長野の休日その1 山の日に五竜山荘に泊まる(唐松岳、五竜岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,987m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:28
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:31
ソバナ、ヨツバヒヨドリ、オオカメノキ、イブキショウマ、アキノキリンソウ、ヤマハハコ、ニッコウキスゲ、オトギリソウ、マルバタケブキ、オタカラコウ、ウサギギク、シナノキンバイ、オンタデ、シシウド、ホツツジなどは、写真を撮りながらレコには載せませんでした。
天候 | 1日目 曇り後晴れ 稜線風あり 夕日きれい 富山側雲海 2日目 晴れ後曇り 朝日きれい 長野側雲海 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き 八方ゴンドラ+リフト3本乗り継ぐ 帰り テレキャビン乗車+無料バス+JR+バスを乗り継ぎ八方第3駐車場に着く。 |
写真
感想
さて、毎年夏には「長野の休日」を行っている。今年も長野の休日ということで5日間(実際の山行は4日間)訪れてきた、その初日と2日目である。
そもそも、長野方面ということのみでノープランでやってきた。そして今年から始まった新しい祝日「山の日」である、そこはぜひ大きい山に登るか山荘泊まりをしたいと思っていた。前日から長野方面に移動していたが15時ごろ双葉SAで五竜山荘に電話したとこから始まった。(ここが取れなければ違うところに行く予定だった。)
五竜山荘のテレアポさんによると、「11日は50名ほどの予約しかない、12日はもういっぱいだとのこと、来るなら11日がいいと思う。」
で、「遠見尾根ピストンですかね?」と聞くと、「それはもったいない、八方尾根から唐松岳に登ってから五竜に来てください、五竜岳は次の日朝一でピストンできますから・・・」ということで、本当はムーンライト信州でピストンする予定だった唐松岳が計画に入ってしまう。まあ、五竜山荘がすいていて寝るところが確保できたのだから五竜岳だけでは満喫できないという山荘の人の言うこともわかるので、八方から登り遠見尾根に降りることにした。
買い物をイオンですまし、道の駅「白馬」で車中泊し朝一で八方第3駐車場に入れ、朝6時からやっているゴンドラ&リフトであっというまに山行が始まる。
基本緩い斜面だが、一気に高度を上げた影響か体がだるくスピードが上がらない、またシャッターチャンスが多く基本ハイカーに抜かれていく。八方池で休憩、ここまでは散策で登山装備をしていない人も来るがここから先は基本的に登山の領域である。おにぎりを食べ先をいそぐ。
なぜ今回五竜山荘を選んだのか・・・有名な「山が好き、酒が好き」Tシャツが欲しかったのである。そして今年まだ日本アルプスに行っていない、「アルプス行きたい病」に罹患していたのである。2500m越えのあの風景が見たかったのである。
唐松岳頂上山荘には午前中に着くことができた、ザックを置き空身でピストン、コマクサ撮影、不帰キレット、剣岳などの北アルプス・・・素晴らしい・・・。
午前中に五竜に向かう、唐松岳と五竜岳はセットで登られることが多いがそれは両方ともキレットに阻まれているからであろう。北は不帰キレット、南は八峰キレット、後で山荘で様々な人と話をするが本当にすごいところだと思った。
しかし、唐松岳から五竜岳への稜線も鎖場・危険がいっぱいだ。基本くだりであるが足場が20cmほどしかないようなところを岩と鎖をつかみながらそろそろと下ってきた。その後は、何も考えずにオートマチックに足を動かし、五竜山荘に到着した。まだ14時過ぎ、空身で五竜岳ピストンをしても十分な時間があるが私は麦酒の魅力に負けた・・・。五竜岳手ぬぐいと買ったTシャツ、そして麦酒を持ってベンチで飲む。自然と人が集まり、語らいになってゆく。
五竜岳、うわさに違わずごつごつしたお城みたいな山だ。筋骨隆々としてすこしも優美なところがない、隣の鹿島槍ヶ岳が颯爽としていても五竜岳はただただ無骨である。雪形で武田菱が現れるため五竜山荘のマークも武田菱である。そして、五竜山荘から眺めるよりも八方尾根や遠見尾根、唐松岳から眺めるほうが五竜岳の逞しさがよく分かるような気がした。
福島さん・・・一番長く話した人でしょうか、福島の山の話ありがとうございました。また、ワインもありがとうございました、おかげですっきりと眠りにつけました。
佐賀さん・・・佐賀から北アルプスに毎年通うのは素敵すぎます、次の日テント泊装備での下り早かったです。不帰キレット越えとはツワモノです。
山梨さん・・・八方から登り遠見に降りましたが、行った感じではやはりこれが私みたいな初心者には適していると思いました。遠見尾根の登りは大変そうです。
東京さん・・・鹿島槍から八峰キレットの話、面白かったです。次の日の昼過ぎ、白馬駅で長野行バスを待っているのを八方行バスから手を振っておりました。
予約の通り、テン場は場所がなくなったがこの日は1人布団1枚確保できるとのこと。我々の部屋(布団8枚、定員16名)は6名であった。
夕食は名物カレー、普通盛、大盛、普通盛、普通盛と4杯も食べてしまう。カレーは外れはないですね。疲れた体にいいです。
その後も外で夕焼け撮影、談話室で福島さんと話し、20時ごろ就寝。
寝心地はあまりよくなかった。あちらこちらから聞こえる音、トイレに立つ人の音、トイレから漂う香りで途中から眠れずただ目をつぶっていた。でも、医学上はそれでも眠っていると同じ効果は得られるようである。眠気は全く感じなかった。
4時ごろどんどん大きなザックを背負って人が去ってゆく。五竜にヘッデンの光がぽつぽつとつく、そして朝日が出そうである。「朝食整ってますよ」という声のもと、まずは腹ごしらえである。もちろん、ごはん3杯、味噌汁3杯はデフォルトである。
