北アルプス 雲ノ平〜笠ヶ岳 5日間縦走



- GPS
- 96:55
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 4,099m
- 下り
- 4,372m
コースタイム
二日目 薬師沢小屋4:47-6:47アラスカ庭園-7:13奥日本庭園7:29-7:54雲ノ平山荘-9:31高天原峠9:36-10:36高天原山荘11:05-11:21温泉沢-11:37竜昌池11:48-12:02温泉沢14:25-14:47山荘
三日目 高天原山荘4:42-5:32水晶池5:38-7:30岩苔乗越7:46-8:18ワリモ岳8:27-8:59鷲羽岳9:24-10:18三俣山荘10:29-11:22三俣蓮華岳11:45-12:53双六岳13:10-13:57双六小屋
四日目 双六小屋5:11-5:59花見平-6:24弓折岳6:33-7:26大ノマ岳-9:16抜戸岳-9:25-10:49笠ヶ岳山荘11:01-11:14笠ヶ岳11:42-11:52山荘
五日目 笠ヶ岳山荘4:31-5:33抜戸分岐-6:15杓子平-7:39 2100m付近-8:53笠新道登山口9:00-9:47新穂高温泉
天候 | ガス、曇り、晴れなど色々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
、有峰口からタクシーを利用。この場合、通常と変わらずに折立に到着できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立では登山届を出すところがないので、薬師沢小屋に出しました。 新穂高温泉では今年新しくできた中崎山荘で汗を流して食事もして来ました。 |
写真
感想
今回の計画を立てるに当たって悩んだのが、折立への直行バスが普段なら2時間で行くところ、迂回路を通るので、3時間半かかるということでした。
調べたら有峰口からタクシーを利用すれば、バスとは違うルートを走るので、所要時間が1時間で済みます。
人数が4人なので、タクシーでもバスとはさほど変わらない料金になります。
今回、経費節減で川越から夜行バスを利用しました。
一日目
折立から太郎平までは、カンカン照りだと嫌だなぁって思っていました。
富山に着いた時は雨でがっかりでしたが、折立に着く頃は少し晴れ間も覗いていました。
多少ガスの中の登りでしたが、暑いのは一緒でした^^;
カンカン照りだったらもっとしんどかったかも知れません。
思ったよりも早く太郎平に到着。今回ここは3回目の登りです。
過去2回は快晴の中、ヒイヒイ言って登ったのでした。もっとも、テント泊でザックの重量が今回の2倍でしたから。
ランチをしてから薬師沢に向かいます。下りなのでるんるん♪です。
時々、パラパラと小雨が来てましたが、雨具を着るほどではありませんでした。
団体さんを抜いたりして、予定より早く小屋に到着できました。
テラスにてビールでかんぱ〜〜〜い♪
沢の音は小屋の中に入ると全く聞こえませんでした。
二日目
薬師沢から雲ノ平へ直登コースを行きます。
岩がゴロゴロした沢状の急な登りです。とにかくゆっくり登ります。
上がり切ったかなと思ったところがアラスカ庭園でした。更に木道を進むと奥日本庭園。ここで朝食タイムです。アルファ米にお湯を差してかき混ぜて時間を置くと食べられるやつです。今のはよくできています。美味しいです^^
ガスガスでなんにも見えませんが確かに雲ノ平です^^
辺りはハクサンイチゲのお花畑です。工事中の雲ノ平山荘をガスの中に見つけるとすぐに、高天原への分岐です。10日から営業の雲ノ平山荘です。
30年前も雨の中の雲ノ平。もう一度行かないとダメかな^^;
高天原峠へは少し登って、それから大きな岩を辿って行く道へと変わり、池糖を眺めながら、やがて樹林帯の下りへと入って行きます。
急で長い下りを行くといつの間にか峠です。大東新道からの道と合流します。
標高を下げて行くと大きな沢を渡って、高天原に到着です。
30年前にも泊まった高天原山荘はやや傾いていました^^;
小屋でビールを買って、着替えを持って、温泉沢へ向かいます。
夢の平の竜昌池を先に訪ねてから温泉沢に戻って、温泉にゆっくりと浸かってビールでかんぱ〜〜〜〜い♪
2時間半ほどそこで時間を過ごしました。時間が早かったので、まだ他の登山者はいませんでした。隣の混浴風呂に殿方が3人ばかりいたようです。
