20250309-近江遠征-武奈ヶ岳-神璽谷ノートレース-イブルキノコバ-パノラマコース-ダケ道


- GPS
- 10:31
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,348m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 10:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪と踏み抜き 一昨日(3月7日、金)から昨日(8日、土)にかけてと、昨日から本日(9日、日)にかけて、滋賀県の平野部では雨、山では雪だったようです。 湿った柔らかい雪が層をなして重なっているような感じで、表層の雪ごと下層の雪の上を滑るようなところが各所にありました。 神璽谷は、先行者がなく、膝下から膝上程度の沈み込みでした。 木の枝の雪はほとんど落ちていて、雪で垂れ下がって進路を塞ぐ木の枝はありませんでした。 神璽谷の最後の斜面では、表面が半分凍ったようにざらついた固い雪でした。 八雲ヶ原からイブルキノコバに向かう最初、膝までの踏み抜きがところどころにあったほか、胸まで沈んだところがありました。 イブルキノコバからコヤマノ分岐までは、いつもよりも沈むことが少なかったです。 コヤマノ分岐とその前後から武奈ヶ岳山頂までは、往来が多く、雪はしっかりと踏み固められていて、踏み抜く所はわずかでした。 パノラマコースの下りでは、後半で、膝までの踏み抜きが各所にあり、下りで勢いが付いたまま踏み抜くと、足を痛めそうでした。 +++++ 風が吹くと寒さを感じましたが、それ以外では、山中は寒くなく、行動していれば暑かったです。 数回、小さい飛ぶ羽虫を見ました。 +++++ コースの荒れ 釈迦岳登山道で、釈迦谷を左岸から右岸へまわるように左折する小さい木橋の所では、倒木とその多数の枝と蔓がルートを遮っていました。突破可能でした。下流手前で渡渉して倒木を避けて登降する足跡もありました。 |
その他周辺情報 | 天然温泉 比良とぴあ https://www.hiratopia.com/ 午後6時ごろに入館した時は、脱衣場は混雑していましたが、その後、みなさん出て行かれて、脱衣場、洗い場、浴槽とも、4 - 5人ずつになりました。 |
靴は、雪道歩き用のスノーブーツ、Mizuno Snow Scape2 です。軽くて歩きやすい。
靴が Mizuno Snow Scape2 ですので、なるべく柔らかい地面を歩き、岩の角や石を踏まないように気をつけています。靴底がもったいないですので。
この先すぐのイン谷口では、警察官お一方が登山者に注意を呼びかけておられました。
どちらへ行くのかと尋ねてこられたので、神璽谷と答えますと、大丈夫か、とかいうような顔はされませんでした。
登山届を出して下さいとおっしゃるので、コンパスで出していますと答え、OK でした。
イン谷口、大津ワンゲル道登り口とここに登山ポストがあります。
この付近では、ほかに堂満岳の登り口にあります。
20231112-近江遠征-武奈ヶ岳-堂満岳-カラ岳-釈迦岳-大津ワンゲル道 (3/119)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=6175071&pid=f07feece07b90cccf3e84f0a148030f3
ヘルメットはここから装用しました。
柔らかい雪の場合、チェーンスパイクよりは不安があるものの、ほとんど滑ることはありませんでした。
ただし、次はチェーンスパイクかアイゼンを使おうと思います。
クランポンなしでどの程度使えるか、テストします。
トレッキングポールも、まだ使っていません。
ここで少し下りながら谷間を渡るのがポイントです。これまでに、この上の浅い谷間に吸い込まれる間違いを 2 回。
20250119-近江遠征-武奈ヶ岳-神璽谷-北比良峠直登-イブルキノコバ-パノラマコース-奥の深谷-青ガレ (21/97)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=7719006&pid=6f78a206190f2c5c07c5109634cc0310
下らない時は、上の谷に吸い込まれなければ、この倒木の上に来ます。
この写真中央上の方へ、ここで右折の方向転換。
この前後、Snow Plak Approach が、両足とも、1 - 2 回、固定バンドが緩んだり、外れたりして、その都度、止め直しました。
さすがに、この先の難路や雪が深いところでは危ないので、この先の堰堤左岸を越えた上が平らで広いところ(標高 690m あたり)で座って休憩、セミワンタッチアイゼンと Snow Plak approach を装着し、トレッキングポールも出して使うようにしました。
この登りの最初は、2m ほどの段差です。雪を崩したり、Snow Plak Approach の爪先を雪に蹴り込んで岩の角に爪先を載せたりして登りました。
