唐松・五竜
nabekuni
その他1人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 2,027m
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- 山行
- 3:50
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 6:15
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 8:20
| 天候 | 5/1：快晴、5/2：快晴、5/3：快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2003年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
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感想
山行記録
唐松岳〜五竜岳
2003年5月1日〜3日（2泊3日）
メンバー：桂さん
5月1日 快晴
君津2125-マイカー-0330八方
八方0825-ゴンドラ&リフト-0910八方池山荘
八方池山荘0915(45)1000八方ケルン1010(55)1105 2,270m 1135(35)1210丸山1245(60)
1345唐松岳頂上山荘1440(20)1500唐松岳1515(15)1530唐松岳頂上山荘(計3:50)
少し早めに退社しておどやで食料を買い出しした。
2030にはすべての準備が整ったので、桂君に電話して出発を30分繰り上げて2100にしようと思っていたら、 桂君から電話があり会社からの呼び出しがあり、逆に30分遅らせてほしいとのこと。全く大変な職場だ。
結局当初予定より1時間遅れの2230に出発した。朝から降っていた雨は夕方には上がっていた。今回は2 人なので車は燃費の良いFitにした。
首都高、中央道ともに渋滞なく0330に八方尾根スキー場に到着した。ゴンドラ駅周辺の駐車場は全て有料で、 しかも駅に近づくほど料金が高くなる。少し手前の「花岡」という旅館の駐車場に駐車。1日\300だ。
とりあえず車の中で仮眠。
0700駐車場のおばちゃんに起こされ、1日\300の3日分\900を支払った。ここ花岡旅館の駐車場には他の 車はなかった。
八方尾根スキー場のゴンドラ「adam」の始発は0800と思っていたら、今日は0730になっていた。切符売り場 には秤が置いてあり、私の荷物は25kg、桂君の荷が18kgで、運賃\860＋荷物代\200を支払った。ゴンドラと クワッドリフト2本を乗り継いで八方尾根スキー場の最上部に到着した。
ゲレンデはスキーヤーで賑わっているが、ボーダーよりもスキーヤーの方が多い。兎平の積雪は約1mだが、 八方尾根下部の登山ルートは夏道が出ていた。少し登ると雪が出てきて雪と岩のミックスしたルートを辿る。
丸山までは山スキーヤー、山ボーダーが多い。日本語ペラペラの外人テレマーカーもいて丸山の斜面で華麗な テレマークターンを決めていた。
昨日は雪が降ったようで真っ白な雪が眩しい。
1345唐松岳頂上山荘に到着。天場は小屋の前の狭いスペースで、風が強くて設営に苦労した。
天場にはほとんど雪が無かったが、我々は雪の残った場所を選んで設営し、張り綱と外張りのスカートを岩で 固定した。今日のテントは全部で5張だったが、なんとそのうち3張がゴアライトだった。1張がフライ無しの 本体のみで、1張は夏用フライシート付きで、我々が冬用外張り付きと3者3様だった。
設営後、空身で唐松岳へ。小屋から20分ほどで山頂に到着。 360°の雲一つ無い快晴のパノラマで、白馬、剣、 立山、槍、五竜、妙高などが手に取るようだ。恒例のビールで乾杯をした。
稜線も雪は少なく、結局今日はアイゼンは使わずじまいだった。
テントに戻り、キュウリ、ハムステーキ、カワハキを肴にビールが「ンまい！」
雪は新雪できれいだったが、融かすのが面倒だったので水は小屋で買った。150円/�箸世辰拭�
夕食はFDの牛丼だが、これがなかなか美味しかった。1830夕食終了。小屋の建物群の中央付近にあるトイレに行き、 夕焼けの写真を撮って1900頃就寝体勢に入った。
今回のテントは桂君が先日購入した、「ゴアライト2・3人用」だが、人間2人と荷物でほぼ一杯一杯の感じだ。 でも小さくて軽いのでソロor2人のキャンプには最適だ。
夜になっても強風は収まらず、テントを揺らし続けている。明日は収まってほしいものだ。
5月2日 快晴
唐松岳頂上山荘0745(45)0825 ? 0835(30)0905最低鞍部0940(50)1030 ? 1045(55)
1140五竜山荘1310(1:25)1435五竜岳1500(1:05)1605五竜山荘(計5:30)
夜になっても風は収まらず、却って強まった風の音であまり眠れなかった気がする。気温はあまり下がらず、 シュラフの胸の部分を開けたままでも寒くはなかった。
0500起床。快晴、しかし強風。今日は空がクリアで昨日は見えなかった八ヶ岳や富士山が見える。FD五目 ご飯とみそ汁の朝食を食べ、出発の準備をしていると0630頃から次第に風が収まり、出発する頃にはほぼ無風 になっていた。
快晴無風のなか快適な稜線漫歩だ。昨日からの顔なじみの数人と抜きつ抜かれつで歩く。
