唐松岳から不帰ノ嶮を経て白馬三山縦走して大雪渓下山

2023年08月03日(木) 〜 2023年08月05日(土)

• GPS: 18:46
• 距離: 22.9km
• 登り: 2,239m
• 下り: 2,837m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:47
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:03

13:07 八方池山荘
13:43 13:43 第2ケルン
13:52 13:53 八方ケルン
14:04 14:04 第三ケルン
14:09 14:09 八方池
14:29 14:29 下の樺
14:57 15:03 扇雪渓
15:21 15:30 丸山
16:10 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 2:26
• 合計: 10:07

4:35 唐松岳頂上山荘
4:52 5:00 唐松岳
5:33 5:50 不帰嶮（不帰二峰南峰）
6:07 6:36 不帰嶮（不帰二峰北峰）
7:37 7:39 不帰嶮（不帰一峰）
7:59 8:03 不帰キレット
8:59 9:21 天狗ノ大下り
9:52 9:52 天狗ノ頭
10:11 10:41 天狗山荘
11:08 11:09 鑓温泉分岐
11:39 11:51 鑓ヶ岳
13:01 13:15 杓子岳
14:13 14:20 丸山
14:42 白馬山荘

3日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:48
• 合計: 5:25

4:30 白馬山荘
4:44 5:00 白馬岳
5:12 5:33 白馬山荘
6:24 6:24 避難小屋
6:41 6:42 岩室跡
8:41 8:49 白馬尻小屋
8:51 8:51 白馬尻荘
9:53 9:55 猿倉荘
9:55 ゴール地点

天候

3日間とも朝のうちは☀️快晴、朝10時頃から雲がわきはじめる。
午後は稜線上はガスの中☁️になりがち。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

白馬八方の第三駐車場（無料）にとめました。白馬八方のゴンドラとリフトで1番上まで大人片道1900円です。

下山後は猿倉から白馬八方の駐車場までタクシー🚖で戻りました。猿倉荘の前でタクシーの運転手さんが声をかけてくれます😀　運転手さん入れて6人乗りOKなので我々5人パーティーでも一台3640円で行けました。

コース状況／危険箇所等

■八方尾根で唐松岳まで
たくさんの人が歩く人気コースで、よく整備されていて歩きやすいです。丸山から上は岩場や狭い稜線歩きが出てきます。

■唐松岳から天狗の頭
今回のメインイベントの不帰キレットの縦走です。唐松岳から不帰二峰南峰まではストックを使って歩けるような道でした。唐松岳方面から北上する場合は二峰北峰から急降下することになります。危ないところには鎖がありますが、良く観察すれば手掛かり足掛かりは見つかると思います。

■天狗の頭から白馬岳
歩きやすい稜線の縦走路ですが、アップダウンはわりとあります。白馬鑓ヶ岳と杓子岳には巻道もあります。我々パーティーはメンバー1人がすでにピーク踏んだことがあるということで、みんなで巻道を行き、1人は山頂分岐点で休憩（昼寝💤）それ以外のメンバーは登山脇にザックを置いて、山頂往復という形を取りました。

■白馬岳から大雪渓で下山
雪渓に出るまでお花畑を見ながらガレ気味な登山道を下りて行きます。大雪渓はチェーンアイゼンをつけてシングルストック（キャップ外し）でおりました。

