槍ヶ岳(槍沢)BC〜蝶ヶ岳〜北穂高〜涸沢BC

2016年04月29日(金) 〜 2016年05月02日(月)

• GPS: 80:00
• 距離: 64.7km
• 登り: 4,550m
• 下り: 4,541m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:36
• 休憩: 0:32
• 合計: 10:08

5:52 上高地バスターミナル
5:57 5:57 河童橋
6:39 6:39 明神館
7:25 7:25 徳澤園
7:37 7:37 新村橋(パノラマ分岐)
8:18 8:35 横尾 (横尾山荘)
9:24 9:24 一ノ俣
9:31 9:31 二ノ俣
10:00 10:15 槍沢ロッヂ
10:50 10:50 赤沢岩小屋（ババ平）
11:30 11:30 槍沢大曲り
16:00 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 5:39
• 休憩: 0:59
• 合計: 6:38

7:00 槍ヶ岳山荘
7:29 7:41 槍沢大曲り
7:57 7:57 赤沢岩小屋（ババ平）
8:21 8:33 槍沢ロッヂ
8:57 8:57 二ノ俣
9:05 9:05 一ノ俣
9:50 10:25 横尾 (横尾山荘)
13:09 13:09 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
13:33 13:33 蝶ヶ岳ヒュッテ
13:38 13:38 蝶ヶ岳
13:38 蝶ヶ岳ヒュッテ

3日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:32
• 合計: 6:32

7:10 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:28 7:28 妖精の池
9:26 9:33 徳澤園
9:46 9:46 新村橋(パノラマ分岐)
10:28 10:53 横尾 (横尾山荘)
11:56 11:56 本谷橋
13:42 涸沢ヒュッテ

4日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 1:26
• 合計: 9:37

6:50 涸沢ヒュッテ
8:54 8:58 北穂高岳(北峰)
9:00 9:28 北穂高小屋
9:28 9:28 北穂高岳(北峰)
11:27 11:57 涸沢ヒュッテ
12:08 12:26 BC終了地点
12:56 12:56 本谷橋
13:45 13:51 横尾 (横尾山荘)
14:30 14:30 新村橋(パノラマ分岐)
14:42 14:42 徳澤園
15:34 15:34 明神館
16:21 16:21 河童橋
16:27 上高地バスターミナル

天候

晴れと吹雪

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

コース状況／危険箇所等

GW序盤は稜線上は猛吹雪。
北穂ではニュースに出てたヘリでの回収と、
登山中に雪面の滑落を3回目撃しました。
（自分から離れた場所だった為、何も出来なかったのと、
　結果もわかりませんでした）
天候含め、とにかく無理・無茶はしない事が重要です。

写真

4/29 5:57

初日の朝。河童橋越しの穂高は見えず。

4/29 6:13

小雪が舞ってました。

4/29 6:58

草にも薄っすら雪が。天候を考えると先が思いやられる〜

4/29 8:20

横尾に着きましたが、おやおや、晴れちゃったぞ。まずは槍方面へ進みます。ここで2日間同じ行程のBCスキーヤーの方に会いました。仲間がいると心強い。

4/29 8:43

横尾から先もあまり雪が無い。去年の同じ時期はしっかり雪があったのに。やっぱ暖冬だったんだね。

4/29 9:14

天気もいいし、いい景色だなぁ。

4/29 10:00

槍沢ロッジ着。GW初日のこの時間という事もあり、あまり人はいませんでした。

4/29 11:06

うおっ！デブリだらけ。

4/29 11:42

大曲過ぎまでボードを背負ってきましたが、もうシンドイ。そこでふと閃いた！背負わずに紐で引っ張る事にしました。シンドさ激減。でも紐が取れると一大事なので、2重でくくり付けました。

4/29 12:33

登っても登ってもたどり着かない。

4/29 13:31

ただただ遠い。

4/29 14:37

しまいには天気が崩れてきて、視界が悪くなってきた。ただ、カールの中なので風はそれほど強くない為、進む事にしました。一瞬視界が開けても、目印のポールがひたすら続いている。果てしなく遠い、、、

4/29 15:04

休憩。ヒーヒー言いながら登っていた横をさっそうと登っていく女性が。後で聞きましたがトレランやってる方でした。おそれいりました！

4/29 15:59

稜線到着！爆風！！そそくさと山荘に入ります。

4/29 16:15

穂先が見えない、、、

4/29 17:22

少しづつ見えてきた。相変わらず爆風。

4/29 17:58

今日はこの位見えるのが精一杯。雪の付き具合を見て
「よし、俺は穂先に行かないっ」
去年の同時期はほぼ雪が無かったのでアタックしましたが、一目て即決。そう、ビビリなんです。