急傾斜では、雪が崩れた跡があちこちにありました。
ルートは、右前方左岸の木立の方にあります。今日はそちらも通過が困難ではなさそうでしたが、ズルをしました。
前回、流れを登った時
20250119-近江遠征-武奈ヶ岳-神璽谷-北比良峠直登-イブルキノコバ-パノラマコース-奥の深谷-青ガレ (32/97)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=7719006&pid=d692d85580e0d41144ac7f5847b77be9
この右上の木立のところで撤退した時
20240310-近江遠征-神璽谷ノートレース-途中撤退 (37/41)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=6536740&pid=d780ac1cf6cfa1a9560dfecea2a2832c
20250119-近江遠征-武奈ヶ岳-神璽谷-北比良峠直登-イブルキノコバ-パノラマコース-奥の深谷-青ガレ (37/97)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=7719006&pid=be5da27973f3ed38041c51c69451fce3
写真向かって左上の谷間を登りますが、少し上でいったんマーキングを見失って、10 分ほどの寄り道になってしまいました。GPS ルートトレースが、北西進から南西進に左カーブするところで少し北西に出ている箇所です。
ここで岩に腰掛けて、靴を Mizuno Snow Scape2 のスノーブーツに戻し、チェーンスパイクを装着。武奈ヶ岳まで登るために行動をスピードアップさせることにしました。
少し太ももの筋肉がつりかけました。
稜線上は風があって寒くなってきましたので、ハードシェルジャケットのベンチレーションを閉めました。
ここからはよく踏み固められた歩きやすい雪面、舗装された道路のようです。軽い靴とチェーンスパイクで、快適に歩けました。
この手前で、踏み抜いて胸の高さまで沈んだところがありました。
イブルキノコバまでも、ルートはそこそこ踏み固められていましたが、時々膝下まで踏み抜くのと、谷側に滑るところがありました。本朝までの積雪の層がその下の雪の層の上で滑るようです。
右足のチェーンスパイクに雪玉がこびりついたので、外して、左足はチェーンスパイクあり、右足はチェーンスパイクなしにして、Mizuno Snow Scape2 の性能をテストすることにしました。
チェーンスパイクなしの Mizuno Snow Scape2 だけでも、滑ることはほとんどなく、薄い表層が新雪で柔らかく、その下が固まっている雪質のこの程度の斜面の登りですと、チェーンスパイクの役割は少ないようです。
Mizuno Snow Scape2 だけで武奈ヶ岳に登った時
20250126-近江遠征-武奈ヶ岳-コヤマノ岳-青ガレ-パノラマコース-ダケ道
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7740113.html
左足はチェーンスパイクあり、右足はチェーンスパイクなしのままですが、こういう雪面では差がありませんね。
急な下りでは、左足で止まり、右足は気をつけてそっと足を置くようにしました。
装備
個人装備 |
ランニングマスク(ERGOSTAR グレー 携行)
不織布マスク(携行)
ネックゲイター(Buffフェイスマスク二つ折り ブルー 携行)
帽子(カジメイク防寒耳付ワークキャップ 599 グレー 携行)
長袖ハーフジップTシャツ(ミズノブレスサーモ 黒)
長袖シャツ(Foxfire TSプレイドシャツ秋冬用緑赤格子柄)
半袖インナーTシャツ(ミズノブレスサーモ 黒)
足首丈インナー(ミズノブレスサーモ ロングタイツ プレミアムメリノウール中厚L 黒)
ダウンジャケット(ユニクロ 紺)
ハードシェル(finetrack エバーブレスアクロジャケット+パンツ L 黄+黒)
靴(La Sportiva Trango Tower Extreme 黒)
靴(防水ウィンターシューズ MIZUNO SNOW SCAPE II 黒)
靴下(冬期作業用ウール厚手 グレー)
長ゲイター(Sea to Summit Alpine Gaiters eVent 黒)
手袋(防寒テムレスLL 青 携行)
手袋(Black Diamond ライトウェイトフリース Polartec グローブL 黒 予備 携行)
手袋(Black Diamond ライトウェイトソフトシェルグローブM 黒 携行)
手袋(ラフ&ロード ゴアウインドストッパーマルチグローブ Lサイズ 黒)
ザック(C.A.M.P. M45 Anthracite Grey=グレー+赤ストラップ)
ドラムバッグ(DESCENTE Move Sport 4L)
