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Yamareco

記録ID: 8519136
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北ア/白馬三山縦走(大雪渓を上がり、鑓温泉から下る)

2025年08月01日(金) 〜 2025年08月03日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
がくさん その他2人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
23:32
距離
20.9km
登り
2,483m
下り
2,483m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:36
休憩
3:49
合計
9:25
距離 6.8km 登り 1,635m 下り 48m
4:58
15
5:13
18
5:31
5:38
7
(R)
5:45
19
6:04
5
6:09
6:28
23
6:51
7:04
40
大雪渓取付き
7:44
7:53
29
(R)
8:22
8:45
24
(R)
9:09
9:42
11
葱平
9:53
10:06
38
(R)
10:44
11:10
14
11:24
11:34
3
小雪渓(西)
11:37
11:51
5
小雪渓(東)
11:56
25
12:21
12:37
25
(R)
13:02
13:10
12
(R)
13:22
14:00
23
14:23
2日目
山行
5:37
休憩
2:49
合計
8:26
距離 7.7km 登り 621m 下り 1,445m
5:45
16
6:01
6:10
16
6:26
6:56
12
7:18
7:23
33
7:56
8:01
43
(R)
8:44
9:08
21
9:29
9:37
29
(R)
10:06
10:17
19
(R)
10:36
11:21
25
11:46
11:52
27
12:19
12:30
25
(R)
12:55
13:05
15
(R)
13:20
13:25
46
3日目
山行
4:08
休憩
1:24
合計
5:32
距離 6.4km 登り 227m 下り 990m
6:55
7:01
6
(R)
7:07
7:15
7
7:22
7:29
17
鑓沢(東)
7:46
3
7:49
5
7:54
5
7:59
8:12
22
(R)
8:34
8:42
15
8:57
9:07
32
(R)
9:39
4
9:43
9:59
38
(R)
10:37
10:45
12
(R)
10:57
12
11:09
11:10
6
11:16
11:23
2
(R)
11:25
17
11:42
12
11:54
猿倉荘
天候 晴れときどきガス、一時雨
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
〔猿倉登山口〕
 白馬駅から車で30分ほどのところにある登山口。白馬館グループが運営する猿倉荘(山小屋)がある。
 猿倉までの林道は大雨で崩落して、一時通行止めだったが、7月下旬に完全開通した。ただ、猿倉荘の下にある駐車場は未だ崩落の危険があるとかで、利用できない。このため、マイカーの人も白馬八方付近の駐車場に止めて、タクシーかアルピコ交通のバス(完全予約制)を利用することになる。
 往路はアルピコ交通のバスを予約したが、一人2000円。(前年は950円だったとか) タクシーは、白馬駅〜猿倉が4600円、猿倉〜白馬八方が4000円、白馬八方〜白馬駅が1000円だった。3人で行ったので、往路もタクシーにすればよかった。
 猿倉荘の玄関から100mほどのところに、外トイレと給水場所がある。わりときれい。宿泊者は猿倉荘の中のトイレを使える。猿倉荘は、2階が割と大きな部屋で、3階が四畳半とか六畳の部屋だった。3人だったので、3階の六畳の部屋を占有させてもらえた。
 猿倉荘では、電波状態はあまりよくないが、通じないこともない。
コース状況/
危険箇所等
 北アルプスの人気エリアなので、基本的によく整備されている。ただ、今年は残雪が多く、特に鑓温泉から杓子沢までのルートは通常のコースが使えなかったようで、う回路を急きょ作ったため、ルート状態はよくなく、通過するのにハラハラした。
 60歳前後の3人パーティなので、ペースは遅い。猿倉荘をほぼ一番に出発しましたが、次々と若い人に抜かれていった。
 なお、白馬大雪渓や、鑓温泉小屋から小日向のコルまでは、雪渓が刻一刻と変わり、そのたびにルートも付け替えられる可能性があるため、写真はあくまで8月1日〜3日のものだとお考えください。

〔目次〕
1.猿倉〜白馬尻
2.白馬尻〜白馬頂上山荘
3.白馬頂上山荘〜白馬山荘〜白馬岳
4.白馬頂上山荘〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
5.白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉小屋
6.白馬鑓温泉小屋〜猿倉


1.猿倉〜白馬尻
 猿倉荘の玄関に向かって左奥へ進むと、大雪渓への登山道入り口がある。少し上がって左旋回し、猿倉荘の屋根を右下に見つつ進み、すぐに右へ曲がった登っていく。猿倉荘から数分で林道に出る。以降はしばらく林道を歩く。途中に鑓温泉小屋への登山口がある。林道は、途中で長走沢を渡渉するが、橋がかかっている。猿倉を出て50分ほどで林道が終わり、普通の登山道に入る。まもなく白馬尻に着く。
 白馬尻にあったはずの小屋は解体されており、トイレだけが残っていた。元は山荘のあった場所なので、かなり広いスペースになっている。河原へ下るとテントサイトなのだと思う。白馬尻でテント泊の人は、猿倉荘で手続きをしてから入山することになっている。白馬尻でも電波状態はよくなかった。

2.白馬尻〜白馬頂上山荘
 白馬尻からさらに登山道を進む。10分ほどで軽アイゼンを着けるケルンがあると思って歩いたが、一度低木帯を抜けて河原方向へ誤って進んでしまった。ちゃんとピンクリボンを確認するべきだった。再び低木帯に入り、まもなくケルン広場に着く。大雪渓の入口であり、ここで軽アイゼンを装着する。
 ちょっと控えめなベンガラ(紅がら)で、赤黒くなった雪の上を進んでいく。山頂方向に向かって左側の斜面(雪のないところ)では、頻繁に小石などががらがらと落ちていて、そのうち大きな落石になるのではないかと気にしつつ登る。大雪渓に入って30分ほどは、雪渓上部が見えず落石に気づきにくいため、休憩は取らなかった。ようやく雪渓上部が見えるあたりで一度休憩を取った。その後、30分ほど進むと、一度中洲のようになっている陸地(岩や石の露出しているところ)に出る。下ってきた人から100mほどでまた雪渓だと言われたが、一応アイゼンは外して進んだ。高山植物は咲いている。
 陸地を登ると、再び元の雪渓に入る。雪渓自体は連続しているのだが、途中にクレバスがあるため一度陸地を通すようにしたようであった。再び軽アイゼンを付けて登っていくと、右奥に大きな岩があり、そこから水が滴り落ちている場所が見えてくる。何度か大雪渓を登ったが、いつもここが大雪渓の終わりであり、葱平(ねぶかっぴら)だと思われる。アイゼンを外して休憩をとる。岩から滴り落ちる水で頭を冷やした。また、飲めるかどうか分からないが非常用の水として500mlを補充しておいた。
