初めての単独山小屋登山。立山、剱岳

2025年08月03日(日) 〜 2025年08月04日(月)

• GPS: 13:12
• 距離: 17.8km
• 登り: 2,029m
• 下り: 2,029m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:18

距離 8.5km 登り 861m 下り 824m

8:06 室堂
8:33 8:34 祓堂社
8:43 8:44 一の越山荘
9:33 9:48 雄山
10:01 10:11 立山
10:13 大汝休憩所
10:22 10:23 富士ノ折立
10:53 真砂岳
11:39 別山南峰
11:47 11:56 別山北峰
12:07 別山南峰
12:55 12:56 剱沢キャンプ場
13:02 13:03 剱澤小屋
13:24 剣山荘

2日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 1:08
• 合計: 7:55

距離 9.2km 登り 1,168m 下り 1,205m

3:29 剣山荘
3:52 3:54 一服剱
4:38 4:47 前剱
5:02 前劔の門
5:23 5:24 平蔵の頭
5:26 5:28 カニの縦バイ
5:37 5:43 カニのヨコバイ
6:09 6:16 剱岳
6:34 6:41 カニのヨコバイ
6:44 6:50 平蔵の頭
7:00 7:01 前劔の門
7:09 7:10 前剱
7:39 7:42 一服剱
7:58 8:11 剣山荘
9:21 9:24 剱御前小舎
10:25 10:30 浄土橋
10:38 10:39 雷鳥沢ヒュッテ
10:45 雷鳥荘
10:59 血の池
11:06 エンマ台
11:12 みくりが池
11:22 11:23 ホテル立山
11:24 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/2 11:06

