9月4連休を微妙にずらして上高地へ。
1年前、悪天候で泣く泣く撤退した奥穂高岳。今回、まったく同じ2泊3日の計画でリベンジ。
ただ、今回も天気予報は良くない。どうなるか。
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9/21 22:37
9月4連休を微妙にずらして上高地へ。
1年前、悪天候で泣く泣く撤退した奥穂高岳。今回、まったく同じ2泊3日の計画でリベンジ。
ただ、今回も天気予報は良くない。どうなるか。
今回、早めに「さわやか信州号」の予約をして絶好の席をゲットしていた。なのに相変わらず熟睡できず…
まだ薄暗い上高地に到着。冷んやり。準備を整えいざ!
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9/22 5:19
今回、早めに「さわやか信州号」の予約をして絶好の席をゲットしていた。なのに相変わらず熟睡できず…
まだ薄暗い上高地に到着。冷んやり。準備を整えいざ!
河童橋から穂高連峰を望む。
今回こそあの峰に立てるだろうか。
2
9/22 5:31
河童橋から穂高連峰を望む。
今回こそあの峰に立てるだろうか。
河童橋からすぐの小梨平キャンプ場。
クマの被害があったということだが既に再開されていた。
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9/22 5:37
河童橋からすぐの小梨平キャンプ場。
クマの被害があったということだが既に再開されていた。
朝焼けに映える明神岳。
雄大。
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9/22 6:05
朝焼けに映える明神岳。
雄大。
40分ちょっとで明神に到着。
明神岳の朝焼けはさらに鮮やかに。
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9/22 6:10
40分ちょっとで明神に到着。
明神岳の朝焼けはさらに鮮やかに。
今年もIWANAさんに会えた。
よろしくお願いします。
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9/22 6:10
今年もIWANAさんに会えた。
よろしくお願いします。
明神を出てすぐお猿に遭遇。この後何匹出会うことになるかしら。
などと思ったけれど、今回見かけたのはこの1匹だけだった。
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9/22 6:17
明神を出てすぐお猿に遭遇。この後何匹出会うことになるかしら。
などと思ったけれど、今回見かけたのはこの1匹だけだった。
樹林帯の間から望む明神岳。
上空は真っ青で雲ひとつない晴天。いい、すごくいい。
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9/22 6:43
樹林帯の間から望む明神岳。
上空は真っ青で雲ひとつない晴天。いい、すごくいい。
徳沢のキャンプ場。
連休最終日の朝、さすがにすごいテントの数。
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9/22 6:50
徳沢のキャンプ場。
連休最終日の朝、さすがにすごいテントの数。
徳澤園。
今回こそ帰りにソフトクリームを食べる!と思っていた。この時は。
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9/22 6:56
徳澤園。
今回こそ帰りにソフトクリームを食べる!と思っていた。この時は。
長く単調な道中、道すがらの花に目を落とす。名前は当然わからないのだけど。
この辺りからウエストベルトを締めた右足付け根に鈍痛発生。歩き続けると痺れてくる。まずい。
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9/22 7:22
長く単調な道中、道すがらの花に目を落とす。名前は当然わからないのだけど。
この辺りからウエストベルトを締めた右足付け根に鈍痛発生。歩き続けると痺れてくる。まずい。
横尾に到着。涸沢から下りて来た人たちで賑っている。
マッサージしたりストレッチしてしばらく休憩。
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9/22 7:40
横尾に到着。涸沢から下りて来た人たちで賑っている。
マッサージしたりストレッチしてしばらく休憩。
休んでみるも右足付け根の鈍痛は収まらず。
仕方なくウエストベルトを外し、重量15kg超のザックを肩だけで担いでいくことに。
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9/22 8:00
休んでみるも右足付け根の鈍痛は収まらず。
仕方なくウエストベルトを外し、重量15kg超のザックを肩だけで担いでいくことに。
横尾大橋を渡って振り返る。太陽が眩しい。
無事登り、そして下りてこられますように。
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9/22 8:03
横尾大橋を渡って振り返る。太陽が眩しい。
無事登り、そして下りてこられますように。
屏風岩。圧倒的スケール。
青空に飛行機雲が一直線に伸びていく。
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9/22 8:42
屏風岩。圧倒的スケール。
青空に飛行機雲が一直線に伸びていく。
本谷橋。
休憩している人が多い。こういうポイントごとに休憩するようになれば体へのダメージを抑えた登山ができるんだろうなぁ、と思いつつ素通り。
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9/22 8:49
本谷橋。
休憩している人が多い。こういうポイントごとに休憩するようになれば体へのダメージを抑えた登山ができるんだろうなぁ、と思いつつ素通り。
赤い実発見。南天?