 葱平からは激しい登りになる。傾斜はきつく、岩が多く、ルートが細いところもあり、登りにくい。また、大雪渓より上では低木もなく、高山植物が咲いているだけの荒れ地であり、炎天下の登りになる。この日は幸いにも少しガスや雲が多く、それほど暑くはなかった。慎重に登っていくと、30分ほどで小雪渓トラバースのポイントに着く。一応、軽アイゼンを付けた方が安全なので、付けてトラバースした。小雪渓トラバースを終えると再び急傾斜の登りになる。しばらく進むと、避難小屋がある。避難小屋のすぐ脇で岩から水が滝のように落ちていたが、飲めるのか不明である。さらに登っていくと、傾斜はやや緩くなり、お花畑になる。ガスがなければ、白馬村営頂上宿舎の屋根が見えているはずだが、この日はなかなか見えなかった。
 大雪渓コースの最後の登りになると、階段の登りも何度か出てくる。登り詰めていくと、頂上宿舎の東側にある雪渓下に着く。水場にもなっており、キンキンに冷えた水を得られる。そこから階段を登っていくと、頂上宿舎の玄関に着く。軽食営業は行っていないとのことで、カップラーメンを購入し、お湯はサービスしてもらえた。通過者用のトイレは、テントサイトに行くよう案内されており、頂上宿舎の玄関前から少し登って下ってで、トイレに着くまでに数分かかった。
 大雪渓コース全般で、ドコモの電波は弱いながらも届いていた。ただし、頂上宿舎を含め、画像を送れるほど安定している状況ではなかった。

3.白馬頂上山荘〜白馬山荘〜白馬岳
 白馬頂上宿舎のテント場は、建物の裏側(南側)にある。小屋の建物に向かって右端に十字路のようなポイントがあり、小屋からのルートを入れると五差路のようになっている。小屋沿いに続く一番左側のルートがテントサイトの入口と外トイレ方面である。テントサイトの標識以外には特に標識は出ていないが、十字路を左前方へ進むと、杓子岳方面へのルートになる。十字路を右前方に登っていくと、白馬山荘方面になる。十字路を右へ下ると、雪渓下部の水場を経て、大雪渓へ下るルートになる。
 十字路を右前方へ登っていくと、疲れていたのもあって5分では稜線に出られず、10分近くかかった。稜線に出た少し先に、清水岳(しょうずだけ)を経て黒部の祖母谷温泉(ばばだにおんせん)へ下るロングコースが分岐している。稜線に出てからもゆるゆると登りが続く。晴れていれば、白馬山荘が目の前に大きく見える。横に長い建物なので、迫力がある。この日はガスが濃く、稜線に出る直前に一瞬見えたが、ガスの中を登っていき、到着2,3分前にようやく山荘が見えてきた。
 ルートは、白馬山荘の1号館・スカイプラザと、2号館・3号館の間を通って、白馬岳の山頂へ続く。白馬山荘を抜けて、ややルートは細くなるが、歩きやすい登りである。左右に展望があるアルプスならではの稜線歩きだが、自分が歩いたのは2日目の早朝で、霧雨の中を雨具を着て歩いた。途中に松沢貞逸顕彰碑がルートから少し東側にある。その先を登ると、白馬岳の山頂にある展望解説の円柱が見えてきて、白馬岳の山頂に着く。
 今回、雨だったこともあり、白馬岳の山頂で電波確認はしなかったが、前回来たときにはドコモ圏内だった。山頂を後にして山荘に戻るあたりから雨が止み、青空が見え隠れするようになったが、展望としては杓子岳がガスの中になんとなく見える程度であった。

4.白馬頂上山荘〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
 白馬山荘を出発して、稜線を白馬頂上山荘の上まで戻る。頂上宿舎に降りる分岐(前日に歩いたルート)があり、少し先には頂上宿舎から杓子岳方面へ上がってくるルートの分岐(合流地点)がある。ここからも祖母谷温泉へのルートが分岐する。その先もしばらく下りが続くが、若干登り返して、2768標高点のある丸山に着く。少し西側に10人くらいが休める広場がある。丸山を出ると標高をかなり落としていく。前に来たときは杓子岳のトラバース付近しか咲いていなかったコマクサが、丸山からの下りルートの脇にも咲いていた。また、東側を見下ろすと、前日に登ってきた白馬大雪渓がよく見える。
 下りきってコルのあたりまで来ると、杓子岳がひときわ大きく見えてくる。ここからゆるゆると標高を上げていき、杓子岳のトラバースルートに取付く。小さな木札で山頂への分岐であることが示されている。晴れていれば、見上げるようなところに杓子岳がある。杓子岳の山頂は、南北に続く台形状の山頂稜線の一番北側にあり、トラバース道の白馬山荘側の分岐を上がっていくと山頂に着く。ただし、岩を積み上げたような歩きにくいルートをひたすらつづら折で登っていくので、ちょっと大変である。分岐にメインザックを置いて、空身で山頂を往復する人もいる。分岐から登っていく途中、大雪渓側の崖を見下ろす感じになる部分もあるが、再び杓子岳の西側斜面に戻り、岩の上を登っていく。分岐から20分弱で山頂に着いた。山頂はそこそこの広さであり、大展望でもあるのでゆっくりできる。杓子岳の山頂もドコモ圏内である。
 杓子岳から白馬鑓ヶ岳方面へは、杓子岳の山頂稜線を少し歩く。東側(長野県側)はまさに断層地形であり、絶壁になっているので、のぞき込むとちょっと怖い。山頂を出たすぐのあたりに崖の脇を歩く部分が少しだけあるが、その先は、稜線よりやや西側(富山県側)を進むので、恐怖心なく進むことができる。途中で稜線を離れ、西側へ下っていく感じになる。白馬山荘側の登りと違って、鑓ヶ岳側の下りは歩きやすいルートであった。下りきって、トラバース道と合流する。こちら側の分岐も小さい木札の標識があるだけだった。
 その先、少し下りが続くが、すぐにコルに着く。目の前には白馬鑓ヶ岳が大きく構えており、登り返さなければいけないことを実感する。わりと傾斜のきつい登りが続き、岩場のようなところもある。かつて指導標が立っていたであろう柱があるところでは休憩できる程度の広さがある。その先は最後の激しい登りになり、登り詰めると岩の間を進んで10人くらいが休憩できる小ピークに着く。ガイドマップによれば、小鑓ということのようだ。小鑓を抜けると、最後は傾斜が緩い登りになる。真っ白な山容の鑓ヶ岳らしく、砂礫地を登っていくと、天狗山荘側からのルートも合流して、白馬鑓ヶ岳の山頂に着く。
 白馬鑓ヶ岳の山頂は広く、多くの人が休憩できる。ドコモは圏内である。残念ながら一面真っ白で展望はゼロだった。本来であれば、北に白馬岳・杓子岳、西に立山劔、南に後立山連峰などが見えていたはずである。

5.白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉小屋
 白馬鑓ヶ岳から南へ砂礫地のルートを下っていく。つづら折のように付いており、ジグザグと下っていき、下りきった所で小さなピークの西側をトラバースする。すぐに、鑓温泉分岐の標識が見えてくる。そのまま稜線を直進すれば天狗山荘に着くが、以前に歩いたときは2つのピークを越える感じで、少し足を使わされた感があった。鑓温泉へは分岐から天狗山荘方面へ向かって左斜めへ降りていく感じになる。下り始めると、あちこちにコマクサが咲いていた。その後、斜面をジグザグと下っていき、どんどんと標高を下げていく。ずっと砂礫地かハエマツ帯であり、展望がある下りになる。今回、残雪はそれほどなかったが、一か所だけ雪渓の間を抜ける道を通過した。ルート部分だけ残雪を除去したような感じになっていた。雪渓を抜けてすぐの岩のところに♨マークがあった。大出原(おいでっぱら)に近づくと、ハクサンコザクラがあちこちに咲いている。概ね下りきって平らなあたりに出ると、いったん低木帯に入るがすぐに出る。このあたりが大出原である。
 大出原の先、鑓温泉へ進むルートの入口に「ストックしまって」の注意喚起の看板が出ている。その先は、鑓温泉手前にあるクサリ場である。ストックをしまってもしばらくは低木帯の中を進む普通のルートである。次第に沢と並走するルートになっていく。2枚目の「ストックしまって」の看板がある。そして最初のクサリ場に出る。最初のクサリは単純なトラバースに近く、最後の方で少し岩場を降りる程度である。その先は、木のハシゴを下ったりするところが続き、そのあとクサリ場が連続する。鑓温泉横の雪渓の上部が見えてくる。クサリ場の一部は、沢の水で岩が濡れていて滑りやすい。かなりの傾斜の露岩をクサリを持って下っていき、雪渓と同じくらいの高さまで下りると、少し広いところがある。「小屋まで気を抜かず慎重に」の看板がある。確かにこの先も難所が続く。ここで滑落して雪渓上に落ちると、そのまま下まで滑り落ちてしまいそうである。
