記録ID: 8500713
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
剱・立山
折立から薬師岳、ザラ峠 歴史とロマンの山旅
2025年07月31日(木) 〜
2025年08月02日(土)
富山県
mi88n
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 21:54
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 3,808m
- 下り
- 3,652m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:48
距離 15.6km
登り 1,756m
下り 847m
15:46
宿泊地
2日目
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 4:02
- 合計
- 10:11
距離 9.1km
登り 987m
下り 860m
| 天候 | 7/31 晴れ時々くもり 8/1 晴れ時々くもり 8/2 晴れ時々くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
〈復路〉8/2 11:10黒部平ケーブルカー乗車、11:35黒部トローリーバス乗車、12:30扇沢バス乗車。13:05信濃大町駅一つ手前のバス停で下車、徒歩3分で大町市総合福祉センターへ向かい入浴。入浴料400円。 信濃大町14:09発あずさ38号に乗車、16:56八王子着。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
7/31（木） ◆折立〜太郎平 太郎坂はかなりの急坂で上り下りともに注意が必要です。 ◆太郎平〜薬師岳 太郎平小屋までは木道や石畳が整備されており、とても歩きやすい印象です。太郎兵衛平はところどころすれ違いができるダブルトラックのあるシングルトラックの木道になります。薬師峠から薬師岳小屋は短い距離で標高差約400mを一気に登るので、一部木道はありますが、きつくルートです。小屋から避難小屋跡まではつづら折りで山肌を登っていきます。ピークの直下は少し大きめの石がザレているので登り下りとも多少歩きにくいと思います。 ◆薬師岳〜スゴ乗越小屋 下り基調ですが、北薬師岳は多少岩々しています。とても眺めの良い快適な縦走路です。 8/1（金） ◆スゴ乗越小屋〜スゴの頭 スゴ乗越までは一度登って下り樹林帯に入ります。乗越からスゴの頭までは急登です。 ◆スゴの頭〜越中沢岳 一度コルに降りてから再びの急登です。岩々、ザレザレ、急坂の三重苦です。登りでよかったと思いました。 ◆越中沢岳〜五色ヶ原山荘 一度越中沢乗越に下ってから鳶山までの登り返しが地味に応えます。鳶山を越えると五色ヶ原が目の前に広がります。 ◆五色ヶ原山荘〜五色ヶ原キャンプ場 木道です。 8/2（土） ◆五色ヶ原キャンプ場〜ザラ峠 キャンプ場からザラ峠の降り口まではほとんどが木道になります。ザラ峠への下りはそれほどきつくありませんでした。 ◆ザラ峠〜獅子岳 登りではそれほど気になりませんでしたが、ザレ場が多い印象が残っています。下りたくないなと思って歩いていました。急登、ハシゴで400mの標高差を一気に稼ぎます。 ◆獅子岳〜一ノ越山荘 アップダウンを繰り返しながら、龍王岳の取り付きまで標高を上げます。鬼岳周辺、龍王岳への登り急坂になります。 ◆一ノ越山荘〜黒部平 一ノ越から東一ノ越までは快適なトラバース道です。それほど標高も落ちません。東一ノ越から黒部平駅までは意外と距離もあり、石も多く時間がかかりました。 ロッジくろよん経由で黒部ダムまで行こうと考えていましたが、けっこうバテてしまったこと、八王子戻る最適な便に乗るため、黒部平からケーブルカーで移動することにしました。 |
| その他周辺情報 | 大町市総合福祉センター 鹿島の湯（男湯）、蓮華の湯（女湯） https://www.omachishakyo.org/m-center/m-sfc-omachi.html |
写真
薬師岳到着しました！
ここまではスマホが自分を認識してくれず、写真が撮れませんでした。ここから復活修正しました。
ここまではスマホが自分を認識してくれず、写真が撮れませんでした。ここから復活修正しました。
15：40にスゴ乗越小屋に到着し、ここにテントを建てました。ここからは2年前に歩いた烏帽子岳から南沢岳、不動岳が見えまいした。
5
7/31 16:34
15：40にスゴ乗越小屋に到着し、ここにテントを建てました。
ここからは2年前に歩いた烏帽子岳から南沢岳、不動岳が見えまいした。
ここからは2年前に歩いた烏帽子岳から南沢岳、不動岳が見えまいした。
北東側にはスゴの頭（右）、越中沢岳（左）もよく見えました。一度スゴ乗越に降りてからあの2座を登り返すのには気持ちが滅入りました。
3
7/31 17:46
北東側にはスゴの頭（右）、越中沢岳（左）もよく見えました。一度スゴ乗越に降りてからあの2座を登り返すのには気持ちが滅入りました。
周りのテントの皆さんはお早い出発でしたが、自分は行程に余裕があるので、ビリから2番目の遅い出発でした。
