記録ID: 717517
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無雪期ピークハント／縦走
甲斐駒・北岳
南アルプス白根三山縦走、暴風雨と快晴の稜線を行く
2015年09月12日(土) 〜
2015年09月14日(月)
山梨県
静岡県
m2998nokaze
その他1人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,455m
- 下り
- 3,138m
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1日目
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 7:20
| 天候 | 12日：晴れ、夜半から強風 13日：雨のち曇り、強風 14日：快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
奈良田の駐車場（無料、トイレあり）は広く、ガラガラでした。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
14日の下山時に大門沢小屋のご主人がヘリで遭遇するところに遭遇しました。 その時点ではバイト君が一人いるだけでした。 利用する方は事前に状況を確認する必要があります。 |
写真
奈良田駐車場9:03のバスで広河原へ。
乗客は観光客、釣り師、登山者合わせて30人位でした。
先払いなので運賃1030円＋協力金100円は用意しておきましょう。
1
9/12 8:48
奈良田駐車場
9:03のバスで広河原へ。
乗客は観光客、釣り師、登山者合わせて30人位でした。
先払いなので運賃1030円＋協力金100円は用意しておきましょう。
9:03のバスで広河原へ。
乗客は観光客、釣り師、登山者合わせて30人位でした。
先払いなので運賃1030円＋協力金100円は用意しておきましょう。
登山道わきの沢も増水していて、登山道に水が流れているところがありました。
二俣です。
シーズン中は仮設トイレがあります。
わたし達はここから右俣コースへ。
シーズン中は仮設トイレがあります。
わたし達はここから右俣コースへ。
肩ノ小屋に着きました。多勢の登山者がくつろいでいます。
そりゃ、もう3時ですもんね。
普通はここに泊まりますよね。
わたし達は予定通り北岳山荘まで進みます。
2
9/12 15:16
肩ノ小屋に着きました。
多勢の登山者がくつろいでいます。
そりゃ、もう3時ですもんね。
普通はここに泊まりますよね。
わたし達は予定通り北岳山荘まで進みます。
多勢の登山者がくつろいでいます。
そりゃ、もう3時ですもんね。
普通はここに泊まりますよね。
わたし達は予定通り北岳山荘まで進みます。
山頂が見えてきました。
肩ノ小屋から山頂まですぐのような気がしていましたが、ちょっとありますね。
肩ノ小屋から山頂まですぐのような気がしていましたが、ちょっとありますね。
北岳頂上です。バックは仙丈ケ岳。
甲斐駒ケ岳は雲の中に見えなくなっていました。
時間が遅かったので人が少なかったのは良かったです。
3
9/12 16:16
北岳頂上です。
バックは仙丈ケ岳。
甲斐駒ケ岳は雲の中に見えなくなっていました。
時間が遅かったので人が少なかったのは良かったです。
バックは仙丈ケ岳。
甲斐駒ケ岳は雲の中に見えなくなっていました。
時間が遅かったので人が少なかったのは良かったです。
天場は小屋周辺にたくさんありましたが、時間が時間だけにいい場所は残っていませんでした。診療所の裏に張りました。
斜めなのと小屋のボイラー室のそばで石油臭いのが気になりましたが、夜半から強風が吹き荒れ、臭いなど吹き飛んでしまいました。
西からの風はもちろんすごく、それが建物にあたって逆風になり、テントが変形するほど右に左にあおられ、二人ともあまりよく眠れませんでした。
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9/12 18:06
天場は小屋周辺にたくさんありましたが、時間が時間だけにいい場所は残っていませんでした。
診療所の裏に張りました。
斜めなのと小屋のボイラー室のそばで石油臭いのが気になりましたが、夜半から強風が吹き荒れ、臭いなど吹き飛んでしまいました。
西からの風はもちろんすごく、それが建物にあたって逆風になり、テントが変形するほど右に左にあおられ、二人ともあまりよく眠れませんでした。
診療所の裏に張りました。
斜めなのと小屋のボイラー室のそばで石油臭いのが気になりましたが、夜半から強風が吹き荒れ、臭いなど吹き飛んでしまいました。
