ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 700807
全員に公開
トレイルラン
奥秩父

百名山4つ☆奥秩父主脈縦走 瑞牆山から雲取山へ。金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳、飛龍山、雲取山を経て鴨沢まで1晩縦走。

2015年08月14日(金) 〜 2015年08月15日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
28:10
距離
61.5km
登り
5,279m
下り
4,948m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:06
休憩
2:33
合計
12:39
11:48
25
12:13
12:18
6
12:24
12:27
2
12:29
12:29
21
12:50
12:56
3
12:59
13:13
0
13:13
13:18
16
13:34
13:37
2
13:39
13:39
7
13:46
13:53
29
14:22
14:22
5
14:27
14:28
17
14:45
14:54
35
15:29
15:39
2
15:41
15:43
5
15:48
15:52
17
16:09
16:14
2
16:16
16:19
51
17:10
17:20
11
17:31
17:31
10
17:41
17:41
16
17:57
18:01
9
18:10
18:17
7
18:24
18:42
8
18:50
18:51
16
19:07
19:08
3
19:11
19:11
5
19:16
19:16
62
20:18
20:26
28
20:54
21:05
33
21:38
21:45
23
22:08
22:08
33
22:41
22:42
34
23:16
23:24
11
23:35
0:16
52
2日目
山行
12:57
休憩
2:32
合計
15:29
5:01
5:02
30
5:32
5:40
35
6:15
6:21
19
6:40
6:40
18
6:58
7:02
16
7:18
7:18
19
7:37
7:37
16
7:53
7:54
12
8:06
8:06
6
8:12
8:47
8
8:55
8:56
3
8:59
8:59
6
9:05
9:08
21
9:29
9:30
45
10:15
10:20
27
10:47
10:47
4
10:51
10:51
5
10:56
10:56
5
11:01
11:12
68
12:20
12:21
27
12:48
12:49
4
12:53
13:01
29
13:30
13:35
41
14:16
14:17
9
14:26
14:26
24
14:50
14:50
32
15:22
15:23
1
15:24
15:41
17
15:58
16:40
200
20:00
鴨沢バス停
天候
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
バスから見えたひまわり畑。夏だなぁ
2015年08月14日 09:55撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 9:55
バスから見えたひまわり畑。夏だなぁ
瑞牆山荘
2015年08月14日 10:55撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 10:55
瑞牆山荘
おいしいアイスコーヒー
2015年08月14日 11:03撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 11:03
おいしいアイスコーヒー
さあ出発です
2015年08月14日 11:47撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 11:47
さあ出発です
荷物をデポして、瑞牆山へ。
2015年08月14日 12:12撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 12:12
荷物をデポして、瑞牆山へ。
1時間ほどで瑞牆山頂に。
2015年08月14日 13:04撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 13:04
1時間ほどで瑞牆山頂に。
面白い巨岩を見下ろします。
2015年08月14日 13:06撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/14 13:06
面白い巨岩を見下ろします。
瑞牆山頂
2015年08月14日 13:07撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 13:07
瑞牆山頂
ときどき高度感のある岩場
2015年08月14日 13:16撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 13:16
ときどき高度感のある岩場
鎖も。雨が降ってなければ危なくはありません。
2015年08月14日 13:16撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 13:16
鎖も。雨が降ってなければ危なくはありません。
苔生す素晴らしい山道
2015年08月14日 14:14撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 14:14
苔生す素晴らしい山道
大日小屋
2015年08月14日 14:27撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 14:27
大日小屋
大日岩
2015年08月14日 14:51撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 14:51
大日岩
2015年08月14日 15:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 15:37
稜線。ときどき絶壁。
2015年08月14日 15:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 15:37
稜線。ときどき絶壁。
稜線 まだまだ続きます。
2015年08月14日 15:46撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 15:46
稜線 まだまだ続きます。
雨でつるつる滑ってきます。危ない。
2015年08月14日 16:02撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:02
雨でつるつる滑ってきます。危ない。
金峰山のあたりの高い岩の上。
2015年08月14日 16:02撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:02
金峰山のあたりの高い岩の上。
金峰山 山頂
2015年08月14日 16:17撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:17
金峰山 山頂
2015年08月14日 16:18撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:18
なにも見えません。
2015年08月14日 16:18撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:18
なにも見えません。
一応ハイチーズ
2015年08月14日 16:18撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/14 16:18
一応ハイチーズ
その後少し晴れてました。。
2015年08月14日 16:26撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 16:26
その後少し晴れてました。。
朝日岳
2015年08月14日 17:12撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 17:12
朝日岳
青空がときおり
2015年08月14日 17:12撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 17:12
青空がときおり
夕焼けの木立
2015年08月14日 17:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 17:37
夕焼けの木立
きれいです。
2015年08月14日 17:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 17:37
きれいです。
大弛小屋
2015年08月14日 18:00撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 18:00
大弛小屋
夢の庭園から。美しい夕焼け
2015年08月14日 18:10撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/14 18:10
夢の庭園から。美しい夕焼け
きてよかった。
2015年08月14日 18:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/14 18:16
きてよかった。
カレーをいただきます。うまい!
2015年08月14日 18:31撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 18:31
