甲府駅から徒歩で金峰、甲武信を目指して

2023年11月11日(土) 〜 2023年11月14日(火)

• GPS: 36:51
• 距離: 75.3km
• 登り: 4,805m
• 下り: 4,415m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:43
• 休憩: 1:09
• 合計: 6:52

7:17 スタート地点
8:04 8:04 和田堀公園駐車場
8:29 8:36 武田の杜入口
8:42 8:42 和田峠登山口
9:10 9:10 千代田小学校バス停
9:23 9:24 平瀬入口バス停
9:29 9:29 天神森バス停
10:09 10:11 天鼓林公衆トイレ
10:37 10:46 昇仙峡園地
10:54 10:54 石門
10:56 11:04 仙娥滝
11:10 11:10 漬匠 昇谷
11:14 11:57 仙娥滝駅
13:31 13:31 中津森野猿谷登山口
14:08 マントピア黒平

2日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:52
• 合計: 9:22

14:08 マントピア黒平
5:18 5:18 藤原庵
6:41 6:42 甲府市森林浴広場
8:39 8:41 造林記念碑
10:00 10:01 水晶峠
10:16 10:16 K.K分岐
10:30 10:34 御室小屋跡
10:44 10:50 鎖場
11:10 11:35 片手廻し岩
13:47 14:02 五丈石
14:15 14:16 金峰山
14:35 金峰山小屋

3日目

• 山行: 8:41
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:55

14:35 金峰山小屋
6:31 6:31 金峰山
6:33 6:38 五丈石
6:42 6:48 金峰山
7:58 7:58 朝日岳
8:06 8:06 朝日岳前の展望岩場
8:23 8:23 朝日峠
8:52 8:59 大弛峠
9:13 9:22 夢の庭園
9:46 9:47 前国師ヶ岳
9:52 9:52 三繋平
9:59 10:01 北奥千丈岳
10:06 10:07 三繋平
10:15 10:21 国師ヶ岳
11:52 11:52 国師ノタル
12:34 12:41 東梓
13:32 13:43 両門ノ頭
14:17 14:17 富士見
14:57 15:02 水師
15:11 15:12 2353m地点
15:36 15:53 甲武信ヶ岳
16:05 甲武信小屋

4日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 0:43
• 合計: 8:34

16:05 甲武信小屋
6:15 6:15 戸渡尾根分岐
7:09 7:10 破風山避難小屋
8:07 8:08 破風山
8:43 8:49 東破風山
9:41 9:53 雁坂嶺
10:24 10:41 雁坂峠
10:54 10:54 雁坂小屋
11:21 11:21 昇竜の滝
12:05 12:05 地蔵岩展望台分岐
12:13 12:13 だるま坂
12:33 12:33 樺小屋
12:53 12:53 突出峠
13:23 13:23 雁道場
14:14 14:18 雁坂峠登山口
14:33 14:35 川又バス停
14:37 ゴール地点

天候

11日⛅12日☁?13日⛄⛅14☀?

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

11日
中野🚃4:42→乗り換え三鷹、立川、大月
→甲府7:13
14日🚏川又14:55→15:20大滝温泉15:30→
15:49三峰口16:00→16:38御花畑🚶西武秩父18:24発

コース状況／危険箇所等

森林浴広場→金峰山
赤テープが随所にあります。
先達方々のヤマレコ軌跡が有効でした。
有り難うございました。

その他周辺情報

11日
セブンイレブン　食料購入　2442円
昇仙峡　猪肉ほうとう2475円
マウントビア黒平　1100円＋暖房費540円
12日
金峰山小屋　11000円
ビール600円　ワイン300円　お湯200円
13日
甲武信小屋　8250円(モンベル会員証割引)
ビール600円　日本酒500円　お湯100円
14日
祭の湯　タオルセット1400円