秋っぽい。
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9/22 9:14
赤い実発見。南天?
秋っぽい。
大崩落地まで来て初めて涸沢カールが見えた。
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9/22 9:18
大崩落地まで来て初めて涸沢カールが見えた。
青い空の下に穂高の峰々がそそり立つ。
涸沢までもう少し。
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9/22 9:43
青い空の下に穂高の峰々がそそり立つ。
涸沢までもう少し。
もう少し、と思ってからなかなか着かないのが登山あるある。
涸沢の分岐。今度こそあとちょっと。
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9/22 9:57
もう少し、と思ってからなかなか着かないのが登山あるある。
涸沢の分岐。今度こそあとちょっと。
木々の間を抜けて涸沢ヒュッテに到着。
上高地を出発して4時間40分。ザックのショルダーハーネスが食い込んで肩も悲鳴をあげていたがなんとか保った。ふぅ。
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9/22 10:05
木々の間を抜けて涸沢ヒュッテに到着。
上高地を出発して4時間40分。ザックのショルダーハーネスが食い込んで肩も悲鳴をあげていたがなんとか保った。ふぅ。
そんな疲労を吹き飛ばすような絶景!
青い、空が青い!去年拝めなかった青空の涸沢カール!
3
9/22 10:07
そんな疲労を吹き飛ばすような絶景!
青い、空が青い!去年拝めなかった青空の涸沢カール!
涸沢ヒュッテのテラスから涸沢小屋、北穂高岳方向を見る。
連休真っ只中は相当混んでいたであろうテント場もこの時点で約50張。いい場所選びたい放題。
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9/22 10:07
涸沢ヒュッテのテラスから涸沢小屋、北穂高岳方向を見る。
連休真っ只中は相当混んでいたであろうテント場もこの時点で約50張。いい場所選びたい放題。
ヒュッテからそこそこ離れてしまったが石がほとんどない好適地発見。
ここをキャンプ地とする!
4
9/22 10:17
ヒュッテからそこそこ離れてしまったが石がほとんどない好適地発見。
ここをキャンプ地とする!
地表は平らだったもののすぐ下は岩だらけ。ペグがまったく刺さらない。岩に細引きを結び付けていくが難航。
手こずった末にようやく我が家完成。
4
9/22 11:36
地表は平らだったもののすぐ下は岩だらけ。ペグがまったく刺さらない。岩に細引きを結び付けていくが難航。
手こずった末にようやく我が家完成。
テント設営が終わって休憩、とはならずすぐに北穂登頂に出発。
設営中からガスや雲が湧いてきたので急ぐ。
1
9/22 11:50
テント設営が終わって休憩、とはならずすぐに北穂登頂に出発。
設営中からガスや雲が湧いてきたので急ぐ。
涸沢小屋からテント場、ヒュッテ方向を見る。
高いところから見るとやっぱりヒュッテからかなり遠いところに設営してるなぁ。失敗したかも。
この懸念が夜中現実のものとなる…(後述)
2
9/22 11:50
涸沢小屋からテント場、ヒュッテ方向を見る。
高いところから見るとやっぱりヒュッテからかなり遠いところに設営してるなぁ。失敗したかも。
この懸念が夜中現実のものとなる…(後述)
知る人ぞ知る「たぬき岩」だか「トトロ岩」。
たぬきが横を向いたように見える。
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9/22 11:50
知る人ぞ知る「たぬき岩」だか「トトロ岩」。
たぬきが横を向いたように見える。
奥穂高岳と前穂高岳をつなぐ吊り尾根。
明日あそこを歩く予定だけど果たしてどうなるか。
1
9/22 12:16
奥穂高岳と前穂高岳をつなぐ吊り尾根。
明日あそこを歩く予定だけど果たしてどうなるか。
北穂山頂への道に鎖場登場。
そこそこ斜度あるが杭や取っ掛かりは多く、注意すれば問題ない。
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9/22 12:36
北穂山頂への道に鎖場登場。
そこそこ斜度あるが杭や取っ掛かりは多く、注意すれば問題ない。
続いて梯子。
途中で写真を撮るくらいには余裕がある。
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9/22 12:42
続いて梯子。
途中で写真を撮るくらいには余裕がある。
ふと気付くと吊り尾根付近にヘリコプターが行ったり来たり。荷揚げするような場所ではなし、もしかして救助…?