 緊張を保ちながら下っていくと、ようやく鑓温泉小屋の屋根が見えてきた。大出原から45分もかけて、鑓温泉小屋に到着する。ルートは、鑓温泉小屋の食堂棟・2号館と、1号館の間に出る。ちょうど水場と売店のあるところに出る。そのままさらに下れば、左に露天風呂、右に内湯やトイレ、先にテントサイトがある。鑓温泉小屋はドコモ圏内である。眼前には妙高火打の山々が望める。
 鑓温泉の露天風呂は基本的に混浴である。最近は水着で入ってくる女性もちらほらいるが、多くの女性は内湯に入る。夜の真っ暗な時間、20時から21時までの1時間は、露天風呂が女性専用になり、内湯が男性専用になる。テントサイトには足湯もある。通過登山者やテントの人は、入浴料1500円を取られる。宿泊の人も、白馬山荘より1000円高いのは温泉代なのであろう。

6.白馬鑓温泉小屋〜猿倉
 鑓温泉小屋からまずはテントサイトまで下る。テントサイトの淵にかけ流し温泉が流れゆく小さな水流があり、これにかかる板を渡って、さらに下っていく。今シーズンは、鑓温泉小屋の脇にある雪渓を下ることができないようで、途中で北側の沢に移るようにルートが付いていた。手のひらに乗る程度の石にピンクテープを巻き付けたものがルートマークになっていた。少し見にくく、一度ルートミスをした。
 北側の沢に移ってすぐに雪渓をトラバースしたが、距離が短くほぼ水平であったため、ここは軽アイゼンを付けずに渡ることができた。その後は、沢の左岸の縁を進む形になるが、急きょ付けたルートのようで、道が水平ではなく、かつ細い。沢へ落ちないように細心の注意を払って下っていった。かなり緊張して汗もかいた。縁を歩いて左に旋回し、普通のルートに戻ると、まもなく2つめの雪渓(鑓沢)に出る。今回は、雪渓を少し下って左90度曲がり、トラバースするコースで、下りがあるのと長いのとを考慮して軽アイゼンを付けた。その後は、すでに雪渓が解け切っている沢を複数横切っていく。一番注意が必要なのは落石沢。その名のとおり、落石が多く、渡る前に上部を確認して速やかに通過する。落石沢の次に杓子沢を渡るが、こちらも雪はほとんど溶けていて、上部の木橋を渡った。その後、少し登り返していくと、右に大きな岩があり、その上でいつも休憩している。岩の上から杓子沢、落石沢がよく見える。我々が落石沢を通過するとき、この岩の上にいた方から「落石!」と声をかけてもらった。大きな落石ではなく、途中で石も止まってくれた。
 大きな岩のポイントを過ぎると、左へ旋回してしばらくトラバース道が続く。その後、右へ曲がりつつ標高をやや下げる感じになり、下りきると池塘のある場所に出る。カエルがゲロゲロと鳴いていた。そこからゆるゆると登り返しになる。登山3日目で下山日なのに登り返しはそこそこ辛い。次第に小日向山に続く稜線が近づいてきて、森林の中で小日向のコルを抜ける。コルを抜けて数分歩いた先に、ちょっとした広場があり、20人ほどが休める。
 コルを越えると、つづら折で下っていく感じになる。ニッコウキスゲやシモツケソウが咲いている。つづら折が終わると、しばらくはトラバース道になり、細かい登り返しもある。やがて右へ旋回し、樹林の中の緩い傾斜の下りになる。今までと比べれば格段に歩きやすいルートになり、ペースも回復した。緩い下りがしばらく続いたのちに、少し傾斜がある下りになり、ようやく林道に出る。2日前に白馬尻まで歩いた林道である。数分歩くと林道から再び登山道に入り、さらに数分で猿倉荘の屋根が見えてきて、ゴールとなる。
その他周辺情報 〔下山後の温泉入浴〕
 白馬八方の付近には、いくつかの日帰り入浴施設がある。車で猿倉まで入っているなら、おびなたの湯が野性的である。露天風呂しかなかったと思うので、炎天下だとちょっと辛いかもしれない。
 一番便利なのは、白馬八方の交差点に併設の、八方の湯である。それほど大きな入浴施設ではないため、混雑しているときも多いが、露天風呂もあるし、併設の食堂や売店もある。
 タクシーを呼んで、猿倉から乗車して白馬八方で降ろしてもらった。4000円だった。その後、白馬駅までもタクシーを利用したが、1000円だった。3〜4人で来ているなら、気にならない値段である。白馬八方から白馬駅までなら、アルピコ交通のバスの本数はそこそこある。(栂池から来る便もあるため)

白馬八方温泉
https://hakuba-happo-onsen.jp/
白馬駅。普通列車だったので、跨線橋を登って1番ホーム(改札)へ。
2025年07月31日 12:48撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 12:48
白馬駅。普通列車だったので、跨線橋を登って1番ホーム(改札)へ。
白馬の駅前。
2025年07月31日 12:59撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 12:59
白馬の駅前。
外へ出て右へ行くと、トイレとコインロッカー。
2025年07月31日 12:59撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 12:59
外へ出て右へ行くと、トイレとコインロッカー。
外へ出て左方向へ進むと、猿倉線のバス停。
2025年07月31日 13:05撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 13:05
外へ出て左方向へ進むと、猿倉線のバス停。
駅前でタクシー料金が案内されている。
2025年07月31日 13:12撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 13:12
駅前でタクシー料金が案内されている。
猿倉荘に到着。小屋の玄関を背にしてほぼ正面100m先に外トイレと水場がある。
2025年07月31日 14:35撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 14:35
猿倉荘に到着。小屋の玄関を背にしてほぼ正面100m先に外トイレと水場がある。
小屋前のベンチのあたりにルート解説ボード。
2025年07月31日 15:07撮影 by  SO-41A, Sony
7/31 15:07
小屋前のベンチのあたりにルート解説ボード。
猿倉荘の夕食。作っているときから、美味そうな匂いが漂っていた。
2025年07月31日 17:28撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
7/31 17:28
猿倉荘の夕食。作っているときから、美味そうな匂いが漂っていた。
朝食はお弁当にして、部屋で食べた。普通の朝食は5時からの案内だが、降りていったら4時45分くらいに始まっていた。
2025年08月01日 04:10撮影 by  SO-41A, Sony
1
8/1 4:10
朝食はお弁当にして、部屋で食べた。普通の朝食は5時からの案内だが、降りていったら4時45分くらいに始まっていた。
玄関前に登山届のポスト。6時過ぎると指導員が来て、内容の確認を受けたような気がする。
2025年08月01日 04:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 4:53
