北穂高岳〜2015年アルプス納めは大満足


- GPS
- 32:52
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 1,878m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:28
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 10:37
天候 | 18日:快晴 19日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
上高地からのバス最終は18時です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回、このコース上に積雪は無くほぼ夏道と同じコンディションで歩けました。 但し、例年積雪が始まる時期ですので、行かれる場合は現地に確認を取るなどして、十分注意して出かけて下さい。 【上高地〜横尾】 ほとんど平坦な歩きやすい遊歩道です。飛ばせば時間短縮が可能ですがウオーミングアップのつもりで、景色を楽しみながらゆっくり歩くのが「吉」です。 【横尾〜本谷橋】 山道になりますが、登りは緩やかで歩きやすい道です。本谷橋(吊り橋)は既に冬仕舞いで外されており、簡易橋で対岸に渡ります。 ここから涸沢まで本格的な登りが始まりますので、休憩して行動食を食べ準備をするのが「吉」です。 【本谷橋〜涸沢】 初めから急登です。本谷橋の標高は1,800mほど、上高地から4時間かけて300mほどしか上がっていません。 涸沢は標高2,300m、距離は短いですが高度差は500mほど有ります。焦らずにじっくり登りましょう。 途中から涸沢ヒュッテの吹き流しが見えますが、見えてからが長いのでここで「ラストスパート」はまだ早すぎます。 涸沢に近づきますと、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐があります。宿泊先に合った道を進んで下さい。 【涸沢〜北穂高岳(南陵経由)】 小屋に向かって右。ヘリポート方面に進むと左に北穂分岐があります。 登り初めはガラ場の急登ですが手入れが行き届いていますので、歩きやすい道です。 ガラ場を過ぎるとハイマツの中ジグザグを繰り返してどんどん高度を上げます。 途中1カ所ちょっと嫌な岩場があります、鎖は無いので慎重に三点支持で登ります。 スラブ上の長い鎖場と、はしごを過ぎると南陵に乗ります。 この先は南陵上を忠実たどります。途中鎖も有りますが、それほど険しくは有りません。 テント場(南陵テラス)が現れると南峰直下で涸沢岳分岐が有ります。分岐を右に進むと山頂(北峰)はすぐです。 山頂直下(大キレット寄り)に北穂小屋が有ります。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 今回は冬山装備は使わなかったが、この時期は必要。 |
感想
10月に入りいよいよ恒例の「アルプス納め」の時期となりました。
例年この時期は槍・穂や剱等は雪が積もってしまい眺めるだけで登ることは出来ないのですが、今年はまだ槍・穂には雪がほとんど無さそう。
軟弱な私にも登れそうなので、今年の「アルプス納め」に北穂高岳に行って来ました。
事前に小屋に電話をして様子を聞いたところ、一度積もった雪は溶けたが稜線には雪があるので慎重に、とのことでした。
ちょっと心配しましたが、ダメだっら涸沢から穂高を眺めるだけでも良いつもりで向かいました。
念のためピッケルやアイゼンも持参、冬山装備一式を持って行った為、小屋泊まりにしては荷物が重く初日の涸沢までのコースでもヘロヘロになりながら到着、明日の山頂アタックが思いやられました。
涸沢に着くと予想に反して雪は少なく、涸沢周辺には全くなし。稜線も奥穂方面がやや白いものの北穂方面は全く雪が無いようで一安心しました。
上高地から横尾まではまだ紅葉が見頃で、この秋初めての紅葉を十分堪能しました。
涸沢の紅葉はさすがに全て終わっており、冬枯れの景色の中ナナカマドの赤い実だけが輝いていました。
紅葉も終わり涸沢は冬じまいの準備中で、小屋もガラガラ、テントも2〜3張りとついこの間までの喧噪が嘘のような静かなたたずまいでした。
静かな涸沢小屋で快適な一夜を過ごし、翌朝5時過ぎに山頂を目指しました。
初日に続き今日も快晴。満天の星空の下順調に高度を稼ぎ、南陵取り付きの下で朝日が昇り初め、モルゲンロートに染まる穂高の峰々を眺められました。
使わなそうな冬山装備は小屋に置いて行こうかとも思ったのですが、この時期の穂高を登るなら冬山装備を持って行くのが穂高に対する礼儀のような変な義務感みたいなのが有って、そのまま全て担いで登りました。
初日は久々の山で調子が出なかった事も有ったのか、今日は快調で荷物の重さも気にならず快調に登れました。
但し、圧巻の大展望で立ち止まって写真ばかり撮っていてなかなか前に進めませんでした。
途中下山してくる2人とすれ違っただけで、あとは誰にも合わず山頂へ、山頂にも誰もおらず貸し切り状態。
快晴の空の下大キレット越の槍の大展望を初め北アルプスの全山、南アルプス、八ヶ岳、富士山、浅間山など中部山岳の山々が全て見渡せる贅沢な景色を独り占めして堪能しました。
山頂でのもう一つのお楽しみは、北穂小屋のテラスで大キレットを眺めながらコーヒータイムを楽しむこと。
こちらも「貸し切り」でゆったりのんびり、贅沢な時間を味わいました。
今年の夏は雨にやられ計画がことごとく中止になってしまい残念な思いをしましたが、前回の塩見岳に続いて今回も大満足の山行となりました。
ここ数年来の最高の「アルプス納め」になりました。
満足して満ち足りた気分で下山、途中数人の登山者とすれ違いましたが、この時期の平日を選んだだけの事は有り、静かな穂高を堪能できました。
横尾、徳沢、明神と降りるに従って観光客も増えて来ましたが、それでも人はまばらで最後まで静かな一日でした。
さてこれで来年春までアルプスは封印、これからはホームグラウンドを八ヶ岳に移し、冬山を楽しみたいと思います。
どうも(・ω・)ノ
今年のアルプス納めは北穂でしたか!