三日目
双六まで行くので、朝食を取らずに早めに出発です。
昨日までのお天気とは違って、快晴の朝です。岩苔乗越へなだらかな道を登って行きます。昨日の雲ノ平の急登がきつかったので、今日はらくちんです。
気がつくとすぐに水晶池でした。池へは樹林の中を少し下ります。
30年前は雨の中の静かな水晶池でしたが、今日は鏡のような滑らかな湖面に水晶岳を写していてすごく神秘的でした。
池をあとにして乗越へ向かいます。地図のコースタイムより早めに着く事ができました。途中で雪渓やお花畑を眺めながら朝食タイムも楽しみました。
鷲羽岳へ向かいます。途中、ワリモ岳山頂に上がって、槍穂の姿を堪能♪
遠く笠も見えます。遠いです^^;
鷲羽池を稜線から眺めると、緑色の湖面が魅惑的な瞳のように見えました。
降りてそばに行ってみたいとも思いましたが、また上がって来なくてはならないことを思うと、根性なしの私はすぐに諦めたのでしたぁ^^;
三俣山荘に着く頃はかなり暑くなっていました。そこから眺める三俣蓮華がまた遠くに見えたりして・・・。過去2回ここを通っていますが、2回とも台風の影響で風雨が強く、山も見えてなければ、寒さに震えながらひたすら双六を目指していました。
今回、初めて良いお天気の中の三俣蓮華の登りです。あと少し・・・なのに、足が重くて結構しんどかった三俣の登りでした。しかし・・・山頂に着く頃は濃いガスに覆われた三俣蓮華でした。山荘から見えた岩稜の三俣はまた隠れてしまったのでした。
双六岳へはずっとガスの中です。山頂に着いてもガスは一向に晴れる気配はありませんでした。山頂から小屋への夏道は、残雪が多く危険との案内板があって、それに従って春道を行きます。
小屋に着いたら、やっぱりビールでかんぱ〜〜〜〜い♪
四日目
笠ヶ岳へは今回のコースの中で一番行程が短いので、朝食を小屋でとって行きます。
ひさしぶりのまともな朝食です^^;
でも、双六池から眺める笠ヶ岳はずいぶんと遠くに見えるんですよね〜〜〜^^;
行けるのかしらぁ?
と、いいつつも進みます。朝日をバックに槍穂の稜線が素晴らしいです。
逆光なのが残念ですが、そんな槍穂を眺めながらの稜線歩きは楽しいです♪
なだらかそうに見えた弓折岳から抜戸岳の稜線もかなり上り下りが大きく、体力を使います。
秩父平から抜戸へ向かうところはとても綺麗でした。カール状になっていて、千畳敷のような雰囲気がありました。
抜戸の山頂に立つと、やっと笠が近くに見えました^^;やれやれです。
でも、そこからが結構長かったぁ。地図ではそんなにかからない筈なのに、身体が疲れて来ているのか、小屋が見えてからの遠かったこと^^;
もう、足があがらん・・・という限界を覚えながらの到着でした^^;
ちょっとだけ休んで、山頂に向かいます。
遮るもののない山頂は暑かったぁ〜〜〜さっきまで見えていた槍穂の稜線が、湧いて来た雲に隠れ、なかなか姿を現してはくれませんでした。
一瞬見せてくれた槍の姿を確認して、小屋に戻りました。
またまたビールを飲んでラーメンを食べてかんぱ〜〜〜〜い♪
五日目
最終日です。時間に余裕を持たせるため、朝食をとらずに下山開始です。
バス乗り場の都合も考えて、今回クリヤ谷ではなく、笠新道を下ります。
抜戸にかかっていたガスを追いかけるように進むと、いつしかガスが晴れて、チラっと槍の穂先が見えました。
杓子平を下って行くとお花がいっぱいです。逆光の槍穂を眺めながらの笠新道をゆっくり下って行きます。
コースタイムほど時間はかからずに登山口に到着できました。
この日、登って行く登山者は17〜8人いました。
最初にすれ違った人は3時に登り始めたとか・・・。お疲れ様です^^;
あ、昨日山頂で出会った単独の男性二人は笠を日帰りだとかで、そのまま下山していきました。
私たちも予定より早く下山できたので、ゆっくり温泉に浸かって、ランチを食べながらまたまたビールでかんぱ〜〜〜〜〜〜い♪
午後、一便しかない松本行きのバスに乗ろうとバス停に行くとタクシーの運転士さんが「乗ってかない?」と交渉に来ました。
22000円と高かったので最初は断ったのですが、一人4250円×4=17000円で交渉成立。バス代より一人当たり1450円高かったけど、2時間くらい早く帰れるので、時間を買いました^^;
気心の知れた友達との5日間の山旅でした^^v
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