その他周辺情報

白馬八方尾根Webサイト
https://www.happo-one.jp/

白馬八方温泉　八方の湯
http://hakuba-happo-onsen.jp/happo/

写真

8/3 13:01

八方池山荘からスタート。唐松山荘の水不足を知らせる貼紙がありました。私は1リッターほど余計に真水を持って行きました。

8/3 13:34

久しぶりにお目にかかりましたミヤマココメグサ。

8/3 13:58

稜線のピークたちは雲の中。

8/3 14:05

八方池です。

8/3 15:24

雲の切れ間から不帰の不気味な岩山たちが…

8/3 15:26

あちらは五竜岳。去年登りました✌️

8/3 16:05

まもなく唐松山荘。雨が降り出しそうな気配。

8/3 16:12

到着！雨に降られずにすみました。

8/3 17:51

唐松山荘の夕食です。水不足のためお茶と味噌汁は1人一杯です。

8/3 18:35

というわけで、飲み物の中で1番安かった＆在庫ありの日本酒で食後のひととき。

8/4 4:56

翌朝の唐松岳からのご来光🌅です。

8/4 4:59

朝日に照らされる剱岳。

では不帰嶮にアタックです！

8/4 5:33

不帰二峰南峰⛰️

8/4 5:42

これから歩くルートです！険しそう。

8/4 6:05

不帰二峰北峰。この先から鎖やハシゴが連続します。

8/4 6:21

そんな険しい道中にウスユキソウが咲いてました。

皆で足場を確認しながら・・・

北峰から急降下↘️していきます。

梯子を横にしてトラバースに渡してあるところで何やら立ち往生している人が・・・

私の足が引っ掛かりました💦

その後も滑落に注意です⚠️

8/4 7:11

下りてきた道を振り返る。（拡大すると人が歩いているのが見えます）

8/4 7:16

リンドウも咲き始めていますね。

8/4 7:16

トウヤクリンドウも。

8/4 7:32

天狗の大下りを大登りして💦いい景色👀

8/4 7:34

天狗の頭から来た道（不帰方向）を振り返る。ぐーっと下りてぐーっと登りました。

8/4 9:11

この先は平和な縦走路。と思いきや…

8/4 9:11

アップダウンにぐったり。

8/4 9:51

コマクサに元気をもらう。

8/4 9:54

目指す今日の宿はまだかなり先。

8/4 10:31

というわけでこちらで大休止🍽️

8/4 10:32

雪渓が近くにあるので水は豊富です。

8/4 10:52

ウルップソウの花がついている株が残ってました。

8/4 11:08

チャージしたところで白馬鑓ヶ岳に挑みます‼️

8/4 11:45

登頂⛰️

8/4 11:46

次に登るのは杓子岳（右手前）です。結構下って登ります💦

8/4 13:04

ガレガレの道を登って登頂⛰️

8/4 13:07

今日泊まる白馬山荘が見えますが、またまた下って登ります。

8/4 14:14

頂上山荘のテント場の横を通り、ラストスパートです。

8/4 14:41

到着‼️

8/4 15:26

おつかれ様でした🍺

8/4 15:29

女性陣は大雪渓かき氷🍧

8/4 18:26

そして夕食です。ご飯も味噌汁もおかわりしました。

8/5 4:45

翌朝日の出前に白馬岳山頂へ。

8/5 4:50

日本海も見えます。

8/5 4:55

ご来光🌅

撮影メンバー👀

8/5 5:04

モルゲンロート杓子と鑓

8/5 5:16

山荘に戻って朝食。お弁当にしました。汁が出そうなものを中心に半分くらい食べてザックの中へ。

8/5 5:37

剱岳に別れを告げ下山します。

8/5 5:48

頂上山荘にも今度泊まりたい。

8/5 6:12

この辺は一面お花畑🌸

8/5 6:30

下を見ると大雪渓👀

8/5 7:08

雪渓の上部取り付き。ここでチェーンアイゼンを装着します。落石に注意しながら下りましょう⚠️

8/5 7:14

なんだか名残惜しい景色👀

8/5 7:36

安全地帯で振り返る。

雪渓の上は多少は涼しいかもしれませんが、直射日光と照り返しでじりじりと暑いです。

8/5 7:56

落とし物をしないように注意⚠️

8/5 8:23

ここから猿倉までがまた長かったです💦

8/5 8:23

雪渓も年々後退しているとか。

8/5 8:47

白馬尻から小蓮華山の稜線⛰️

8/5 8:58

タマガワホトトギスもたくさん登山道脇に咲いてました。

8/5 9:09

林道歩きになりました。

8/5 9:33

この景色も見納めかな👀

8/5 9:33

沢で水遊びをしながら、各所を冷却。

8/5 9:55

そして猿倉荘に無事下山✌️

8/5 19:02

家の近くまで帰ってきて打ち上げ🍺

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

iPhone 12 mini 128GB au Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ハーネス スリング カラビナ ヘルメット インナーシーツ

感想

amizumura

川崎たくへいガイドによる「やまんど塾」不帰キレットと白馬三山の縦走⛰️

事前情報では唐松岳頂上山荘が深刻な水不足のため、水を多めに持参を！とのことで、自宅から水1リットル+ペットボトルの水やスポーツドリンクを多めに持って上がりました。小屋ではペットボトルの水は売り切れで、アクエリアス、ポカリ、コーラが600円で販売でした。ビールは確か800円だったかな。夕食のお茶や味噌汁も一人一杯までとなかなか厳しい状況のようです。そんな中、日本酒の大雪渓は400円とお求めやすい価格でしたので思わず2本飲んでしまいました。

今回の山行のメインイベントの不帰嶮の縦走ですが、なかなかに刺激的なコースでした。核心部を下りで通過したからかもしれません。反対方向に歩けば登りになるので楽しい岩登りかもしれません。天狗の大下りを登りに使って大変でしたが、ザレているので下るのも大変なのかもしれません。

天狗の頭を過ぎて天狗山荘まで来ると水が潤沢にあり、空のペットボトルに無料で飲料水を補給できました。これで白馬鑓ヶ岳と杓子岳の縦走に備えたわけですがジリジリと日差しが強く、アップダウンもあるため水の消費は多かったです。白馬山荘では水はもちろんビールやかき氷やケーキなど贅沢な食べ物・飲み物がありがたかったです。

最終日に大雪渓を下りて下山しました。予想していましたが麓は暑いですね。関東に戻ってきたらもっと暑い。3日間雨に降られず個人的には良かったと思いますが、水不足の山小屋は大変ですね・・・