岩の殿堂・剱岳と信仰の山・立山を縦走

2016年07月28日(木) 〜 2016年07月30日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 17.7km
• 登り: 1,874m
• 下り: 1,878m

コースタイム

【1日目】7:30扇沢-9:10室堂平-10:10雷鳥沢-12:35別山乗越13:15-14:50剣山荘
【2日目】4:40剣山荘-5:20一服劔-6:25前劔-8:50剱岳頂上9:40-12:00剣山荘13:30-15:15劔御前小舎
【3日目】6:10劔御前小舎-9:05大汝山9:35-10:00雄山10:45-11:35一の越-12:25室堂平-14:20扇沢

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

チャーターしたバスで扇沢まで送迎。

コース状況／危険箇所等

厳しい登山道ですが十分に整備されています。登山者の多い雄山〜一の越間が最悪でしょうか。

その他周辺情報

登山後の温泉は大町温泉郷「ゆけむり屋敷　薬師の湯」で３日ぶりの入浴をいたしました。黒部アルペンルートの乗車券で２００円引きになります。

写真

7/28 7:17

今回は扇沢から黒部アルペンルートで室堂に入ります。

7/28 7:30

まずはトロリーバスに乗り、

7/28 7:33

トンネルを通って

7/28 7:47

黒四ダムへ。

7/28 7:52

針ノ木岳は雲の中でしたが

7/28 7:53

ダムの上を通って

7/28 7:53

（ダムの上流側）

7/28 7:55

（ダムの下流側）

7/28 8:09

次はケーブルカーです。

7/28 8:19

こんなに狭くて急こう配のトンネルです。

7/28 8:27

そしてロープウエイと

7/28 8:43

トロリーバスを乗り継いで

7/28 8:56

ようやく室堂ターミナル到着です。

7/28 9:12

室堂平で記念撮影をし

7/28 9:16

冷たくて美味しい名水で喉を潤し2泊3日の縦走のスタートです。

7/28 9:19

カンチコウゾリナ

7/28 9:20

ミヤマリンドウ

7/28 9:22

ヨツバシオガマ

7/28 9:25

クロトウヒレンとみくりが池

7/28 9:28

背景のみくりが池も立山も見えませんが・・・。

7/28 9:31

みくりが池温泉です。

7/28 9:31

左手に地獄谷も見えてきました。

7/28 9:32

みくりが池と浄土山をバックに山湯会の姫君で〜す。

7/28 9:36

少しピンボケのテガタチドリ

7/28 9:39

雷鳥沢に向けて進んでいくと

7/28 9:41

雷鳥荘の向こうに手強い別山乗越が見えてきました。

7/28 9:54

雷鳥沢キャンプ場はまだだいぶ下です。

7/28 9:59

振り返ると地獄谷の全景が。

7/28 9:59

ミヤマアキノキリンソウ

7/28 10:07

花後のチングルマやイワイチョウ

7/28 10:10

ウサギギク

7/28 10:11

雷鳥沢キャンプ場で一休み。

7/28 10:24

さあ行きましょうか。

7/28 10:26

雷鳥沢を渡り終えると

7/28 10:28

登山の始まりです。

7/28 10:28

ヤマガラシ

7/28 10:30

ミヤマキンバイ

7/28 10:38

ウラジロタデの中にクルマユリも

7/28 10:52

ミヤマダイモンジソウ

7/28 10:59

イワハゼ

7/28 11:01

終わりかけのハクサンイチゲ

7/28 11:10

タカネヨモギの蕾

7/28 11:16

だいぶ登ってきました。

7/28 11:26

ちょっと一息入れてっと。

7/28 11:56

タテヤマリンドウ

7/28 12:01

チングルマが群生しています。

7/28 12:04

雷鳥沢がもうあんなに下に。

7/28 12:29

コバイケイソウやシラネニンジンの咲くお花畑

7/28 12:44

ハイマツの雄花

7/28 12:55

なでしこ科のクモマミミナグサ

7/28 13:02

根が薬に用いられたトウヤクリンドウ

7/28 12:37

別山乗越に到着です。

7/28 12:36

ドッコラショッッッと。

7/28 13:05

ここが本日の最高所2750mです。

7/28 13:06

明日宿泊予定の劔御前小舎があります。

7/28 13:13

ウサギギクやヨツバシオガマなど

7/28 13:14

タカネウスユキソウがきれいです。

7/28 13:17

さあ剣山荘に向かいましょう。

7/28 13:25

最初の大きな雪渓を横切ると

7/28 13:31

皆さん実に楽しそうですね。

7/28 13:51