カレーをいただきます。うまい!
前国師
2015年08月14日 19:07撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 19:07
前国師
国師ヶ岳
2015年08月14日 19:15撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 19:15
国師ヶ岳
道がわかりずらい。。。この辺りから大雨にまた降られたので、写真は撮れず、もくもくと進みます。
2015年08月14日 19:42撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/14 19:42
道がわかりずらい。。。この辺りから大雨にまた降られたので、写真は撮れず、もくもくと進みます。
東梓。ちょっとびっくりしました。
2015年08月14日 20:56撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 20:56
東梓。ちょっとびっくりしました。
横は絶壁。夜だと吸い込まれそうで怖いです。
2015年08月14日 21:44撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 21:44
横は絶壁。夜だと吸い込まれそうで怖いです。
2015年08月14日 22:57撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 22:57
甲武信ヶ岳!
2015年08月14日 23:19撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/14 23:19
甲武信ヶ岳!
小屋は寝ていますので、立ち寄りません。
2015年08月15日 00:15撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 0:15
小屋は寝ていますので、立ち寄りません。
避難小屋で仮眠。
2015年08月15日 01:09撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 1:09
避難小屋で仮眠。
翌朝。来た道を振り返る。
2015年08月15日 05:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:01
翌朝。来た道を振り返る。
2015年08月15日 05:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:11
朝焼けです。
2015年08月15日 05:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:11
朝焼けです。
東破風山
2015年08月15日 05:33撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 5:33
東破風山
東の空が美しく。こんな朝日もいいですね。
2015年08月15日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:43
東の空が美しく。こんな朝日もいいですね。
2015年08月15日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:43
朝露
2015年08月15日 05:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:44
朝露
朝露で足元はびちょびちょ
2015年08月15日 05:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 5:47
朝露で足元はびちょびちょ
雁坂嶺
2015年08月15日 06:15撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 6:15
雁坂嶺
2015年08月15日 06:16撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/15 6:16
朝焼けの木立。最高です。
2015年08月15日 06:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
3
8/15 6:26
朝焼けの木立。最高です。
雁坂峠
2015年08月15日 06:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 6:37
雁坂峠
幻想的
2015年08月15日 06:58撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 6:58
幻想的
水晶山
2015年08月15日 07:01撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 7:01
水晶山
古礼山に立ち寄り
2015年08月15日 07:17撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/15 7:17
古礼山に立ち寄り
2015年08月15日 07:17撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/15 7:17
とつぜん開けます。
2015年08月15日 07:51撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/15 7:51
とつぜん開けます。
雁峠小屋。ちょっと雰囲気があります(怖
2015年08月15日 07:55撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 7:55
雁峠小屋。ちょっと雰囲気があります(怖
2015年08月15日 07:55撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 7:55
分水嶺
2015年08月15日 08:02撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 8:02
分水嶺
あたりは花畑
2015年08月15日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 8:58
あたりは花畑
なんて名前なんだろう。
2015年08月15日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
8/15 9:00
なんて名前なんだろう。
唐松尾山。ここまでの稜線は超悪路です。
2015年08月15日 10:15撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 10:15
唐松尾山。ここまでの稜線は超悪路です。
将鑑小屋。しまってました。。。
2015年08月15日 11:09撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/15 11:09
将鑑小屋。しまってました。。。
三条ダルミ。あとすこし!!
2015年08月15日 14:52撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 14:52
三条ダルミ。あとすこし!!
雲取山頂!
2015年08月15日 15:33撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 15:33
雲取山頂!
ハイチーズ
(空腹で倒れそうなので寄りかかってます。)
2015年08月15日 15:35撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/15 15:35
ハイチーズ
(空腹で倒れそうなので寄りかかってます。)
雲取山荘で補給。カップめん2杯食いは気持ち悪いですがしょうがない。。
2015年08月15日 16:04撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 16:04
雲取山荘で補給。カップめん2杯食いは気持ち悪いですがしょうがない。。
夕暮れ
2015年08月15日 17:40撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 17:40
夕暮れ
今回の山行はこの花に癒されました。
2015年08月15日 17:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
8/15 17:57
今回の山行はこの花に癒されました。
ありがとう。
2015年08月15日 17:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
8/15 17:57
ありがとう。
また夜のステージです。鴨沢へ。歩いております。
2015年08月15日 18:54撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 18:54
また夜のステージです。鴨沢へ。歩いております。
下山しました。
2015年08月15日 19:48撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/15 19:48
下山しました。
翌朝奥多摩駅へ。ちょうどこれから雲取に向かう人でごったがえしていました。
2015年08月16日 08:26撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/16 8:26
翌朝奥多摩駅へ。ちょうどこれから雲取に向かう人でごったがえしていました。

