白峰（しらね）三山（北岳、間ノ岳、農鳥岳） 縦走

2016年07月16日(土) 〜 2016年07月18日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 26.0km
• 登り: 2,521m
• 下り: 3,221m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:20
• 合計: 8:10

7:20 広河原インフォメーションセンター
7:30 広河原・吊り橋分岐
7:40 広河原山荘
7:50 白根御池分岐
9:00 二俣
12:20 草すべり分岐
13:20 小太郎尾根分岐
14:20 北岳肩ノ小屋
15:10 15:30 北岳
15:30 北岳山荘

2日目

• 山行: 10:20
• 休憩: 0:20
• 合計: 10:40

4:50 北岳山荘
5:20 中白根山
7:20 間ノ岳
8:40 9:00 農鳥小屋
10:30 西農鳥岳
11:40 農鳥岳
12:20 大門沢分岐
15:30 大門沢小屋

3日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:00

4:40 大門沢小屋
6:30 吊橋
7:10 奈良田ゲート
7:40 奈良田バス停

1日目は、睡眠不足と花撮影でコースタイムより遅い
2日目は、ガス・突風の中でやや遅い
3日目は、下りでコースタイムより早い
　1，2日目は1日10時間程度歩いてへなへな

天候

1日目；曇りのち晴れ、2日目；曇り、濃霧、突風、3日目；曇り、晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

甲府より広河原（登山口）、下山は奈良田へ、そこから広河原経由甲府へバス

コース状況／危険箇所等

北アルプスに比べて、稜線は概して歩き易い、岩場は間ノ岳より西農鳥・農鳥岳にかけて注意箇所あり

写真

7/16 6:59

甲府に前泊して、早朝4時半にバスで広河原へ向かう、到着すると連休のせいで凄い登山者の数

7/16 6:59

お馴染み、見える吊橋を渡って登山開始

7/16 7:04

野呂川を渡る吊橋、天気がいいとここから「北岳」が見えるのですが・・生憎の天気です

7/16 7:06

渡ったところに広河原山荘があります、前回はここに前泊、ここからスタートしました

7/16 7:21

ここが登山口です

7/16 7:25

暫く自然林を歩きます

7/16 7:43

程なく、右に「白根御池小屋」ルートと左「大樺沢」ルートの分岐となります、今日は左へ進みます

7/16 8:04

早速、野の花が出てきました、クガイソウです、北岳は花の種類が多いので有名です、前回もたくさん撮影したのですが、やはり気になり花々の撮影となります

7/16 8:06

「キオン」？の仲間？、初めて見ました

7/16 8:07

少し上がると、ガスが取れてきました

7/16 8:09

大樺沢です

7/16 8:12

これは、マタタビのように見えましたが、違う?