玄関前に登山届のポスト。6時過ぎると指導員が来て、内容の確認を受けたような気がする。
小屋横、登山口に白馬尻の案内。
2025年08月01日 04:59撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 4:59
小屋横、登山口に白馬尻の案内。
まず登山道を進んで、林道に出る。
2025年08月01日 05:05撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 5:05
まず登山道を進んで、林道に出る。
林道に出たところ。奥に進むと、猿倉の駐車場だと思う。(許可を得た車しか通れない林道です。)
2025年08月01日 05:08撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 5:08
林道に出たところ。奥に進むと、猿倉の駐車場だと思う。(許可を得た車しか通れない林道です。)
おそらく白馬乗鞍岳。
2025年08月01日 05:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 5:18
おそらく白馬乗鞍岳。
2025年08月01日 05:24撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 5:24
林道が終わり、最後に登山道を進むと、10分くらいで白馬尻に着く。
2025年08月01日 05:46撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 5:46
林道が終わり、最後に登山道を進むと、10分くらいで白馬尻に着く。
白馬尻の有名な岩看板は健在。小屋は解体された。
2025年08月01日 06:09撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 6:09
白馬尻の有名な岩看板は健在。小屋は解体された。
小屋前広場とトイレだけある。
2025年08月01日 06:09撮影 by  SO-41A, Sony
8/1 6:09
小屋前広場とトイレだけある。
大雪渓の谷がよく見える。
2025年08月01日 06:11撮影 by  SO-41A, Sony
8/1 6:11
大雪渓の谷がよく見える。
大雪渓の取付口で、ケルンが目印。ここで軽アイゼンを付ける。
2025年08月01日 06:48撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 6:48
大雪渓の取付口で、ケルンが目印。ここで軽アイゼンを付ける。
いよいよ大雪渓。
2025年08月01日 07:03撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 7:03
いよいよ大雪渓。
メンバーも軽アイゼンを付け、いざスタート。
2025年08月01日 07:04撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 7:04
メンバーも軽アイゼンを付け、いざスタート。
登りやすいが、傾斜はある。
2025年08月01日 07:14撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 7:14
登りやすいが、傾斜はある。
雪渓が果てしなく続く。
2025年08月01日 07:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 7:53
雪渓が果てしなく続く。
白馬大雪渓を登っている実感。
2025年08月01日 07:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 7:53
白馬大雪渓を登っている実感。
とりあえず砂礫地に上陸。降りてきた人から、100mくらいで再び雪渓だと情報をいただく。
2025年08月01日 08:47撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 8:47
とりあえず砂礫地に上陸。降りてきた人から、100mくらいで再び雪渓だと情報をいただく。
ミヤマキンポウゲ。
2025年08月01日 08:49撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 8:49
ミヤマキンポウゲ。
ウルップソウがたくさん咲いてた。
2025年08月01日 08:51撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/1 8:51
ウルップソウがたくさん咲いてた。
再び雪渓へ。
2025年08月01日 08:52撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 8:52
再び雪渓へ。
大雪渓が終わった地点には高山植物もいっぱい。有名どころのクルマユリ。
2025年08月01日 10:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 10:19
大雪渓が終わった地点には高山植物もいっぱい。有名どころのクルマユリ。
こちらも有名なハクサンフウロ。
2025年08月01日 10:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 10:19
こちらも有名なハクサンフウロ。
チシマギキョウ。
2025年08月01日 11:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 11:19
チシマギキョウ。
ハクサンイチゲ。
2025年08月01日 11:23撮影 by  ILCE-6300, SONY
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ハクサンイチゲ。
シナノキンバイ。
2025年08月01日 11:24撮影 by  ILCE-6300, SONY
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シナノキンバイ。
小雪渓トラバース。
2025年08月01日 11:37撮影 by  ILCE-6300, SONY
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小雪渓トラバース。
ミヤマオダマキ。
2025年08月01日 11:50撮影 by  ILCE-6300, SONY
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ミヤマオダマキ。
避難小屋まで来た。大岩から水が大量に落ちているが、飲めるのか不明。
2025年08月01日 11:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 11:56
避難小屋まで来た。大岩から水が大量に落ちているが、飲めるのか不明。
イワオウギ。
2025年08月01日 12:15撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 12:15
イワオウギ。
まさにお花畑です。
2025年08月01日 12:15撮影 by  ILCE-6300, SONY
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まさにお花畑です。
ミソガワソウ。
2025年08月01日 12:15撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 12:15