西からの風はもちろんすごく、それが建物にあたって逆風になり、テントが変形するほど右に左にあおられ、二人ともあまりよく眠れませんでした。
強風はおさまっていませんでした。この日は寒冷前線が通過して天気が荒れる予報が出ていました。
強風の中歩くのがためらわれ、テントでしばしグズグズしていました。
しかしこの時点では晴れていたので下山する踏ん切りもつきません。
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9/13 5:33
強風はおさまっていませんでした。
この日は寒冷前線が通過して天気が荒れる予報が出ていました。
強風の中歩くのがためらわれ、テントでしばしグズグズしていました。
しかしこの時点では晴れていたので下山する踏ん切りもつきません。
この日は寒冷前線が通過して天気が荒れる予報が出ていました。
強風の中歩くのがためらわれ、テントでしばしグズグズしていました。
しかしこの時点では晴れていたので下山する踏ん切りもつきません。
結局、出発するほかの登山者たちにあおられるようにテントをたたみ、間ノ岳に向かいます。しかしこの時点ですでに雲が多くなっています。
2
9/13 6:20
結局、出発するほかの登山者たちにあおられるようにテントをたたみ、間ノ岳に向かいます。
しかしこの時点ですでに雲が多くなっています。
しかしこの時点ですでに雲が多くなっています。
中白根山頂上。
この時には雨が降ってきていました。
とにかく農鳥小屋までは頑張り、そこでどうするか決めることにします。
この時には雨が降ってきていました。
とにかく農鳥小屋までは頑張り、そこでどうするか決めることにします。
強風にあおられつつ間ノ岳に向かいます。歩いている人はそれなりにいて岩場で待たされることもあります。
雨でぬれた上で強風にあたるため体温がどんどん奪われ、ストックを持つ手はしびれてきます。
間ノ岳の登りになる手前で岩陰に入り、ウェアを着増ししました。それで何とか人心地着いたのですが、重ね着したためいつもポケットに入れているカメラを取り出す余裕はなくなりました。
1
9/13 6:59
強風にあおられつつ間ノ岳に向かいます。
歩いている人はそれなりにいて岩場で待たされることもあります。
雨でぬれた上で強風にあたるため体温がどんどん奪われ、ストックを持つ手はしびれてきます。
間ノ岳の登りになる手前で岩陰に入り、ウェアを着増ししました。それで何とか人心地着いたのですが、重ね着したためいつもポケットに入れているカメラを取り出す余裕はなくなりました。
歩いている人はそれなりにいて岩場で待たされることもあります。
雨でぬれた上で強風にあたるため体温がどんどん奪われ、ストックを持つ手はしびれてきます。
間ノ岳の登りになる手前で岩陰に入り、ウェアを着増ししました。それで何とか人心地着いたのですが、重ね着したためいつもポケットに入れているカメラを取り出す余裕はなくなりました。
何とか間ノ岳頂上に着きました。
ほとんどの登山者がここから北岳方向へ引き返すようです。
ほとんどの登山者がここから北岳方向へ引き返すようです。
あとは農鳥小屋へ下るだけ、その先へ進む気はなくなっていました。わたしは小柄なせいもあるのか、たびたび強風で吹き飛ばされそうになり、足を止めさせられました。
1
9/13 8:17
あとは農鳥小屋へ下るだけ、その先へ進む気はなくなっていました。
わたしは小柄なせいもあるのか、たびたび強風で吹き飛ばされそうになり、足を止めさせられました。
わたしは小柄なせいもあるのか、たびたび強風で吹き飛ばされそうになり、足を止めさせられました。
農鳥小屋に着いたときはまさしく『地獄に仏』の気持ちです。雨が小降りになったのでテントを張るかどうか迷ったのですが、無理せずに泊まらせてもらうことにしました。
素泊まり寝具なしで4500円。
この日の泊り客は6人でした。
6
9/13 9:10
農鳥小屋に着いたときはまさしく『地獄に仏』の気持ちです。
雨が小降りになったのでテントを張るかどうか迷ったのですが、無理せずに泊まらせてもらうことにしました。
素泊まり寝具なしで4500円。
この日の泊り客は6人でした。
雨が小降りになったのでテントを張るかどうか迷ったのですが、無理せずに泊まらせてもらうことにしました。
素泊まり寝具なしで4500円。
この日の泊り客は6人でした。
小屋内部の様子。炬燵があり、お湯とコーヒーなどが用意されています。
実はネットでこの小屋の管理人さんの評判はいろいろ見ていたので計画段階でここに泊まるのはあり得ませんでした。
