雲ノ平・赤牛岳・水晶岳・黒部五郎岳(折立より周回。高天原山荘と三俣山荘泊)温泉沢を登りました
- GPS
- 56:00
- 距離
- 55.3km
- 登り
- 4,601m
- 下り
- 4,591m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:25
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 10:10
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 11:40
04:45 折立
05:45 アラレちゃんベンチ
08:15 太郎平小屋(15分休憩)
10:05 カベッケ原
10:15 薬師沢小屋(15分休憩)
10:45 薬師沢の出合
12:20 アラスカ庭園
13:00 祖母岳
13:20 雲ノ平山荘(30分昼食)
14:05 雲ノ平
15:20 高天原峠
16:10 高天原山荘
標準コースタイム 825分
※折立〜太郎平小屋間は60分早着が普通
【28日】
05:55 高天原山荘
09:00 温泉沢ノ頭(10分昼食)
10:50 赤牛岳(10分休憩)
12:35 温泉沢ノ頭
13:50 水晶岳
14:35 水晶小屋(10分休憩)
15:25 ワリモ岳
15:40 岩苔乗越
17:05 三俣山荘
標準コースタイム685分(岩苔乗越〜ワリモ岳往復除く)
【28日】
05:40 三俣山荘
06:35 三俣蓮華岳
07:55 黒部五郎小舎(10分休憩)
10:15 黒部五郎岳
12:15 赤木岳
13:00 北ノ俣岳
14:25 太郎平小屋(10分昼食)
17:20 折立
標準コースタイム 740分
天候 | 【27日】雨のち曇 10〜22℃ 微風 雨は強い時で2mm/h程度 【28日】曇ときどき晴 12〜25℃ 稜線上では3m/s 【29日】晴ときどき曇 7〜25℃ そよ風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
立山アルペン村を過ぎ、看板に有峰や亀谷温泉と書かれた方向に。 有料の有峰林道を通り、看板に折立と書かれた方向に進んで下さい。 折立の駐車場は無料。50台程度。トイレあり。キャンプ場(無料)あり。 ありみネット/有峰林道/ご利用案内 http://www.arimine.net/mysite2/toll_road2.html 小型車1,900円(往復) 19:20〜06:00の夜間は通行止め 立山アルペン村にあるセブンイレブンが最後のコンビニです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は太郎平小屋に提出。下山についても連絡してください。 各山小屋では天気や登山道の情報が得られます。 事前に情報を得られると無駄のない計画になります。 登山道は全般的に、すごく整備され登山道はハッキリしています。 ペンキの○✗や矢印。色とりどりのテープも頼りになります。 ただし極一部、間違いやすい所にも踏み跡が有るので変な方向に 誘導されないよう注意してください。 この日はハイマツから花粉が出てました。 花粉症の方は注意してください。 折立〜太郎平小屋は、最初が急な上りです。 三角点までは、洗掘された土と木の上を歩きます。 三角点から先は石敷や木道の緩やかな道です。 (行きも帰りも雷鳥の鳴き声を聞きました。) 太郎平小屋〜薬師沢小屋の間、半分位は木道です。 木道には待避所があるので、すれ違いに利用してください。 木道以外の道でも、木の根が露出しているところも多数あります。 また金属製の小さいハシゴも数個、有ります。 渡渉点には橋が、かかってます。 当日、降雨のため太郎平小屋の方から木道や木の根でスリップ することを注意されました。 薬師・雲ノ平方面を登山される方へ!|富山県警察 http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/kj00014460.html 特に濡れた木道で激しくスリップして転倒し骨折するケースが多く発生 薬師沢小屋〜雲ノ平は橋を一つ超え、沢沿いにあるはしごを数個 渡って分岐点・薬師沢の出合へ。 分岐点からアラスカ庭園までは標高差600m程度の急登。 