憧れの北鎌尾根から槍ヶ岳!からの読売新道 後編 赤牛岳
- GPS
- 64:41
- 距離
- 51.1km
- 登り
- 3,714m
- 下り
- 5,335m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 11:11
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 3:22
- 合計
- 13:16
殺生スタートにするとなぜか日程がおかしくなるので‥
天候 | 8/11 晴のち曇 上高地〜殺生 8/12 晴のち曇 殺生〜水俣〜北鎌〜槍〜殺生 8/13 晴のち曇 殺生〜槍〜西鎌〜三俣蓮華〜雲ノ平 8/14 晴のち雨 雲ノ平〜水晶岳〜赤牛岳〜奥黒部〜平ノ小屋 8/15 曇時々雨 平ノ小屋〜黒部ダム |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
初日は相方の車で沢渡の駐車場へ(車は相方が北鎌攻略後回収)。 沢渡からはタクシーで。 最終日は トローリーバス:黒部ダム→1,540円→扇沢 バス:扇沢→1,010円→大町温泉郷→530円→信濃大町 電車:信濃大町→(全部鈍行、青春18切符使用)→名古屋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前編は http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-942318.html ■登山道 夏道なのでどこも問題はない。 黒部ダムを巻く登山道は高巻きのアップダウンが多く地味にきつく滑落に注意。 ■水場(ルート上のみ) 殺生ヒュッテ(天水・有料) 槍ヶ岳山荘(天水・有料) 双六小屋(無料だが水不足とのこと) 双六〜三俣の巻き道(やや細い) 三俣蓮華小屋(無料、水量豊富) 三俣と源流碑付近(豊富) 雲ノ平のテント場(豊富) 岩苔乗越(未確認だが少し下れば取れるかと?) 水晶小屋(未確認だが稜線は水不足なので期待しないこと) 黒部湖周辺(そこらじゅうで支沢があり水が取れる) ■テン場(混み具合) 殺生ヒュッテ(昼すぎで半分ほど) 槍ヶ岳山荘(昼には満杯で殺生へ案内) 双六小屋(昼前で半分ほど) 三俣蓮華(昼前で半分以上) 雲ノ平(15時でかなり上でないと張れない状況) 奥黒部ヒュッテ(1/3くらい 天気予報のせいかも?) ■携帯電波(docomo) 殺生ヒュッテ △(小屋のブースターによると思われる) 東鎌尾根 ○ 槍ヶ岳山荘 ◎ 安定的にLTE 西鎌尾根 ◎ 安定的にLTE 双六山荘〜三俣蓮華 × 巻き道は期待薄。稜線ならつながると思う 雲ノ平周辺 × 稀に祖父岳付近はつながる兆候あり。 水晶小屋 ◎ 安定的にLTE 赤牛岳 ○ たまにLTEを拾える 読売新道 ○ 上部がつながり易い 奥黒部ヒュッテ △ 平ノ小屋 ○(おそらく小屋のブースターのおかげ) 黒部ダム周辺 ○(ダムからの電波を拾えそうな場所はだいたいつながる感じ) ※お盆は人も多いので、そのあたりも影響していると思います。 |
その他周辺情報 | ■温泉 大町温泉 薬師の湯 扇沢のバスターミナルの割引券で500円。 残念ながら循環ですが、旧湯の方はそれほど臭くなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
タトンカグレイシャー(かなり古い40Lザック)
モンベル40Lザックカバー
エマージェンシー ソロシェルター(ツェルト)
ビバークツェルト1 ロング
ミズノ ベルグテックEXストームセイバー(雨具防寒兼用)
モンベル ウルトラライトダウン(防寒具)
Snow Peak GigaPower
ギガパワーマイクロマックス
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事3食分
行動食3食
非常食2食分
水2L
スポーツドリンク0.5L
カップラーメン×2個
PENTAX K-5(一眼)
モンベル ライト フォトショルダーバッグ
着替え二日分
BlackDiamondヘルメット
ファイントラック エバーブレススリーピングバッグカバー
14kgちょっと
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感想
前編の上高地〜北鎌尾根での槍は
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-942318.html
後編は単独となり、以前から行きたかった赤牛岳へ。せっかく連休中に稜線にいるのだ。
今日は赤牛に抜けるためには水晶に泊まるのがベストだが、水晶小屋は確実に混む。
となるとテン泊が理想だが、今回は軽量化のためツェルト泊だ。
三俣蓮華か雲ノ平のテント場を目指すことにした。
■3日目
眠りこける相方を残し(?)早朝、殺生ヒュッテを出発。
まずは槍の肩へ向かう。槍の山頂はやはり大混雑していた。槍山荘自体も大混雑だ。
ちょうど肩についたところで日の出。良かった。
ふと裏側へ行くとこちらは広がる雲海に滝雲。久しぶりの絶景に感動した。
さてここから西鎌尾根だ。西鎌は実は途中までしか歩いたことがない。
今回の旅で東鎌に西鎌、北鎌まですべてがつながる。