ファーストエイドキット(赤)
タープポンチョ(MG TRAIL 橙色+銀シート)
コンパス+笛+ヘッドライト+予備靴紐2本
ストック(Black Diamond Distance FLZ 折畳式+スノーバスケット)
ASWAYKE電子ホイッスル(赤)
ヘルメット(Mammut Skywalker 3.0 橙色)
チェーンスパイク(CAMP ICE MASTER EVO 青)
12本爪アイゼン(Grivel G12 Jマチック+mountain dax crampon bag)
シャベル (BCA DOZER 1T UL SHOVEL Green)
アバランチビーコン (Mammut Barryvox)
アバランチプローブ (BCA Stealth 270)
サングラス(KOHLA ヒマラヤングラス ブラック 携行)
携帯型情報通信端末(スマホ Xperia XZ2 SO-03K + ELECOM ZEROSHOCKケース)
モバイルバッテリー×2(Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W)
Garmin eTrex 32x
GoPro HERO9 Black スリーブ青+Volta動作不良
RICOH THETA SC2+自撮り棒+リモコン
ココヘリ003AF8-113
地図(国土地理院1/25000磁北線入りラミネート済)
タオル
ハンドタオル
着替え一式
衣類圧縮ポーチ(Coperta 36×23×4-18cm)
行動食
非常食
飲料1.2L
水分以外12.8kg+健康保険証+山岳保険会員証
|
---|
感想
関西では、木曜金曜の 2 日間 (20250307 - 8)、降雨でしたが、山陰側や山間部では降雪でしたので、今シーズン最後の雪中行のトレーニングに武奈ヶ岳、神璽谷に来ました。
神璽谷は、ノートレースでした。
今日の滋賀県南小松の最低気温は 1.4 度、最高気温は 11.5 度。山中は、武奈ヶ岳山頂一帯や稜線上では寒い風があったものの、それら以外ではほとんど風がなく、終始好天で登りは暑いくらいでした。
ハードシェルのベンチレーションは、ジャケットは全開、ズボンは閉じたままにしていました。
水分 1.2L を含む約 14kg の荷物で、水 700ml とスティック羊羹 2 ケ、塩あずきアメ 3 ケを摂取しました。
+++++
座っての休憩
神璽谷の石灯籠の上で右岸へ渡渉したところの岩
靴を Mizuno Snow Scape2 から La Sportiva Trango Tower Extreme に換え、Snow Plak Approach を装着。
神璽谷の堰堤左岸を越えた上の広場
12 本爪アイゼン(Grivel G12 J Matic)を装着して Snow Plak Approach を装着。
ストックを出しました。
神璽谷を登り切って倒れた石標の横の岩
靴を Mizuno Snow Scape2 に換え、チェーンスパイクを装着。
大山口の岩
ロングゲイターを外し、チェーンスパイクとロングゲイターを流れで洗いました。
イン谷口
石段で荷物を整理して街歩きスタイルに換装。ダウンジャケットを着込みました。
+++++
手袋
手袋は、バイク用の防風グローブのラフ&ロードゴアウインドストッパーマルチグローブのままで、最後まで行動できました。親指と人差し指の指先が出せるので便利です。
今日は寒くなく、雪に手を突っ込むこともほとんどありませんでしたので、少々濡れても指の感覚がなくなるほどのことはなく、支障ありませんでした。
靴の交換の際に手袋を外しましたが、指先の感覚がなくなっても、一時的で、このグローブを装用している内に、感覚は戻りました。
予備の手袋は、インナーに使うもの、アウターに使うもの、単独で使うもの、あわせて 3 双、携行していました。
本日使用
単独/インナー用 ラフ&ロード ゴアウインドストッパーマルチグローブ Lサイズ 黒
予備
アウター/単独用 防寒テムレスLL 青
インナー/単独用 Black Diamond ライトウェイトソフトシェルグローブM 黒
インナー用 Black Diamond ライトウェイトフリース Polartec グローブL 黒
+++++
靴
雪中行用の靴、La Sportiva Trango Tower Extreme は、これまで両足とも内側のくるぶしの上や右足は踵の外側があたることがありましたが、今日は、終始、どこもあたらず、痛くならずに歩けました。
雪道歩き用のスノーブーツ、Mizuno Snow Scape2 は、登山用ではありませんが、浅くて柔らかい雪の緩斜面では、充分に使え、軽くて歩きやすいです。
保温性能がありますが、防水性能は、爪先の厚みの高さまでしかありません。
+++++
ビーコンは、神璽谷の間、送信モードを ON にしていました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する