翌日、出会った登山者の方に事故だったと伺う。改めて注意しなければ、と強く思う。
0
9/22 13:07
ふと気付くと吊り尾根付近にヘリコプターが行ったり来たり。荷揚げするような場所ではなし、もしかして救助…?
翌日、出会った登山者の方に事故だったと伺う。改めて注意しなければ、と強く思う。
時間とともにどんよりとした雲が覆い、下からはガスが駆け上がってくる。
このパターンは去年と同じ。ヤバイ。雨だけは勘弁!
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9/22 13:16
時間とともにどんよりとした雲が覆い、下からはガスが駆け上がってくる。
このパターンは去年と同じ。ヤバイ。雨だけは勘弁!
北穂高小屋のテント場。
晴れていればさぞ絶景だろうけど小屋まで15分も離れている。しかもゴリゴリの岩場。夜中トイレとかどうするのかと。ちょっと泊まることはなさそう。
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9/22 13:29
北穂高小屋のテント場。
晴れていればさぞ絶景だろうけど小屋まで15分も離れている。しかもゴリゴリの岩場。夜中トイレとかどうするのかと。ちょっと泊まることはなさそう。
北穂分岐。
左に進むと奥穂への縦走路。大キレットより怖いという声も聞くルートだがいつかは挑戦してみたい。今日は右の北穂山頂へ。
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9/22 13:36
北穂分岐。
左に進むと奥穂への縦走路。大キレットより怖いという声も聞くルートだがいつかは挑戦してみたい。今日は右の北穂山頂へ。
ガスが掛かってちょっとおそろしげな雰囲気漂う最後の急登。
ラストスパート。
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9/22 13:37
ガスが掛かってちょっとおそろしげな雰囲気漂う最後の急登。
ラストスパート。
1年振りの北穂高岳3,106mに無事登頂。
今回もガスが掛かっているが動きは激しい。もしかしたら槍ヶ岳が見えるかも。待つことに。
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9/22 13:46
1年振りの北穂高岳3,106mに無事登頂。
今回もガスが掛かっているが動きは激しい。もしかしたら槍ヶ岳が見えるかも。待つことに。
山頂で他の登山者の方たちと話しながら待つ。
時折ガスが薄くなり現れる大キレットの圧倒的な迫力!
恐怖。畏怖。そして感動。
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9/22 14:03
山頂で他の登山者の方たちと話しながら待つ。
時折ガスが薄くなり現れる大キレットの圧倒的な迫力!
恐怖。畏怖。そして感動。
反対側、奥穂方向を見るとこちらも山頂付近に雲が掛かってはっきりとは拝めず。
手間のルート上にはないピークに人が立っている。すごい。
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9/22 14:05
反対側、奥穂方向を見るとこちらも山頂付近に雲が掛かってはっきりとは拝めず。
手間のルート上にはないピークに人が立っている。すごい。
30分ほど粘ってみたが結局南岳あたりまでしか見えず。残念だけど涸沢に戻ることに。
なんとか明日こそは槍ヶ岳の姿を拝めますように…
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9/22 14:11
30分ほど粘ってみたが結局南岳あたりまでしか見えず。残念だけど涸沢に戻ることに。
なんとか明日こそは槍ヶ岳の姿を拝めますように…
下山開始1時間を過ぎてもまだまだ遠い涸沢のテント場。
足の裏と膝に疲れが出てきつい。しかしこういう時が特に危険。必死で集中。
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9/22 15:35
下山開始1時間を過ぎてもまだまだ遠い涸沢のテント場。
足の裏と膝に疲れが出てきつい。しかしこういう時が特に危険。必死で集中。
2時間弱で無事我が家に到着。やれやれ。
この後テント泊の手続きに向かう。そこで明日の天気を聞くと…
「台風の影響で明日は雨の予報。もしかすると今晩から降るかも知れない。まぁ正直どうなるかはわからない。」とのこと。
ガーン、勘弁してよぉ…今回も天気に恵まれないのか。
2
9/22 15:56
2時間弱で無事我が家に到着。やれやれ。
この後テント泊の手続きに向かう。そこで明日の天気を聞くと…
「台風の影響で明日は雨の予報。もしかすると今晩から降るかも知れない。まぁ正直どうなるかはわからない。」とのこと。
ガーン、勘弁してよぉ…今回も天気に恵まれないのか。
とにかく飲む!