背に腹は代えられないと泊まることにしたのですが、わたしは管理人さんは本当に山と人を愛する方だと感じました。
いろいろ厳しいことをいうのは遭難を起こさないため、厳しい条件のもと限られた物資で、小屋を維持していくためだと思いました。
8
9/13 17:03
小屋内部の様子。
炬燵があり、お湯とコーヒーなどが用意されています。
実はネットでこの小屋の管理人さんの評判はいろいろ見ていたので計画段階でここに泊まるのはあり得ませんでした。
背に腹は代えられないと泊まることにしたのですが、わたしは管理人さんは本当に山と人を愛する方だと感じました。
いろいろ厳しいことをいうのは遭難を起こさないため、厳しい条件のもと限られた物資で、小屋を維持していくためだと思いました。
炬燵があり、お湯とコーヒーなどが用意されています。
実はネットでこの小屋の管理人さんの評判はいろいろ見ていたので計画段階でここに泊まるのはあり得ませんでした。
背に腹は代えられないと泊まることにしたのですが、わたしは管理人さんは本当に山と人を愛する方だと感じました。
いろいろ厳しいことをいうのは遭難を起こさないため、厳しい条件のもと限られた物資で、小屋を維持していくためだと思いました。
到着後、1時間もすると雨がやんで青空も見えてきました。しかし強風は変わらず、見えていた山頂もその後また雲に没してしまい、それほど劇的回復することありませんでした。
2
9/13 10:16
到着後、1時間もすると雨がやんで青空も見えてきました。
しかし強風は変わらず、見えていた山頂もその後また雲に没してしまい、それほど劇的回復することありませんでした。
しかし強風は変わらず、見えていた山頂もその後また雲に没してしまい、それほど劇的回復することありませんでした。
夕方には風はあるものの天気はほぼ回復、夕焼けが見られました。小屋の夕食が午後4時ごろで自炊のわたしたちもそれに合わせたので午後6時にはみな眠ることになりました。
2
9/13 17:59
夕方には風はあるものの天気はほぼ回復、夕焼けが見られました。
小屋の夕食が午後4時ごろで自炊のわたしたちもそれに合わせたので午後6時にはみな眠ることになりました。
小屋の夕食が午後4時ごろで自炊のわたしたちもそれに合わせたので午後6時にはみな眠ることになりました。
3日目の朝、風は弱まっていました。下界は雲海の下、山は快晴です。
3：45には管理人さんにたたき起こされました。
山は早出早着が大切だからですね。
この日の泊り客は全員、奈良田に下山です。
第一発電所からのバスは午後3時過ぎなのでそんなに早く出なくても…と言いつつ、皆さん早くに出発しました。
わたし達が最後で、犬の散歩に行くという管理人さんを見送ってからでした。
3
9/14 5:25
3日目の朝、風は弱まっていました。
下界は雲海の下、山は快晴です。
3：45には管理人さんにたたき起こされました。
山は早出早着が大切だからですね。
この日の泊り客は全員、奈良田に下山です。
第一発電所からのバスは午後3時過ぎなのでそんなに早く出なくても…と言いつつ、皆さん早くに出発しました。
わたし達が最後で、犬の散歩に行くという管理人さんを見送ってからでした。
下界は雲海の下、山は快晴です。
3：45には管理人さんにたたき起こされました。
山は早出早着が大切だからですね。
この日の泊り客は全員、奈良田に下山です。
第一発電所からのバスは午後3時過ぎなのでそんなに早く出なくても…と言いつつ、皆さん早くに出発しました。
わたし達が最後で、犬の散歩に行くという管理人さんを見送ってからでした。
けっこう下りますね。
実は農鳥岳より西農鳥岳のほうが高いんですね。
実は農鳥岳より西農鳥岳のほうが高いんですね。
ハイマツの間を下ります。
稜線を外れるとすぐに暑くなってきました。
稜線を外れるとすぐに暑くなってきました。
樹林帯に入ります。
このあと急降下が続きました。
平日にもかかわらず、登ってくる登山者がいましたが、ここを登るのは大変そう。
このあと急降下が続きました。
平日にもかかわらず、登ってくる登山者がいましたが、ここを登るのは大変そう。
ヘリコプターが飛んできました。大門沢小屋の荷揚げ？と思ったけど、何か様子が変です。
大門沢小屋まで下りていくとちょうど人がピックアップされるところが見えました。
農鳥小屋で同宿したどなたかでは〜？と心配になりました。
2
9/14 10:31
ヘリコプターが飛んできました。
大門沢小屋の荷揚げ？と思ったけど、何か様子が変です。
大門沢小屋まで下りていくとちょうど人がピックアップされるところが見えました。
農鳥小屋で同宿したどなたかでは〜？と心配になりました。
大門沢小屋の荷揚げ？と思ったけど、何か様子が変です。