7/16 8:12

ウツギの種類

7/16 8:20

センジュガンビ

7/16 8:53

コウメバチソウ？

7/16 8:58

沢を渡渉します

7/16 9:11

ヒメイチゲ? ニリンソウ？

7/16 9:22

やはり雪渓が残っています

7/16 9:30

ヤマハハコ

7/16 9:30

オトギリソウ、イワオトギリ？

7/16 9:32

イブキトラノオ

7/16 9:39

タカネグンナイフウロ

7/16 9:42

ミヤマハナシノブ

7/16 9:45

ミヤマミミナグサ

7/16 9:48

八本歯のコルへの直登コース（左）との分岐へ差し掛かります、左へ行くと北岳東面の大岩壁・バットレスが見えます、今日は右の「右俣コース」を登って行きます

7/16 10:04

ウサギギク？

7/16 10:12

ハクサンフウロ？

7/16 10:15

ここにはいつも雪渓が残っています

7/16 10:38

シナノキンバイ

7/16 10:38

イワオトギリ？

7/16 10:38

イワオウギ

7/16 10:38

タカネナデシコ、雨にぬれしょぼっています、もともとそのような花弁ですが・・・

7/16 10:41

小さくてきれいなクルマユリ

7/16 10:48

マルバダケブキ？

7/16 11:23

タカネシオガマ

7/16 11:26

ここの傾斜地は雪で木が横へ伸びています

7/16 11:27

ツマトリソウ

7/16 11:27

森林限界に近づきます

7/16 11:32

お花畑、鹿の害からネットで保護されています

7/16 12:09

一瞬、北岳頂上が・・・

7/16 12:19

白根池小屋ルートと合流します

7/16 13:04

タカネヤハズハハコ

7/16 13:25

小太郎尾根分岐です

7/16 13:26

岩場のチングルマ？

7/16 13:28

このあたりから、ハイマツ

7/16 13:29

綺麗な若芽

7/16 13:30

キバナシャクナゲ？ハクサンシャクナゲ？

7/16 13:31

稜線に出ました、頂上はまだガスで見えません

7/16 13:34

7/16 13:35

タカネツメクサ

7/16 13:50

右方向は甲斐駒？

7/16 13:50

登るにつれ、ガスが取れてきました

7/16 14:00

7/16 14:00

左にうっすらと北岳頂上が・・・

7/16 14:01

稜線右は岩場のお花畑、イワベンケイやシオガマなど・・

7/16 14:01

イワベンケイ

7/16 14:03

シナノキンバイ

7/16 14:08

頂上と肩の小屋が見えました

7/16 14:11

7/16 14:16

肩の小屋とテン場

7/16 14:15

沢山の登山者がくつろいでいます

7/16 14:17

足元には、黒百合

7/16 14:19

シナノキンバイ

7/16 14:20

前回はお世話になりましたが、今日はパスして頂上越えします

7/16 14:26

頂上へ向かう途中、振り返って肩の小屋

7/16 14:33

ハクサンイチゲ、キタダケソウには会えませんでした

7/16 14:41

明日は視界が期待できそうもないので、この時間にたくさんの人が頂上へ向かいます

7/16 14:42

登って行きます

7/16 14:43

ミヤマオダマキ

7/16 14:46

青空に、標識も絵になります

7/16 14:46

7/16 14:58

まだまだ頂上ではありません

7/16 15:05

遠くに、間ノ岳方向ですが・・

7/16 15:06

7/16 15:09

右へ巻いて、頂上が顔を出しました

7/16 15:09

7/16 15:10

ガスが取れて、綺麗な頂上全景、沢山の人が・・

7/16 15:15

奥には、白峰三山が・・

7/16 15:20

頂上の様子

7/16 15:22

頂上標識です、標高3193m、日本第2位です

7/16 15:20

7/16 15:19

続く白峰三山

7/16 15:25

南には、富士山が顔を出しています

7/16 15:25

辺りはまだガス、雲海ですが、富士山だけはしっかりと見えています

7/16 15:25

7/16 15:26

三角点、え、三等ですか・

7/16 15:26

これから向かう縦走路

7/16 15:33

縦走路より、こちらへ向かって、登って来る人も・・

7/16 15:42

明日から歩く3000mの尾根、白峰三山、手前より「間ノ岳」「西農鳥岳」「農鳥岳」がはっきりと見えます

7/16 15:42

少しズームアップで・・

7/16 15:44

今日泊まる、北岳山荘へ下ります

7/16 15:52

ここが八本歯のコルルートの分岐です

7/16 15:52

デポして、北岳へ登るようです

7/16 15:59

雲の下、山荘が見えます

7/16 16:11

綺麗な稜線です、このような景色を見ながら縦走するのが夢だったのですが・・・・

7/16 16:11

山荘が直下になりました

7/16 16:15

稜線左には富士山が見えています

7/16 16:15

7/16 16:16

7/16 16:17

歩き始めて9時間、やっと山荘へ着きました、
　その奥には、明日歩く稜線が見えています

7/17 5:37

翌日、残念ながら「ガス」で何も見えません、稜線歩きの人もスタート時間を遅らせていました、回復見込みもないので5時に歩き始めました、山荘から登り始めて40分で、最初の峰「中白峰山」3055mに着きました