ミソガワソウ。
傾斜が次第に緩くなってきた。
2025年08月01日 12:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 12:19
傾斜が次第に緩くなってきた。
この大きな案内板の前に座れる木があり、10人くらいは座れるかな。
2025年08月01日 12:20撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 12:20
この大きな案内板の前に座れる木があり、10人くらいは座れるかな。
頂上宿舎を目指して、最後の階段。
2025年08月01日 12:43撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 12:43
頂上宿舎を目指して、最後の階段。
頂上宿舎の直下に着いた。最後の階段もつらかった。軽食営業はやっていないが、カップラーメン700円を買ってお湯も入れてもらった。
2025年08月01日 13:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 13:18
頂上宿舎の直下に着いた。最後の階段もつらかった。軽食営業はやっていないが、カップラーメン700円を買ってお湯も入れてもらった。
ミヤマムラサキ、だと思われる。
2025年08月01日 13:20撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 13:20
ミヤマムラサキ、だと思われる。
疲れていたのか、頂上宿舎から稜線まで10分近くもかかり、そこから白馬山荘までも長かった。ガスで直前まで見えなかったし。
2025年08月01日 14:20撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/1 14:20
疲れていたのか、頂上宿舎から稜線まで10分近くもかかり、そこから白馬山荘までも長かった。ガスで直前まで見えなかったし。
ヘトヘトになって白馬山荘に到着。スカイプラザ白馬で、仲間とビールで乾杯。
2025年08月01日 15:04撮影 by  SO-41A, Sony
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8/1 15:04
ヘトヘトになって白馬山荘に到着。スカイプラザ白馬で、仲間とビールで乾杯。
食堂がある3号棟から外に出たら、イワヒバリが遊びにきていた。
2025年08月01日 16:49撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 16:49
食堂がある3号棟から外に出たら、イワヒバリが遊びにきていた。
白馬山荘の夕食は、鶏肉ソテーのネギ塩ソースがメインだった。
2025年08月01日 17:00撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:00
白馬山荘の夕食は、鶏肉ソテーのネギ塩ソースがメインだった。
夕食を食べ終えると、ガスが取れて展望が出てきた。
2025年08月01日 17:36撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:36
夕食を食べ終えると、ガスが取れて展望が出てきた。
夕食後にガスが取れてきた。
2025年08月01日 17:36撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:36
夕食後にガスが取れてきた。
立山連峰と剱岳。
2025年08月01日 17:51撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:51
立山連峰と剱岳。
剱岳ズーム。
2025年08月01日 17:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:56
剱岳ズーム。
立山連峰ズーム。
2025年08月01日 17:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
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立山連峰ズーム。
杓子岳ズーム。
2025年08月01日 17:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:56
杓子岳ズーム。
白馬鑓ヶ岳ズーム。
2025年08月01日 17:57撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/1 17:57
白馬鑓ヶ岳ズーム。
旭岳に沈む夕陽。
2025年08月01日 18:50撮影 by  SO-41A, Sony
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8/1 18:50
旭岳に沈む夕陽。
営業終了するスカイプラザ白馬。
2025年08月01日 18:52撮影 by  SO-41A, Sony
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8/1 18:52
営業終了するスカイプラザ白馬。
白馬山荘の朝食。
2025年08月02日 05:01撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 5:01
白馬山荘の朝食。
小雨の中、山頂に向かう。松沢貞逸顕彰碑がルートから東に外れたところにある。
2025年08月02日 05:53撮影 by  SO-41A, Sony
8/2 5:53
小雨の中、山頂に向かう。松沢貞逸顕彰碑がルートから東に外れたところにある。
ガスの中で白馬岳の山頂に到着。
2025年08月02日 06:03撮影 by  SO-41A, Sony
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8/2 6:03
ガスの中で白馬岳の山頂に到着。
少しガスが晴れて、朝陽が射してきた。ブロッケン現象が起きた。
2025年08月02日 06:06撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 6:06
少しガスが晴れて、朝陽が射してきた。ブロッケン現象が起きた。
雨だったので山頂はそれほど混雑していなかった。
2025年08月02日 06:06撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 6:06
雨だったので山頂はそれほど混雑していなかった。
広く青空が見えてきた。この状況で山頂を後にするのは辛いが。。。
2025年08月02日 06:10撮影 by  SO-41A, Sony
8/2 6:10
広く青空が見えてきた。この状況で山頂を後にするのは辛いが。。。
お世話になった白馬山荘(西側の2号棟、3号棟)。
2025年08月02日 06:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 6:56
お世話になった白馬山荘(西側の2号棟、3号棟)。
イブキジャコウソウ。
2025年08月02日 06:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 6:58
イブキジャコウソウ。
タカネシオガマ。
2025年08月02日 06:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 6:58
