麦草峠から八ヶ岳の8山縦走！

2019年08月16日(金) 〜 2019年08月18日(日)

• GPS: 37:14
• 距離: 26.3km
• 登り: 2,653m
• 下り: 3,379m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:56
• 休憩: 1:47
• 合計: 10:43

5:20 白駒荘
5:54 5:54 高見石
5:57 5:57 高見石小屋
6:00 6:03 高見石
6:06 6:39 高見石小屋
8:08 8:08 中山展望台
8:12 8:13 中山
8:25 8:25 中山分岐
8:31 8:31 見晴らし台
8:35 8:35 中山峠
9:27 9:27 天狗岳分岐
9:39 9:44 天狗の鼻
9:47 9:49 東天狗岳
10:01 10:02 白砂新道入口
10:13 10:16 根石岳
10:23 10:51 根石岳山荘
11:16 11:16 箕冠山
11:41 11:44 夏沢峠
11:50 11:50 山びこ荘
12:05 12:07 ヒュッテ夏沢
13:03 13:12 硫黄岳
13:32 13:36 硫黄岳山荘
14:24 14:24 台座ノ頭
14:47 14:53 横岳
14:59 14:59 横岳（無名峰）
15:09 15:09 三叉峰（横岳）
15:17 15:18 石尊峰
15:22 15:24 鉾岳
15:35 15:36 日ノ岳
15:47 15:50 二十三夜峰
15:59 15:59 地蔵の頭
16:03 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 11:04
• 休憩: 3:19
• 合計: 14:23

4:11 赤岳天望荘
4:48 5:15 赤岳頂上山荘
5:23 5:31 赤岳
5:35 5:36 竜頭峰分岐
5:43 5:43 キレット分岐
5:49 5:49 文三郎尾根分岐
6:09 6:09 中岳
6:20 6:25 中岳のコル
6:50 6:58 阿弥陀岳
7:24 7:25 中岳のコル
7:37 7:37 中岳
7:58 7:58 文三郎尾根分岐
8:09 8:10 キレット分岐
8:18 8:18 竜頭峰分岐
8:21 8:22 赤岳
8:35 8:56 赤岳頂上山荘
9:01 9:02 赤岳
9:08 9:08 竜頭峰
9:13 9:13 真教寺尾根分岐
9:31 9:31 天狗尾根 稜線分岐
10:16 10:42 キレット小屋
11:13 11:13 ツルネ
11:50 11:50 旭岳
12:15 12:15 縦走路分岐
12:22 12:26 権現岳
12:30 13:11 権現小屋
13:19 13:32 東ギボシ
13:37 13:38 西ギボシ
13:50 13:50 のろし場
14:11 14:29 青年小屋
14:53 14:54 編笠山
15:20 15:31 青年小屋
15:41 15:42 乙女の水
16:35 16:38 西岳
17:20 17:20 林道出合
18:04 18:10 不動清水
18:17 18:17 五叉路分岐
18:34 ゴール地点

天候

16日曇り、17日霧雨のち曇りのち晴れ、18日晴れ時々曇りのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

電車で茅野駅へ。2番バス停から麦草峠へ。麦草峠から歩いて白駒荘にて前泊。
帰路は富士見高原登山口→ホテル八峯苑 鹿の湯まで歩き、小淵沢まではタクシーで。3340円でした。小淵沢からはあずさで。