写真

11/11 7:17

始発に乗って甲府に到着
甲府駅北口をスタート

11/11 7:42

駅前から武田通りを北上して左折
昇仙峡方面に

11/11 8:24

紅葉🍁最盛期でも徒歩🚶は誰もいない。
週末なので県道104号線は昇仙峡へ向かう車、バイクが危なっかしい

11/11 8:25

その名も「もみじ街道」

11/11 8:33

振り返ると甲府の街並み

11/11 8:50

千代田湖畔を進みます。ヘラブナ・ブラックバス釣りの名所らしい。

11/11 8:59

おっ、白銀が！

11/11 9:00

北岳が覗いています

11/11 9:09

左の昇仙峡の渓谷歩き方面へ

11/11 9:31

昇仙峡の玄関口
長潭橋

11/11 9:31

大正１４年に竣工したアーチ橋で、土木遺産

11/11 9:36

渓谷道路は土日祝車両通行止で良かった😃

11/11 9:42

渓谷は紅葉の最盛期

11/11 9:44

奇岩がいっぱい有りますが良くわかりません😆

11/11 10:38

この景色こそ、The昇仙峡
主峰『覚円峰』
その昔、僧侶覚円が頂上で修行したことが、その名に由来という

11/11 10:52

石門
先端は、くっ付いていません😲

11/11 10:57

仙娥滝　　虹🌈が見えました

11/11 11:14

水晶としても有名な昇仙峡は日本遺産

11/11 11:57

ここで昼食「円　右衛門」

11/11 11:36

猪ほうとう　食べました
　2250円也

11/11 12:09

昇仙峡の観光地を抜け黒平方面へ

11/11 12:26

荒川ダム

11/11 12:44

本来黒平に行く古道は金桜神社から猫坂峠を越えるが、徒歩で金峰山が目的なのでこちらの最短ルートにしました

11/11 12:45

ダムを過ぎるとマウントピア黒平への標識

11/11 14:02

ここで左に折れます

11/11 14:07

マウントピア黒平　到着
https://kurobera.blog0.jp/

11/11 15:26

受付に古い写真が貼ってありました。
管理人さんによると、昔は黒平には数百人住んで栄えていたが、今は数十人しかいないという。

11/11 15:27

熊の狩猟でしょうか。
深田久弥は上黒平で『宿屋の前に大きな熊の皮が貼りつけてあり、熊の肉を食わせるから泊まって行けというあるじの誘いに乗って、そこで脚絆を解きワラジを脱いだ。』記している。

11/11 14:30

こちらのコテージに案内されました

11/11 15:16

石油ストーブ付きで快適😊
定員5名のロッジ

11/11 15:31

管理棟にはお風呂😌♨️

11/12 5:16

翌朝は夜明け前にスタート

11/12 6:44

森林浴広場までが車道

11/12 6:43

いよいよ金峰への山道に入る。
古道らしく石造物がある。

11/12 6:46

水源林植樹の木柱脇から山道へ

11/12 6:51

すぐ林道に出ます

11/12 6:53

左手のピンクテープの斜面から登ります

11/12 7:03

適度の間隔でテープがあります。
テープを見失ったらルートミスしていると思っていいでしょう?

11/12 8:23

林道に出ます

11/12 8:31

一旦車道からそれるコースどりをされる記録もありませが、大差はないので車道をたどりました。

11/12 8:42

車道右側に造林記念碑
左側が登山道

11/12 8:42

金峰山への標識

11/12 9:09

唐松と笹の尾根を巻くようになだらかに登っていきます

11/12 9:34

沢を遡るようになる

11/12 9:39

水を補給

11/12 9:51

奥秩父といえば苔

11/12 10:01

水晶峠を乗越します

11/12 10:14

[水晶盗掘禁止]の看板
ここらに水晶あるんですか('_'?)

11/12 10:15

空沢の御堂川を遡ります

11/12 10:30

御室小屋　跡地
木暮理太郎の,「山の憶い出」では蝙蝠傘をさして小屋に着いたので小屋番が珍しがっていたと記している

11/12 10:30

人跡が残る

11/12 10:44

一枚岩下部の鎖場　
濡れているので、鎖がないと厳しい！

11/12 10:45

一枚岩の上部の鎖

11/12 10:44

初めて五丈岩を遠望する
岩を円を巻くように無数の鳥が舞っている。まさに神々しい光景

11/12 10:47

振り返ると富士山
この日は天気が不安定で再び見ることは無かった

11/12 10:56

シャクナゲ地帯

11/12 11:11

梯子が数ヶ所掛けられている

11/12 11:16

11/12 11:21

片手回し岩

※古絵はがきの「片手回し岩」
かつては御室小屋からの多くの登山者、参拝者で賑わっていた様子がうかがえる.....

