槍ヶ岳 北鎌尾根



- GPS
- 32:51
- 距離
- 43.8km
- 登り
- 2,590m
- 下り
- 2,585m
コースタイム
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:59
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 12:39
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:11
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
ガイドさんに引き連れてもらい憧れの北鎌尾根へ。想像以上に厳しい場所だったが、登頂した時の嬉しさは格別だった。
【1日目】
3連休の上高地は爆混みで、スタートが少し遅れた。いつものことだが、横尾までの林道は長い。横尾から少しずつ高度を上げて、槍沢大曲りから水俣乗越へ上がる。この登りが炎天下・無風で大汗をかいてしまった。
さらに北鎌沢出合までの下りが登りよりキツい。急坂・雪渓・石の河原と、ひたすら歩きにくい場所が続く。この下りの厳しさは想定しておらず、最小限の水しか持って来なかったので脱水症状が出てきた。そこで無理はせずメンバから水を分けもらって凌いだ。ありがとうございます。北鎌沢出合にテントを張って浄水した水をたっぷりと飲む。初日から判断ミスだ。
【2日目】
日の出とともにスタート。多数のテントがあったが後から2番目くらいの出発だった。今日は3L弱と水を多めに持っていく。まずは北鎌のコルまで650mの登り。歩きにくいコースだが、ガイドさんが安全なルートを選んでくれるので問題なく登れる。しかし、コルに着いた時は足が想定より疲れていた(昨日の影響か?)。念のためアミノバイタルを定期的に摂取する作戦に切り替える。
ここから本格的な縦走が始まる。独標はそこそこ遠かったが、頂上は眺めもよく気持ち良い場所だ。でも救助のヘリが出動して少し不穏な雰囲気。独標を超えてしばらく進むと槍ヶ岳がグッと近づいた(P2873)。しかし、ここからが本番。いくつものアップダウンを繰り返すことで、どんどん気力が削がれていく。それでもなんとか北鎌平に到着。ここまでひたすら厳しい岩場が続き集中力を保つのが精一杯。正直、最後の登りはあまり余裕がなかった。山頂に着いて心底嬉しかったのは久しぶりだ。
下山しようとして、登りの長い行列を見て驚いた(噂は本当なのね)。時間オーバーし、メンバーも疲れているので、ガイドさんが予定を変更して殺生ヒュッテにテントを張ってくれた。足が疲れていたので助かりました。
【3日目】
テント場は標高は2,800mだが、朝は思ったより寒くなかった。下山はひたすら歩くだけだ。徳澤園でコーヒーソフトを食べるのを楽しみにしていたが、12:00を過ぎたので、食事に切り替えた。お腹を壊しても困るので、残念ながらアイスは諦め。明神池付近からで雷が鳴りだして心配したが、雨に降られることなく上高地に到着できた。ガイドさん、メンバの皆さんに感謝。
----
今回はガイドさんが共同装備を持ち、岩登りのルートも教えてくれたが、テントと食料を持ってこの厳しい岩場を10時間以上歩くとなると、集中力が持たないと思う。私の実力では北鎌をソロで行くのは絶対無理だ。どれかの岩で間違いなくミスするだろう。それにしても貴重な体験となった。今後はグレードの正確な判断ができそうだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する