涸沢 奥穂高 西穂高
- GPS
- 01:16
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,992m
- 下り
- 1,992m
コースタイム
9/26 6:00穂高山荘→6:50奥穂高岳山頂→9:30天狗岩→11:30西穂高山頂→13:40西穂高山荘→16時頃上高地
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
※復路も同様 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・奥穂高から西穂高は○印が不明瞭なところが多いので注意。 ・ロープは不要ですが、鎖がなくても登れる登山技術が必要です。 ・人が多い場合もあるらしいので、ヘルメットがあったほうがいいと思います。 ・ルートミスしたときは無理せず戻りましょう。 |
写真
感想
9月25日
9月下旬の連休。当初、天気次第で新穂高温泉からの槍〜西穂高縦走に出かけようと思っていたのですが、金曜が生憎の天気だったため、涸沢回りのショートコースに変更しました。
バスターミナルに到着したときは、かなりガスってましたが、万が一崩れても涸沢あたりで引き返せばいいやと思いながら梓川を遡上。
幸い、徳沢を過ぎたあたりからどんどん天気が良くなってきました。
いつもながら、こういうときに来てよかったと思います。
大体、予定通りに涸沢ヒュッテに到着。快晴です。
「飲食については、ビール以外は山小屋のお世話にならない」という信条をあっさり捨てて、ビール&おでんで一服。ンマイです。抗えません。
「母さん。僕は弱い子でした。」と心の中で思いました。
休憩を終え、好天の涸沢をザイテングラード方向へ。
ナナカマドが赤く実り、紅葉の時期も見ごたえあるだろうなって思いました。
先週末の南八ヶ岳縦走の疲れを多少心配してましたが、体調は上々。
昼ちょっと過ぎに穂高山荘に到着。
天気図を見ると夜に西からの風が強くなるかもと思い、東斜面にテントを設営し、ヘリポートでビール。
新穂高方面はガスの中。時より白出沢が見えましたが、ここをずっと直登はちょっと辛そうだなぁとかそういうことを思ってました。
9月26日
AM3:40に起床し、朝食。
ダラダラしているうちに日が昇ってしまい、6時に出発。
今日も良い天気です。40分程で奥穂高に登頂。槍ヶ岳がよく見えました。
ここからが今回の本番です。
靴紐、ザックを締めなおして、ヘルメットを被りジャンダルムを目指して進みます。
【馬の背】
超有名所です。どこから馬の背なのかイマイチ分からず、下りに近づき、「いやいや、まさかこんなところ下らないだろう。」と適当なところを下ったのが大間違い。いきなりルートミスして、フリーソロ・トラバースです。天気が良くて本当によかった。
渡りきって、ふと後ろを向くと「ウマノセ」の文字が!
ここだったかと愕然としました。気を引き締めて次に向かいます。
【ロバの耳】
どこらへんがロバの耳だったのか、不明でした。
【ジャンダルム】
見ごたえまります。直登なら登りがいもありそうです。
ノーロープなら西穂高側から登るようですが、今回はこの先何があるか分からないので、巻いてスルーです。また来たときに登ろう。
【天狗のコル】
やっと半分です。
ジャンダルムを過ぎてから、全く人が見当たらなくなり、岩稜ただ一人。
こりゃここで落ちたら、しばらく見つけられないなぁって思ってました。
コルには岳沢方面の下りがありますが、多分エスケープルートとしては厳しいことでしょう。
【天狗岩】
鎖付きの岩を直登。楽しいです。
天狗の頭に出ると初めて西穂からの登山者に出会いました。
馬の背はトラバースしないようにとお伝えし、出発。
【逆層スラブ】
下りなので、遠慮なく鎖使わせてもらいました。
【間の岳】
馬の背のほかに、もう一度ルートミスしてトラバースしてしまい、もうトラバースで失敗しないと心に決めていたのですが、どうもどこかで道を間違えたらしいです。
稜線に出ようと岩溝を直登。上部がガレガレ。身体を壁に張り付けながら足で上り詰めます。これが一番怖かった。
【西穂高】
思いのほか時間がかかりましたが、到着。
一気に緊張がほぐれるのが分かりました。あぶない。
ここまでの間にすれ違った人は5人だけ。
ネットで調べると結構人が多いと聞いていたのですが、以外に少なかったです。
この後の道はいたって平和でした。
上高地に到着し、バスターミナルに着くとちょうど雨が降ってきました。
【反省】
登り甲斐はあったのですが、非常に余裕がなかったと思います。
天候、食料、技術、体力など、色んなことがほぼ丁度という感じになっており、ちょっとでも何かがズレてたら危なかったと反省してます。
岩稜のルートファインディング力が足りないなぁと非常に痛感した山行でした。
登り終えたときは、しばらくは岩山は止めておこうかなぁって思っていたのですが、日を追うごとにやっぱり西穂高→奥穂高で行ってみないなという思いが強くなりました。来年挑戦します。
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