感想

かねてから行きたかった奥秩父主脈縦走、瑞牆山荘から雲取山まで約62Km、ついにやってきました。雲取以西はすべて初めてなので、よい経験になりました。
GPSのバッテリーが雲取山荘で切れてしまいしたが、雲取山荘から鴨沢まで入れると75kmほどの行程だと思います。

概要:
14日 9:20 韮崎駅着。9:30発のバスで瑞牆山荘へ。
14日 12:00 瑞牆山荘発。
15日 1:00 破風山避難小屋着。大雨・濃霧でこの先の稜線が危なそうだったので、仮眠。
15日 4:30 出発
15日 15:20 雲取山頂。おなかがすいたので山荘へ。
15日 16:30 雲取山荘発
15日 20:00 鴨沢着。 鴨沢山の家で素泊まりして、16日7時台のバスで奥多摩駅へ。

詳細:
14日金曜日に会社を休み、7:30新宿発のあずさに。お盆ということをすっかり忘れて、自由席も指定席も満席。仕方なく山梨まで立ってました。
韮崎駅9:30発のバスに乗り込み、瑞牆山荘へ。日差しが強かったので、バス停で待っている間に女性の方に日焼け止めを貸してもらいました。ありがとうございます。

11:00に山荘に着き、スパゲッティを食べながら準備をします。
11:48頃出発。このときはまだ快晴。富士見平に12:10ころつき、荷物を岩陰にデポして、ペットボトルの水を片手に瑞牆山へ往復。山頂はとても賑わっていました。
行きが1時間、帰りは30分ほどで富士見平に戻ります。
ジュースだけ飲んで、金峰山へ向かいます。苔蒸した原生林の山道を延々と登ります。
森林限界にさしあたる辺りで、子供を背負ったハイカーにすれ違います。金峰山まで行ったとのこと、お父さん、すごい体力ですね。

その直後くらいから、大粒の雨がボタボタと。巨岩で滑りやすい稜線なので、慎重にすすみます。
どこが山頂かわからず、山頂っぽい巨岩の周りを何度もめぐったりしながら、山頂に16時頃につきます。まだ大雨なので、足早に先に進みます。

朝日岳に向かう辺りで、雨がやんできました。晴れたらきれいだっただろうなー、と思いながら大弛に降りていきます。

大弛小屋に18:00着。売店は16:00にしまっていましたが、18:30頃まで待てるならカレーを作って頂けるとのことだったので、お言葉に甘えます。
せっかくなので荷物をデポして、夢の庭園まで上っていき、夕暮れを鑑賞しました。
その後カレーを食べて19時過ぎに出発。一路、甲武信ヶ岳方面へ進みます。

国師ヶ岳に19時40分に到着。あたりは真っ暗。

ここから甲武信ヶ岳に向かうのですが、一番きつい場所のひとつでした。

また雨が降り始め、あたりは濃霧に。5m先くらいまでしか見えない状況が続きます。
ただでさえ、分かりずらいルートだったようで、何度も踏み跡はずしてしまい、戻ってはルートファインディング、というのを10-20回繰り返しました。
次回来るときは、この区間が明るい時間になるようにします。
東梓を越えたところで絶壁にでます。夜中だと吸い込まれそう。

甲武信ヶ岳に23時過ぎに到着。雨と濃霧が厳しいので、破風山避難小屋まで進んで仮眠を取ることに決めます。

避難小屋に1時着。中には1週間ほどかけて縦走されている方が一人いました。
避難小屋においてあったアルミシートを借りて仮眠します。

3:40頃おきて準備。4:30頃に再出発。雨は殆ど降っていません。
5:00の日の出を鑑賞できるポイントを探して足早にすすみましたが、稜線が東に進んでいるのと、まだ雲も多くあり、絶景ポイントはありませんでした。