考えてもどうしようもない、とにかく乾杯!
美味い、あぁ〜美味い!
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9/22 16:30
とにかく飲む!
考えてもどうしようもない、とにかく乾杯!
美味い、あぁ〜美味い!
晩ご飯を食べつつビールを飲む。そして考える。
既にカールを覆うように雲が垂れこめている。もし明日が雨なら今回も奥穂登頂は無理か。3日目はもともと雨濃厚。うーん。
そして出した結論。
朝起きて雨、もしくは降りそうならそのまま撤退。登頂できそうな天気なら奥穂高岳と涸沢岳に登り、その後テントを撤収して下山。いずれにしても前穂高岳は諦め、1日切り上げることにした。
1
9/22 17:16
晩ご飯を食べつつビールを飲む。そして考える。
既にカールを覆うように雲が垂れこめている。もし明日が雨なら今回も奥穂登頂は無理か。3日目はもともと雨濃厚。うーん。
そして出した結論。
朝起きて雨、もしくは降りそうならそのまま撤退。登頂できそうな天気なら奥穂高岳と涸沢岳に登り、その後テントを撤収して下山。いずれにしても前穂高岳は諦め、1日切り上げることにした。
予定が決まり、片付けと準備をしていたらあっという間に暗くなる。テント村の灯り。空は曇って星空はまたお預け。明日に備えて早々に就寝。
ところがまだ終わらなかった。
夜中に目覚めトイレへ。その帰り、なんと自分のテントの場所がわからず迷ってしまった!真っ暗闇の中ヘッデンの小さな明かりだけで足場の悪いテント場を歩くのは難しく、気付くと場所がわからなくなっていた…
5分以上歩き回ってようやく我が家に辿り着いた時は本当に安堵。これだけ広いテント場、もっと設営数が多かったらと思うとゾッとする。本当に気を付けないとマジでヤバイと痛感。
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9/22 18:21
予定が決まり、片付けと準備をしていたらあっという間に暗くなる。テント村の灯り。空は曇って星空はまたお預け。明日に備えて早々に就寝。
ところがまだ終わらなかった。
夜中に目覚めトイレへ。その帰り、なんと自分のテントの場所がわからず迷ってしまった!真っ暗闇の中ヘッデンの小さな明かりだけで足場の悪いテント場を歩くのは難しく、気付くと場所がわからなくなっていた…
5分以上歩き回ってようやく我が家に辿り着いた時は本当に安堵。これだけ広いテント場、もっと設営数が多かったらと思うとゾッとする。本当に気を付けないとマジでヤバイと痛感。
2日目。
4時前に起床。
テントから顔を出す。薄暗い中に穂高の峰々の黒々とした稜線がくっきりと見えた。これは登れるか?
2
9/23 5:08
2日目。
4時前に起床。
テントから顔を出す。薄暗い中に穂高の峰々の黒々とした稜線がくっきりと見えた。これは登れるか?
朝食を食べ準備を整えるうちに少しずつ明るくなってくる。
雲ひとつない青空。行ける!登れる!
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9/23 5:24
朝食を食べ準備を整えるうちに少しずつ明るくなってくる。
雲ひとつない青空。行ける!登れる!
テントの外に出るとかなり寒い。
ウィンドシェルにレインウェアを重ね着。奥穂に向けて出発。
1
9/23 5:27
テントの外に出るとかなり寒い。
ウィンドシェルにレインウェアを重ね着。奥穂に向けて出発。
昨日の北穂登頂時に比べて空は澄み切っている。
これはもしかして好天になるのか!
0
9/23 5:30
昨日の北穂登頂時に比べて空は澄み切っている。
これはもしかして好天になるのか!
奥穂へは涸沢小屋の脇から向かう。
1
9/23 5:32
奥穂へは涸沢小屋の脇から向かう。
小屋からすぐは樹林帯を進む。それを超えるとすぐに岩がゴロゴロした穂高らしい風景に。
これから向かうザイテングラードが待ち構える。
0
9/23 5:42
小屋からすぐは樹林帯を進む。それを超えるとすぐに岩がゴロゴロした穂高らしい風景に。
これから向かうザイテングラードが待ち構える。
東の空、蝶ヶ岳方向から太陽が顔を出そうとする。
0
9/23 5:53
東の空、蝶ヶ岳方向から太陽が顔を出そうとする。
若干ではあるが峰々が赤らんできた。モルゲンロート、というには弱いけれどそれでも確かな朝焼け。
ザイテングラードへのトラバース道を進む。
2
9/23 5:54
若干ではあるが峰々が赤らんできた。モルゲンロート、というには弱いけれどそれでも確かな朝焼け。
ザイテングラードへのトラバース道を進む。
ザイテングラードの取付に到着。
明らかにここだけ盛り上がっている。いざ!