前日に富山地区高域クリーンセンターに立ち寄る。ここの無料展望台からの景色がいいらしい。こちらが立山方面。

8/2 11:08

常願寺川と富山湾方面。

8/2 18:10

18時ごろ立山駅に到着。翌日は3時20分に当日乗車券を求めて並んだ。この時間で5番目。4時過ぎに人が増えてきて受付開始の6時40分には50人以上はいた感じ。

8/2 18:17

第1駐車場に車をとめ、立山アルペン村セブンイレブンで調達した夕食を食べて車中泊。

8/3 8:06

早朝から並んだ甲斐があって7時のケーブルカーとバスを乗り継ぎ8時過ぎに到着。

8/3 8:11

ここは別世界。

8/3 8:13

近くに残雪があり思わず写真。こういった雪の中を何度も歩くことになるとは・・・。この時はまだ知らない。

8/3 8:55

かなり登って一の越山荘を見おろすとこの景色。大勢の団体がこの景色を目指して登ってくる。

8/3 9:18

山頂まであと少し。

8/3 9:18

眼下には雄大な景色。

8/3 9:19

室堂平方面のアップ。

8/3 9:34

雄山に到着。

8/3 9:35

剱岳方面。

8/3 10:06

大汝山に到着。

8/3 10:07

ここからは黒部ダムがよく見える。

8/3 10:07

黒部ダムのアップ。

8/3 10:08

さっきまでいた雄山。

8/3 10:14

別山に向けて出発。

8/3 10:28

気持ちのいい稜線歩き。

8/3 10:54

更に続く稜線。大汝山を過ぎると人がほとんどいなくなる。

8/3 11:48

別山北峰に到着。

8/3 11:50

ここからは雄大な剱岳。

8/3 11:53

ライチョウ。こんなに近くで見るのは初めて。

8/3 11:55

針ノ木岳方面の連なる山々。

8/3 12:18

剣沢キャンプ場と剣沢小屋が見えてきた。そして左奥に見えるのが剣山荘。今日のゴールだ。

8/3 12:52

剣沢キャンプ場到着。正面には剣山荘。早く宿に辿り着きたい。

8/3 13:04

見えてるけど遠い剣山荘。雪溪をトラバースして歩く。

8/3 13:24

やっと到着。一人で山小屋に泊まるのは初めて。

8/3 16:50

夕食は3回制の1回目で16時50分。とても美味しかった。

8/4 2:41

2日目の朝食は弁当。食堂は開放してあるので2時40分に食べて3時30分に出発。

8/4 4:39

前剱に到着。明るくなってきたが雲が多い。

8/4 4:50

予習の通り、前剱から先は難所が連続する。

8/4 5:16

平蔵の頭。杭があるので登りやすい。

8/4 5:18

日が見えてホッとする。

8/4 5:26

この岩壁登りのハイライト・・・

8/4 5:28

カニのたてばい。足場がしっかりしているので鎖を掴めばグイグイ登れる。

8/4 5:53

山頂に到着。

8/4 5:54

雲は多いが幻想的な風景。

8/4 6:04

いい感じ。

8/4 6:11

鹿島槍方面から八峰キレット、五竜岳、不帰嶮と続く山々のシルエット。山頂で知り合った方はこの後3泊4日で縦走するらしい。すごい。

8/4 6:27

下山開始。険しい道のりが待っている。

8/4 6:32

下りのハイライト。カニのよこばい。

8/4 6:34

先行者の方が慎重に進んでいく。

8/4 6:35

覗き込むとこんな感じ。

8/4 6:35

進行方向の先は見えないが、赤いペイントを頼りに鎖を掴んで足を踏み出す。

8/4 6:36

横に歩いた後も下りの難所が続く。

8/4 6:38

このハシゴもスリル満点。

8/4 6:47

平蔵の頭まで戻ってきてやっと落ち着く。

8/4 7:39

一服剱に到着。行きは暗くて見えなかったが前剱がどっしり構える。

8/4 7:40

ここからは剣山荘もよく見える。やっと戻ってきた。

8/4 7:54

剣山荘に到着。荷物を預けておいたので快適に登れました。

8/4 8:37

剣山荘を後にして振り返るとみごとな剱岳。

8/4 8:38

剱御前小舎までの登り返しはきついが景色はとてもいい。

8/4 8:41

アイゼンなしで何度か雪渓を歩く。特に心配なし。

8/4 8:46

雪渓と山小屋と剱岳。今回の象徴的な風景。

8/4 9:10

山の緑と雪の白と空の青のコントラストが素晴らしい。

8/4 9:19

剱御前小舎に到着。

8/4 9:18

剱岳も見納め。寂しいがしっかり目に焼き付ける。

8/4 9:21

反対方向に目を向けると室堂方面の大展望が広がる。次に来るとしたらこの小舎に泊まってゆっくり2つの景色を楽しみたい。

8/4 9:41

ここからは「本日の第二章の始まり」といった感じで雄大な景色を楽しみながら下っていく。

8/4 9:42

正面左は雷鳥沢ヒュッテ。右はロッジ立山連峰。

8/4 9:42

正面は雷鳥荘、左上はホテル立山。人工物が自然とマッチしていいアクセントになっている。

8/4 10:16

だいぶ下っても見え方の違う雄大な景色が続く。

8/4 10:19

昨日登った雄山から大汝山へ続く稜線。

8/4 10:19

広角にするとこんな感じ。

8/4 10:23

雷鳥沢に近づいてきた。雪解け水を集めた沢の音が聞こえてくる。

8/4 10:26

木造の橋で沢を渡る。

8/4 10:27

橋の上から。

8/4 10:40

地獄谷。

8/4 10:50

少し登って剱御前小舎から下りてきたルートを振り返る。

8/4 10:51

雷鳥沢野営場の色とりどりのテントが美しい。

8/4 11:11

ミクリガ池。この池だけで十分絵になる。

8/4 11:22

ホテル立山に到着。素晴らしい山行でした。

8/4 16:48

下山後に舟橋立山温泉湯めごこちに立ち寄り汗を流す。ビールセットがおすすめ。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

感想

kaiseituduki

百名山86、87座目は立山と剱岳。
【いきさつとルート設定】
介護の関係から山にほとんど登れなくなってしまったが、百名山制覇の目標は諦めていない。主に残っているのは北アルプスと南アルプスの山々。今までは天気への柔軟な対応ができる日帰り登山で頑張ってきたが、残りの山々はそうはいかない。今回は自身初となる単独山小屋泊に挑戦した。結果として未完となってしまったが、下記の日程で1泊2日で立山、剱岳。2泊3日で薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳の北陸北アルプスシリーズを企画した。
1日目＜8月2日（土）＞横浜から富山まで移動。立山駅で車中泊
2日目＜8月3日（日）＞立山　剣山荘泊
3日目＜8月4日（月）＞剱岳
4日目＜8月5日（火）＞休養・移動。折立登山口で車中泊
5日目＜8月6日（水）＞薬師岳　薬師沢小屋泊
6日目＜8月7日（木）＞水晶岳、鷲羽岳　黒部五郎小舎泊
7日目＜8月8日（金）＞黒部五郎岳
難しかったのは山小屋の予約。3つともそれぞれ別のシステムを利用しており、申し込み開始日も異なる。6月半ばごろから申し込みが始まるが、ピンポイントでそれぞれの山小屋を確実に予約しないと計画が成り立たないので神経を使った。
意外な伏兵は立山駅からのケーブル、バスのチケット。朝一番の乗車は人気があり、WEB予約制度もあるが気づいた時には売り切れで、当日券を求めて3時半から並ぶことになってしまった。
【立山、剱岳に登ってみて】
百名山の目標設定してから、自分としては剱岳のカニのたてばい、よこばいが百名山最大の危険箇所としてずっと頭に焼きついていた。今回は動画で十分に予習したうえで、渋滞を避けるために暗いうちに出発した。結果としてはそこまでの危険は感じなかったが、長年の懸案事項を解決した感じでホッとしている。そんないきさつから、剱岳にかすんで立山の下調べをしていなかったが、雄山まではそれなりに急登で、ヘルメットや宿泊用の荷物を背負って登るのに息が切れた。3000m越えの山なので空気も薄かったのだろう。大汝山から別山までの稜線歩きは気持ちよかった。剣山荘は2階部屋の2段ベットの2階で昇り降りの使い勝手が悪かったが、小屋についた後のビールは格別だった。2日目の剣山荘後の山行が想像以上によかった。剱御前小舎までの雪渓歩きや剱岳の景色はとてもよく、それが終わると室堂方面を眺めながら雷鳥沢へ下って行くので飽きがこない。室堂周辺だけでも十分に楽しめるので、またいつか来てみたい。
【薬師岳方面2泊3日は断念】
剱岳を下山して天気予報を見ると8月6日から雨予報になっていた。特に7日は線状降水帯の予想も出ている。山頂で山談義をした方は私より厳しい山に登るので、自分も頑張ろうと思っていたが、自身初となる2日3日の中日が一番厳しい環境になりそうなので断念した。初めての山小屋泊は予約やキャンセル、荷物の装備までいい経験ができたと思っている。山行の幅が広がったのでまたチャレンジしたい。