クモマグサ

7/28 13:56

二ヶ所目の雪渓を横断。

7/28 13:58

アオノツガザクラ

7/28 13:58

タテヤマウツボグサ？

7/28 13:58

劔沢キャンプ場が見えてきました。

7/28 14:03

三ヶ所目の雪渓横断。

7/28 14:03

山の上から下まで続いている長〜い雪渓でした。

7/28 14:05

チングルマや

7/28 14:06

ハクサンフウロ

7/28 14:09

そしてまるで真冬の景色のような

7/28 14:17

大きな四ヶ所目の雪渓を渡ると

7/28 14:21

ガスの隙間から剣山荘が見えてきました。

7/28 14:28

この分岐から急降下すると

7/28 14:47

今夜の宿、剣山荘に到着です。

7/28 15:34

ガスが切れると小屋の窓から一服劔、その後ろに前劔が見えました。

7/28 17:02

今夜の夕食です。

7/28 17:02

カンパ〜イ！

7/29 10:30

食堂にはイモトのサインも(香川照之もありました)。

7/28 17:56

まだ明るいので食後に外に出てみるとミヤマトリカブトや

7/28 17:56

ヤマハハコが咲いていました。

7/28 18:38

明日は早立ちなので、お休みなさい。

7/29 4:40

労働者諸君、朝で〜す。

7/29 4:42

夜明けとともに作業開始です。

7/29 4:43

振り返ると昨日のルートがよく見えています。

7/29 4:53

岩登りのような登山道を

7/29 5:03

右上の一服劔を目指して登っていくと

7/29 5:10

日が差してきました。

7/29 5:12

こんな岩場にもお花畑があり

7/29 5:14

ハクサンシャクナゲ

7/29 5:16

チシマギキョウなども。

7/29 5:17

一服劔に着きました。後ろには後立山連峰

7/29 5:22

目の前には前劔がそびえています。

7/29 5:25

寒いので風を避けての一休み。

7/29 5:35

クルマユリやコバイケイソウ

7/29 5:36

花後のチングルマの群生

7/29 5:40

さあ前劔へ向かいましょう。

7/29 5:43

途中で振り返ると

7/29 5:56

一服劔や別山が見事です。

7/29 6:14

前劔はもうすぐ。

7/29 6:20

ここで初めて剱岳の本峰が見えてきました。

7/29 6:25

凄い生命力ですね。

7/29 6:26

前劔の影と日本海です。

7/29 6:28

やっと稜線の後ろに立山の先っぽが見えました。

7/29 6:34

前劔に登頂です。

7/29 6:34

ここからはまずクサリ場をトラバースし

7/29 6:36

登っていきます。

7/29 6:51

こんな岩場もお茶の子さいさいです。

7/29 7:13

立山もよく見えるようになってきました。

7/29 7:15

少し広い岩場でハーネスを装着。

7/29 7:41

カニのタテバイが近づいてきました。

7/29 7:52

もうすぐです。

7/29 7:55

だいぶ待ちされましたが

7/29 7:59

サア！トライです。

7/29 8:13

自分を信じて登るほかありません。

7/29 8:22

迫力満点。

7/29 8:57

まもなく頂上です。

7/29 9:03

剱岳登頂！バンザ〜イ！おめでとぉ〜！

7/29 8:59

頂上には三等三角点が埋設されています。

7/29 9:38

名残り惜しいですが

7/29 9:58

下山いたしましょう。

7/29 9:59

カニのヨコバイも

7/29 10:02

なんのそのです。

7/29 10:18

ホットするのも束の間で

7/29 10:28

難所は続きますが

7/29 11:01

ここを越えれば目途がつきます。

7/29 11:36

もう難所は越えたのでドンドン下りましょう。

7/29 10:06

アッ！雷鳥が！

7/29 14:46

＼(^_^)／

7/29 10:17

コバイケイソウや

7/29 11:05

ミヤマダイコンソウも

7/29 11:20

剣山荘から別山乗越までがまた一仕事です。

7/29 11:45

チングルマ

7/29 11:46

ハクサンフウロ

7/29 11:46

クルマユリ

7/29 11:49

アオノツガザクラ

7/29 12:01

半分くらいまで来たかな？

7/29 12:35

ミヤマキンバイ

7/29 12:39

あともう少しです。

7/29 13:08

雪渓の向こうに劔御前小舎が見えました。

7/29 13:31

2日目ゴール真近です。

7/29 16:09

カンパ〜イ！カンパ〜イ！々々々

7/29 17:46

山小屋の夕食と

