鈴鹿セブン⛰藤原岳~入道ヶ岳
- GPS
- 27:42
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 4,550m
- 下り
- 4,505m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:54
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 11:49
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:09
天候 | 1日目:晴れ 竜ヶ岳では強風で飛ばされそうになる。 体感で12~3mはあったんじゃないだろうか… 2日目:晴れのちくもり 午前中は晴れでしたが、だんだんくもりに。 雨乞岳では、ガスと冷たい風が吹き、雨が降りそうな天気だったが降らず。 3日目:雨がパラついたり止んだりの繰り返し 夜中にちょっと降ったようだが、早朝には上がる。 その後は、たまーに、パラつく程度。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山は入道ヶ岳から椿大神社バス停へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ザレ場や急登、急降下が何度も何度も出てきます。 時々、間違った踏み跡をたどってしまって、道を間違える事も…ご注意を⚠️ 鎌ヶ岳から水沢岳へ向かう途中のキノコ岩では、右側に巻道があります。気づかずに直登してしまったけど、かなりザレてるので、注意が必要です。 |
写真
感想
先月初めて鎌ヶ岳を登って鈴鹿山脈の魅力に気づき、鈴鹿セブン縦走を決意。ソロで初めて2泊3日に挑戦する。自分自身への挑戦でもある。
1日目
8:30西藤原駅を出発
序盤で何組かのパーティを追い抜く。
大きなザックを見て、話しかけてくる。
「どこまでいくの?」
「入道ヶ岳までです」
「何泊で?」
「2泊3日です」
「えーなぁ〜楽しんでなぁ〜」
こっちの人達はみんな気さくに話しかけてくるのがおもしろい。
大体話しかけられる。そして、話が長い笑
先を急ぎたいとは言えず、ついつい話してしまうが、それが励みにもなっている。
藤原岳山頂では、鈴鹿十座のガイド仲間という年配の二人組に出会った。50年前は竜ヶ岳方面は背丈くらいの笹藪で、藪漕ぎで前に進むのに苦労したと話してくれた。
竜ヶ岳手前で作業してたおいちゃんは、テン泊予定地にしている石榑峠のテン場情報を教えてくれた。
石榑峠では、貸切かと思っていたら、後から1人現れて、またも気さくに話しかけてくれた。今回の縦走について話し合っていたら、お菓子とコーヒーの差し入れをくれた。
コースといえば、鈴鹿山脈は岩山なんだろうか、藤原岳山頂に近づくにつれて、岩岩しくなってくる。藤原岳直下から多志田山までは、急坂で岩がゴロゴロのザレ場を降っていくのだが、土が粘土質で昨日の雨のせいもあって、滑る。土が着いた靴で岩に乗ると、また滑る。ザックの重さも相まって、前からいきそうで緊張しっぱなしだった。
治田峠から竜ヶ岳まではアップダウンを繰り返す。風も強い。竜ヶ岳では風速12〜13、最大15mくらいはあったと思う。
強風と足場の悪さで、ストレスフル。体力も奪われていく。。できれば、八風峠まで行きたかったけど、石榑峠までの下りもザレ場の連続で、心が折れそうになる。。石榑峠で限界であった。明日は4時半出発だ!ロングルート頑張らねば!!大丈夫かな…
2日目
4:45出発。辺りは薄っすら明るい。左側が開けて麓の町と奥には琵琶湖を眺めながら、標高を上げ細尾根と登り返しを何度か越えて三池岳からの八風峠へ。ここまでの道のりで既にヘトヘト。昨日、石榑峠で一泊してほんとーに大正解だった◎八風峠で休憩後に釈迦・猫岳・ハト峰を経て根の平峠へ。猫岳を過ぎた辺りから沢筋が出てきて、水が汲める場所も出てくる。石榑峠で汲んだ水の源流になるのかな。根の平峠からは大きな沢も出てくる。そしてコクイ沢出合いへ。
