〜あいのうた〜 三峰岳,間ノ岳,北岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,878m
- 下り
- 2,162m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:45
計画段階では初日は北沢峠から仙丈ケ岳と仙塩尾根を通って両俣小屋に幕営、
二日目は両俣小屋から三峰岳と間ノ岳を通って広河原へ抜けるというコース。
しかし直前になっても消えない雷雨の予報にテント泊はやめて小屋泊まりに変更。
さらに甲府に前泊したのに始発のバスに乗り遅れ計画は大幅に短縮することになる。
『〜あいのうた〜』はYEN TOWN BANDの曲で映画『スワロウテイル』の主題歌。
※正式タイトルは『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』。
あいのだけ、という響きで連想したらしく山行中ずっと頭の中でリフレインしていて
ちょっぴりセンチメンタルな山行となった。
天候 | 行動中は晴れ気味の曇りだったが初日の夜は本降りの雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
最終電車で甲府駅に到着、予報通りだが雨が降っていた。
昨年の甲斐駒登山で4時半発の始発バスに乗るため来たときは近くの城址公園で
夜景を見ながらビールを飲んで過ごしたが雨が降っていてはそうもいかない。
寝袋とマットレスはあるので駅構内で寝ても良いが、明るすぎて落ち着かない。
駅前を物色し午前3時まで営業している飲み放題ありの居酒屋を見つける。
生ビールを10杯ほど飲み店を出て、駅に戻り壁にもたれかかった…zzZZ
…(っд`)気が付くと朝の5時、当然始発のバスは出発してしまっている。
山行くのをやめようとも思ったが、冷静に考え直し7時のバスを待つことにする。
広河原方面行きのバス停は今年から武田信玄像の前あたりに移動していた。
信玄公の像を眺めること約1時間半、お腹が空いたので駅前の牛丼屋で朝食をとり
バス停に戻るとバスは動き始め正に出発寸前、またもや乗り遅れるところだった。
出発時は小雨だったが広河原に着くと雨は止み雲の陰には青空まで見えている。
しかし当初の仙丈ケ岳を回るコースをとる意志は完全に消え失せている。
なので北沢峠行きのバスで野呂川出合で降り最短ルートで両俣小屋に行く事にする。
工事車両も通る林道を歩くこと約2時間半、ちょうどお昼頃に両俣小屋に到着した。
受付をすませたあとは20時の消灯時間寸前まで持参したお酒を飲んですごした。
日中は天気は悪くなかったが稜線は曇っていて、夜はかなり本降りの雨になった。
翌朝4時頃、早立ちの方の気配で目を覚ます。
自分はといえば二日酔い気味のため少し様子をみてから出発することにする。
飲んだのは缶ビール1本とワインを2リットル程度、残った酒を持ち帰るのが辛い。
高校山岳部?の学生たち24人はてきぱき準備をし、5時ちょうどに出発していった。
負けずに準備をして5時25分出発、うすうす気づいてはいたが地味に荷物が重い。
今回テントこそ持ってこなかったがお酒類が多いので前回の穂高幕営時より重量増。
いきなりの急坂をえっちらおっちら登っていると、先の学生たちが道を塞いでいた。
道を譲ってもらえたが、24人ともなると長い行列で一気に抜くのは結構な負荷。
待ってる横をのんびり歩くわけにもいかず、心臓が張り裂けそうだった。
急坂を登りきると仙塩尾根との合流点に辿りつき、ゆるい坂道を登っていく。
心の余裕ができ、おそらく「あいのだけ」という響きから連想したのか
『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』という懐メロが無限脳内リフレイン。
三峰岳の手前で長かった樹林帯を抜け北岳から間の岳へ続く稜線が目に入った。
熊ノ平小屋から来た3人のそれぞれソロの登山者と行き交い挨拶を交わす。
三峰岳から間の岳まで来る間にどんどん雲が集まってきて稜線が隠れはじめる。
北岳山荘に泊まった登山者の行動様式が似通っているため次々と人がやってくる。
それともトレランスタイルの方たちは広河原から直接来たのだろうか。
この日はトレランもしくはULスタイルの軽量ハイカーの姿が目立ち、正直羨ましい。
自分自身は荷物が負担でちょっと歩いてはすぐ休憩するリズムを繰り返している。
体力的な疲れというよりは精神的な疲れで、連日の飲みが原因と自己弁護するが
CTが10時間を越えるような場合は思い切った軽量化が必要だなと反省する。
昨年訪れた北岳山荘の前を通り叢には雷鳥の親子が散歩している姿を発見できた。
北アルプスではよく見る雷鳥だが南アルプスでは初めて、5、6匹ほどの雛も一緒。
吊尾根の分岐手前でどうしても荷物を持って登る気力が無いため荷物をデポする。
ほうほうの体でなんとか北岳山頂に到着したが予想通り眺望はなかった。
これで4回目の北岳登頂だが毎回眺望が無い、お地蔵さんだけが心を癒してくれる。
デポ地まで戻り八本歯のコルへ向かう、疲れ切ってしまい全くペースが上がらず。
コースタイムをややオーバーしつつも、とにかく二俣に到着し休憩する。
数年前に来たときに比べ雪渓は小さく、アイゼンを持ってきてたが結局夏道を歩く。
昨日の雨の影響なのか、沢沿いの登山路でも徒渉するような箇所もあった。
16時を少し回って広河原に到着し16時40分発のバスで甲府へ戻った。
天気が心配でしたが、青空もいくらか覗いたのですね✨☀✨
自分の事のように、良かったーとレコみてほっとしました(笑)。
雷鳥に遭遇してうらやま✨
八本歯のコルあたりで、姿は見えないけど、鳥🐦の鳴き声が暫くあり、とまって鳴き声真似して誘き寄せ作戦したけど(笑)鳥🐦は鳴くばかりで姿を現すことはなかったので雷鳥かホシガラス?☺
あいのうた♪聴きたくなりYouTubeで聴きました〜✨懐かしい😄
間ノ岳&北岳山行お疲れ山でした!
雷鳥はゴロゴロという感じの猫が喉を鳴らすような鳴き声です。
ホシガラスの鳴き声はわかりませんがイワヒバリやキビタキみたいな鳥は見かけました。
基本邦楽は自分で聞くことはほとんどないのですが、山などで頭に浮かぶのは昔の日本のヒット曲が多いですね、山が持つ何かが昔の記憶に作用しているのでしょう。
山歩き中に歌ってるのを聞かれると恥ずかしいので口笛を吹きながら歩いてたりします。
歌詞が適当でも対応できるので…
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