雁坂峠に6:30着。丁度、ハイカーとすれ違いました。ここから水晶山方面は非常にいいトレイルが続きます。
また、雁峠のあたりは開けていてお花畑があり癒されます。

分水嶺からは笠取小屋へ下り、カップめんとサイダーを頂き、水場でシャツを洗ったり、水分を補給して9:00に再出発。

巻き道で多摩川の源流を見るルートと、尾根道(プラス30分)かで悩みましたが、尾根道を選択。これが予想以上に悪路で危険。
唐松尾山頂までは、長沢背稜のような危険な道で、雨では絶対に通らないほうがよさそうです。
多摩川の源流を見ればよかったと、とても後悔しました。

しかもこの辺りの道中でザックのメッシュ部分が知らぬ間に破れてしまい、補給食の入った袋がなくなっていて愕然とします。

飛龍山へ向かう分岐では、念のため補給しておこうと将鑑小屋までおりていきましたが誰もいません。

カロリー切れの心配が出てきますが、進むも戻るも同じ。

朝に食べたカップめんのみだったので不安したが、残ったジェル3本でどうにかしのぎつつ、最悪三条の湯にエスケープする想定で進むことにします。

ここからが一番つらい区間。三条ダルミまで延々とトラバースが続きます。無限ループに入ったような感じになります。

ようやく三条ダルミに着いたときには、空腹がぎりぎりの感じに。雲取山荘への道は崩落しているので、山頂経由でいくしかありません。最後のジェルを飲んで進みます。

24時間ちょっとで雲取山頂着。ほっとした瞬間に空腹がMAXに。
しばらく息を落ち着かせてから、ゆっくりと雲取山荘に降りていきます。

雲取山荘について軽食をたずねるとカップめんのみとのこと。
カップめんを2つとコーラを頼みます。すぐに消化されるものではないので、ゆっくりしてから再出発。

巻き道経由で小雲取に向かうと、またも大雨。今度はバケツをひっくり返したような土砂降りです。

七つ石の手前でようやく小降りになってきましたが、いかんせん補給食がなく危険なので、石尾根ではなく鴨沢へ降りていきます。

鴨沢の最後のバスは18:30頃ですが間に合わない。タクシーを覚悟します。

19:30頃、鴨沢の手前でようやく電波が通じたので、タクシー会社に電話をすると、なんと今日は営業終了とのこと。
「青梅の往復の2万円ならいいですよ、」といわれ、ちょっと考えさせてくださいと一度きります。

最悪、奥多摩湖沿いにツェルトでビバークかな、と思いながらバス停に向かって降りていくと、「鴨沢 山の家」の看板が。
だめもとで電話してみると、素泊まり3000円でOKとのこと!

思わず小躍りしました。

山の家は鴨沢バス停から100mほどの離れた所。気のよいおばあさんが運営しています。お風呂に入って着替えて22時頃睡眠。

翌7:48 鴨沢バス停発のバスで帰宅しました。11時頃最寄り駅着して、家族と会います。

結果として、汗だくのまま石尾根に下りて風呂も入らずに夜中に帰るよりも、気持ちよく寝て翌日も早朝から行動できるので、山の家に泊まったのはいい選択肢でした。



百名山を4つ楽しめるロングルートです。雨で眺望があまり楽しめなかったのが残念ですが、そのかわり花畑に癒されました。


今度もう一度やるときは、国師と甲武信ヶ岳の間はロストの可能性が高いので、そこを昼に来るルートにしつつ、多摩川の源泉をゆっくりみたいと思います。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1026人

コメント

奥多摩駅行きのバスについて
いつか行ってみたいルートですがなかなか実現できません。
なので、皆さんのレポートを見ながら羨ましく思っています。
もう必要の無い情報かもしれませんが参考までに
「鴨沢」から700mほど下ったところの「留浦」だと終バスの時間が
更に遅くまであります。
平日 19:00、20:00
土日 19:10、20:00
http://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042444&course=0000430301&stopNo=1&date=2016-01-04
2016/1/4 1:19
Re: 奥多摩駅行きのバスについて
Kiwさん>
奥多摩にはよく行くので、この情報助かります!留浦というのがあったのですね。
石尾根がやっぱり長いですから、鴨沢エスケープの選択肢が増えるのはとても心強いです。
2016/1/4 10:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら