奥秩父主脈全山縦走(瑞牆山荘-金峰山-北奥千丈岳-国師ヶ岳-甲武信ヶ岳-破風山-雁坂嶺-笠取山-唐松尾山-飛龍山-雲取山-七ッ石山-鷹ノ巣山-奥多摩駅)
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コースタイム
2日目
3:37笠取小屋-3:45小さな分水嶺-04:14笠取山(西山頂)-5:29唐松尾山-6:09将監峠-7:43禿岩-7:47飛龍権現-08:03飛龍山-8:28北天ノタル-9:10狼平-09:35三条ダルミ-10:03雲取山-10:14小雲取-10:28雲取奥多摩小屋(水場往復)-10:55ブナ坂-11:08七ッ石山-11:25千本ツツジ分岐-12:00日陰名栗峰-12:26鷹ノ巣山避難小屋-12:58鷹ノ巣山-14:05六ッ石山分岐-15:42奥多摩駅
写真:初日248枚、2日目152枚も撮ってしまいました
天候 | 1日目 晴れ→曇 2日目 少し晴れ→すぐ曇・ガスガス |
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過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 残雪:金峰山-大弛峠は少しある程度、北奥千丈岳への道に多く、また国師ヶ岳前後にも結構残っているところがあり、踏みぬきも多い。アイゼンは持参しましたが不要でした。 鎖場:ありません ロープ場:2か所程ありましたがロープ不要な程度です。 倒木:大弛-甲武信ヶ岳間でかなり多いです。 その他危険個所:これといってありませんが、片側切れ落ちている登山道がところどころあります。シャクナゲやその他の草木が顔面・頭部を直撃することが多いのでサングラス・帽子はあったほうがいいと思います。 道間違いをしたところ・わからなかったところ: 1:大日岩から砂払ノ頭の樹林帯でガスに巻かれてコースアウト。「登山道不明瞭」の看板をみつけてそこに下ったら本当の登山道はもっと上でした。 2:唐松尾山の山頂から先へ抜けようとすると踏み跡はあるもののやぶこぎになり、おかしいと思い戻ります。山頂手前に将監峠への下り道がありました。 3:千本ツツジから高丸山へ行くのを理解しておらず少し進んで北に道標があり、自分が進んでいたのが巻き道とわかりました。そこから尾根づたいに戻りました。 4:国師ノタル、黒塊ノ頭、三ツ山がどこか不明。水根山山頂、城山山頂、将門馬場は標識が見つけられませんでした。ここは尾根伝いにいったはずですが・・・ 5:奥多摩駅へ降りる舗装道になってから駅への分岐へを見逃してしまい、地元の方に「そっちいったら行き止まり」と声をかけてもらいました。 |
写真
感想
感想:昨年、瑞牆山と金峰山を、また西沢渓谷から甲武信ヶ岳から破風山と雁坂峠を歩き、雲取には鴨沢からのピストンで数回行きました。愛読?している「山の散歩道」のsanpoさんの奥秩父縦走のレポをみて、この山々を結ぶ縦走があることを知りました。是非いってみたいと思いいろいろ調べてみました。特にyasuhiroさんのレコは大変参考になりました。ありがとうございました。体力・休日の関係(重装備や連泊は体力的に無理)で1泊2日でやってみようと思い立ち、それなら日が長く、暑すぎも寒すぎもせず雪もないであろう6月しかないと思っていました(かつお花も)。初日が徹夜のままという荒行になりましたが結果としては何とか1泊2日で奥多摩駅まで歩けました。通る道のピークは踏んで行こうと思いましたが、高丸山あたりは道間違いにて、六ッ石山は疲労とガスガスにて避けて行きました。でもこのあたりは奥多摩なので「奥秩父主脈全山縦走」としていいかと自分で勝手に解釈しています(^^; 初日は金峰山〜北奥千丈岳での絶景に感激しました。その後は展望はいま1つでしたが、高度を下げたところで樹林帯でシャクナゲ・ツツジが見事でした。禿岩で展望がみられなかったのが非常に残念で、また行きたいと思います。
1日目
瑞牆山荘をヘッデンで出発。通ったことがある道なので不安は少なかったが、徐々にガスに巻かれていき、視界が悪くなる。大日岩からしばらくいったところで登山道がわからなくなる。降るがみつからず元の道に戻り、しばらくして登山道を発見して先に進む。砂払ノ頭ではガスが多く展望は期待ダメかと思ったら少し明るくなり西側が展望が開けているのがわかり、その後富士山も顔をだしたのに気づく。心の中で「ウッヒョー」と歓声をあげて五丈石に到着、先行者1名がしきりにシャッターをおしている。金峰山頂の岩に登り、ご来光を待つと縦走路方面から朝日が登る。感動的なスタートとなった。しばらく写真をとりまくり、その後朝日岳に向かう。朝日岳直下で金峰山の展望が見事。大弛峠は駐車場が賑わっていた。北奥千丈岳までの登山道は雪が多かったが山頂につくとこれまた絶景に感激。しばし食事休憩をとりつつ展望を楽しむ。その後国師ヶ岳でも見事な富士山がみえてきたガスがかかってきてこの後は展望はみられなくなる。縦走路をしばらくいったところで単独行の男性が登ってきて、「地図上は尾根沿いで下らないはずなのにかなり下っている、登山道を間違えたと思うので高いところに戻ってみる」とのこと。明瞭な道で他に道もなかったので不安ながらもこれと信じて慎重に進むが東梓まで道標が全くないのでやや不安であったが、途中甲武信ヶ岳からの縦走者と会って道は間違いないとわかった。ここからはややバテ気味に進むが、両門ノ頭では展望なし。その後甲武信ヶ岳直下で急に人が増え始め、甲武信ヶ岳山頂には人人人。展望はなかったが進んできた縦走路は一部みえた。写真をとってもらい早々に後にする。甲武信小屋におりるとここで普段とらない行動にでてしまう。カップラーメンを購入して大休止とするが、この休止後さらに体が重くなる。小屋で水を補給。木賊山を経ていくとそこからはほとんど人と会わなくなる。破風山避難小屋から西破風山への登りはとてもきつくあえぎながらの登りとなる。西破風山山頂には若人の縦走者が大勢休んでおり先に進む。ここから東破風山までは岩の歩きにくい道。雁坂嶺を経て雁坂峠に降りると2人単独男性が休んでいた。予定の時刻より遅れ気味で、小屋にだいぶ遅刻するかもと思いややあせるがその後は順調に進み15:28笠取小屋着。本日の行動時間14時間4分也。お茶とお茶菓子をごちそうになり生き返った。16時過ぎに団体さん6名が到着して本日7名なり。翌朝はおにぎりにしてもらい、早立ちするので入口に近い布団にしていただいた。
2日目
3:37笠取小屋を発、曇り予報であったが星がみえるのでもしや、と期待を寄せる。笠取山西山頂では東が赤くなり、ご来光に期待が高まる。しかし東山頂にいってご来光を見ようと思ったら樹林のため展望乏しく、結局ご来光はみられなかった。縦走路を行き唐松尾山に行く。道間違いのあと将監峠につくが小屋方面から猛烈にガスがあがってきて今日は展望がダメかとあきらめる。その後禿岩ではやはり展望なし。飛龍山頂は誰もいなく、東側には踏み跡程度の道と記載も、比較的わかりやすい道でした。その後狼平の手前で単独男性を追い抜く。同じコースを縦走で4日目、昨日は将監小屋泊まりとのこと。鴨沢に降りる予定とのことであったが、三条ダルミから雲取山頂の登りでその男性に追い抜かれ、「おれも奥多摩駅にいくぞー!」とのこと。こちとらあえぎながらの登りで雲取山頂に着く。その後雲取奥多摩小屋で水場へ降るが、かなりの下りのため登り返しがきつい。ここを境に全体的な疲労はそれほどでもないが両足がパンパンになり牛歩となる。
七ッ石山ではやはり展望なし。千本ツツジ手前の道ではツツジが見事であった。千本ツツジ分岐からしばらくいきふと北側をみると日陰名栗峰への標識があり、今進んでいたところが巻き道と判明。高丸山のピークを登り返すか考えるが展望なし、体力なし、でそのまま日陰名栗峰へ行く。途中山菜取りの方が数名、こちらもワラビを取りながらの進むことになる。鷹ノ巣山避難小屋で昼食縦走男性と再会。こちらもオジサンではあるが、御年どうみても60は超えているであろう、すごい人だ。ここで昼食の大休止。鷹ノ巣山についてようやくあとは降るだけだ、と安堵。山頂には若人など賑わっていた。しかしここからの下りが長かった。パンパンになった足は子供にも負けそうな牛歩である。15:42奥多摩駅にようやく着いた。本日の行動時間12時間5分也。もえぎの湯まで歩きたくないのと夕方は混雑するとの情報から駅から事前に日帰り入浴OKと調べていた駅から3分の玉翠荘にて入浴(750円)して駅でざるそば食べてホリデー快速で帰路についた。
コメント
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shira-gaさん はじめまして
あまりにも凄いのでコメント入れちゃいました・・・
僕はこちらのコースを2泊または3泊で考えていたのですが
ほんと、凄いです。
雲取山から奥多摩駅までは歩いたことありますが
結構しんどかったです(笑)
とい言うか丹沢も凄いですね・・・
to4さん、ありがとうございます。
雲取から奥多摩駅はきついですよね、くだるだけ、と思ってましたが最後の長い下りは足が全く出ませんでした
私は・・・ヘッデンでかなりフライング気味にスタートして、なるべく軽量化して、で体力なさを補っています。今の季節はお花もありますので一見単調な長い展望のないコースも結構気持ちよくいけました。日も長いですしお勧めの季節です。
shira-ga さん こんにちは。
2日間おつかれさまでした。
参考にしていただいてありがとうございました。
展望は残念でしたが北奥千丈岳ではすばらしい
景色
鷹ノ巣山からの景色は私の時と同じでしたね
yasuhiroさんのヤマレコ・ブログ大変参考になりました。ありがとうございました。奥多摩のいくつかのピークがわからなかったのと禿岩の展望が見られなかったのが残念でしたが充実した縦走でした。
結構きつかったのですが、のどもと過ぎれば?で、来年の6月は、鴨沢→みずがき山荘までの逆コースをぜひしたいと今から考えています。
shira-gaさん、今晩は。
丹沢の記録にも書かせて貰いましたが、全く同じコース取りをしているので気になってshira-gaさんのプロフィールをチェックして、このレコにたどり着きました。
これもほんとに似ているのです。20年位前の11月にこれと殆ど同じコースを歩いています。但し2泊3日ですが 雪が降り始めて小屋もそろそろ閉めると言っていました。
懐かしいです。その当時はヤマレコは無かったのでメモ程度しか残っていないのが残念ですが。
Futaroさん、コメントありがとうございます。
日が短い11月に2泊3日はすごいです。私は日が長いこの時期でフライングしないと無理でした。
この日は金曜日の最終電車で韮崎に入ったのですが、徹夜登山となってしまいました。
実は次は谷川馬蹄形縦走を来月頭に天候がよければ予定していたのですが、Futaroさんのレコを参考にさせて頂きます。
shira-gaさん、今晩は。
レコを見ると判る様に、あの日谷川馬蹄形縦走を日帰りで歩いた人たちの中で、僕が一番遅かったんです。
一番早く出発して、一番最後に到着したのでちょっと恥ずかしい記録です
まああの位、時間にゆとりをもって出発すれば大丈夫という意味では参考になるかもしれませんが。。。
Futaroさん、こんばんは。
馬蹄形縦走は途中で断念される方もしばしばのようで、水場も少ないようですし、大変なコースのようですね。すごいですよ。
私も今度は水を十二分に持って、挑戦したいと思います。
もっともチャンスは7月頭しかないので、雨であれば来年になると思いますが・・・。
shira-gaさん、はじめまして。
なんと一泊で全行程踏破ですか!凄すぎます。
私も秋ぐらいに二泊ぐらいで
トレラン&テント泊スタイルで行けたらなぁ〜
なんて思ってましたが。
私は肝心の金峰、瑞垣をまだ踏んでおらず…。
インスパイアされました!
またワクワクするような山行記録、
楽しみにしています。
BUGSLIFEさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
「ランニング登山」(山と渓谷社)という絶版本によりますと著者はトレランスタイルでみずがき山荘→鴨沢を1日でやられているようです。
わたしはトレランではないのでカモシカ山行・軽量で1泊でやっとですが、BUGSLIFEさんでしたら楽に行けますよ!
はじめまして。
ルート見て、はて何日で行ったのかしらと思って日程見たら1泊2日って!!
ひゃー。
想像しただけで、膝にきそうです。。。
凄いです。
しかし楽しそうなルートですねー。
頑張れば、この距離、2連休で行けるってことか…
いや、、、いやいや、、、
恐れ入りました。
いつか私もチャレンジしてみたいです!
yasuyoさん、はじめまして
わたしはフライングしてますから・・・
危険な道は苦手ですがロングコースを好んでいます。
展望がないところも雰囲気がよくて楽しい行程でしたよ!
是非行ってみてください!
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