沢岳を降りたところにお花の写真を撮っている方がいて、ミネズオウでした
五色ヶ原山荘に到着しました。5時間で到着しました。
ここでお昼に牛丼を食べ、一番乗りでキャンプ場に向かいました。
ここでお昼に牛丼を食べ、一番乗りでキャンプ場に向かいました。
キャンプ場一番乗りです。水場そばのトイレの近く、平坦な砂地、ベンチ付きの好立地の物件を山荘スタッフに教えてもらいそこにテントを張りました。
3
8/1 12:36
キャンプ場一番乗りです。水場そばのトイレの近く、平坦な砂地、ベンチ付きの好立地の物件を山荘スタッフに教えてもらいそこにテントを張りました。
かなりのんびりしてから、山荘からの周回お散歩に出ました。
まずはミヤマキンバイ
まずはミヤマキンバイ
翌朝、ザラ峠の上からの眺めです。獅子岳への登りは登り甲斐がありそうです。
歴史とロマンのザラ峠に到着です。
佐々成正は戦国時代、厳冬期にこの峠を本当に越えたのでしょうか？
佐々成正は戦国時代、厳冬期にこの峠を本当に越えたのでしょうか？
今回最初の雪渓。きちんとトラバースが削ってあり安心して通過することができました。
黒部平への分岐です。ここでケーブルカーに乗ろうか、歩いてダムまで降りようか悩みましたが、歩くときつきつの時間になりそうなので、ケーブルカーへの乗車を決断しました。
1
8/2 10:44
黒部平への分岐です。ここでケーブルカーに乗ろうか、歩いてダムまで降りようか悩みましたが、歩くときつきつの時間になりそうなので、ケーブルカーへの乗車を決断しました。
運良くすぐにケーブルカーに乗ることができました。しかも一番前の立見席でお得な気分になりました。
ダムまで行くとなんと放水の時間に当たりました。何度か来ていますが放水は初めて見ました。
この後、扇沢までトローリーバス、扇沢からは路線バスに乗り継ぎ、信濃大町駅一つ手前のバス停（下仲町）で下車し、大町市総合福祉センターで入浴（400円）しました。さっぱりして14：09発の特急あずさに乗車しました。信濃大町駅周辺ではお弁当の販売をしていないようなので、駅隣の「アルプスロマン館おやき工房」（もっとこ洒落た雰囲気と店名になってたかも）でおやきを2つ購入し、帰路につきました。
お疲れさまでした！
3
8/2 14:09
この後、扇沢までトローリーバス、扇沢からは路線バスに乗り継ぎ、信濃大町駅一つ手前のバス停（下仲町）で下車し、大町市総合福祉センターで入浴（400円）しました。さっぱりして14：09発の特急あずさに乗車しました。
信濃大町駅周辺ではお弁当の販売をしていないようなので、駅隣の「アルプスロマン館おやき工房」（もっとこ洒落た雰囲気と店名になってたかも）でおやきを2つ購入し、帰路につきました。
お疲れさまでした！
信濃大町駅周辺ではお弁当の販売をしていないようなので、駅隣の「アルプスロマン館おやき工房」（もっとこ洒落た雰囲気と店名になってたかも）でおやきを2つ購入し、帰路につきました。
お疲れさまでした！
装備
| 備考 | 箸忘れた |
|---|
感想
7年ぶりの折立から薬師岳、スゴ乗越、五色ヶ原、一ノ越、黒部平と二泊三日で縦走してきました。いつもは7月上旬から中旬にかけての山歩きにしていますが、去年は私用、今年は仕事が入り、2年連続でその時期には行くことができませんでした。今年も昨年同様、真夏の縦走となりました。
折立から太郎平へは3度目の登り、1度目は薬師岳日帰り、2度目は黒部五郎岳への縦走でした。今回の3度目は薬師岳から北へ立山一ノ越までの赤線つなぎです。赤線つなぎも一つの目標でしたが、�仝淇Д�原でテントを張りたい、�⇔�山黒部アルペンルートのロープウェイの下を歩きたい、の全部で3つの目標を達成することができました。
北アルプスの表銀座や裏銀座と違ってかなりマニアックなルートでもあるので、この夏山最盛の時期に人が少なく感じました。薬師岳もさることながら、越中沢岳、ザラ峠、獅子岳とかなりハードなルートは大変なルートだと思います。アップダウンがかなりあること、小屋が限られていること、エスケープルートがないことなど、さまざまなハードルがあるルートです。
個人的には、辛いルートであることは否めませんが、変化に富んだ素晴らしいルートであると感じました。一ノ越から下山する方が数名いらっしゃることにもびっくりしましたが、なかなか面白いコースでした。
泊まってみたかった五色ヶ原キャンプ場には11時到着の一番乗りでした。頑張れば足を伸ばすこともできなくはなかったのですが、やはりここに泊まってみたいという思いは覆らず、のんびりと過ごすことができました。小屋のスタッフに勧められた場所にテントを張りましたが、水場とトイレが近く、テン場も平らで、ベンチ付き。言うことない一等地でした。スタッフの方、ありがとうございました！
ロープウェイの下を歩ぎしたが、樹林も意外と背が高く、ロープウェイが見えるのは少しだけでした。下から手を振ろうと思っていましたがそれは叶わず。気温の上昇もあってか、東一ノ越からがとても長く感じました。
いつもは車やバイクで行くことが多い山ですが、今回のようなバス、電車の移動も楽で良いですね。
これからはお盆休みなどで例年は山行を控える時期ですが、また秋シーズンに向けて頑張りたいと思います。
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