▲ 夢にまで見た縦走路（北穂〜大キレット〜槍ヶ岳）

2015年07月11日(土) 〜 2015年07月13日(月)

• GPS: 54:10
• 距離: 42.2km
• 登り: 2,436m
• 下り: 2,432m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:20
• 休憩: 1:05
• 合計: 10:25

6:15 上高地バスターミナル
6:30 6:30 河童橋
7:05 7:05 明神
7:50 7:50 徳沢
8:35 9:00 横尾
9:50 9:50 本谷橋
11:35 12:15 涸沢ヒュッテ
12:30 12:30 涸沢小屋
16:05 16:05 北穂高小屋テント場
16:15 16:15 北穂分岐
16:30 16:30 北穂高岳
16:40 北穂高小屋

2日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:30
• 合計: 10:00

6:10 北穂高小屋
7:00 7:00 飛騨泣き
7:40 8:00 A沢のコル
8:20 8:20 長谷川ピーク
10:20 10:40 南岳小屋
10:50 10:50 南岳
12:15 12:15 中岳
13:00 13:00 大喰岳
13:30 13:30 飛騨乗越
13:40 14:00 槍ヶ岳山荘
14:30 14:40 槍ヶ岳
15:00 15:20 槍ヶ岳山荘
16:10 ヒュッテ大槍

3日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:30

6:20 ヒュッテ大槍
7:00 7:00 グリーンバンド
7:30 7:30 天狗原分岐
8:30 8:30 ババ平キャンプ場
8:50 9:10 槍沢ロッヂ
9:30 9:30 二ノ俣
9:40 9:40 一ノ俣
9:45 9:45 槍見河原
10:20 10:30 横尾
11:15 11:15 徳沢
11:55 12:00 明神
12:40 12:40 河童橋
12:50 上高地バスターミナル

天候

概ね晴れ☀️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◎沢渡バスターミナル駐車場（1日600円なので、計1,800円）

　昨年より1日あたり100円値上がってます。。
　出口ゲートの精算機は1,000円札までしか使えませんよ。

コース状況／危険箇所等

◎上高地〜明神〜徳沢〜横尾
　こちらに何度も来たことのある方には、ウンザリするほどの長く平坦な森歩き。
　初めの頃の上高地への新鮮な感動は薄れてしまいました・・・。
　それと驚いたことに、横尾までSoftbankが圏内なってた！！！
　auの先輩はダメだったけど、あと何とか涸沢を電波圏内にして欲しいね！

◎横尾〜本谷橋〜涸沢
　ほぼ夏道ですが、最後の登りがまだ雪渓歩きになります。
　昼間で気温が上昇すれば、腐りますのでアイゼンは要りません。
　下りが不安な方は軽アイゼンを装着しましょう。

◎涸沢〜北穂高岳（北穂高小屋）
　雪の積もる涸沢を抜け、涸沢小屋の脇からアプローチします。
　はじめから雪がたっぷり残ってましたが、段差の大きい階段が切ってあります。
　中盤は完全に夏道で、クサリ場や岩場の連続です。
　長い登りの最後、頂上直下に残雪がありますが、これも階段が切ってあります。

◎大キレット
　以前南岳側から見た景色よりも、北穂側からの方が恐怖感と威圧感があります。
　下りは石を落とさないように特に慎重に足を運びましょう。
　全体として下りに注意すれば大丈夫だと思います。
　「飛騨泣き」や「長谷川ピーク」など名のあるポイントよりも、普通のところが
　怖かったりしました。

◎南岳〜槍ヶ岳
　それまでの鋭い岩場とは打って変わって、特に優しく感じる稜線。
　中岳周辺など、注意するべきポイントはありますので気を緩めないように！
　咲き乱れる高山植物や、運が良ければ雷鳥さんなどを鑑賞して和みましょう。

◎槍の穂先
　大キレットを越えて来たのなら赤子の手を捻るようなことかも使れませんが、
　要注意です。しっかりと三点確保を守り、焦らず慎重に登り下りしましょう。
　登りと下りが一緒になる所もあるので、混雑時は譲り合い精神を発揮して下さい。

◎槍ヶ岳〜ヒュッテ大槍
　東鎌尾根の下りです。思っていたよりも急峻で鋭い岩場の連続でした。
　稜線歩きですので、強風時には注意が必要です。

◎ヒュッテ大槍〜槍沢
　九十九折りのお花畑下りはガレ場なので足元注意です。
　グリーンバンド手前（播隆窟）辺りにちょっとした雪渓歩きがあります。
　早朝はまだ固めの雪質なので、不安な人は軽アイゼンを装着しましょう。
　槍が見えなくなってからの九十九折りの下りは夏道です。
　傾斜が緩まってきてからは、長めの槍沢雪渓歩きがあるので注意して愉しもう！
　大曲り先くらいから雪が完全に無くなります。
　ババ平キャンプ場はトイレ新設工事中で、テントは張れそうにありませんでした。

◎槍沢ロッヂ〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地
　梓川上流の沢沿い歩きは最高に気持ち良い。
　横尾手前からはいつものマンネリ化した長〜い林道歩きなのでツライです。。

その他周辺情報

♨️🍴お食事処しもまき（ http://www.sawando.ne.jp/simomaki/index.htm ）

　沢渡大橋脇にある食事処。温泉と食事を同時に済ませたい方に便利かも。
　温泉（500円）は内風呂のみで狭め。我々の時は貸切状態でしたが、混雑時は
　カラダ洗うところが無いかも・・・洗い場は３つくらいだったかな？

