in中房登山口〜三股登山口out 燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳を縦走してみた


- GPS
- 16:29
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 3,078m
- 下り
- 3,253m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:04
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:25
天候 | 1日目 晴れのち曇りのち雨 2日目 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
詳しい情報はhttps://mt-parking-info.azumino-e-tabi.net/ をご覧ください。 穂高駅4:40発の中房行きのバスを利用(大人1,500円) 詳しい情報は https://nan-an.co.jp/nakabusa/ をご覧ください。 県道の崩落個所は歩いて通過し、その先は無料のシャトルバスが運行されていますが、1台で10人しか運べないので、最初は2台、その後は4台に増便されましたが、乗車人数が多いのでかなりの時間待たされましたが、歩くよりは(6km、2時間以上かかる)よりはずっと早い。 帰路は三俣線路線バス(大人2,000円)を利用。(三股登山口の駐車場は下山時でも満車でした) 詳しい情報はhttps://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/6/129486.html をご覧ください。 当初は15:30発のバスを予約したが、早めに下山できたので1本前の13:30発のバスにキャンセルによる空きがあったので乗車した。(運行している安南タクシーに確認したうえで乗車した) いずれも登山口付近の駐車場の混雑が激しいので縦走だけでなく利用価値は高いと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○中房登山口〜合戦小屋 自家用車による登山口へのアクセスができいないので、下山する人たちとのスライドが多数発生。急登続く場所だと通過に時間がかかりますので、余裕を持った行程を組む必要あり。 ○合戦小屋〜燕山荘 眺望が楽しめるルート。危険個所も少ないし、スライドする登山者も少なくなるし、危険個所も無いので安心して歩けます。 ○燕山荘〜燕岳 北アルプスらしい稜線歩き、コマクサが咲き誇る。危険個所も無いので景色を楽しみながらゆっくりと歩けます。 ○燕山荘〜大天井岳 表銀座らしい景色が楽しめるルートですが、今回は曇りでした。大天井岳への登りは急登続きと一部登山道にザレ場があるので要注意。 ○大天井岳〜東天井岳 下り気味の稜線歩き。右手に槍穂高を眺めながら歩ける快走路。 ○東天井岳〜常念岳 常念小屋までグッと標高を落とすので要注意。また常念岳への登りは急登続きで登山者も多くスライドも多い。 ○常念岳〜蝶ヶ岳 樹林帯へと標高を落とし、小さなアップダウンが多い。気温も高く泥濘も多いので思ったより疲労するコース。 ○蝶ヶ岳〜三股登山口 階段等が多い歩きやすい登山道。多くの登山者とスライドするので避ける場所を考えて下る必要あるし、下りは速い人が多いので追いつかれて譲る場面多し。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
三股線の予約は15:30でお願いしてあるけど、このペースなら13:30の便に間に合いそうなので、電話で確認。
キャンセルなどで空きがあれば乗れるとのことなので、スピードアップ!
感想
やっと山へ行ける週末に向けて情報収集をしていると、大天荘の土曜日宿泊に空きがある事に気がついた。
妻に「土曜日の大天荘に空きがあるけど登りに行かない?」と送ると「行く」との返信があったので2名分を予約した。
しかし、妻が週末に予定が入っていたことをすっかり忘れていたようで、あえなくキャンセル。でもせっかく予約が取れたので1人で大天荘に宿泊してパノラマ銀座を歩くことにした。
7月26日早朝、3:50頃に穂高駅前登山者用駐車場には満車表示の看板。
ダメもとで中に入ってみると奥に1台分の空きスペースがあり、何とか駐車できてラッキーでした。
穂高駅前のバス停にはすでに登山者の行列ができており、バスも出発の際には4台以上が集まったようだ。
4:40前に前から順番に乗車していき、自分は3台目に乗車し観音峠へ。
5:10頃、観音峠到着、崩落した道路の工事個所を徒歩で渡って、その先でシャトルバスに乗車。ハイエース2台でピストンしていたが登山者が多いのでその後2台増車されるも待ち時間は1時間以上。でも中房登山口までは6kmほどあり歩けば2時間ほどかかるので歩いて登る人はいないようです。
6:25頃に登山口に到着、準備を整えて6:37頃、登山開始。登山口のトイレはウォシュレット付きでとてもキレイでありがたい。
合戦尾根は北アルプス三大急登、傾斜が緩いところもあるけれど岩場や階段もあるので慎重に歩く。特に下山する団体登山者のすれ違いに苦労するところもあるので、登り優先とはいえスムーズな通過を心がけて合戦小屋へ。
合戦小屋では名物のスイカ(600円)を食してゆっくりと体を休める。
気温が高く汗が止まらないので水分補給も適宜行って熱中症にならないように注意する。
合戦小屋から上部では樹林帯を抜けるの眺めが楽しめる。
槍ヶ岳を見ることもできてテンションが上がるが、燕岳方面は早くも雲がわいてきてしまったので全く見えません。