7/17 6:11

たまにはガスが飛んで、視界が良くなることもあるのですが・・・

7/17 6:11

良く見えてこのくらいです、中央アルプス方向

7/17 6:24

縦走する稜線の右方向

7/17 6:27

これも、甲斐駒・千丈あたり？　景色の無い縦走歩きは最悪です

7/17 6:28

せいぜい、このくらいでした

7/17 6:28

7/17 6:28

行く手もこのような状況です

7/17 6:28

7/17 7:03

2時間後、何とか「間ノ岳」に着きました

7/17 7:05

間ノ岳、標高3190m、奥穂高と並んで（実際は南アルプスは隆起が続いていて追いついたらしいです）日本3番目の高さです

7/17 7:12

三角点

7/17 7:14

この辺から、ガスと言うか雨、強い風となって最悪の状態です

7/17 7:45

皆さんそそくさと歩き続けます

7/17 7:49

続いて、農鳥岳へ向かいます

7/17 8:33

7/17 8:46

縦走路稜線にある「農鳥小屋」に着きました、ここで泊まる人もいるようですが、ビールと山荘で作ってもらった弁当を食べました、休憩して出発です

7/17 10:05

風雨がひどくなって来ました、とにかく風が強く流されます

7/17 10:24

7/17 10:28

「西農鳥岳」に着きました、標高3051m、実は「農鳥岳」より高いのです

7/17 10:28

強い雨風のなか、黙々と岩場を歩きました、かなり濡れた岩場で注意が必要なところもありました、カメラも濡れて、写真も撮れません

7/17 11:28

やっと、最後の山、「農鳥岳」に着きました

7/17 11:31

標高3026mです、独特な標識です

7/17 11:34

7/17 11:34

下る方向から見た頂上

7/17 11:46

イワカガミ

7/17 11:49

チングルマ

7/17 11:49

アオノツガザクラ

7/17 12:29

稜線を外れて下るポイント「大門沢下降点」です、
稜線歩きも最後で、大門沢を奈良田に向かって一気に下ります

7/18 4:43

　大門沢への下りの道は、酷いものでした、雨でヅルヅルもありますが、頭位の石のゴロゴロ道で急勾配で、皆さん苦労してました、広河原ルートと大違い、
　おまけにたどり着いたこの小屋はこれまで経験したアルプスの山小屋で最悪でした、ぽっとんトイレに板張りの大部屋、その上サービスが悪い、時期も悪く1枚布団に2人で寝る、最悪！
　皆さん異口同音に北アルプスに比べ南アルプスは山小屋の程度が低いと言ってました。お客さんの少ない連休を外せばまだ良かったんでしょうが・・・

7/18 4:44

翌朝、人より早くバス停のある奈良田まで下ることにしました

7/18 4:52

途中の沢、大門沢沿いに下ります

7/18 4:59

見たことの無い黄色い花、タマガワホトトギス？

7/18 5:05

この様な木の橋を何回か渡渉します、途中で前を行く若者がロープに降られて落ちました、怪我など無く良かったのですが・・・

7/18 5:05

岩魚のいそうな綺麗な沢です

7/18 6:07

途中、綺麗な樹林帯もありました

7/18 6:21

7/18 6:22

2時間予定の吊橋へ1時間半で着きました、前を行く足早の人に付きました

7/18 6:25

発電所の施設です

7/18 7:00

綺麗なナデシコ、初めて見ました、シナノナデシコのようです

7/18 7:09

林道へ着きました、奈良田第1発電所です

7/18 7:25

ここから、30分で奈良田温泉

7/18 8:56

早く着いたので、1時間以上バスを待ちました、9時発に乗って広河原へ戻ります

7/18 10:00

出発点の広河原インフォメーションです

7/18 10:04

悔しいけど、今日はすっかり晴れて、「北岳」頂上が見えました

7/18 10:03

ズームアップで・・

7/18 10:45

甲府へ帰るバスの中から、白峰三山の頂が時々見えました

撮影機器：

NIKON 1 V1 NIKON CORPORATION

感想

tiny-knight

今年の夏山アルプス遠征は、7月に南アルプス縦走、9月に白馬・五竜の縦走と計画した。
　3000mの縦走は、高度感ある景色を期待していたが、梅雨が明けず、天候に恵まれず残念な結果となった。初日は昼からガスが取れ、北岳の景色は素晴らしかったが、北岳は2度目でどちらかというと2日目の稜線歩きが主目的であったのでガス・突風で景色の無い歩きは、つまらない結果となった。
　また、連休で登山者の多いことは予想していたが、北アルプスに比べ山小屋の施設や食事は非常にお粗末であった。
　料金は変わらないので、改善が望まれる。