タカネシオガマ。
頂上宿舎付近まで下ってきて振り返ると、白馬山荘がうっすらと。
2025年08月02日 07:03撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:03
頂上宿舎付近まで下ってきて振り返ると、白馬山荘がうっすらと。
頂上宿舎へ下るルートの分岐。奥は杓子岳と白馬鑓ヶ岳。清水岳・祖母谷温泉へのルートは少し白馬山荘寄りから分岐する。
2025年08月02日 07:05撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:05
頂上宿舎へ下るルートの分岐。奥は杓子岳と白馬鑓ヶ岳。清水岳・祖母谷温泉へのルートは少し白馬山荘寄りから分岐する。
頂上宿舎へ下るもう一つの分岐。杓子岳に近い方の分岐。清水岳・祖母谷温泉へのルートもここから分岐する。
2025年08月02日 07:07撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:07
頂上宿舎へ下るもう一つの分岐。杓子岳に近い方の分岐。清水岳・祖母谷温泉へのルートもここから分岐する。
頂上宿舎を見下ろす。建物の右手前がテントサイト。
2025年08月02日 07:11撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:11
頂上宿舎を見下ろす。建物の右手前がテントサイト。
イワヒバリがすごく近くまで寄ってきた。
2025年08月02日 07:12撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 7:12
イワヒバリがすごく近くまで寄ってきた。
丸山に向けて、ゆるゆると登っていく。
2025年08月02日 07:14撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:14
丸山に向けて、ゆるゆると登っていく。
丸山の山頂。写真上は長野県側。
2025年08月02日 07:20撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:20
丸山の山頂。写真上は長野県側。
イワギキョウ。
2025年08月02日 07:28撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 7:28
イワギキョウ。
丸山を過ぎて、少し下っていく。
2025年08月02日 07:28撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:28
丸山を過ぎて、少し下っていく。
コマクサはあちこちに咲いていた。
2025年08月02日 07:31撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 7:31
コマクサはあちこちに咲いていた。
前日に登った白馬大雪渓がよく見下ろせる。
2025年08月02日 07:42撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 7:42
前日に登った白馬大雪渓がよく見下ろせる。
かなり下ってきた。振り返ると、うっすらと白馬山荘が見える。(右端)
2025年08月02日 07:49撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 7:49
かなり下ってきた。振り返ると、うっすらと白馬山荘が見える。(右端)
杓子岳はかなり近くなってきた。
2025年08月02日 08:12撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 8:12
杓子岳はかなり近くなってきた。
杓子岳のトラバース道と山頂への分岐に着いて、石を積み上げたようなルートを登っていく。登りづらい。
2025年08月02日 08:38撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 8:38
杓子岳のトラバース道と山頂への分岐に着いて、石を積み上げたようなルートを登っていく。登りづらい。
杓子岳の山頂より、白馬岳を望む。
2025年08月02日 08:57撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 8:57
杓子岳の山頂より、白馬岳を望む。
杓子岳の山頂より、剱岳を望む。白馬鑓ヶ岳もガスの中にから頭だけ出している。
2025年08月02日 08:57撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 8:57
杓子岳の山頂より、剱岳を望む。白馬鑓ヶ岳もガスの中にから頭だけ出している。
杓子岳の山頂から稜線を南へ進む。長野県側は崖になっている。(写真上は南方向で左側が崖、写真下は北方向で右側が崖)
2025年08月02日 09:08撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 9:08
杓子岳の山頂から稜線を南へ進む。長野県側は崖になっている。(写真上は南方向で左側が崖、写真下は北方向で右側が崖)
杓子の稜線歩きで、崖の縁はほんの一瞬で、すぐに富山県側へ下がったところを歩くようになる(写真上)。しばらくしてトラバース道に向けて降りていく。さっき登った北側のルートと違い、土道で歩きやすい。
2025年08月02日 09:12撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 9:12
杓子の稜線歩きで、崖の縁はほんの一瞬で、すぐに富山県側へ下がったところを歩くようになる(写真上)。しばらくしてトラバース道に向けて降りていく。さっき登った北側のルートと違い、土道で歩きやすい。
トラバース道と山頂へのルートの分岐には、小さい札しか出ていない。
2025年08月02日 09:21撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 9:21
トラバース道と山頂へのルートの分岐には、小さい札しか出ていない。
小鑓と呼ばれる岩場の頂点を目指して登っていく。
2025年08月02日 10:03撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 10:03
小鑓と呼ばれる岩場の頂点を目指して登っていく。
トウヤクリンドウ。
2025年08月02日 10:24撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/2 10:24
トウヤクリンドウ。
白馬鑓ヶ岳のピークに着いたときは、一面ガスの中。
2025年08月02日 11:06撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 11:06
白馬鑓ヶ岳のピークに着いたときは、一面ガスの中。
白馬鑓ヶ岳の山頂はそれなりに広い。
2025年08月02日 11:08撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 11:08
白馬鑓ヶ岳の山頂はそれなりに広い。
白馬鑓ヶ岳から天狗山荘側に下ってきて、振り返ったところ。南側から見ると、真っ白な岩の山である。
2025年08月02日 11:30撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 11:30
白馬鑓ヶ岳から天狗山荘側に下ってきて、振り返ったところ。南側から見ると、真っ白な岩の山である。
