢テン泊予定だったが悪天候予想にて撤収し、昨年2泊した横尾にテントを張り直し朝を迎える。風は強めだが幸い雨天にはならず、テントも濡れずに撤収できた。のんびり歩き10:40バス乗車。大好きな「湯けむり館」でサッパリし「そば処合掌」で最高に旨い蕎麦に舌鼓。
3日間は晴天に恵まれ最高の残雪期山行。美しい北アを満喫し無事下山出来良かった。雪山の美しさは格別で虜になる半面、生死を身近に感じる表裏一体。
雪山は雪質がどんどん変わる。今回は晴天もあり締まった雪はあれよと緩んでいく。
緩むとピッケルがききづらくなり体力消耗。
雪山でも、もう少し早い歩きができるよう体力はもっと付けないとな。
来年はどこへ行くか。技量を弁えながらも美しい山をこれからも楽しみたい。
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