4/29 17:58

小屋で少し話した方が穂先にアタックされました。
（わかりずらいですが真ん中辺）
無事戻ってこられて良かった〜
本人曰く「生きた心地がしなかった」との事。

4/30 5:20

翌朝快晴！でも超爆風。

4/30 5:25

写真で見る限りは最高の景色。でも猛烈に寒い。

4/30 6:49

何人かの方が穂先にアタックされてました。技術と経験がある方達だと思うのですが、私には技術の前に気持ち的に絶対無理です。

4/30 6:50

西側の景色。絶景ですが、爆風に耐えながらテキトーにシャッターを押しました。

4/30 7:05

さて、滑って降ります。安全第一で行きます。

4/30 7:12

振り返って。朝いちなので上部はアイスバーン過ぎてエッジが効かず、50m位？しゃがんだままズルズルと滑り降りてしまいました。その後もしばらくは「木の葉」で降りるのみ。

4/30 7:19

殺生ヒュッテあたりからは一部新雪がありますが基本全面アイスバーン。ゆっくりターンしながら降りました。ん〜、全然楽しくない（泣）

4/30 7:29

大曲までたどり着かず終了。結局ここまでほぼアイスバーン。続々と登山者・BCの方が登られていきましたが、今回は槍沢ロッジに泊まり、朝登り、昼に滑るのが正解ですね。

4/30 7:53

デブリの上を歩くのは、なんだか探検してるみたい。川口浩のテーマが頭の中をよぎります。

4/30 9:50

横尾に戻ってきました。稜線とは別世界。ここでボードをデポし、蝶ヶ岳に向かいます。

4/30 10:25

いざ、出発。

4/30 11:27

さっきまでいた槍（の肩）が見えます。そう、ここは、、、

4/30 11:27

「なんちゃって」って、なんやねん！

4/30 12:26

途中から雪道です。景色の無い樹林帯の中を黙々と登ります。
下山してきた方が皆「稜線は風が強いですよ」との事。稜線が岩場なら引き返しますが、蝶の稜線ならと思い進みます。

4/30 12:58

薄っすらガスってますが、この景色を見に来たんだ！！

4/30 12:58

ヒャッホー！

4/30 12:59

気持ちいい〜。周りの方に失笑を頂きました（笑）

4/30 13:06

みなさん景色を堪能されてます。やっぱ蝶はこの景色だよね。

4/30 13:25

さて、頂上までの道のり。稜線は雪が全然ありません。

4/30 13:32

ヒュッテまでもう少し。確かに風は強めです。

4/30 13:38

頂上にて。直後に愉快な3名さんが来て、強風の中怪しいカツラを取り出し記念撮影。ありがたくシャッターを押させていただきました（笑）

4/30 20:49

その後外は猛吹雪。おとなしくヒュッテの中にいました。色々な方とお話出来て楽しかったです。普段山行中はあまり飲まないビールを2缶飲んじゃった。

5/1 7:18

翌朝、さらに猛吹雪。体も持っていかれそうです。今日は北穂に行く計画でしたが、天気が天気なので、ゆっくりと涸沢までにする事にし、元々予定もしていたが森林限界を早く脱出出来る徳澤へ下ります。

5/1 7:47

森林限界を超えると、静かな雪山ハイクです。この雰囲気いいね〜

5/1 8:47

下界に近づくと同じ山でもこんなに違います。

5/1 9:26

徳澤到着。一息ついたあと、まずは横尾に向かいます。

5/1 10:28

横尾着。相変わらずにぎわってます。ここでデポしたボードを回収。

5/1 11:58

本谷橋に付きましたが、雪が全然少ない！涸沢からここまで滑ってこようと思ってたのに。

5/1 12:03

この重い荷物をどうしてくれんねん！と悲しみの矛先も無く、黙々と登ります。

5/1 12:25

ホントに沢に雪が無いですねー

5/1 13:01

途中までは夏道を進みます。ここもただひたすら登ります。

5/1 13:38

涸沢カール到着！

5/1 14:49

涸沢ヒュッテでも、ついつい飲んじゃいました。

5/1 20:07

夜の涸沢小屋とテント場。夜の撮影の腕無さ過ぎ、、、

5/2 5:53

翌朝。稜線上の雲が取れました。北穂に行く予定ですが前日の夕食時に松本市の山岳警備の方より、雪崩の恐れの話があり、ちょっと躊躇してます。

5/2 5:54

コースの上部にはヘリが。後でニュースで知ったのですが、事故があったんですね。ますますビビリ気味に。

5/2 6:35

本当にお疲れさまです。

5/2 6:50

ますます天候が良くなり、いざアタックする事にしました。

5/2 6:53

奥穂方面にも続々と登山者が。

5/2 6:53

北穂ににも続々と。

5/2 7:58

黙々と登ります。

5/2 8:00

結構登ってきました。登り時に下山者の滑落を見ました。自分がいた場所よりずいぶん下だったのでうまく止まれたかわかりませんでしたが、無事を祈るのと同時に、とにかくピッケルとアイゼンをしっかり刺し慎重に登ります。