11/12 11:39

上部は霧氷

11/12 11:41

背後甲府盆地は霞んでいる怪しい天気

11/12 13:09

森林限界

11/12 13:45

うっすら浮かぶ黒い影

11/12 13:50

五丈岩が近づく

11/12 13:51

五丈岩　南側
金桜神社奥の院である石塔がある

11/12 13:55

奈良県吉野の金峰山から蔵王権現を勧請したとされ、金桜神社は五丈岩を本宮とする

11/12 14:03

甲府駅から二日目
徒歩で金峰山　到着

11/12 14:00

五丈岩上部から後光
まさに神々しい

11/12 14:08

五丈岩の北側の高台に標2599mの
標識がありました。

11/12 14:21

小屋には北側にくだる

11/12 14:37

今夜の宿
金峰山小屋

11/12 14:38

1泊　11000円　良い山小屋でした

11/12 15:21

二階の奥
ゆったり使わさせて頂きました

11/12 17:15

ワンプレートのチキンステーキ
ワイン300円、ビール600円

11/12 17:36

お代わりはカレー

11/13 5:30

朝食5:30
お粥鍋

11/13 6:02

宿泊客3名で登山談義に花が咲きました

11/13 6:05

翌朝6:05出発
うっすら雪化粧

11/13 6:13

一番乗りのはずなのに、あなたは誰？

11/13 6:26

朝日を受け朱色に染まる八ヶ岳

11/13 6:23

すっかり厳冬の趣です

11/13 6:34

富士山が顔を出しています

11/13 6:32

再び金峰山頂へ

11/13 6:36

五丈岩　見納めです

11/13 6:44

これから向かう雪煙舞う朝日岳方面

11/13 6:57

樹氷状態

11/13 7:56

朝日岳　通過

11/13 7:57

稜線は風が冷たい

11/13 8:52

大弛峠
途中、峠からピストンする方々とすれ違いました

11/13 8:53

何台か駐車しています🅿️🚗
スタッドレスタイヤなんでしょうか？

11/13 8:54

大弛小屋

11/13 8:57

水場で補給させて頂きました
100円也

11/13 9:04

苔も雪化粧

11/13 9:25

こんな木道が続きます

11/13 9:52

未踏の北奥千丈ヶ岳にピストンします

11/13 10:00

,北奥千丈ヶ岳　2601m
奥秩父最高峰

11/13 10:17

国師岳　山頂
高校2年のGWに天狗尾根から登って以来42年ぶりの登頂

11/13 10:52

いざ、未踏の国師〜甲武信の稜線へ

11/13 12:38

倒木も随所にあります

11/13 13:35

甲武信岳、木賊山が見えてきました

11/13 13:36

飛龍山〜三頭山

11/13 13:36

大菩薩嶺

11/13 13:36

富士山は雲☁️が掛かっています

11/13 13:36

歩いてきた国師、朝日方面

11/13 14:18

富士見2373mの頂
樹林に囲まれています

11/13 15:12

甲武信最短コースの毛木平からの分岐
山頂は近い！

11/13 15:24

ついに真打ち登場🗻

11/13 15:24

甲武信岳の登頂に合わせたかのように雲が取れて富士が全容を現しました?

11/13 15:38

甲武信岳　山頂
国師からここまで誰ともすれ違うことはなかった

11/13 15:42

長かった金峰山からの縦走路

11/13 15:44

二百名山、御座山

11/13 15:51

いつまでも富士山を眺めていたいが北風が強く寒い

11/13 16:06

甲武信小屋到着
これが山小屋と言わんばかりの趣のある小屋です

11/13 16:59

夕食はシンプルなカレーだか美味しい
お代わりしました。缶ビール600円也

11/13 17:22

小屋番さんが薪をくべる。
美しく燃える火の揺らぎ

11/13 17:27

日本酒　秩父錦　一杯500円也
この日は3組4名が宿泊

11/14 5:31

5:30朝食

11/14 6:01

6:00出発

11/14 6:02

先が長いので、木賊山は巻き道へ

11/14 6:17

縦走路に合流

11/14 6:25

日が昇ってきました

11/14 6:41

息を呑むほどの美しい光景

11/14 6:42

端正な富士

11/14 6:46

朝日に輝く霧氷

11/14 7:05

広瀬湖を眼下に富士を望む
大菩薩からの上日川ダムを納める構図と似ています?