もっとも、北鎌は湯俣からいずれトライしてみたいが‥
ちょっとかすんでいるが快晴の中、西鎌尾根の歩きはとても気持ちよかった。
しかし今日も暑さとの戦いになりそうだ。前日の長時間行動で体も疲れている。
こまめに休みながら、双六に到着。水分もしっかり補給。
稜線を歩こうか悩むが、雲もでて景色は期待できないかも。情けないが巻き道を選択。
三俣蓮華に到着し、ツェルト張るか悩むが、けっこうな混雑具合だ。
食事やトイレ休憩しつつ、ビールを飲んでくつろぐ人たちを見ながら、考える。
雲ノ平のテント場で一度幕営したかったので先に進む。
もっとも、コースタイムを考えるとどちらで泊まっても変わらないのだが‥
しかし雲ノ平への登り返しはバテバテだった。足も痛い。
そして稜線から見たテント場を見て少し後悔。空いてると思ったら大混雑している。
地形的にテントが張りにくい場所も多いので、場所選定にも苦労した。
やっと場所を決めてツェルトを張る。初めてで苦労したがなんとか張れた。
ビールを調達し(殺生でいただいたビールも積んでいたが)、まったり。
すでに雲が広がっていたが、たまに見える黒部五郎のカールを見ながら酔っぱらう。
その日は疲れていて日が暮れるとともに寝た。
因みに初ツェルト&シェラフカバーの組み合わせで寝たが足は若干寒かった。
が、北アの高地でなので夏季なら大抵この装備でも寝れることは分かった。
■4日目
今日は長丁場。3時に起き、ツェルトを片付ける。うわさ通り強烈に結露していた。
前日真面目にパッキングしていなかったので整理に手間取り出発が遅れた。
祖父岳で日の出を見たかったので歩きながら食事し、急ぐ。
なんとか日の出とともに山頂に到着。今日も午前中は天気が良さそうだ。
水があるかわからないので3.5L担いでおり、水晶を越えるまでセーブしゆっくり進んだ。
水晶小屋に着くと相変わらずの好展望だ。強風が吹いているが絶景を楽しむ。
水晶までは軽荷でピストンの人が多く羨ましい‥。水晶の山頂は狭く混んでいる。
3回目なので脇の方でおとなしく食事休憩。ヤマテンによると午後から崩れるようだ。
思わず高天原でまったりして折立に下山しようかと思ってしまう(笑)
が、こんなチャンスは滅多にない。休憩はそこそこにして先へ進む。
ここから先はさすが、人は少なくすれ違った人は奥黒部まで10人もいなかったかな?
奥黒部に向かう人も20人もいなかったかと。比較的静かになり、落ち着く。
が勘違いしていたが手前がピークでなく、奥側がピークと知り、テンションダウン。
とにかく進むしかない。高天原の看板に引かれそうになるが、赤牛へ向かう。
やっと赤牛の山頂に到着、予定より1時間早く着いた。まったりすることにした。
濡れたツェルトなどを乾かしつつ、カップラーメンを食べマッタリ。
携帯の電波が悪いと思ったら野口五郎側に立つとLTEが入り、情報収集。
一時間以上滞在してしまった。その間に10人くらい人が入れ替わったのでは。
満足し下山へ向かう。午後は雷雨の恐れもありということで飛ばす。
暑さに参ったが得意(?)の下り。山頂で先に発った方々に道を譲っていただく。
途中、これまでの疲れでこけたりしたが、奥黒部ヒュッテに想定より1時間早く着いた。
暑さで参っていたので、水場の冷たさのありがたいこと!!
思わずビール飲んでもう奥黒部ヒュッテに泊まろうかと思ってしまう。
渡し船が17時20分ということで、翌日は雨だしダム沿いは木道の滑落が怖い。
我慢して先に進む。が、暑さに参っており、沢で水浴びしている人がうらやましい。
コースタイム的に1時間は余裕がある。自分も支沢で汗を流しつつ水浴びした。
あとは地味にアップダウンするダム沿いの道をひたすら進む。
やはり雨だったら歩きにくそうだ、先に進んで良かった。
水浴びした時間と合わせてもコースタイムどおり船の乗り場へ。
5人待っておられ、kindleを読みながらマッタリと船を待った。
平ノ小屋はこじんまりとした小屋でビールと食事をとると疲れですぐ寝てしまった。
やはり小屋泊は楽でいいですね‥
■5日目
アルペンルートも混雑するだろうし午前中に扇沢へ行きたい。
多少寝坊しつつ、朝ごはんはあまりものを食べて出発。
今日は背負う水分も最小限で良いので楽だ。
しかし登山道は昨日と同じくアップダウンが激しい。雨が降ったりやんだり。
今日は入山する人も少なく、さくさくと進み、思ったより早く黒部ダムについた。
予想通りものすごい人だ。さっさとトローリーバスへ。
汗っ臭い体をなんとかしたかったので大町温泉郷で汗を流した。
焼きカレー屋「岳」がとても気になったが、あまりおなかが空いていない。
今度行こうと思いバスに乗り大町へ。大糸線は祭りと花火大会で大混雑。
駅弁買わなくてよかった。さすがお盆、しなのもほぼ満席だった。
松本駅の改札外で駅弁と酒を調達し、鈍行でマッタリと車窓を楽しみながら帰宅。
ということで今回はかなり充実した山行となりました。
特に稜線にいる日がほぼ晴れで最高でした。
今回は相方と休みを合わせるためお盆休みでしたが、お盆は仕事するに限りますね。
殺生ヒュッテや黒部周辺は空いてましたが、他の小屋やテン場はちょっと混みすぎです。
来年はまた休みをずらして空いた時期に行きたいと思います。南ア縦走かな!
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