1
9/23 6:08
ザイテングラードの取付に到着。
明らかにここだけ盛り上がっている。いざ!
鎖場に挑む。この辺り、結構足場が狭い。
集中して気を付ければ大丈夫。
1
9/23 6:23
鎖場に挑む。この辺り、結構足場が狭い。
集中して気を付ければ大丈夫。
まだ穂高岳山荘は見えない。
それにしてもなんと青い空なのか。雲ひとつなく、境目がくっきりはっきり。奥穂山頂からの眺めへの期待が高まる。
1
9/23 6:31
まだ穂高岳山荘は見えない。
それにしてもなんと青い空なのか。雲ひとつなく、境目がくっきりはっきり。奥穂山頂からの眺めへの期待が高まる。
穂高岳山荘に到着。
ネットで何度も見た小屋が目の前。感慨深いのだけれど…
1
9/23 6:48
穂高岳山荘に到着。
ネットで何度も見た小屋が目の前。感慨深いのだけれど…
目はすぐ横に聳える奥穂へと向く。
今日は平日水曜日、渋滞もなし。呼吸を整えすぐに登頂開始。
0
9/23 6:49
目はすぐ横に聳える奥穂へと向く。
今日は平日水曜日、渋滞もなし。呼吸を整えすぐに登頂開始。
事前に調べていた通り、取付いてすぐに鎖場と梯子が登場。ここが一番のポイント。高度感はあるが決して無理ではない。慎重に当たれば大丈夫。
ただし鉄がすごく冷たいので手袋があればベター。
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9/23 6:52
事前に調べていた通り、取付いてすぐに鎖場と梯子が登場。ここが一番のポイント。高度感はあるが決して無理ではない。慎重に当たれば大丈夫。
ただし鉄がすごく冷たいので手袋があればベター。
鎖・梯子以降は比較的歩きやすい岩場の道。黙々と登る。
振り返ると青空をバックにして雲海を纏った槍ヶ岳の姿!あぁ、ようやく拝めた。久し振りに見れた。感動。興奮。達成感。
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9/23 7:16
鎖・梯子以降は比較的歩きやすい岩場の道。黙々と登る。
振り返ると青空をバックにして雲海を纏った槍ヶ岳の姿!あぁ、ようやく拝めた。久し振りに見れた。感動。興奮。達成感。
そして右前方に特徴的な形をした岩峰が現れる。
あれがジャンダルム。ネットの世界でしか見たことがなかったジャンダルムが目の前にある。すごい。ただただすごい。
8
9/23 7:21
そして右前方に特徴的な形をした岩峰が現れる。
あれがジャンダルム。ネットの世界でしか見たことがなかったジャンダルムが目の前にある。すごい。ただただすごい。
絶景に目を奪われつつ進む先、石の祠が見えた。
あぁ。やった。
2
9/23 7:24
絶景に目を奪われつつ進む先、石の祠が見えた。
あぁ。やった。
涸沢を出発して2時間、3,190mの奥穂高岳山頂に到着!
去年は悪天候で撤退。昨日の時点では今年も雨で諦めなければならないかも…そんな不安や心配を吹き飛ばす晴天の下、無事登頂できた!
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9/23 7:24
涸沢を出発して2時間、3,190mの奥穂高岳山頂に到着!
去年は悪天候で撤退。昨日の時点では今年も雨で諦めなければならないかも…そんな不安や心配を吹き飛ばす晴天の下、無事登頂できた!
祠のすぐ横にある山座同定盤に移る。
奥穂高岳を中心に周囲360°に名だたる名峰の名前が刻まれている。すごい。
ただし同定がとにかく苦手。
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9/23 7:28
祠のすぐ横にある山座同定盤に移る。
奥穂高岳を中心に周囲360°に名だたる名峰の名前が刻まれている。すごい。
ただし同定がとにかく苦手。
南東にジャンダルム。
左奥は焼岳?
2
9/23 7:30
南東にジャンダルム。
左奥は焼岳?