朝日が上がり暖かくなってきたので、空身で五竜岳ピストンに向かう。ストック2本のみでとことこ1時間かけて山頂へ、鎖場でストックをデポ、ああ、絶景かな・・・鹿島槍が大きい、北アルプス丸見え、裏銀座は同定できないが立山から剣岳への稜線、毛勝三山、すごい景色だ・・・。
無事に山荘に戻り、後は遠見尾根を下るだけだ。遠見尾根は八方尾根と違い、いくつかのピークがあり登り返しがある。だらだら登りながら下るのだ。最初の鎖場(昨年3人亡くなったらしい)を超えるとあとは頭では何も考えずにただただストックと足を動かす、新しい花もあまりない。
下山間近になると、白馬五竜高山植物園となる。標高1500あたりにある高山植物の植物園である。天然に咲いているところに表示をしているエリア、人工的に植えたエリア、興味のある花のみ撮影する。そんなこんなで私みたいな鈍足でも何とか午前中に下山することができました。
その後、テレキャビン、無料バス、JR、バスと乗って白馬八方の駐車場にたどり着き、ようやく一息つきました。みみずくの湯に入り、次の日の登山口に向けて車を走らせるのでありました。
次の日以降の記録はこうなりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-940718.html
(長野の休日その2 斑尾山(まだらおやま)でアサギマダラ撮影に興じる。)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-940721.html
(長野の休日その3 秋の花に会いたい 花の百名山2座(高峰山、黒斑山))
aiさん、こん○×は(^o^)/
長野遠征初日&2日目からもも満腹ですね
それにしても天候に恵まれて、素晴らしい山行だったと思います。
しかしこれだけ見るものがあるんだったら、全然進めなかったのでは
さてお次はどんな絶景を見られるのか、楽しみにしてます
mamepapa
mamepapaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
八方尾根は初級者コースのため、みなさんピストンされておりました。花も多く、mamepapaさん好みのコースと思いました。
普通の山の花ではなくて、独自種がそこそこあるのがいいのですね。ハッポウワレモコウだけでも見る価値あると思います。
今回は、コースタイムよりは少々遅めでした、しれは花撮影なのかいきなり高度を上げたための障害なのか・・・。
そのうち、いつかは八方尾根ピストンで唐松岳目指してほしいと思いました。
いい季節、いい花が咲くころ訪れてみて欲しいなと思いました。
aideieiでした。
いいな、いいな・・・拙者も(恐らく)1980年代後半に、全く、同じコースを歩いたことがありますよ
もっとも夜行列車+バス利用だったので、宿泊したのは唐松小屋でした。
ピーカンではないにせよ、大きな景色ですね。
夕暮れ時の雲海もよし。
また行きたい山が増えたでしょ
山小屋泊まりでお代りしないなんて・・・有り得ないですよね
大盛なんて言ってないで、最初からメガ盛 で行きましょう
隊長
yamabeeryuさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
唐松、ムーンライト信州でピストンする予定でしたが急遽五竜山荘が取れたために組み込まれました。五竜山荘に泊まるなら五竜岳だけではもったいない、最低でも唐松岳を加えないと・・・。
山荘ではたくさんの人と話をしましたが、ほぼ全員キレット越えでした、白馬から不帰キレット越え、鹿島槍ヶ岳から八峰キレット越え・・・。すごい人たちがたくさんいました。今年の夏、もう一度アルプスに行きたいなあと思いました。夏になると罹患する「アルプス行きたい病」「百名山行きたい病」、もうしばらく感染しているようです・・・。
五竜山荘名物カレー、マイルドで美味でしたよ。
ぜひ、体調がよくなったら1号隊員とともに訪れてください。
aideieiでした。
aiさん
こんにちは
みなスゴイ!
今までアルプス病は発症していないのですが、aiさんの記録を読むと発症しそうです
「カレーのお兄ちゃん」には笑ってしまいました
hamburg
HBさん、こんにちは、コメントありがとうございます。
日本アルプスは、私みたいな夏山ハイカーにとっては、本当に夏しかいけません。そして、一昨年の乗鞍、昨年の白馬、今年の唐松五竜と行きたいところを少しずつ歩きました。次はどこかなあ・・・8月末に5連休があるのでもう1回北アルプス行きたいなと思います。
「アルプス行きたい病」いつか発症すると思います、早めに発症して体力あるうちに行けるところ回られるのも吉かと思います。
次は、鹿島槍か、表銀座か、読売新道か・・・それとも中央アルプス空木岳か、南アルプス北岳間ノ岳か・・・。
本当、5連休の使い方、今迷っています。
aideieiでした。
aideieiさん このコース行きたいです
北アルプス良いですね パクリストに入らさせて頂きました
でわ、、また
muttyann
muttyannさん、こんにちは。
本当は、金土と休暇で、北岳と間ノ岳に行こうと思っていましたら、靴がだめになり、新靴の慣らしに2日費やすこととしました。ああ、残念です。
今回、唐松岳・五竜岳と登りましたが、五竜山荘での話の中では「ヘタレ扱い」でした、やはりキレットを超えてこそ・・・キレットを次の日に超える計画あってこそ・・・。
muttyannさんなら、私よりも早いので、きっとキレット越えができるはず、同じルートで五竜山荘に泊まり、朝食後すぐに五竜岳からキレット越えで鹿島槍、爺ヶ岳越えで扇沢に下るのはどうでしょうか。実はそれも勧められたのですが私は辞退したのでした・・・。
牛首の鎖場を何なく越えられたら八峰キレットも大丈夫と、言っている人がいましたので参考に・・・。
aideieiでした。
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