八ヶ岳、編笠山〜赤岳〜天狗岳。心地良い晩秋の縦走
- GPS
- 14:59
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,666m
- 下り
- 2,399m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
小淵沢IC出口を右折し、11号を進む。観音平の看板で左折し、618号線で観音平Pへ。6時前に到着して駐車場の左右はほぼ満杯だった。真ん中の列にはまだ車はなかった。駐車場から奥に林道を100m位進むと臨時の駐車場も用意されている。到着時点は空だった なお618号線は、11月27日15時をもって閉鎖される 帰りはバス、電車、タクシーで車の回収 バス:渋御殿湯11時30分発 → 茅野駅12時21分着(1150円) http://www.gotenyu.com/access.html 電車:茅野駅12時45分発 → 小淵沢駅13時07分着(410円) タクシー:小淵沢駅 → 観音平P(3340円) 観音平13時30分頃発 → 小淵沢IC → 葛西IC16時頃着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平から編笠山: 気持ちの良い登山道。踏み跡はいくつかあるので、赤いリボンを見失わないように。押手川で青年小屋へのトラバース路と分岐する。今回は直登した。荷物が多ければ、青年小屋へ巻道を行き、荷物をデポして編笠を往復する手もあり 編笠山から権現岳: 編笠から青年小屋への下りは、最後に大きな岩ゴロ道になる。こけないように。権現小屋手前のギボシ山腹のトラバースは鎖を利用して慎重に 権現岳からキレット小屋: 権現岳まで登ると下る。すぐに有名な長い梯子にでる。あわてずゆっくり着実に。下りきるとトラバース路になる。左側は切れ落ちているので要注意。旭岳からは稜線を歩き、キレット小屋へ下る。小屋手前で登山道が崩落している個所がある。鎖を利用して通過 キレット小屋から赤岳: このコースの核心部。ルンゼ状の岩場の急登。鎖はない。岩が脆いので、岩に手をかけたら岩が崩れないことを確認して体重をかけること。絶対に落石させないこと。上に人がいる場合は落石に要注意(要ヘルメット)。この岩場を登りきると、鎖がところどころ設置されており、文三郎尾根からの道と合流する竜頭峰を通過し、赤岳頂上へ至る 赤岳から硫黄岳山荘: 地蔵の頭から横岳までは基本的にピークを右に巻く。鉾岳だけは左に下って巻く。この縦走ルートは鎖や梯子があり整備されている。横岳からすぐにカニの横這いの鎖場に。鎖は今年5月の時と比べると新しくなっていた。梯子もしっかり固定されていた 硫黄岳山荘から東天狗岳: 毎度のことながら硫黄への登りと夏沢峠への下りの稜線は風が強い。この日は風が冷たく、ペットボトルの水がシャーベットになった。ヒュッテ夏沢の手前で登山道が崩落の懸念があるため迂回するようになっている。ヒュッテ夏沢の手前から樹林帯になり、根石岳山荘までは樹林帯のため、比較的おだやか。根石岳山荘から根石岳、天狗までは稜線上の風が強い 西天狗岳から唐沢鉱泉: 下り始めは岩ゴロの道。こけないよう要注意。第2展望台手前で岩ゴロは終わる。樹林帯の中の登り返しがある。第一展望台を過ぎるとほぼ下り。木の根っこに足を取られないように。かなり下ると唐沢鉱泉への分岐に出る。さらに下り続けると唐沢鉱泉に出る 唐沢鉱泉から渋の湯: パノラマコースまで登り返す。唐沢鉱泉のすぐ左の駐車場奥から登山道へ。結構な登り返し。パノラマコースとクロスしてからはなだらかなトラバース路を経て渋の湯へ。歩きやすいハイキング路という感じ |
その他周辺情報 | 渋御殿湯。1000円。ボディソープはある http://www.gotenyu.com/bath.html http://www.gotenyu.com/ 小淵沢ICを下りてすぐにセブンイレブンとローソンがある その少し先に道の駅こぶちざわがあるが、早朝はあいてない。ここに延命の湯がある http://www.spatio.jp/hotspring/ |
写真
感想
本当は茂倉避難小屋を使って、1泊2日で谷川の馬蹄形をのんびり回ろうと計画していた。しかしながら天気予報が芳しくない。ということで、予報が良さそうな八ヶ岳に前日変更。困ったときは八ヶ岳?いろんなバリエーションが楽しめるのでありがたい