こちらで出会ったパーティは偶然にも藤原岳で出会った2人と同じ鈴鹿十座のガイド仲間だと言う。楽しい話しを聞かせていただいて、次のポイント杉峠へ。ここまでが長かった…
沢沿いを渡渉を繰り返しながら進む。石榑峠から背負ってきた水の重さがのしかかる。つらい。ペースが上がらない。それでも、前に進まなければ終わりは来ない。先を急がなければ、陽が暮れてしまう。杉峠直下の急登を無心で何とか登り切り、最低限の水を残して全て捨てた。長めの休憩を取り、本日最後のアタック雨乞岳へ。
まだ登らなきゃいけないのか…足が重い。心細い。泣きそう。でも、ザックは軽くなった。頑張らないと。進まないと終われない。呼吸を整えながらペースを一定に保ってリズムよく上がっていく。だんだんペースに慣れてくる。頑張れ私。まだ登れる。
急登を越え笹薮をかき分け山頂へ。辺りはガスってて、風も冷たい。雨が降りそうで降らない。後は沢谷峠まで降るだけだ。東雨乞岳を経て腰程の笹薮を過ぎ、沢筋に沿って降る。夕方までには幕営予定地の沢谷峠に到着できそうだ。一気に安堵が込み上げる。足早に降るもあれ?まだかな?もうそろそろ着いてもいいのにな?中々遠いぞ。。道中の看板や現在地を確認しながら降ってきたつもりが、いつの間にか通り過ぎていて武平峠まで半分以上も進んでいた…
判断力が落ちている。視野も狭くなって武平峠直前で道に迷う。ピンクテープに惑わされ、ぐるぐる。ぐるぐる。わずかな踏み跡を辿って沢に降りると、奥に車道が見えた。やっとの事で鈴鹿スカイライン横の広場に到着。明日は深夜から雨の予報。さて、どうするかな。疲労した体で雨の中鎌尾根を進むのは危険かもしれない。予備日を1日取ってるし、明日はゆっくり御在所に登って、明後日下山するかなと考えながら、19:30就寝。ご飯食べたらバタンキューだった。
3日目
深夜に目が覚めると雨が降ったり止んだりしている。雨だし朝はゆっくり起きるかと次に目を覚ましたのが5時30分。雨音がしない。
くもっている。今日行けるかもしれない。急いで準備して6:30に行動開始。登山客も次々と現れる。武平峠にザックをデポして御在所ピストン。軽いは正義だ。当初の予定から1時間半も遅いスタートだったのが、30分縮める事ができた。今日は時間との戦いだ。
鎌ヶ岳までは登り返しもなく、ひたすら登るだけ。登り返しのない道の楽なことよ。山頂での休憩もそこそこに鎌尾根へ。直下の岩稜を降り細尾根を越え、キノコ岩へ。花崗岩のザレた岩場だ。登山道にしては登攀がやらしいと思いつつ緊張気味で直登してしまったが、振り返ってみると正面右側に巻道があった…
地図とコースタイムを何度も確認しながら、水沢岳・水沢峠を越えて登り返しを進む。バテない程度に急ぎ着実にタイムを縮めて行く。あとは最後の一座入道ヶ岳のみ。頑張れ、もうすぐゴールだ。最後の登り返しを登り切り、入道ヶ岳を目前に丘を上がると、視界が開けて下界が一望できる山頂へ!
ゴールの余韻よりも、15時のバスに乗るため急いで駆け降りる。ノンストップで下山し14時過ぎには椿大神社へ!やった、間に合った!そして、よく頑張った私!!感謝をお参りした時、感動がぐっと込み上げて静かに泣いた。
無事に下山できた事、目標達成できた事に感謝します。ありがとうございました!!
この縦走を終えてみて、
山を楽しむと言うより、試練やトレーニングの要素が強い山行だったなと。今回は挑戦する事が目的だったため、達成感もあり、自信もついたが、次回はもっと時間をかけて、山を自然をゆっくり楽しめたらいいな☺️🌸
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する