7/30 5:03

朝食です。

7/30 5:55

お世話になりました。

7/29 17:20

今日は別山乗越→大汝山→雄山→一ノ越→室堂です。

7/30 6:07

記念写真を撮って

7/30 6:11

さあ出発しましょう。

7/30 6:33

アッ！見えた！

7/30 6:34

別山は巻いていくことに。

7/30 6:46

歩きよくて気分の良い

7/30 6:49

登山道が続きます。

7/30 7:04

ホソバツメクサ

7/30 7:09

イワギキョウ

7/30 7:23

真砂岳も巻くことにしました。

7/30 7:48

東斜面にはまだまだ分厚い残雪があります。

7/30 7:52

下に長く伸びる雪渓。

7/30 7:54

ガスの晴れ間に大汝山が。

7/30 7:57

下には室堂平も。

7/30 8:00

イワヒバリでしょうか？

7/30 8:15

もうあとひと頑張り。

7/30 8:30

ガスが晴れて室堂平が広がります。

7/30 8:40

タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ)

7/30 8:42

富士ノ折立に登るのはなかなか厳しそうですね。

7/30 9:19

大汝山登頂です。

7/30 9:21

狭い山頂なので順次撮影。

7/30 9:29

大汝休憩所で早めの昼食。

7/30 9:40

雄山が見えました。

7/30 9:41

もう少しです。

7/30 10:28

立山・雄山頂上です。

7/30 10:24

下にはお花畑が広がっています。

7/30 10:00

神主さんに迎えられていざ頂上へ(参拝料500円)。

7/30 10:08

頂上直下で順番待ち。

7/30 10:11

頂上には雄山神社本宮が鎮座。

7/30 10:12

立山雄山に登頂です。

7/30 10:16

掛けまくも畏き　伊邪那岐の大神　・・・。

7/30 10:23

全員で祓い清めていただきました。

7/30 10:27

と、効果てきめん

7/30 10:29

すぐ下に雷鳥の親子が。

7/30 10:29

立山には

7/30 10:30

一等三角点が埋設されています。

7/30 10:43

晴れていれば大展望が・・・。

7/30 10:41

ドンドン人が増えてきたので下山しましょう。

7/30 10:31

小学生の集団や

7/30 10:53

たくさんの人が登ってきます。

7/30 10:57

人ごみを縫っての下山です。

7/30 11:01

人の列は頂上まで続き

7/30 11:07

所々で大渋滞です。

7/30 11:36

標高2700m一の越まで下りてきました。

7/30 11:43

小学生の集団を避けて

7/30 11:48

硬くて膝に悪い石畳の道を

7/30 11:50

お花畑や

7/30 11:55

ヨツバシオガマや

7/30 12:05

コバイケイソウの群落にも

7/30 11:56

目もくれずドンドン下り

7/30 12:24

室堂ターミナルに到着です。さあ帰りましょう。

7/30 13:09

晴れていればですが

7/30 13:25

ダムの湖面がかろうじて見えてはいますが。

7/30 13:41

ケーブルカーを下りると

7/30 13:45

黒四ダムの放水は

7/30 13:46

すご〜い！

7/30 13:54

破砕帯の湧水は実に美味いです。

7/30 13:57

とってもいい山行でした。

7/30 14:21

扇沢に到着です。お疲れさまでした。

7/30 16:21

温泉で3日分の垢を落として、カンパ〜イ！

撮影機器：

IXY DIGITAL 10 CANON

IXY DIGITAL 70 CANON

サイバーショット DSC-WX300 SONY

EXILIM ZOOM EX-Z2000 カシオ

感想

sanntoukai

2泊3日で剱岳〜立山の縦走は中高年にとっては大変厳しい行程でしたが、山湯会の精鋭部隊は見事に遣って退けてくれました。大ベテランや数年の経験しかない者も混じったパーティでしたが、みんなで数年かけて徐々に個々の登山技術を磨き、剱岳の登頂に成功したのは素晴らしい成果です。おめでとうございます。そして疲労のたまった体で3日目に立山にも登頂することもでき、山湯会が一人前の山の会であることもを皆さんでもって十分に証明してくれました。ありがとうございました。私事で恐縮ですが、呼吸器系の疾患の関係で高度順応が徐々に難しくなってきている中で、剱岳は前劔を過ぎたところで登頂を断念いたしましたが、3000m峰に今年も登頂することができたことでもう少し頑張ろうという気持ちにさせていただきました。素晴らしい山仲間に恵まれましたことを感謝しております。ありがとうございました。