チンネ左稜線2


- GPS
- 37:09
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,730m
- 下り
- 2,726m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:12
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 3:56
- 合計
- 11:57
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 8:17
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
骨折前とどの程度まで戻っているか?ということで2回目のチンネです。
長次郎谷の状況が不明瞭なため、テント泊装備で
1日目)室堂→剱沢→別山尾根→剱岳本峰→稜線ビバーク
2日目)稜線ビバーク→チンネ左稜線→稜線ビバーク
3日目)稜線ビバーク→剱岳本峰→別山尾根→剱沢
4日目)剱沢→室堂
としました。
8時30分室堂に到着するアルペンルートが奇跡的にとれました。
■1日目
剱沢野営場で富山県警の方に長次郎右俣の様子を確認すると「通れない程ではない、と聞いている。技術のあるPTであれば」との事。
とはいえ博打は避け、当初の予定通り本峰を経由することにしました。
18時山頂着。日の入りまであと1時間。
もう少し行ったところでビバークとしました。
雪渓が稜線上まで残ってるので水を作って就寝。
■2日目
0450日の出。テント撤収し行動開始。
長次郎谷から上がってくるPTが見える。
0600 池ノ谷乗越着。テントやシュラフをデポしアタックザック準備
0700 三ノ窓着 先行2PTのため若干待機。
0820 取付き
0930 3P目を終えるともう先頭のガイドPT鼻を登ってるのが見えます。
核心ピッチの鼻以外はフリーソロのため、
2PT目に追いついては待ちを繰り返し。
1100 鼻手前のピナクル群にて2PT目の登攀を待ち。
このとき先頭ガイドPTがチンネを抜け八ツ峰VIII峰をトラバースして
下降路としてくだって行くところが見えます。凄まじいスピード。
待ってる間このピナクル巻けるのでは?と脇の踏み跡から下に降りて
鼻方面と移動してみるが、これが致命的ミス。
鼻の真下につくもどうもルート合流にはかなり危険な位置に。
進退窮まったが、ハイマツに捨て縄を掛け懸垂下降。
懸垂下降にトラウマがあるもなんやかんやで元の場所に戻る。
体力と時間を破滅的に消耗してしまった。。。
1230 なんとか鼻まで到着。前PTが丁度鼻を登り切ったところだったが、
以降前PTに追いつくことは無かった。
1530 チンネ終了の石塔に到達。
足が痛すぎてひっくり返る。
1700 池ノ谷乗越着。ここでのビバークを決定
雪渓から水がぽたぽたと垂れており雪を解かす手間が省ける。
■3日目
0500 テント撤収し北方稜線をもどります。
0740 剱岳着。相変わらず疲労困憊で8時まで休憩。
1145 剣山荘着。ビールが美味過ぎてむせび泣く
1400 剱沢野営場でテント設営
追加でさらにビールを流し込んですぐ寝ようとしたが
逆に気持ち悪くなってしまう。
しかも近くで延々談笑されて眠れない。。もっと辺境に張ればよかった。。
今回電波がほとんど入らず悲しい。
■4日目
0330 起床&食事
0520 出発
0730 みくりが池のお風呂に入りたいため、
雷鳥沢キャンプ場手前の河原で時間調整。
0900 みくりが池でお風呂と食事の豪遊。
1030 室堂着。
1400 富山駅着。お寿司を食べて
1520 かがやき乗車
1730 上野着。
■装備について
稜線上は夜は10度程度。
テント泊装備でシュラフ(SP0)があったため、
レインウエア+ソフトシェルがあれば防寒は十分
インサレーション(ポリゴン2UL)は不要だった。
直前で雨の時間帯が予報されてたため、クロスオーバードームにしたが
実際は雨はなくツェルトを試してみても良かった。
カムはC#0.3-#2を各1持って行ったが、
「鼻」のピッチで#0.4を1か所使ったのみ。
割り切ってカム無しにしても良かった。
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