剱にチャレンジ!立山〜剱岳縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,189m
- 下り
- 2,190m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:30
天候 | 1日目:快晴 2日目:快晴 3日目:晴れ午後から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
→(バス)→室堂 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇室堂→浄土山→一ノ越:特に危険な箇所はありません ◇一ノ越→雄山→大汝山→別山:ガレ場が所々ありますが問題なし。強風時は稜線の歩きは恐いかも ◇別山→剱沢→剣山荘:尾根から沢への下りがけっこうガレてます。 ◇剣山荘→一服剱→前剱:隠れた難所。浮石いっぱいの急斜面です。 ◇前剱→剱岳:言わずもがな。超危険です。 ◇剣山荘→別山乗越:中腹を巻く道。けっこう歩きにくい。残雪もあります。 ◇別山乗越→雷鳥沢:急勾配の長い下り。転倒注意 ◇雷鳥沢→室堂:細かいアップダウン。疲労した脚にはけっこう堪えます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年も北アルプスに行ってきました。
直前に台風が2つ発生して天気が危ぶまれましたが、結果的に両方とも避けたようでとてもラッキーでしたね。
1日目、室堂から浄土山を経て一ノ越へ。
観光客が多い室堂の散策路から右に逸れ、浄土山へ。よく整備された道ですが勾配はそこそこ。歩き始めなのでなかなか堪えます。浄土山登山口とかかれた標識から先は完全にガレ場。浄土山から一ノ越への向かう際は、立山連峰の尾根が連なる清々しい景色に。
一ノ越山荘泊。大部屋に4人という贅沢仕様でした。夜間は曇で星空はおあずけ。朝は雲がなく、槍ヶ岳も見える最高の景色。
2日目、一ノ越から雄山、大汝、別山を経て剣山荘へ。
急登を越えて雄山の神社へ。登拝料500円で山頂で祈祷を受けられます。ここで無事を祈ったおかげで今回の山行は天気にめぐまれたのかな。
雄山からの稜線歩きは危険箇所も少なく気持ちのいいルート。強い日光を浴びますが空気は涼しいので汗はあまりかきませんでした。別山からは剱岳の全容が見え感動的な眺め。雲も少なく、最高の撮影日和でした。
別山の尾根から剱沢への下りは意外に長く感じました。目の前に見えるのになかなか近づかないキャンプ地。沢とちょっとした残雪を越えて剣山荘へ。
3日目、剱岳往復、そして室堂へ。
天気が下り坂という情報から、早めの行動が吉と判断。夜明け前の3時50分から行動開始です。(剣山荘では朝食弁当を前日に頼めます)
暗闇の中、ヘッドライトで照らしながら一服剱を越えて前剱の中腹まで。前剱のルートは踏み跡が分かりにくいので正しいルートか迷いました。
前剱に達してからが難所の連続。この頃には明るくなっていましたので慎重に足場を見て進みます。鎖とボルトに助けられながら更に先へ。細いトラバースや平蔵の鎖も見た目ほど恐怖感はなかった模様。
そしていよいよ核心部のカニのタテバイ。渋滞名所らしいですがこの時間であれば独り占めです。慎重に手がかり足がかりを探し、三点確保して危なげなくクリア。ちなみにタテバイの後はすぐに頂上かと思っていたんですがそんなことはなく、延々と続くガレた急斜面に息切れしそうでした。
それだけに苦労して得た山頂からの眺めは最高でした!心配していた天気ももってくれたので、360度の展望が楽しめたわけです。
もっと居たい欲求を抑えて下山。まだ先は長いですからね。下山の難所カニのヨコバイは思ったほど厳しいことはなくアレ?といった印象。赤丸のところに足を下ろす際に、鎖だけを掴むと不安定で恐いのかなーと想像しました。実際は右手でつかめる岩の出っ張りがあるのでそれを使えば姿勢を崩さず足場に乗れます。
その後は登ってくる方々と挨拶を交わしつつ下山。剣山荘に帰還して一安心です。
残るは室堂までの踏破のみとなりましたが、残雪トラバース以外には危なげな箇所もなく満足感に浸りながらの下山となりました。
天気もよく渋滞もなく、実にいい山行でした。剱岳は噂にたがわぬ難易度でしたが、頂上からの景色と登った達成感はそれに見合ったものだと思います。
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