北の槍ヶ岳。
槍のすぐ横に剣岳と立山がある。これはすぐわかった。
2
9/23 7:31
北の槍ヶ岳。
槍のすぐ横に剣岳と立山がある。これはすぐわかった。
南東に前穂高岳と明神岳。
その奥は南アルプスかな。富士山は見えなかった。
今回前穂は断念。次の機会、今度は岳沢から挑戦してみよう。
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9/23 7:31
南東に前穂高岳と明神岳。
その奥は南アルプスかな。富士山は見えなかった。
今回前穂は断念。次の機会、今度は岳沢から挑戦してみよう。
山頂にいた3人パーティーの方に記念撮影してもらう。
槍ヶ岳も入れていただきありがとうございました。
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9/23 7:38
山頂にいた3人パーティーの方に記念撮影してもらう。
槍ヶ岳も入れていただきありがとうございました。
雲もなく風もない絶好の登山日和。
いつまででも見ていられる絶景。見ていたい景色。
しかし今日はこの後テントを撤収して上高地まで下りなければならない。本当に名残惜しいのだけど下山開始。
0
9/23 7:43
雲もなく風もない絶好の登山日和。
いつまででも見ていられる絶景。見ていたい景色。
しかし今日はこの後テントを撤収して上高地まで下りなければならない。本当に名残惜しいのだけど下山開始。
標高を落とすと次に目指す涸沢岳が大きくなってきた。
あのピークからも絶景が堪能できる。確信。
1
9/23 8:03
標高を落とすと次に目指す涸沢岳が大きくなってきた。
あのピークからも絶景が堪能できる。確信。
下りの梯子。北穂の梯子よりは怖い。
こんな写真が撮れるのもまったく渋滞していないから。平日万歳。
0
9/23 8:05
下りの梯子。北穂の梯子よりは怖い。
こんな写真が撮れるのもまったく渋滞していないから。平日万歳。
穂高岳山荘に戻る。その前を横切って涸沢岳方向へ。
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9/23 8:09
穂高岳山荘に戻る。その前を横切って涸沢岳方向へ。
白出のコル分岐。
テント場がある。結構狭い?ステラリッジ1型の我が家なら問題なく張れそう。
0
9/23 8:14
白出のコル分岐。
テント場がある。結構狭い?ステラリッジ1型の我が家なら問題なく張れそう。
涸沢岳ピークへの道。そこまでの危険は感じないが浮石に注意。
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9/23 8:17
涸沢岳ピークへの道。そこまでの危険は感じないが浮石に注意。
20分ほどで3,110mの山頂に到着。
小さく山名が書かれた鉄柱があるだけの山頂。かなり狭い。
ここからの景色は…
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9/23 8:32
20分ほどで3,110mの山頂に到着。
小さく山名が書かれた鉄柱があるだけの山頂。かなり狭い。
ここからの景色は…
深く切れ落ちた先に北穂高岳、そしてその奥に槍ヶ岳。当然の絶景。
この時、北穂高小屋から縦走してきたソロ女性が到着。すごく怖かったけどゆっくり歩けばなんとかなった、だって。いつかは自分も。
5
9/23 8:33
深く切れ落ちた先に北穂高岳、そしてその奥に槍ヶ岳。当然の絶景。
この時、北穂高小屋から縦走してきたソロ女性が到着。すごく怖かったけどゆっくり歩けばなんとかなった、だって。いつかは自分も。
反対側はさっきまでいた奥穂高岳。その隣にジャンダルム。
なんという圧倒的な質量感。こちらも当然に絶景。
3
9/23 8:34
反対側はさっきまでいた奥穂高岳。その隣にジャンダルム。
なんという圧倒的な質量感。こちらも当然に絶景。
穂高岳山荘に戻りバッジ購入。
山体の荒々しさの割にかわいらしいバッジ。
1
9/23 8:54
穂高岳山荘に戻りバッジ購入。
山体の荒々しさの割にかわいらしいバッジ。
山荘前のテラスから。