11/14 7:08

素晴らしいロケーションにある破風山避難小屋

11/14 7:09

巻きストーブがあります。
高校2年の秋に旧避難小屋に泊まったことがあるが、当時は片隅にブロック積みの暖炉があった。

11/14 8:02

破風山に登り返すと北西側にも視界が拡がります

11/14 8:02

浅間山

11/14 8:03

浅間隠山

11/14 8:03

妙義山

11/14 8:03

榛名山

11/14 8:08

西破風山　山頂

11/14 8:11

甲府盆地の奥にそそりたつ富士
甲府駅から歩いてたと思うと感無量…

11/14 8:12

富士山遠望
最近はカメラを持たずスマホ📱で済ましているが十分ですね?

11/14 8:23

素晴らしい展望が続きで先に進めない😆

11/14 8:30

東側には東京湾　三浦半島、さらに房総半島が遠望できました

11/14 8:43

東破風山　山頂

11/14 8:59

破風山を下ると次は雁坂嶺に登り返します

11/14 9:45

雁坂嶺　山頂

11/14 9:46

南アルプスのスターの面々が登場

11/14 9:46

農鳥岳ｰ間ノ岳ｰ北岳

11/14 9:46

北岳　遠望

11/14 9:47

塩見岳

11/14 9:47

赤石岳ｰ悪沢岳ｰ中岳

11/14 9:48

上河内岳

11/14 10:22

雁坂峠に下りました
針ノ木峠、三伏峠とならぶ「日本三大峠」

11/14 10:22

ここで昼食
ここで国師から雲取までテン泊2泊で抜けるとの猛者とお話しした。羨ましい体力😅

11/14 10:40

秩父の川又方面に下ります

11/14 10:46

両神山が近い

11/14 10:54

雁坂小屋前　通過

11/14 10:57

小屋から下り直ぐ水場があります

11/14 11:21

昇竜の滝
雁坂小屋の水源

11/14 11:46

雁坂小屋から山腹を巻く道は随所で崩壊しています

11/14 11:47

唐松尾山

11/14 11:49

存在感のある和名倉山

11/14 12:06

展望の良い地蔵岩があるらしいが割愛

11/14 12:13

だるま坂
ひたすら下ります

11/14 12:33

樺　避難小屋

11/14 12:33

中にはストーブがあります

11/14 13:44

「水の本」にある石仏。この道はかつての武蔵と甲斐を結ぶ秩父往還道
安永６年(1777年)の年号が刻まれているという

11/14 14:16

国道に出ました

11/14 14:34

川又14:55発の市営バスに間に合いました😃

11/14 18:15

西武秩父の♨️祭の湯に立ち寄り汗を流して…

11/14 18:18

西武特急ラビューに乗り、甲府駅からの充実した山旅を終えました。

撮影機器：

Galaxy S23 Ultra SC-52D 512GB docomo サムスン

感想

nobureko

金峰山は過去4回登ったことがある。いずれも天気に恵まれ、左右均等の美しい富士山に感動、さらに霞んだ甲府盆地から幾重もの前山を従えてそびえ立つ五丈岩は神々しくも感じられた。金峰山は古くから山岳信仰の山として栄え、多くの人が参詣するために登ったという。日本百名山を記した深田久弥や近代登山の聡明期を築いた田部重治・木暮理太郎も当たり前のように甲府から登っているが、発達した交通機関に慣れた自分には考えにくい。しかし当時より道も装備もはるかに進化しており、移動距離の方法や感覚が変わっただけで歩けるのではと思い、甲府駅から歩いてみることにした。テントを担ぐ体力がない自分は宿泊施設が必須。初日の黒平にある「マウントピア黒平」、ログハウスがあるキャンプ場で浴場施設もありここに宿泊した。2日目金峰山小屋、3日目甲武信小屋、さらにできれば雲取までとも計画してみたが途中に平日営業している小屋がなく雁坂峠から秩父の川又への下山とした。金峰山頂はガスに包まれていたが甲武信以降は終始富士に見守られながらの稜線歩き、最後は足の痛みを堪えながらとなったが甲府駅から70km超のロングトレイルは長く記憶に刻まれることになるだろう。