枯れた沢の様な、大きく丸い石ばかりの道が続きます。 また虫も多いため注意して下さい。 アラスカ庭園から雲ノ平まで、平坦な木道が続きます。 雲ノ平から高天原峠までは、極一部の木道。 金属製のハシゴを二つ。 あとは土と木の根を踏みながら進みます。 石も多いため無理をすれば靴を汚さずに歩けます。 泥濘も多く、今回のルートで一番整備されていない道でした。 高天原峠から高天原山荘は岩苔小谷の渡渉点までは土と木の根 の道が続きます。 今回通った岩苔小谷の渡渉点は地図より若干、川上でした。 渡渉点から先は砂利道が続きます。 高天原山荘から温泉沢ノ頭の間はマイナールートです。 下3分の1は沢沿いに登るルートで踏み跡は略無し。 極一部の砂上に足跡がある程度です。 赤いペンキの丸印と小さなケルンを頼りに進んで下さい。 何度も渡渉するためステッキとハイカットの防水靴をススメます。 ペンキで「左ロープ」と書かれた岩が見えたら、尾根上を上がるルートに 変わります。トラロープと黄色い看板も目印ですので見落とさないで下さい。 尾根上は急な道が続きます。上部はガレが多かった。 温泉沢ノ頭から赤牛岳の間は、緩やかなアップダウンが続きます。 一部、ゴーロ有り。一部にハイマツ漕ぎあり。 踏み跡と白ペンキ印に沿って進んで下さい。 温泉沢ノ頭から水晶岳の間は踏み跡通りに進んで下さい。 岩の細い尾根も進みます。 水晶岳の登りは赤い土混じりの砂利と岩を登る急な坂です。 水晶岳からワリモ岳の間は砂利道が続きます。 踏み跡通りに進めば問題ありません。 ※鷲羽岳は心が折れたので諦めました。 岩苔乗越から三俣山荘までの間は沢沿いを進むルートです。 踏み跡通りに進んでください。 登山道に水が流れている所も、あります。 今回は短い区間ですが雪渓が残っていました。 下は冷たい水が流れていますから踏み抜くと危険です。 三俣山荘から三俣蓮華岳経由の黒部五郎小屋までは ガレ場が続きますが危険な箇所は、ありません。 踏み跡通りに進んでください。 黒部五郎小屋近くの東側。三俣蓮華岳西側斜面下部は 登山道が荒れてた、まあまあキツイ坂道です。 黒部五郎小屋から尾根上を黒部五郎岳に進むルートは 岩が多いです。岩を掴む所もあるので手袋が有ってもいい。 踏み跡、白いペンキと黒部五郎小屋設置の木片を便りに 進んでください。一部にハイマツ漕ぎあり。 黒部五郎岳から太郎平小屋までガレ場が続く登山道。 黒部五郎岳から西の鞍部2555mの間は急な坂。 あとは、なだらかな道が続きます。 北ノ俣岳の北側斜面に登山道が傷んでいる区間以外は 踏み跡どおりで、何も問題ありません。 |
その他周辺情報 | 富山県富山市立山山麓 亀谷温泉 国民宿舎 白樺ハイツ http://www.shirakaba-toyama.com/spa.html 料金610円 洗髪料・ボディーソープ有り タオルは持参 ありみネット/有峰記念館 http://www.arimine.net/mysite2/parkmap05.html レストランは10時〜16時 太郎平小屋 未宿泊 TEL 080-1951-3030 収容人数 150名 公式HP http://www3.ocn.ne.jp/~ltaro/ 公式FB 太郎平小屋グループ https://ja-jp.facebook.com/taroudairakoya ヤマケイ http://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1041 小屋外の東側に水場有り。募金を募っています。 小屋の裏に屋外のトイレ有り。男女別。 登山相談所あり。登山届の提出すること。 売店有り。カップラーメン(湯つき)も販売。 薬師沢小屋 未宿泊 収容人数 80名 連絡先、公式HP、公式FBは太郎平小屋を参照 玄関に水場有り。無料。 小屋内の玄関脇にトイレ有り。 売店有り。カップラーメン(湯つき)も販売。 雲ノ平山荘 未宿泊 連絡先、公式HPは三俣山荘を参照。 収容人数 70名 5名以上の予約希望。 玄関に売店あり。水1L 100円 屋内にトイレ有り。 喫茶(昼食)あり。9:00〜15:00 乾燥室有り。乾燥機の運転は雨天時のみ。 高天原山荘 2014年07月27日宿泊 収容人員 50名 連絡先、公式HP、公式FBは太郎平小屋を参照。 