鑓温泉分岐に到着。稜線を進むと天狗山荘があるが、2つの小ピークを越えさせられたような記憶。
2025年08月02日 11:46撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 11:46
鑓温泉分岐に到着。稜線を進むと天狗山荘があるが、2つの小ピークを越えさせられたような記憶。
コウメバチソウ。
2025年08月02日 11:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/2 11:53
コウメバチソウ。
イワツメクサ。
2025年08月02日 11:55撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 11:55
イワツメクサ。
稜線から離れたのに、コマクサが大量に咲いていた。
2025年08月02日 11:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/2 11:56
稜線から離れたのに、コマクサが大量に咲いていた。
大出原までは森林限界を超えた下りが続く。
2025年08月02日 12:08撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 12:08
大出原までは森林限界を超えた下りが続く。
ハクサンコザクラ。
2025年08月02日 12:16撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 12:16
ハクサンコザクラ。
ハクサンコザクラの群落。
2025年08月02日 12:17撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 12:17
ハクサンコザクラの群落。
途中、雪渓を横切るところがあったが、ルート上の雪は溶けていた。雪渓を横切るとすぐに温泉マークがある。
2025年08月02日 12:30撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 12:30
途中、雪渓を横切るところがあったが、ルート上の雪は溶けていた。雪渓を横切るとすぐに温泉マークがある。
ハクサンイチゲ。
2025年08月02日 12:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 12:53
ハクサンイチゲ。
大出原(おいでっぱら)に到着。ここでストックをたたむよう、注意喚起の看板が出ている。
2025年08月02日 13:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 13:19
大出原(おいでっぱら)に到着。ここでストックをたたむよう、注意喚起の看板が出ている。
ウサギギクを撮ったのに、ピントが合わなかった。
2025年08月02日 13:29撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 13:29
ウサギギクを撮ったのに、ピントが合わなかった。
しばらく低木帯を降りていくが、2つ目の注意看板があり、沢の近くを下るようになる。
2025年08月02日 13:31撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 13:31
しばらく低木帯を降りていくが、2つ目の注意看板があり、沢の近くを下るようになる。
いよいよクサリ場に出る。最初は大した難易度ではない。
2025年08月02日 13:32撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 13:32
いよいよクサリ場に出る。最初は大した難易度ではない。
鑓温泉小屋までクサリ場の連続。特に、濡れた岩は滑るので、緊張の連続である。
2025年08月02日 13:38撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/2 13:38
鑓温泉小屋までクサリ場の連続。特に、濡れた岩は滑るので、緊張の連続である。
鑓温泉小屋の横にある谷上部の雪渓が見えてきた。今年はかなり雪が残っていた。
2025年08月02日 13:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 13:56
鑓温泉小屋の横にある谷上部の雪渓が見えてきた。今年はかなり雪が残っていた。
雪渓横に出てクサリ場はほぼなくなるが、歩きにくいルートが続く。
2025年08月02日 13:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/2 13:58
雪渓横に出てクサリ場はほぼなくなるが、歩きにくいルートが続く。
鑓温泉小屋に到着。写真の左端のところが稜線へのルート入口。ルートは、小屋の建物の間を通っている。
2025年08月02日 15:20撮影 by  SO-41A, Sony
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8/2 15:20
鑓温泉小屋に到着。写真の左端のところが稜線へのルート入口。ルートは、小屋の建物の間を通っている。
なんと、鑓温泉小屋の夕食はハッシュドビーフだった。
2025年08月02日 17:41撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 17:41
なんと、鑓温泉小屋の夕食はハッシュドビーフだった。
この日はテントサイトは空いていた。
2025年08月02日 18:05撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 18:05
この日はテントサイトは空いていた。
1号棟の壁寄りに案内されたが、窓の外はすぐに雪渓。
2025年08月02日 18:07撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 18:07
1号棟の壁寄りに案内されたが、窓の外はすぐに雪渓。
鑓温泉小屋の日没時。半月が見えていた。
2025年08月02日 19:01撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/2 19:01
鑓温泉小屋の日没時。半月が見えていた。
夜明け前の妙高・火打連峰。
2025年08月03日 04:38撮影 by  SO-41A, Sony
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8/3 4:38
夜明け前の妙高・火打連峰。
鑓温泉小屋でのご来光。高妻乙妻の左から出てきた。
2025年08月03日 04:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/3 4:56
鑓温泉小屋でのご来光。高妻乙妻の左から出てきた。
鑓温泉小屋の朝食。
2025年08月03日 04:59撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/3 4:59
鑓温泉小屋の朝食。
鑓温泉小屋の食堂。決して広くはない。6人テーブルが6個で、1回36人かな。
2025年08月03日 05:18撮影 by  SO-41A, Sony
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8/3 5:18
鑓温泉小屋の食堂。決して広くはない。6人テーブルが6個で、1回36人かな。