コース状況／危険箇所等

麦草峠〜白駒池〜高見石は、ラフな格好でも歩けそうな気持ちの良いハイキングコース。森が苔むしていてきれい、きちんと整備されている。
高見石〜天狗岳は稜線に出るので晴れると気持ちよさそうだった。あいにくの天気だったので、西天狗には行かず。
天狗〜根石岳は地質が変わるのか、火山のザレ場などに見られる植生へと変化した。根石岳山荘手前の登山道沿いには、女王・コマクサが咲いていた。
根石〜硫黄岳まではあいにくの天気で眺望がなく残念だった。ゆっくり目に歩いていると、硫黄岳を下る頃に少し晴れてきた。その眺めは最高だった。
硫黄〜横岳は、長〜い稜線歩きが終わると鎖場やガレ場の連続。ヘルメットやビレイ道具を持っている人も多く見られた。よく整備されているものの、初心者向けではないので慣れた人と同行する等すべきルートでした。
赤岳天望荘〜赤岳は、早朝登山でしたがヘッデン行動すれば問題なし。ところどころクサリが付いているが、基本的には使うべきではなく、足の移動を重視する。
赤岳〜中岳〜阿弥陀岳は、ピストンなので頂上山荘にザックを一つデポ。かわりばんこに背負う。早朝は良く晴れていたし空いていたので、渋滞や落石の心配も少なく歩けた。赤岳はさらさらとして崩れやすく、阿弥陀岳は滑りやすいヌルッとした地質でした。時間帯を工夫し、渋滞を避けるのが安全に登山するコツだと思われる。※初心者は落石を起こしやすいので
赤岳〜キレット小屋は一番つらかった。ガレガレ、ザレザレ、急峻、整備不良、鎖場のクサリも頼りない。落石も起きやすく、神経を使う下りルートだった。
キレット〜権現岳は、何度か緩く上って長くて非常にぐらついたハシゴを登るとやっと現れる。ゴツゴツとした山頂が特徴で、こののちに登る編笠山からの姿はカッコイイ。
権現岳〜青年小屋は、ルートファインディングに注意。稜線にずっとトレースがあるため、惑わされていくつかあるピークの山頂をうろうろしてしまった。岩場、頼りないクサリ場、ハシゴの疲れるルートだ。
青年小屋〜編笠はピストンなのでザックを両方ともデポ。最初は大きな岩がゴロゴロしているが、急坂を上っていく。山頂は、蓼科山によく似ているそうだ。
青年小屋〜西岳は、崩壊地を経て緩やかにアップダウンしながら、きれいに苔むした森の中を歩く。楽なのだが、これがとても長く感じた。縦走も終盤、疲れがたまっていたのだろう。
西岳〜富士見高原は、樹林帯を一気に下る。コースタイム上は2〜3時間もの下山路、クタクタの足・膝にはきつかった。特に危険個所はなし。

