裏銀座テント(槍ヶ岳断念)



- GPS
- 12:36
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,778m
- 下り
- 1,671m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 8:18
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:07
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
会社の特別休暇で裏銀座に挑戦。七倉山荘に前泊、マイカー回送に小屋食フル活用と贅沢な山行。計画は、高瀬ダム→烏帽子小屋→三俣山荘→(出来れば三俣山荘連泊で黒部五郎岳や雲ノ平)→槍ヶ岳→新穂高 天気が良ければ最大5泊も想定していた。しかし結果としては、入山3日目から天気が崩れその後も好転しない予報のため、三俣一泊で新穂高へ下山。槍ヶ岳も諦めたが、憧れの裏銀座の大部分を歩き達成感充分だった。
1日目:
家の用事を済ませ七倉山荘へ移動。中央道渋滞のため到着遅れる。運転中に昨日から調子の悪い腰が痛み不安になる。山荘の風呂は熱かった。夕食はBBQで美味かった。車を回送業者へ引渡し、腰に湿布を貼って就寝。相部屋には怪獣がいた。
2日目:
まずまずの天気。七倉山荘発のタクシー第一便で高瀬ダムへ。ブナ立尾根は急登続きで疲れはしたが、木々が日光を遮ってくれ距離も短いので、無心で歩けば問題なかった。烏帽子小屋のテン場は日曜で予約制。混み合う事もなく整地され快適。周囲の山は雲がかかって小屋からの景色はもうひとつだったが、時折、赤牛岳や三ツ岳が見えた。七倉山荘の巻き寿司弁当を食べて、烏帽子岳へ。こちらも雲で今ひとつの景色だったが、立山らしきものが見えた。本日の行動終了、テン場でのんびり。夕方、夕食の準備を始めた頃から雨が降ったり止んだり。明後日から天気は下り坂の予報。槍ヶ岳断念も想定しつつ就寝。
3日目:
いつもの様に息子の想像を超えるのんびりで出発が遅れる。見える山の頂上は雲がかかっているものの、今日の予報は良好。三ツ岳、野口五郎岳と進んで行くと裏銀座ルートの全貌が見えてくる。鷲羽岳が見えくると、テンションが上がると同時に本日の壮大な行程に少しびびる。遠くに見える水晶小屋にやや絶望しつつ、真砂岳は諦めて進む。水晶小屋直下の登りは辛く、ようやく辿り着いた小屋は、景色も含め天国の様だった。時間的に迷ったが、ここまで来たらやはり水晶岳ピストン。水晶岳山頂はまさに360°絶景。雲ノ平から薬師、立山、槍、鷲羽、黒部五郎と北アルプスの山々が見渡せた。剱と穂高連峰は雲に覆われていた。小屋に戻って力汁でスタミナ回復。本日ここで行動終了でいいくらいの満足感はあったが、三俣山荘に向けて鷲羽岳へ出発。ワリモ岳を越え鷲羽の登りに差し掛かると、足が進まなくなるが気合で一歩ずつ登る。山頂はこれまた360°展望で北アの奥地に来たことを実感。あとは三俣山荘に下るだけ、ゆっくりしたかったが時間も押しているので程々で出発。無心で下り三俣山荘でテントを張る。テン場は小屋から少し離れているが、広く水場もあり超快適。目の前には鷲羽岳が鎮座。夕食も注文し息子熱望のジビエシチューを食す。美味。夜、風の音で目が覚める。徐々に風の音が近づいてきては吹き抜けていく。翌朝まで続いていた。
4日目:
雨混じりの強風と霧。後述のスマホバッテリー問題もあり、本日は新穂高へ下山。朝食も小屋食をお願いしていたので優雅な朝、のはすが展望食堂も風の音と霧に包まれていた。ただメニューはパンや猪ソーセージなどお洒落なかつ美味で贅沢な内容だった。本日もゆっくりで6時半頃カッパを着て出発。展望はなく稜線はさらに強風が予想されるため、双六岳は諦め、三俣蓮華岳だけピストンで行くことに。風と雨とガスの中、山頂を踏んで写真だけ撮る。分岐まで戻り巻き道で双六小屋へ。双六小屋も強風で休む場所もないので早々に後にする。鏡平小屋まで来ると風も落ち着き雨も小康状態。カッパを脱いで喫茶ランチを頂く。更に下り続け林道に入りワサビ平小屋に到着。ここまで来るとガスもなくなり下界の様相。日常に戻りつつある感覚を感じながらだらだら歩く。程なく林道も終わり新穂高に下山。車回送が遅れ30分程駐車場で待ち。平湯のもり経由で帰宅。
スマホ:
3日目夜にスマホの電池がなくなる。昨日使用したモバイルバッテリーで充電できなくなった。接続コードの不調か??小屋で充電を依頼したが各小屋共に宿泊者限定とのことでテント泊は断られた。何れにしろ最終日のログを失う。カメラもスマホのみだったので写真もなし(悪天で撮影の機会が少なかったのは不幸中の幸い)微かに電池が残っていたサブスマホを温存しながら少しだけ写真を撮ったが、下山と同時にこちらも御臨終。ルート確認は紙の地図で対応したが、現在地を把握できるGPSの有難みを再確認した。万一の際の通信手段としても、今後のスマホ充電問題は検討したい。
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