小屋の玄関前に水場有り。無料。 1泊3食付 10,200円 夕食17時。消灯20時。朝食5時 屋内にトイレ有り。男女共同。 天然温泉あり。男女別。20時まで入浴可。 靴は入口横の下駄箱へ。 外履き、内履きともスリッパあり。 布団に毛布2枚。 水晶小屋 未宿泊 収容人数 30名 5名以上の予約希望 連絡先、公式HPは三俣山荘を参照。 売店有り。カップラーメン(湯つき)も販売。 ミネラルウォーターも販売。量に制限なし。500ml当たり300円 屋内にトイレ有り。 三俣山荘 2014年07月28日宿泊 直通TEL 090-4672-8108 収容人員 70名 5名以上の予約希望 公式HP http://kumonodaira.net/kumonodaira/index.html 水場は玄関外と洗面所。無料。 1泊2食付 9,500円 夕食17時。消灯21時。朝食5時。 屋内にトイレ有り。女用の個室あり。 テント場にもチップ制公衆トイレ有り。 靴は入口横の下駄箱へ。 外履きスリッパあり。 着替え用の脱衣所あり。 布団に毛布2枚。 診療所(岡山大学医学部、香川大学医学部)開設期間は7月下旬〜8月下旬 夜には医師による講習会が開かれています。盛況でした。 黒部五郎小舎 未宿泊 直通TEL 無し。 双六小屋へ連絡 090-3480-0434 収容人数 60名 5名以上の予約希望 公式HP http://www.sugorokugoya.com/kurobe/ryokin/kurobe_ryokin.html 小屋の玄関前に水場有り。無料。 小屋の裏側にトイレあり。 喫茶(昼食)あり。時間不明。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック
ツェルト
シェラフカバー
細引きロープ
カラナビ
スリング
ゴミ袋
ヘッドライト
温度計付き簡易コンパス
腕時計
地図
ストック
速乾タオル
防寒着(夜着)
雨具
手袋
帽子
軽アイゼン
GPSカメラ付き携帯電話
USBモバイルバッテリー
MP3プレイヤー
常備薬
テーピング
ナイフ
アルコールストーブ
ロウソク
風防
ライター
食器類
消耗品(割り箸・紙布巾等)
歯ブラシ
水
非常食(つまみ兼)
蒸留酒
財布
|
---|
感想
今回の計画でネックになるは有峰林道の夜間通行止め。
仕方がないの土曜日を移動日とし日曜の朝から登ることにしました。
帰りは高速割引適用のため夜間の強行軍で帰ることが前提の計画。
当初の計画ではコースの逆順で回る予定でしたが、日曜午前に
雨と雷が降る状態でしたので稜線上を歩くのを諦めました。
悪天候、靴がグチョグチョに濡れると山行中に乾かないと
思ったので、濡らさない様に気をつけながら進みます。
自分としてはペース落し気味にしました。
初見の場所なのにコースタイムより早く進みます。
雲ノ平山荘に着く頃には天候も回復。高天原山荘まで行きたい。
温泉に入りたいという欲望に駆られて進んでしまいました。
この変更で3泊4日の予定が2泊3日に詰められる可能性が出ました。
2日目も順調に進みます。
温泉沢ノ頭から赤牛岳までの往復も写真以外は順調。
薬師岳、野口五郎岳、水晶岳、黒部ダムなどが見られ良い気分で
進んでいましたが、水晶岳の手前で体調悪化。
最初は血糖値の低下が原因かと思ったけど違います。
体調が悪いながらも水晶小屋まで行かないと何ともならない計画
なので怪我しない程度に無理して進みます。
小屋で水を飲んだら治ったので軽度の脱水症状だったのだと思います。
水晶小屋に着くと、その混雑から計画変更。
収容人員の多い三俣山荘まで行くことにしました。
(計画変更ばっかりだ。)
3日目、三俣山荘で休養できたため折立まで下山する事にしました。
一つだけ失敗したことは三俣山荘で弁当を注文しなかったこと。
昼ご飯は非常食の練乳になりました。
予備日も用意してたのに正直、これだけの距離を3日間も続けて
歩けるとは思わなかった。今回は、ずいぶん体を痛めつけたし
諸般の事情もあるので一週間ぐらい休養しよう。
雷鳥の姿を見られた事が嬉しかったなあ。
【メモ】
持って行った水分は2.0L。(温泉沢、黒部川源流で0.5L 太郎平小屋、薬師沢小屋,水晶小屋で1L 高天原山荘、三股山荘で2L補給)
出発時のバックパック総重量は7kg強
いいねした人