気持ちの良い露天風呂。
2025年08月03日 05:36撮影 by  SO-41A, Sony
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8/3 5:36
気持ちの良い露天風呂。
以前はなかった暖簾が新設された。
2025年08月03日 05:45撮影 by  SO-41A, Sony
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8/3 5:45
以前はなかった暖簾が新設された。
猿倉への下りは、テントサイト・足湯の脇から始まる。露天風呂から流れ出る湯の沢を渡って下っていく。
2025年08月03日 06:23撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 6:23
猿倉への下りは、テントサイト・足湯の脇から始まる。露天風呂から流れ出る湯の沢を渡って下っていく。
この年は、鑓温泉小屋の沢を下れなかったようで、一つ北側の沢に移るようにルートが付いていた。
2025年08月03日 06:31撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 6:31
この年は、鑓温泉小屋の沢を下れなかったようで、一つ北側の沢に移るようにルートが付いていた。
最初の雪渓トラバースは、軽アイゼンを付けずに通過できた。
2025年08月03日 06:43撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/3 6:43
最初の雪渓トラバースは、軽アイゼンを付けずに通過できた。
そのあとが大変だった。斜面を削って付けたような臨時のルートらしく、谷に落ちないよう慎重に進む。
2025年08月03日 06:54撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 6:54
そのあとが大変だった。斜面を削って付けたような臨時のルートらしく、谷に落ちないよう慎重に進む。
2つめの雪渓は、最初に下ってから左へ曲がってトラバースする。ここでは軽アイゼンを付けた。
2025年08月03日 07:17撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/3 7:17
2つめの雪渓は、最初に下ってから左へ曲がってトラバースする。ここでは軽アイゼンを付けた。
雪渓を終えて振り返ったところ。
2025年08月03日 07:30撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 7:30
雪渓を終えて振り返ったところ。
その後は、雪渓のないガレた沢をいくつも横切っていく。
2025年08月03日 07:32撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 7:32
その後は、雪渓のないガレた沢をいくつも横切っていく。
小さめの石にピンクリボンを巻き付けたものがルートマーク。
2025年08月03日 07:37撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 7:37
小さめの石にピンクリボンを巻き付けたものがルートマーク。
ヤマルリトラノオ。
2025年08月03日 07:51撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/3 7:51
ヤマルリトラノオ。
雪渓2つだけであとは涸れ沢だったが、最後の杓子沢はかなりの流量で、木橋2本を渡っていく。
2025年08月03日 07:52撮影 by  ILCE-6300, SONY
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8/3 7:52
雪渓2つだけであとは涸れ沢だったが、最後の杓子沢はかなりの流量で、木橋2本を渡っていく。
杓子沢を渡ると、少し登り返す。大きな岩の上で休憩できるポイントがある。
2025年08月03日 07:55撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 7:55
杓子沢を渡ると、少し登り返す。大きな岩の上で休憩できるポイントがある。
大きな岩の上から落石沢、杓子沢がよく見える。我々が落石沢を通過するときにも、落石を大声で知らせてくれた。
2025年08月03日 08:12撮影 by  ILCE-6300, SONY
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大きな岩の上から落石沢、杓子沢がよく見える。我々が落石沢を通過するときにも、落石を大声で知らせてくれた。
三白平と呼ばれるところまで下りきると、池塘がある。ここから小日向のコルまで登り返しになる。
2025年08月03日 09:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
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三白平と呼ばれるところまで下りきると、池塘がある。ここから小日向のコルまで登り返しになる。
ニッコウキスゲ。
2025年08月03日 09:23撮影 by  ILCE-6300, SONY
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ニッコウキスゲ。
小日向のコルはこんな感じ。乗り越した感はある。
2025年08月03日 09:38撮影 by  ILCE-6300, SONY
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小日向のコルはこんな感じ。乗り越した感はある。
小日向のコルを過ぎて数分下ると、視界が開け、大きな広場がある。休憩に適している。
2025年08月03日 09:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
8/3 9:58
小日向のコルを過ぎて数分下ると、視界が開け、大きな広場がある。休憩に適している。
長走沢に並走するルートになると、傾斜も緩く、下りやすいルートになる。
2025年08月03日 10:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
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長走沢に並走するルートになると、傾斜も緩く、下りやすいルートになる。
猿倉上部の林道に出たところ。
2025年08月03日 11:42撮影 by  SO-41A, Sony
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猿倉上部の林道に出たところ。
猿倉荘に戻ってきた。長い山旅の終了である。
2025年08月03日 12:06撮影 by  SO-41A, Sony
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猿倉荘に戻ってきた。長い山旅の終了である。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも 軽アイゼン ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル ファーストエイドキット
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