その他周辺情報

富士見高原登山口〜歩いて30分ほどの、ホテル八峯苑 鹿の湯にて日帰り入浴。大人700円。21時までやっていて便利。

写真

8/16 15:13

ここがスタート！

8/16 15:16

開けた木道を行く。

8/16 15:19

本日は白駒荘まで。

8/16 15:28

苔むしたきれいな森。

8/16 15:30

癒しのグリーン。

8/16 15:46

もっさもさのグリーンモンスター。

8/16 15:55

夕方の湖畔。

8/16 15:57

本日の宿♪

8/16 17:10

池も周遊。コースタイムは40分

8/16 18:02

牛肉鍋、信州サーモンなどなど豪華！

8/17 5:13

お弁当持って、さあスタート！

8/17 5:20

高見石へ向かう。

8/17 5:36

きれいな森、霧雨も似合う。

8/17 5:55

高見石小屋はテン場もすぐそこ。

8/17 6:01

展望なし…残念。

8/17 6:11

霧雨なので、小屋の人にお願いして屋根のあるベンチでお弁当を食べさせてもらう。

8/17 7:50

よく整備された、森らしい森の登山道。

8/17 8:35

天狗岳方面へ。

8/17 8:36

たまーに日が差す。

8/17 8:50

でかい岩が増えてきた。

8/17 8:53

下界は晴れているようです。

8/17 9:26

天気わるっ

8/17 9:48

さあ根石岳へ。

8/17 9:55

花の冠のよう。

8/17 10:01

晴れれば美しい稜線なのになぁ・・・

8/17 10:12

夏沢さんへ。

8/17 11:10

コマクサ発見☆彡

8/17 11:15

略図もあると面白い。

8/17 11:45

どことなく懐かしい雰囲気の山小屋。

8/17 11:45

青空が見えてきた・・・！

8/17 12:18

下の小屋が見えるね。

8/17 12:35

硫黄岳へ。

8/17 12:42

そうそう、ケルンがたくさんあるんだよね。

8/17 12:45

正月に来たときは、ケルンを頼りに歩いたっけ。

8/17 13:14

晴れそうな予感。

8/17 13:17

・・・おおおおおっ！！

8/17 13:28

硫黄岳山荘の前に可憐な女王。

8/17 13:35

ひと休み♪

8/17 13:56

珍しい高山植物がたくさん見れるんですね。

8/17 14:14

やっほーい！！

8/17 14:16

なんて荒々しいシルエット。

8/17 14:24

なんとなく、火山な雰囲気。

8/17 14:25

コマクサが群生。

8/17 14:31

横に飛び出た半島がステキ。

8/17 14:43

クサリ場たくさん。

8/17 15:07

ゴーゴー赤岳！

8/17 15:17

8/17 15:19

8/17 15:27

8/17 15:38

8/17 15:39

8/17 15:39

8/17 15:48

8/17 15:58

8/17 16:03

赤岳天望荘着。

8/17 16:22

8/17 17:44

晩御飯〜

8/17 18:41

8/18 4:12

8/18 4:32

午前4時、月明かりは意外と明るい。

8/18 5:03

頂上山荘にて日の出を待つ。

8/18 5:22

赤岳山頂にて。

8/18 5:42

8/18 5:44

8/18 5:49

8/18 5:53

朝日の中を気持ちよく♪

8/18 6:10

8/18 6:12

読めない石碑

8/18 6:50

ついたー！

8/18 6:52

阿弥陀岳山頂

8/18 7:44

中岳は可愛い

8/18 7:44

手前ですれ違ったおじさん達

8/18 7:53

振り返ると、ステキすぎる光景が・・・

8/18 8:01

色んなとこで出会えるコマクサ

8/18 8:07

ゴツゴツ、トゲトゲしていて初心者はひるみそう

8/18 9:06

阿弥陀に雲がかかってきちゃった

8/18 9:06

キレットへ向かいます

8/18 9:12

ハシゴもある

8/18 9:14

8/18 9:18

8/18 9:31

晴れてたら怖そうなハシゴ

8/18 9:31

8/18 9:32

Jyunちゃんです。

8/18 9:51

ガレガレ、レキレキ。ずーーーーーっとこれが続いた。

8/18 10:09

やっと登山道が落ち着いて、樹林帯に入る。

8/18 10:17

会いたかったよ…キレット小屋(´；ω；`)ウゥゥ

8/18 10:51

また登るーう！

8/18 11:04

登って登って、いくつかのミニピークを越えていく。

8/18 11:06

8/18 11:11

8/18 11:12

8/18 11:18

よーーく見ないと字が分からん。

8/18 11:53

なぜ、どうでもいいところのクサリが太くて大事なところのクサリが細いのか！！

8/18 12:07

権現岳手前の長〜いハシゴと知るや、嬉しくって！グラグラして怖かったけど、気にしてられない。

8/18 12:20

権現小屋、昼寝している登山者さんが見えた。

8/18 12:20

なに、そのカッコイイシルエット。

8/18 12:21

タカネナデシコ、さっきからよく見かける。

8/18 12:22

8/18 12:22

8/18 12:52

権現小屋にて昼食、ラーメン500円♪インスタントだけど、安くてうまいぞーーー

8/18 13:20

トレースがあったから迷い込んでしまったピーク。

8/18 13:20

緑のじゅうたんが美しく、遠目だとまるで苔むしているよう。

8/18 13:50

8/18 13:50

青年小屋近くまで下りてきた。

8/18 14:38

編笠岳はザックを置いてピストン。

8/18 14:52

山頂には、子ども達がたくさん。

8/18 14:55

8/18 16:25

スマホの充電のため、編笠〜西岳の写真無し(;^_^Aスミマセン

8/18 16:38

マツムシソウに虫。可愛すぎる！

8/18 16:49

下りは疲労のため調子出ず。

8/18 17:15

それでも意外と早く下りれていたらしい。

8/18 18:07

40分くらいコースタイム巻いた！！命の水分補給。富士見高原はすぐそこ。

撮影機器：

TORQUE G03 au 京セラ

装備

MYアイテム

satomin-

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック

感想

satomin-

今回は、女子二人での選ばれた八ヶ岳の8つの峰を縦走する旅。台風のため行く場所や日程をずらして八ヶ岳となった。天気も微妙で風もけっこうあったので、正解だろう。
初日は台風により遅く出たので前泊という体をとった。私個人としては13・14日の餓鬼岳〜有明山やぶ漕ぎ大縦走の疲れもあったので助かった。
17日、午前中はあいにくの天気で展望などはなく残念だったが、午後は少しずつ回復し、硫黄岳を降りる途中、横岳の手前で雲が消えていき稜線がブワッと開けたのには感動した。八ヶ岳は大きな森の中にたくさんの山々が連なっていて、大きな山体の各名山を長く縦走することができる。また、地質や植生なども一定ではなく、地形も面白い。それゆえダイナミックな景色を楽しむことができるのだから、晴れなくちゃあ始まらない。この瞬間のために、この日の山行はあったのだ。
18日、ダンナのススメで赤岳のあと阿弥陀岳へピストン。ピストンは全然好きじゃないが、阿弥陀岳はとても良かった。何がって、遠くから見ても、近くから見てもかっこよかったのだ。ただそれだけ。キレット小屋までの急坂の下りはとてもきつかったが、道中出会ったおじさんにミニトマトをもらったりしての休憩が印象的だった。つらい時に話しかけてくれたり励ましてくれる人の、なんと優しいことか。長くつらい最終日だったが、優しい相方さんのおかげでそれさえも楽しくがんばれたと思う。ありがたや。