予定より少し時間が掛かったが、3時間で五竜山荘に到着した。天場には一番乗りだった。テントを設営し、 行動食で腹ごしらえしてからアイゼンを着け空身で五竜アタックに出発。
空身でも登りはきつい。雪が腐っていてアイゼンがあまり効かず、山頂近くの急斜面のトラバースや山頂直下 の雪の壁がかなり怖かった。雪の壁の上部では雪の付いていない夏道を登った方が安全だった。
山頂は 360°の大パノラマで素晴らしく、鹿島槍ヶ岳、槍・穂高、剣岳が手に取るようだ。
恒例の乾杯と写真撮影の後下山開始。下りの方が危ないので、雪の壁とトラバースを慎重に下った。
テントに戻ると今日は風も無く暖かなので外で夕食を食べることにした。両隣のテントでも外で盛り上がって いる。
昨日からいつも一緒にいる、日焼け予防の覆面をした人と新庄似の2人連れがテントを各自で張っているので、 聞いてみたら今回初めて出会ったとのこと。たまたま気が合って一緒に行動しているとのことだが、こんな出会い も山の楽しさだ。
きゅうり、エリンギソテーでビールを飲んだ。夕食はFDのカレーだが、辛くて食欲を刺激してなかなか美味 しかった。外で素晴らしい景色を見ながらの食事はすごく贅沢な気分だ。
日没をカメラに収めてからテントへ。外はかなり寒くなり、風も少し出てきた。
1930就寝体勢。テント内8℃。
5月3日 快晴
五竜山荘0640(55)0735西遠見山0750(25)0815大遠見山0825(40)0905中遠見山0915(25)
0940小遠見山1015(35)1050地蔵の頭1105(10)1115アルプス平(計3:10)
アルプス平1130-ゴンドラ-1145五竜とおみ1210-タクシー-1220八方
八方1530-マイカー-2145君津
0300頃外を見ると満天の星で、天の川がクッキリと見えた。テント内は6℃であまり寒くはない。
0415起床。今日も雲一つ無い快晴だ。風も無い。
朝食は昨日と同じFD五目ご飯とみそ汁だ。疲れのせいかあまり食欲がなく、少し桂君に食べてもらった。
撤収をして0640に出発。日焼け予防の人は既に下山し、新庄似の人はまだ朝食の準備中だった。
下山ルートは小屋からいきなり急斜面の沢筋を行くトレースがあるが、正規ルートである、白岳山頂経由 のルートをとった。それでも結構な急斜面の下降やトラバースがあり、慎重に下る。
沢筋のルートを5〜6人のパーティーが登っている。この時間にこの地点にいるということは、テレキャビン では時間的に無理なので、途中でキャンプしたのだろう。
西遠見山の手前でコースは合流した。ルートは西遠見山〜大遠見山〜中遠見山〜小遠見山と辿るが、稜線上 の広くなった場所にはキャンプの形跡やテントが張られている。遠見尾根の途中に幕営してそこから五竜を ピストンするパーティーが非常に多い。
朝から非常に暑く、 500CCあった飲み水は直ぐに飲み干してしまった。あと1�版磴辰突茲襪戮�だった。 途中きれいな雪を掘っては口に入れて乾きを癒した。昨日までは口に含むだけで吐き出していたが、今日は乾き に耐えかねて全部飲んでしまった。
ほとんど下りにもかかわらず調子が上がらなかったが、キャンディーを1ヶ食べたら元気が出た。血糖値が 下がっていたのだろうか？ たった1個のキャンディーでこれほど体調が変化するのは初めての経験だ。
小遠見山でアイゼンを外した。覆面の人はここでラーメンを食べていた。
小遠見山で今朝テレキャビンで上がって来た人達と出会ったが、下を見るとものすごい数の人が上がってくる。 今日の五竜小屋の宿泊者は 120人だとか。昨日は15人だったので、えらい違いだ。天場も大賑わいだろう。
五竜とおみスキー場はすごい人出で賑わっていた。地蔵の頭からアルプス平まではゲレンデを下るが、スキー ヤーやボーダーの滑る中を下りるので、上に気を付けながら慎重に下った。
アルプス平のテレキャビン駅はスキヤーと観光客で賑わっているが、山屋にとっては場違いな感じだ。
山麓駅のエスカルプラザからタクシーで八方に移動。丁度タクシー乗り場に居た単独行の人と相乗りすること にした。なかなか来ないので、電話でタクシーを呼んだ。単独行の人は岩手から1人で来ており、雑誌の取材の 下見だそうだ。コース・日程は我々と同じでテントはゴアライトとのこと。ということは唐松・五竜の天場で見掛 けたテントだ。
覆面の人に再会したが、彼はここから神城駅まで歩くとのことで、ここでお別れをした。
一昨日駐車場には我々の1台しか居なかったが、今日は満車だ。やはり世間の連休は今日からなのだ。駐車料金 が300円から400円に上がっていた。
温泉はいつものエコーランドの湯へ。まずは隣りのそば屋で昼食。生ビールが喉にしみる。
エコーランドの湯は2人だけで貸し切りだった。2人とも日焼けがしみて悲鳴を上げた。
入浴後、2階の仮眠室で休憩し、エコーランドのメインストリートにあるお土産屋でお土産を買ってから帰途につく。
ルートはカーナビの検索通り、長野ICから上信越道経由としたが、更埴ジャンクションから渋滞8kmになっていたので、 中央道経由で帰ることにした。長野までの移動と長野IC〜豊科ICの料金が無駄になったが、長野IC手前に「おぎのや」 長野店があったので夕食に釜飯を食べた。遠回りした甲斐があったのかも。
その後渋滞もなく順調に走行。桂君が実家に釜飯のお土産を届けるため、高井戸ICで降りて久我山の実家に立ち寄った。
2145我が家に到着。3日連続のピーカンで充実した山行だった。
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