雪が降っても、ここ最近の晴れ間続きでなくなってしまってましたね。
北穂から見る大キレット、まだ行ったことないので行きたくなりますね!
雪山装備で登られ、yamayaさんらしく慎重ですねー!
既に八ヶ岳に向けてのトレーニングもバッチリですね(´-`)
nurupoさんこんばんは。
先日のnurupoさんの西穂高レコを見て、雪の状態が良くないからダメかな?と思ったのですが、暖かい日が続き上手いこと雪が消えてくれましたので、なんとか登れました
大キレットも人気の山域で混雑しますが、時期と曜日を選べば空いていて静かな山を味わうことも出来ますので、是非行って見て下さい。
コメントありがとうございました。
yamayaさん、おはようございます。
ここ数日は忙しく、ヤマレコから離れており今朝眺めていたら、駐車場の写真に見覚えが...上に戻って見たらやっぱりyamayaさんだ(^^)/。
今回も2日間とも快晴の北アルプスで今シーズン最後の山歩きを堪能されたようですね
もうこの時期は人も少なく山小屋でも山頂でも独り占め、写真を見る限りでは最後の紅葉も愛でられたようで充実した2日間でしたね。
北穂高小屋のテラスから見る槍ヶ岳は良いですよね、ここ最近は「混雑」って聞くので涸沢をベースとした山登りは避けておりますがこの時期なら空いてますね。
でも寒がりな私は、テン泊はかなりキツいようです...
あと1回くらいは雪で白くなった穗高を見に行きたいなと思っていますが、来週後半はちょっと荒れ模様。天候回復すれば行こうかな〜
と、思っているうちに私もホームグラウンドが八ヶ岳あたりになってきそうです。
今度の冬は久しぶりにyamayaさんにお目にかかれるかな?
opiroさんこんにちは。
なかなかタイミングが合わずに今月も苦労しましたが、上手い具合に好天を捕まえて行って来ました。
毎年「アルプス納め」は槍・穂・剱のどれかが眺められる所を狙うのですが、今年は雪が少なかったので、北穂に行けました。
6月に続いて今年2回目の涸沢ベースの穂高でしたが、どちらもハイシーズンを外した平日だったため、ほとんど人がおらず混雑とは無縁でした。
空いていると山小屋も快適ですので、是非小屋泊まりで行ってみて下さい。
11月からはしばらく八ヶ岳ですね
今の予定では3連休前の20日あたりに、お気に入りの北八ヶ岳・しらびそ小屋に行こうかな?と思っています。
コース状況や感想を詳しく書き込みされていて、また写真とコメントもたくさん掲載されて、拝見しながら思い出していました。
この時期は一晩で秋から冬になってしまう時があるので装備選択も難しい面があるのかも知れないですね。
私はいつも装備をいろいろ詰め込んでしまう傾向があるので今回も結果使用しなかった物がいくつもありました。
度が過ぎると良くないのでしょうが。。。
本当は少しくらい雪を被った槍〜大キレットを見たかったのですが、それでも天気が良く最高でしたね。
上高地の紅葉は良かったですし。
では、冬の八ヶ岳を存分に楽しまれて下さい。
ankouさんこんばんは。
この時期は装備の選択に迷いますよね、一度天気が崩れればすぐに冬山ですから、やはりそれなりの準備は必要ですよね。
私はいつも一人で登っているので、最悪動けなくなっても2日位は生き延びられるのを基準に持って行く物を選んでいます。
ただし、年々重いザックが苦痛になって来ていますので軽量化にはいつも頭を悩ませています
またどこかでお会いできたら楽しいですね
コメントありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する