【夏メイン1年班北日高・貫徹】額平川〜幌尻岳〜トッタベツAt〜七つ沼〜新冠川〜ポンベツ〜ナメワッカJP〜エサオマンJP〜エサオマンAt〜エサオマントッタベツ川〜山スキー沢〜札内川本流〜札内川8の沢カムエクAt〜札内ヒュッテ
- GPS
- 248:00
- 距離
- 72.6km
- 登り
- 5,918m
- 下り
- 5,925m
天候 | 大気不安定で変わりやすい天気。後半は少し晴れた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
2015.8.12〜22 (8-2-1)
夏メイン北日高
〜日高の沢、貫徹したくて、ふるえる〜
L羽月(4 AL山崎(3 M大竹神谷高崎(1
【時間とルート】
8/12:晴れ時々曇り時々雷雨
糠平林道ゲート(4:10)幌尻山荘(7:20~7:40)6の沢出合(8:05~9:35)幌尻岳北カール=C1(7:20~7:40)
ゲートから取水口まで林道。道の脇の滝を浴びて入山を祝う。幌尻山荘までは渡渉10回ほどあるが水量少なくなんも。Mの一人が足をつったので6の沢出合で大休止。Co1200二股までに顕著な滝3つ。F1は左岸捲き、F2は右岸登る、F3は左岸捲くが全装では嫌な感じの所がありそこはLsでMのザックを運ぶ。Co1200先も小滝連続。一つシャワークライムの滝でMのザック釣り上げた。M一人が重荷でへばる。美しい幌尻北カールにポンと飛び出てC1。
8/13:晴れ→曇り時々雨
C1(7:45)幌尻岳(9:15~9:55) トッタベツ岳(11:30~11:40)七ツ沼カール=C2(12:20)
起きるとALのパー食がキツネに荒らされており、AL発狂。楽そうな場所行き幌尻岳東の夏道に出る。トッタベツAtして、干上がった七ツ沼カールでC2。勝毎花火大会の裏で七ツ沼花火大会が開催された。
8/14:晴れ→曇り時々雨
C2(4:55)エサオマン入の沢出合=C3(10:20~10:55)ポンベツ沢出合=C3(13:20)
沢型たどって新冠川に入る。エサオマン入の沢出合までに滝や小滝がいくつかある。高捲いたものが一つ、abしたものが一つ。あとは特に問題ない。適宜後ろ向きになりスタンス指示したりもした。巨岩帯を抜けて河原となり、釣り糸を垂れならポンベツ沢出合まで。薪魚豊富な快適テンバ。明日の停滞を決めてでっかい焚火をする。
8/15:晴れ→曇り時々雨
C3=C4
休養停滞。釣り人に50cm近いニジマスをもらう。午後から雨。メイン入山してから北海道付近はずっと大気が不安定で、天気もずっとこのサイクルだ。
8/16:晴れ→曇り
C4(6:20) ポンベツ沢Co1060二股=C5(11:40)
いよいよ核心のポンベツ。朝日にキラキラ輝く沢に迎え入れられているよう。Co750二股で滝となって右股が流れ込んでくる辺りから函状。その場所はLが右岸へつって通過し、後続はハーケンでfixしたシュリンゲでtrvして通過。Co800付近のCSの滝は右岸へつり気味に直登。Mはお助け紐fix+ハーケンでシュリンゲfix×2で対処。捲きもできる。その他はへつったり浸かったり。残りの滝も全て直登したり捲いたりできる。ワンポイントでMにシュリンゲ垂らしたものもあった。
8/17:曇り→雨
C5(4:35) ナメワッカJ.P (8:50~9:10)エサオマンJ.P(13:10~13:20)エサオマントッタベツ岳(14:05~14:15) エサオマンJ.P(14:50~15:20)エサオマン北東カール=C6(17:10)
テンバを出てすぐガレた沢。Co1250付近に10mF。右岸捲くように取りついて上部直登。ナメワッカJ.P北西カールから藪漕いで東西稜線に出る。Co1150二股を右股に入っていたようだ。ハイマツの稜線をエサオマンJ.Pまで。探せば大体刈り分けある。虫多い。エサオマンAtしてJ.P少し東の踏み跡から下る。急でガレており少し気を遣う。数回後ろ向きになりスタンス指示した。Abも一回。残置あり。寒さに震えながら何とかテンバ設営。パーティーの疲労と天気から、明日は休養で移動のみとする。