常念岳の肩に雲が掛かり、蝶ケ岳は覆われている。本当にすごい景色の連続。それでも全然お腹いっぱいにはならない。
0
9/23 8:55
山荘前のテラスから。
常念岳の肩に雲が掛かり、蝶ケ岳は覆われている。本当にすごい景色の連続。それでも全然お腹いっぱいにはならない。
お腹はいっぱいにならずとも時間は過ぎていく。そろそろ涸沢に戻ろう。
またいつか戻ってこられますように。
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9/23 8:59
お腹はいっぱいにならずとも時間は過ぎていく。そろそろ涸沢に戻ろう。
またいつか戻ってこられますように。
この辺り、わずかだけど草紅葉している。
涸沢の紅葉、例年は9月下旬頃からということだったが今年はまだ早かったみたい。まっ、仕方ない。これもまたいつか。
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9/23 9:12
この辺り、わずかだけど草紅葉している。
涸沢の紅葉、例年は9月下旬頃からということだったが今年はまだ早かったみたい。まっ、仕方ない。これもまたいつか。
下りのザイテン。ゴロゴロの岩に注意して歩く。
ところが、この後浮石ですっ転び左腕を強打する。幸い打ち身と軽い擦り傷で済んだものの危なかった。
注意して歩いても転ぶくらいので、とにかく浮石やザレた箇所は注意して、意識して歩かないとダメ。
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9/23 9:13
下りのザイテン。ゴロゴロの岩に注意して歩く。
ところが、この後浮石ですっ転び左腕を強打する。幸い打ち身と軽い擦り傷で済んだものの危なかった。
注意して歩いても転ぶくらいので、とにかく浮石やザレた箇所は注意して、意識して歩かないとダメ。
トラバースを終え随分下ってきた。
相変わらず天気は最高。いい方向に天気予報が外れてくれた。これなら雨が降る前に下山できるかな。
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9/23 9:52
トラバースを終え随分下ってきた。
相変わらず天気は最高。いい方向に天気予報が外れてくれた。これなら雨が降る前に下山できるかな。
ちょっと赤くなり始めたナナカマド。
これ全部が赤くなったらやっぱりきれいだろう。
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9/23 10:05
ちょっと赤くなり始めたナナカマド。
これ全部が赤くなったらやっぱりきれいだろう。
途中すっ転んだものの、涸沢小屋まで戻ってくる。
靴の中で足が疲れてきた。今日はまだまだ歩くのに。いかんいかん。
0
9/23 10:10
途中すっ転んだものの、涸沢小屋まで戻ってくる。
靴の中で足が疲れてきた。今日はまだまだ歩くのに。いかんいかん。
出発して5時間弱、テント場に帰還。
残っているテントは本当に数えるほど。お隣さんもお向かいさんも既にいない。さぁ撤収。
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9/23 10:14
出発して5時間弱、テント場に帰還。
残っているテントは本当に数えるほど。お隣さんもお向かいさんも既にいない。さぁ撤収。
撤収している間にどんどんガスが出てくるも雨は降りそうにないので安心。
撤収・パッキング完了。
2
9/23 11:27
撤収している間にどんどんガスが出てくるも雨は降りそうにないので安心。
撤収・パッキング完了。
穂高の峰々はガスに隠れてしまっている。
それにしても本当に最高の天気、タイミングでアタックできて、無事リベンジできて良かった。
感謝感謝。
0
9/23 11:32
穂高の峰々はガスに隠れてしまっている。
それにしても本当に最高の天気、タイミングでアタックできて、無事リベンジできて良かった。
感謝感謝。
今回一番紅葉していた木々と釣り尾根方向。
ヒュッテに、そして穂高に別れを告げる。また必ず来るから!
4
9/23 11:34
今回一番紅葉していた木々と釣り尾根方向。
ヒュッテに、そして穂高に別れを告げる。また必ず来るから!