9:50稜線にたどり着きますが燕岳方面は真っ白なので、ザックを下ろしスマホだけ持って山頂へ。
10:11真っ白な山頂に到着。
10:30燕山荘に戻って補給して、大天井岳への縦走路へ歩き出す。
雲が多いが裏銀座や槍ヶ岳が見える表銀座縦走路歩きは8年ぶり。先ほどまでの登山道の混み具合からぐっと登山者が減って静かな稜線歩きが続く。
暑さを感じる稜線歩きも雲が多いおかげで日差しがさえぎられて心地よい。
11:32大下りノ頭に到着。ここから急な下りが続き、標高が下がるが天気も下り坂。
為右衛門吊岩あたりを過ぎると稜線はすっかり雲の中ですが、こんな時にライチョウが表れてとてもラッキーでした。
12:47喜作レリーフで下りは終わり、ここから大天荘までの長い登りが続く。
最後の補給を終えて2人組の大天荘テント泊山ガールの後を追うように登山道をひたすら上る。
一部の登山道はガレていて登りにくいところもあるので慎重に進んで、13:30頃に大天荘に到着。
受付を済ませて仕切られた1人用の区画に案内され、深夜起きのため少し仮眠するが、14:30過ぎに屋根を叩く雨が降ってきた。雨音はしばらく続いたが気がつくと雨は止み、青空が見えてきたので、デジイチとスマホだけ持って大天井岳山頂へ。
雨上がりの槍ヶ岳と歩いてきた表銀座の登山道がしっかり見えて静かな山頂でしばらく撮影に勤しむ。
撮影を終えて大天荘に戻るとちょうど夕食の時間となりスタッフに呼ばれて食堂へ。
8年前に宿泊した際もハンバーグメインの食事を選んだが、今回も同様にハンバーグを選択。8年前とは経営が変わったようだが食事の雰囲気は変わらず、さらに洗練されたメニューになっていた。
すっかり空腹になっているのでご飯3杯とみそ汁2杯に生ビール(1,200円)も追加して大満足。
夕食後は朝食のお弁当を受領して8時の消灯とともに眠りの深淵に。
3:00 特にタイマーなどセットしなかったが起きたので着替えとお弁当をいただいて、4時前に出発。
日の出を待つ人たちがチラホラいますが、空には星が輝き、特にまばゆい金星と木星が目に付く。
日の出方向には雲があり、モルゲンは期待できそうにないが久しぶりの山での日の出にワクワクする。
歩き始めて1時間弱で東天井岳の肩の到着。東天井岳は百高山なのでピークまで少し歩いて山頂から日の出を待った。
当初の見込み通りモルゲンとはなりませんでしたが、山頂での日の出は何度経験してもいいものです。
ゆっくりと日の出を楽しんだ後は、同じく百高山の横通岳へ。
山頂では青空優勢な景色を堪能し、常念小屋へ標高を下げます。
常念小屋の手前から樹林帯に入り、小屋の手前で槍ヶ岳と穂高連峰の景色を楽しみながら補給します。
補給を終えたら本日一番の登りである常念岳の登山道へ。
登山道の入口で動くものがあると思ったらライチョウの親子でした。
こんなに天気がいいのに活動しているということは天気は予報通り下り坂ということか。
常念岳山頂は撮影順番待ちで大混雑。
4月に登ったこともあって、山頂の祠だけ撮影して山頂の西側で休憩していると眺めがいい場所なので撮影する人が多いため休憩もそこそこに山頂を後にすることにした。
2,852mの常念岳のピークから一気の高度を下げて、2,511m、2,592mなど小さなピークのアップダウンに消耗するも、いつの間にか頭上には雲が湧いてきたので日差しによる消耗は最低限で済んでありがたい。
2,592mのピークでは最後の行動食で補給をして、蝶ヶ岳を目指します。
蝶槍を過ぎて少しずつ高度を上げていくと、またライチョウに遭遇。
人などまったく気にしないで植物を啄んでいました。
緩やかな登りをしばらく歩いて蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
行動食が全くなくなってしまったので、カップメンとコーラで最後の補給をして、一気に三股へ下ります。
三股までの下りは階段等が整備されていてとても歩きやすいルートなので下るペースはついつい速めになる。
三股登山口からは路線バス「三股線」を15:30で予約してあったのですが、このペースで下っていけば13:30発の便に間に合いそうだったので、電話で確認すると予約は満員だが、キャンセル等で空きが出れば乗車可能とのことだったので、このままのペースで下ることにした。
下りやすい登山道で何人もの登山者に抜かれましたが、無理なペースアップはせずに13:09に登山口へ下山、駐車場13:30発のバスに余裕をもって間に合い、運転手にも事前に連絡がいっていたようでキャンセルがあったため無事に乗車できました。
サスペンション固めのハイエースの乗り心地は正直、褒められたものではありませんが、こうしたバスを運行していただいたおかげでソロでもパノラマ銀座縦走が可能だったし、相変わらず登山口の駐車場は満車状態だったので、このまま本格運行に移行してもらいたいと強く思いました。
また、予定より2時間早く下山できたのは幸運で、余裕をもって帰宅することができました。
〇1日目の補給状況
無印良品 不揃いバウム ブラン&オレンジ 1袋
水1500ml(4,750ml持参)
塩分チャージタブレッツ塩レモン 3粒
ハマダコンフェクト ビッグ ナッツグラノーラ 1箱(2袋)
山崎製パン 塩キャラメル&ホイップ 1袋
○2日目の補給状況
無印良品 不揃い 発酵バターバウム 1袋
水1300ml(4,750ml持参+大天荘で750ml補給)
アミノ酸4000 1袋
山崎製パン とろリッチ生(生クリーム入り桃クリーム) 1袋
レモンのずっしりパイケーキ 1袋
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