5/2 8:55

到着！そして絶景！風強め。

5/2 8:56

絶景！

5/2 9:06

絶景！

5/2 9:08

蝶ヶ岳方面。蝶から晴天下のこっちの景色を見たかった。

5/2 9:13

小屋では雪降ろしSHOW。

5/2 9:14

ドカーン

5/2 9:24

時間に余裕が無いので、そそくさと戻ります。

5/2 9:52

結構降りてきました。急なのでひたすらクライムダウンで降ります。気温が上昇し雪が緩みだし、回りでは細かな雪が崩れ始め雪崩の心配が。おまけに滑落も目撃。無事だったろうか。もう必死に且つ確実に下ります。気持ちに余裕が無く喉もカラカラ、汗もびっしょり。

5/2 9:52

登りでは何人も抜いたのですが、下りでは何人にも抜かれました。私は下りが苦手なのです。でも気にせず自分のペースで下ります。

5/2 11:57

涸沢ヒュッテで休憩したあと、登り時に確認しといたポイントまで滑ります。雪質がザラメだといいんだけど。ちなみにオレンジ色のウェアも4日目。いいかげん加齢臭が満載。

5/2 12:08

滑ってきました。雪が重くて全然快適に滑れずガックリ。予定していた場所よりも早めに切り上げました。あとは上高地までひたすら下山です。

5/2 13:05

屏風も相変わらずカッケー

5/2 14:18

黙々と進みます。

5/2 14:44

徳澤でソフトクリーム。ん？何度も来てるのに初めて食うかも。でもホントは野沢菜チャーハンが食べたかったけど時間が無く諦めました。

5/2 15:14

初夏ですね〜

5/2 15:15

いい風景ですが、道のりがとにかく長い、、、

5/2 16:20

ようやっと河童橋まで。疲れた〜

5/2 16:24

4日間満喫できました。

撮影機器：

EOS M CANON

サイバーショット DSC-RX100 SONY

装備

MYアイテム

guroguro

重量：-kg

感想

guroguro

昨年のGWと同様に、上高地を基点にBCもやりつつ、
あちこち回る山行に行きました。
ただ、天気予報では晴れでしたが、寒気も来てるとの事。
日をずらすか悩みましたが、まずは行く事にし、
予定している4日間の中で、天候見ながら臨機応変に行動する事にしました。

結果、危険な目にはあいませんでしたが、いくらGWといえども、
3000m級となると下界とは全く違う世界という事を改めて痛感しました。

尚、3泊小屋泊しましたが、色々な方との出会いがあり、とても楽しかったです。
槍ヶ岳山荘では、ストーブを囲んでや談話室でゴロゴロしながらの山談義楽しかったです。
皆さんツワモノ揃いで、私のショボさが際立ってました（泣）
蝶ヶ岳ヒュッテでは、テン泊の名(迷？)コンビや、神奈川の3人組（の特にお2人）
には携帯の充電アダプタも借りちゃって失礼こきました。
（妙義山の話もしましたが、私はやっぱり怖いかも、、、）
涸沢ヒュッテでは、、、、ひたすら山雑誌とゴルゴ13を読んでました。
やっぱスゲーぜ！デューク東郷（笑）

終わってみればあっという間の4日間でした。
わたわたと歩き回っていたので、
今度はゆっくり上高地グルメハイキングでもしようかな。
まだ食べた事の無い、嘉門次小屋の岩魚、徳澤園の野沢菜チャーハン、、、、
確実に、消費 ＜ 摂取 になってしまいそうだ。

コメント

ゾロ

４日間お疲れ様でした(^o^)/
guroguroさん、こんばんは
コメントありがとうございました
guroguroさんのレコも拝見させていただきました
槍だけでなく、蝶と北穂も行かれてたんですね
４日間あると相当北ア満喫できますね
暴風もあったみたいですが素晴らしい４日間だったみたいで何よりです
お疲れ様でしたぁ(^o^)/

guroguro

Re: ４日間お疲れ様でした(^o^)/
わざわざこちらにもコメントありがとうございます。
ちなみに、ゾロさんのレコの私のコメントに誤字(自体→事態)があったので直しちゃいました(笑)