涸沢からただ黙々と、ひたすらに歩き続ける。
この時点ではまだどうやって帰るか決まっていなかった。京都行の高速バスに間に合うかどうか、それが無理なら乗り継ぎ旅が待っている。とにかく上高地を目指して歩き続ける。
屏風岩の上に太陽。神々しい。
1
9/23 12:47
涸沢からただ黙々と、ひたすらに歩き続ける。
この時点ではまだどうやって帰るか決まっていなかった。京都行の高速バスに間に合うかどうか、それが無理なら乗り継ぎ旅が待っている。とにかく上高地を目指して歩き続ける。
屏風岩の上に太陽。神々しい。
気が急くものの、早朝から既に8時間行動。テント泊装備が肩と腰にのしかかり体力を奪う。特に足の指・裏の痛みが強くかなり辛い状態。それでも歩くしかない。
なんとか登山道ゾーンを抜け横尾に戻ってくる。休憩しつつ携帯で帰宅方法を検討。京都に行く「さわやか信州号」は15:40発。出発まで2時間ない。間に合わず…乗り継ぎ&乗り継ぎの旅が決定〜
1
9/23 13:24
気が急くものの、早朝から既に8時間行動。テント泊装備が肩と腰にのしかかり体力を奪う。特に足の指・裏の痛みが強くかなり辛い状態。それでも歩くしかない。
なんとか登山道ゾーンを抜け横尾に戻ってくる。休憩しつつ携帯で帰宅方法を検討。京都に行く「さわやか信州号」は15:40発。出発まで2時間ない。間に合わず…乗り継ぎ&乗り継ぎの旅が決定〜
時間に余裕がないのは変わらず。痛みに耐えて必死に歩く。
徳澤園に着く。ソフトクリーム…食べるか否か。考えるのが面倒になり結局今回もキャンセル。これまたいつの日か。
1
9/23 14:17
時間に余裕がないのは変わらず。痛みに耐えて必死に歩く。
徳澤園に着く。ソフトクリーム…食べるか否か。考えるのが面倒になり結局今回もキャンセル。これまたいつの日か。
肩が痛い。足の指が痛い。裏も痛い。こけて打った左腕が痛い。あちこち痛い。それでも歩く、歩き続ける。
明神を過ぎ、涸沢を出発して4時間、河童橋に戻ってこれたぁ。疲れ切った…
それでも最後、穂高に挨拶を!
2
9/23 15:36
肩が痛い。足の指が痛い。裏も痛い。こけて打った左腕が痛い。あちこち痛い。それでも歩く、歩き続ける。
明神を過ぎ、涸沢を出発して4時間、河童橋に戻ってこれたぁ。疲れ切った…
それでも最後、穂高に挨拶を!
上高地バスターミナルに到着。これで今回の山行は終了。無事生きて戻ってこられた。本当にいい登山になった。良かった。
続いて、京都まで帰る長い旅が始まる…
まずはアルピコ交通・上高地-松本線の切符を購入。16:40発のバスで新島々駅へ。
さらば、上高地!
4
9/23 16:32
上高地バスターミナルに到着。これで今回の山行は終了。無事生きて戻ってこられた。本当にいい登山になった。良かった。
続いて、京都まで帰る長い旅が始まる…
まずはアルピコ交通・上高地-松本線の切符を購入。16:40発のバスで新島々駅へ。
さらば、上高地!
1時間ちょっとで新島々駅に到着。
ここで松本電鉄に乗り換え。
0
9/23 17:54
1時間ちょっとで新島々駅に到着。
ここで松本電鉄に乗り換え。
萌えキャラたくさんの電車に乗って松本へ。
松本駅には18:30着。その次の乗り換えが19:09、40分弱で切符とお土産、晩ご飯とビールまで買わなければならないハードスケジュール。
1
9/23 17:55
萌えキャラたくさんの電車に乗って松本へ。
松本駅には18:30着。その次の乗り換えが19:09、40分弱で切符とお土産、晩ご飯とビールまで買わなければならないハードスケジュール。
無事すべての買い物を終え、特急ワイドビューしなのに乗車。
ここから名古屋まで2時間。ビールと晩ご飯代わりのおやきを食べてゆっくりしよう…
ところが。電車出発5分で開けたばかりの缶ビールを豪快にこぼす痛恨のミス!足元の床をビショビショにしてしまい登山靴を脱げず。ズボンも濡れて不快感大…地獄の2時間だった。
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9/23 19:05
無事すべての買い物を終え、特急ワイドビューしなのに乗車。
ここから名古屋まで2時間。ビールと晩ご飯代わりのおやきを食べてゆっくりしよう…
ところが。電車出発5分で開けたばかりの缶ビールを豪快にこぼす痛恨のミス!足元の床をビショビショにしてしまい登山靴を脱げず。ズボンも濡れて不快感大…地獄の2時間だった。
名古屋からは新幹線のぞみで京都へ。
無。ただただ無の30分。
0
9/23 21:30
名古屋からは新幹線のぞみで京都へ。
無。ただただ無の30分。
京都で在来線に乗り換え最寄駅へ。
上高地を出発して5時間40分、5本のバス・電車を乗り継いだ旅が終了。
この後は帰宅して、シャワーを浴びたら即爆睡…の前に片付けが待っている…
2
9/23 22:24
京都で在来線に乗り換え最寄駅へ。
上高地を出発して5時間40分、5本のバス・電車を乗り継いだ旅が終了。
この後は帰宅して、シャワーを浴びたら即爆睡…の前に片付けが待っている…
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