今回のコースは車の回収が困るのだが、どなたかがレコにアップされていたものを参考にさせていただいた。この場を借りてお礼申し上げる。
宿には迷惑な話だが、予約せずに行けるところまで行って宿泊することにした。想定では、最悪が赤岳展望荘、頑張れればオーレン小屋でお風呂とさくら鍋、現実的には硫黄岳山荘と心積もりして進んだ
さすがにキレットから赤岳まで登ったあたりで、硫黄岳山荘の先はないと判断。そう決めてしまえば、ゆっくりと横岳への縦走を楽しめた。途中でブロッケン現象に遭遇する嬉しいサプライズもあり、横岳への稜線歩きは本当に楽しかった
硫黄岳山荘は11月2日が最後の宿泊だが、宿泊した10月31日の土曜日に感謝デーとしてお酒や追加の料理がふるまわれた。初めてでしかも予約もなしに飛び込んで、御相伴に与かった。生ビールを2杯もいただき、日本酒もコップ酒で頂戴した。自分で持ち込んだ焼酎も飲み干し、すっかり酔っぱらってぐっすり寝た
1年前のこの時期にカミさんを連れて東天狗に登ったが、頂上はガスガスで何も見えなかった。今回は素晴らしい眺めを満喫することができて大満足。めちゃめちゃ寒かったが十分に楽しんだ。硫黄から天狗に来るまでに、ペットボトルの水はシャーベット状に凍り、酒焼けの喉を潤すには気持ちよかった
西天狗からの下りは、前回の黒百合ヒュッテからではなく、あえて西尾根をとり第2、第1展望台を経ながら、唐沢鉱泉を通って、渋の湯へ回り込んだ。茅野行のバスが午前と午後に1本ずつしかないので、11時30分発の午前の便に乗るべく急ぎ足で下りた。できれば渋御殿湯で汗を流したかったので、最後はトレランもどきで下りた。おかげで、バスの出発時刻の45分前に御殿湯に着き、日帰り温泉もしっかり楽しんだ
早い下山だったため、帰りは中央道の渋滞もまだひどくなく、イライラせずに帰宅できた。南アの縦走ですっかりはまった避難小屋利用の山行はできなかったが、すばらしい八ヶ岳を満喫できた。感謝感謝
Pinballさん、こんばんは
紅葉が終わったら冬山前に霧氷ですよね!
八ヶ岳の霧氷いいですね
私も紅葉は十分満喫しましたので、霧氷現れる時間と高度を狙って訪問したいと思います(^^)/
Jimnyさん、コメントありがとうございました。図らずも霧氷とブロッケンに遭遇しました
権現から赤岳のコースは、下見も兼ねていましたけど、積雪期には無理だなぁと・・
技量と度胸が足りません
本沢温泉を組み合わせて天狗辺りが無難かなと思ってます
霧氷の写真、楽しみにしています
ピンさんこんにちは!
ちょうど茂倉岳避難小屋を利用して表馬蹄、と見てしまったので類似ルートの自レコ仕上げてから参りました。1泊だと少し厳しかったようですが日曜は珍しく晴れあがってくれました。
小屋閉め感謝デーに当たりましたか。ラッキーイベントですね。
私も一昨年、聖平小屋の小屋閉めにあたり、大盤振る舞いを味わいました。あれだけを狙って動いてもいいなぁ!って邪想するくらいのラッキーデーでした!
赤でも硫黄でも天狗でもこんなに澄み渡った景色が見られるなんてこれも大当たり!
ということで転進先としての当たりまくり八ヶ岳、大正解でしたねおめでとうございます!
晴れ女社長との山行に続いて天気に恵まれた谷川でしたね
硫黄岳山荘の感謝デー、初めての体験だったのでハマりましたよ。夕飯間近に到着して、チェックインと同時にビールを買いましたが、飲み放題のサービスがすぐ後にあるとは・・・。「早く言ってよ、それぇ〜」って、何かのCMみたいな気持ちになりました
聖平小屋の感謝デーとは羨ましい。想像しちゃいます。尋常じゃないサービスでしょうね。来期はオープン記念感謝デーなるものがあれば、ぜひ聖平に行ってみたいです。あの小屋、避難小屋も信じられないクオリティーですよね
今回の八つへの変更、正解でしょ?晴れの予報のところに行くというのが基本的ポリシーなので。だから単独行が多いのです。孤高の人の真似をしているわけではありません。今は仲間と行く楽しさより自分のわがままを優先している感じです。そろそろ年相応に丸くならなくてはと思っているのですが・・。
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