8/18:雨
C6(10:40) 山スキー沢出合=C7(12:10)
朝、降り続いた雨で夏テンの床が水たまりになっていた。Lいつかの知床を思い出す。またもや皆で震えながら飯を食う。沢は増水しており滑滝はなかなか迫力がある。後ろ向きになった所もあるが捲き道もあり特に問題ない。雨は一晩中降り続いた。
8/19:雨時々曇り
C7(6:35)札内岳(12:15~12:35)10の沢出合=C8(16:20)
やや増水しているが問題ない程度なので出発。寒い。山スキー沢はCo1100から源頭付近まで滑床。Co1400二股は左、次も左。滝や小滝が源頭付近まで連続。大体直登できるが捲きや高捲きもあった。ロープは一度も出さなかったが、休みなく滝が続くので気は抜けない感じ。やはり増水していたようで源頭付近まで水が涸れなかった。札内岳西峰に詰めあがる。ピーク行って、西峰とのコルから札内川本流へ。源頭部はやや急な岩盤上の滑で所々後ろ向きになる。Co1400~Co1240はジャングル。10の沢に着くと皆ヘロヘロ。今宵も寒さに震えながら火をつける。
8/20:晴れ→曇り
C8(10:40)8の沢出合=C9(13:00)
久しぶりの太陽に皆喜び、濡れた装備をカピカピにする。8の沢出合まで歩く。人いっぱい。
8/21:晴れ
C9(5:05)カムエク(9:15~9:45)C9(12:35~13:10)7の沢出合(14:20)札内ヒュッテ=C10(16:10)
アタック日和。ピンクテープが乱打された8の沢を行く。Co900付近に雪渓あったが問題なく通過。登りは途中から沢中を行く。見事な8の沢カールからカムエクAtして夏道を下る。テンバ撤収して札内ヒュッテまで歩く。7の沢までは殆ど道がついている。待てども待てども来るはずの迎えは来ず、ヒュッテで謎のC10。
8/21:雨→曇り時々晴れ
C10→ハゲ天
ヒッチなどで脱出成功し、ハゲ天へ。
コメント
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濡れて震えて、疲れている中でも生活の火をつけようとする意志が一番大事だと思う。緑ザック、最後日にして巨大・・!
濡れたマキが殆どでしたが、何とか毎日火をつけました。
やはり焚火はいいですね。
日高でしかできないようないいメインになりました。
こりゃ満腹ですね。写真もよく撮ってますね。
夏の日高を満喫できました。
カメラを持っていたのが私だけだったので、記録係兼任でした。
3乗越、1アタック、5山頂、11日間、いい夏でしたね。
長い1年班を日高でやりたいと思っていたので、充実の山行ができて嬉しいです。
そういえば札幌で、京都のけんじりさんとお会いしました。
けんずり君も、少ない所帯で京都府立医科大学山岳部を取り回している、いや、自由な発想の下で優れたクラック技術を元手にアグレッシブに活動している8-5(だったと思う)の青年なので、実際に話すと得るところあったのでは。彼奴は札幌に何をしに行ったのだろうか。
色々とオモシロい話を伺えました。
彼らのスタイルは自由で、聞いているだけでもかなり楽しかったです。
1ヶ月ほど北海道にいて、日高の沢や海岸でのクライミングをしてきたらしいです。
札内川ヒュッテからお乗せした車の助手席の男です。
中札内までしか乗せられず申し訳ありませんでしたが、
あれからも雨の中無事ヒッチできたようで何よりです。
kenn様
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
町まで歩くことも考えていたものですから、あの時は本当に助かりました。
ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
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