八方尾根,餓鬼山尾根,水平歩道,雲切新道,北方稜線…は断念し仙人新道,内蔵助平経由の黒部ダム
- GPS
- --:--
- 距離
- 59.2km
- 登り
- 6,207m
- 下り
- 6,602m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:00
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:40
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:40
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:20
「不安があって迷っているときは潔くあきらめたほうが良いよ」
楓さんならきっとこういうだろう!など某萌え系山アニメの世界へ現実逃避。
そのため当初祖母谷温泉を4時くらいに出て北方稜線に近い池の平小屋まで行くつもりだったはずなのに
ぐずぐず6時を回ってから出発し、雨が降ってきたこともあり途中の仙人温泉小屋へ投宿。
温泉もあり楽しい時間をすごすことができたが、本来の目的からは逃げに入っていたといって間違いない。
さらに当日道を間違え予定より遅れたことに加え、峠からその凶暴な稜線を眺め恐れをなし行かぬ方へ心は決まった。
池の平小屋のスタッフにもそういう心持の時はやめた方が良いと背中を押され清清しい気持ちで断念することに。
せっかくなので小窓までは登ってみたが、雪渓上部から稜線へのとりつきあたりでもちょっとしたクライミング、やめて正解だった。
と今のところ思っております。
天候 | 初日 曇り/小雨少し雷、二日目 曇り/雨、三日目 晴、四日目 晴/曇り/たまに小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘前から登山開始 帰りは信濃大町駅からWiller Expressの夜行バスで成田空港まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
餓鬼山尾根、下りは道が草で覆われ気味で歩きづらい、熊の威嚇する声も聞こえた 水平歩道、高度に慣れれば快適、慣れすぎて油断しないように 雲切新道、特に前半は急登で補助ロープありきの登山道 北方稜線、実際稜線までは行ってないがその手前ですらかなりハード 仙人新道、よく整備され普通に快適 ハシゴ谷乗越を経て内蔵助出合、下るには普通だが逆だと長い登りで地味に辛そう |
写真
感想
八方尾根から唐松岳頂上山荘まではいつもの快適な道、八方のコンビニで朝食をとって出発が30分遅れたので唐松岳山頂には寄らずに先を急ぐ。
唐松岳から祖母谷温泉へ抜ける餓鬼山尾根、餓鬼山までは良いのだが沢沿いの下りに入ってから通る人が少ないせいか登山道が草で隠れ気味で足元が見えなく隠れた岩などに躓いて歩きづらい。途中大型動物が藪に抜けるような音を3度耳にする、また熊と思える(狂犬かと思った)唸り声もしたので熊鈴など携帯したほうが良いと思う。
祖母谷温泉ではテント泊したがテン場のすぐ横に露天風呂があり24時間入浴できる
ご主人の人柄も良くテント泊の人間にも親切、ビールなどのアルコール飲料も格安で温泉には都合5時間くらい浸かった。湯に浸かりすぎると翌日がダルいことも分かった。
欅平からの登りで登山道から藪に抜ける一匹狼のカモシカを目撃、
水平歩道は一昨年も通ったので想定内だが歩き始めは高度感に痺れる。
雲切新道の登り始めは大変な急登で一応補助ロープはあるのだが仮にないと登るのは厳しい道だと思った、それでもこの道ができてからは大きな事故はないらしい
仙人温泉小屋は以前から泊まってみたい憧れの宿だった、その温泉もさることながら、ご主人の話がとても面白くリピートしたい宿のひとつとなった。雨の中来てくれたからと最初のビールはサービスで頂き高級な吟醸酒も数杯飲ませてもらったので実際購入したビールは2本だけ。温泉には5時間近く浸かった、というか1時間くらい湯舟で寝てしまった。あと北方稜線で上部2ヶ所の急な雪渓を渡る必要があるのだが例年より雪解けが遅くまだ幅が広いらしい、また自分が持ってきた簡易アイゼンだとスペックが足りないかもしれないとのアドバイスを受ける。
翌日北方稜線行きの決断が煮え切らないまま出発し池の平小屋までで2時間切ったら登る2時間半かかったらやめると決めたが途中道を間違え結局2時間40分かかってしまう、CTだと剱沢まで行けるか厳しく稜線で一晩を過ごすのは御免こうむりたい。
さらに異形ともいえる凶暴な稜線を見て完全にビビってしまい結局断念することに。
残念な気持ちもあるが正直ほっとし、小窓雪渓上部のコルまで行って戻る。
雪渓から見上げる北方稜線もなかなかのもの。
戻って平の池から剱岳の勇姿に向け再訪を誓う(北方稜線は今のところ無いと思う)。
来るときに仙人池に映る剱岳を見忘れたので仙人峠に荷物をデポり往復。
仙人新道は歩きやすく非常に快適な下山道、剱岳を横目に下っていると小窓雪渓に人影を発見、北方稜線を越えてきた人たちだ、かっこいいな!
二股の吊橋を渡り小一時間くらい沢沿いを歩き捲き道を通って真砂沢ロッジのテント場に到着、快適なテント場、缶ビールも500円と手ごろ。
翌日は長次郎雪渓の下部まで散歩、昨年歩いたトレイルとつながった。
ハシゴ谷乗越、内蔵助平、内蔵助出合いを通過し黒部ダムには13時過ぎに到着。
扇沢経由で14時20分頃大町温泉郷につき酒の博物館へ行ったら改装のためお休み。
バスは22時20分発なのでなんとか時間をつぶそうと観光案内所に行ったら地元ワインの飲み歩きイベントを紹介された。1000円で7軒のホテルをまわり合計10種類のワインをテイスティングできる。さらに500円追加でホテルのお風呂にも入浴できるため黒部観光ホテルでチケットを買いそのまま入浴、通常の日帰り入浴は800円らしい
各所のワインも大変美味しくホテル巡りも楽しい。さらにはこの日は大町までシャトルバスも出してくれていたためバス代530円も浮いた、乗客は自分ひとりだったため運転手さんが気を使ってくれて色々と地元のお話をしてくれた。
大町でラーメンを食べたらお腹が一杯になりすぎて目指していた居酒屋には行けず。
町をぶらぶら散歩しビール2缶買って夜行バスに乗り込んだ。
コメント
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こんにちは!
小屋ではお世話なりました。
記録を見ると健脚がよくわかりますね。
北方稜線手前まで行ったんですね。
私も行ってみたいですが、練習が必要そうです。
私の記録の日にち間違っていました。ありがとうございます。
それでは、また。
小屋では色々ありがとうございました。
もともとピークハントとかよりもトレイルハイクが好みなのですが
今回だけは肉体的にも精神的に挑戦のつもりでした(断念したけど)。
またお会いできたらよろしくお願いします。
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