大門沢小屋まで下りていくとちょうど人がピックアップされるところが見えました。
農鳥小屋で同宿したどなたかでは〜？と心配になりました。
大門沢小屋、誰もいません。天場にいた方に声をかけると小屋のバイトの人でした。
ヘリで運ばれたのは大門沢小屋のご主人でした。ケガをされたようです。
これから小屋の営業はどうされるんでしょうか？他人事ながら心配になりました。
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9/14 10:49
大門沢小屋、誰もいません。
天場にいた方に声をかけると小屋のバイトの人でした。
ヘリで運ばれたのは大門沢小屋のご主人でした。ケガをされたようです。
これから小屋の営業はどうされるんでしょうか？他人事ながら心配になりました。
天場にいた方に声をかけると小屋のバイトの人でした。
ヘリで運ばれたのは大門沢小屋のご主人でした。ケガをされたようです。
これから小屋の営業はどうされるんでしょうか？他人事ながら心配になりました。
小屋からの下山でも何回か沢を渡ります。これまでよりはしっかりした木橋になったのでもう怖い思いはしなくて済むと思ったのですが・・・
2
9/14 11:09
小屋からの下山でも何回か沢を渡ります。
これまでよりはしっかりした木橋になったのでもう怖い思いはしなくて済むと思ったのですが・・・
これまでよりはしっかりした木橋になったのでもう怖い思いはしなくて済むと思ったのですが・・・
これも崩れそうで怖かった・・・
足元ばかり見ていたら最後に頭上にあった枝に激突してしまいました。
足元ばかり見ていたら最後に頭上にあった枝に激突してしまいました。
これが1番ヤバい木橋でした。手すり代わりのロープが右から左に斜めにかけられているので真ん中でくぐらなければならないのです。
それがザックに引っかかって、あやうく沢に落ちそうになりました。
大きなザックの人は要注意です。
8
9/14 12:39
これが1番ヤバい木橋でした。
手すり代わりのロープが右から左に斜めにかけられているので真ん中でくぐらなければならないのです。
それがザックに引っかかって、あやうく沢に落ちそうになりました。
大きなザックの人は要注意です。
手すり代わりのロープが右から左に斜めにかけられているので真ん中でくぐらなければならないのです。
それがザックに引っかかって、あやうく沢に落ちそうになりました。
大きなザックの人は要注意です。
最初のこの吊り橋は怖かったです。
これ以降のはしっかりしていて大丈夫でした。
これ以降のはしっかりしていて大丈夫でした。
ようやく登山道入り口です。
でもまだ先があります。
奈良田駐車場まで4km以上・・・つらいです。
でもまだ先があります。
奈良田駐車場まで4km以上・・・つらいです。
感想
とにかく2日目の暴風雨はきつかったです。
これでわたしは7月連休白山（これはヤマレコには載せていません）、8月3週目針ノ木岳、8月4週目岩手山と4回連続悪天の中の縦走でした。時間的には短かったけれど今回が1番厳しかったです。
途中農鳥小屋に逃げ込むことができたので本当に助かりました。
農鳥小屋についてはいろいろ言われているようですが、あそこにあの小屋があるおかげで登山者は安心して白根三山縦走ができるのでしょう。
ただ、トイレはもう少し何とかしてほしいですね。
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広河原からお疲れさまでした。
当初は一泊二日の山行の予定だったのでしょうか。
稜線で長く過ごせて良かったかも知れませんね。
願わくば農鳥小屋滞在してる時に風が弱くなれば…。
明けて農鳥小屋発って西農鳥岳、農鳥岳、大門沢下降点までの稜線歩きは、天候にも恵まれ静かで良かったですね。
tomhigさん、コメントありがとうございます。
計画としては2日目は大門沢小屋テント泊で、もしも早く着けばそのまま奈良田まで下山って感じでした。
2日目の朝の時点では、�…簑擇垢襦�3日目が長くなってしんどい）�△海里泙淆膤鯊�経由で下山（せっかく来たのにもったいない）�Ａ粟�が通過すれば風が収まるはずなのでそれまで待って農鳥小屋まで行く、のどれかを考えていました。
結果的にはみんな出発しているので大丈夫かなと見切り発車してしまったのですが、��に近い感じになりましたね。
2日目に無理して行ってもせっかくの3000ｍ級の稜線を楽しめない天気でしたので良い天気になった3日目に西農鳥岳〜大門沢下降点が歩けたので満足でした。
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