　食事は「そば」を中心に丼ものや一品料理がありました。
　ちなみに自分は「冷たい山菜そば」と「もつ煮込み」を食べました。

　ここを利用する人ならば、駐車場を1日500円で利用できるようです。
　値上げした公共駐車場より100円安く利用できます。
　橋より（桜の木の辺り）の駐車場に夜中に停めて、後精算で良いそうです。

写真

7/11 6:27

早朝の河童橋
始発で来ても大体6時30分着

7/11 6:32

行ってきます！

7/11 8:34

競歩で横尾までちょうど2時間
ザックを下ろして休憩

7/11 8:35

トイレ新設工事してました

7/11 9:41

行く手の北穂が見えてきた

7/11 9:50

本谷橋渡ります！

7/11 9:52

本谷橋通過

7/11 11:01

雪渓があらわれた！

7/11 11:08

火照ったカラダに谷を抜ける風が心地良い

7/11 11:21

いよいよ涸沢です

7/11 11:33

涸沢ヒュッテに到着

7/11 12:10

天気は最高〜！

7/11 12:10

どど〜ん！
もっと広角で撮れば良かったな・・・

7/11 11:40

おでんと行動食で栄養補給

7/11 11:39

涸沢ヒュッテの社っ長さんと

7/11 12:12

北穂高岳を目指します！

7/11 12:18

崩れそう (; ゜o゜)

7/11 12:31

涸沢小屋の脇から登り始めます

7/11 12:35

いきなり雪渓歩き

7/11 12:43

ありがたいことに雪を切ってくれています
段差がかなり大きいですけど・・・

7/11 12:52

滑ったら振り出しに戻るぞこりゃ (^_^;)

7/11 13:28

険しくなってきたぞ〜

7/11 13:30

7/11 14:33

クサリ場や

7/11 14:35

ハシゴや

7/11 15:23

お花畑など！

7/11 15:54

前穂のギザギザと同等の高さになってきた

7/11 16:13

ようやく稜線に辿り着いた
メチャクチャ長い道のりだった、、

7/11 15:54

涸沢岳を経由して穂高岳山荘に至る難所も見えてきた

7/11 16:20

山頂直下の残雪大階段

7/11 16:28

新たな3,000m峰ゲット！！！

7/11 16:30

スゲーーー！！！大キレット！！！
ここからの景色を眺めたかったんだぁ〜

7/11 17:13

何て急峻で切れ落ちた稜線なんだろう
あんなとこ歩けんのかぁ？？

7/11 17:21

滝谷方面の荒々しさったらないねぇ

7/11 17:36

まずは北穂高小屋にチェックイン
北アルプスで一番高いところにある山小屋だよ〜

7/11 17:11

受付
山シャツゲット！

7/11 17:48

3,000m以上にある山小屋で生野菜を食べられるありがたみ

7/11 17:21

夕食後はサンセットを眺めに山頂へ
雲の要塞出現！

7/11 18:24

翌日目指す槍ヶ岳

7/11 18:23

涸沢にもテントがチラホラ
土曜日にしては空いてますね〜

7/11 19:08

夕焼け雲

7/11 19:14

サンセット後、小屋に戻る人々

7/12 5:23

寝床
横に寝てみた

7/11 20:41

就寝前に星空を眺めに
三脚が無いからこんなもん
月もなく溢れるような銀河の夜でした☆

7/12 4:10

夜明け前

7/12 4:17

後立山の空が燃え始める

7/12 4:25

三日月と朝焼け

7/12 4:35

御来光

7/12 4:42

7/12 4:46

モルゲンロートを浴びる穂高

7/12 4:48

遠く白山も朝陽に染まる

7/12 4:48

山トモたちがこの日登る薬師岳

7/12 4:49

遥か八ヶ岳

7/12 4:50

そして富士山

7/12 4:51

浅間山かな？

7/12 4:49

奥穂の山頂
北アルプスのてっぺん

7/12 5:01

この日挑む道のり
大キレットから槍まで

7/12 5:07

その前にごはん

7/12 6:09

ヘルメットよーし！
いざ大キレット！！！

7/12 6:10

いつかは大キレットと思って数年
ようやく今そのチャンスにトライできる！
怖いけど細心の注意を払って行くしかないっ！

7/12 6:12

先行する先輩に石を落とさ無いようにゆっくりと

7/12 6:28

7/12 6:37

山小屋が遠く離れてゆく
行くも地獄、戻るも地獄

7/12 6:46

このガレ場は本当に脆いので、先輩と距離を取る

7/12 6:58

リッジの側面を歩く

7/12 7:00

いよいよ難所「飛騨泣き」に差し掛かる

7/12 7:01

足元が見えづらいので慎重に

7/12 7:06

三点確保の大原則を守って

7/12 7:20

スンゲ〜岩場

7/12 7:20

すれ違う登山者とも連携をとってゆずり合う

7/12 7:34

ガレ場の下りは緊張

7/12 7:42

ホっとひと息
A沢のコル

7/12 7:58

つづく難所「長谷川ピーク」に挑む

7/12 7:59

クサリに頼り切るのも危険だね

7/12 8:07

この辺りの岩盤は斜めの層になってる

7/12 8:19

先に長谷川ピークで待機

7/12 8:21

Hピーク

7/12 8:25

長谷川ピークを越えれば、比較的穏やかな稜線になる

7/12 8:41

7/12 8:42

4時間と言われた大キレットのコースタイム
「大体そんな感じかぁ〜」と時計を見る

7/12 8:45

穏やかと言っても足元注意

7/12 9:11

獅子鼻の岩峰を目指し登りに挑む

7/12 9:29

北穂から下ってきた道のりをバックに

7/12 9:30

ハシゴを使って標高を一気に稼ぐ

7/12 9:31

7/12 9:41

7/12 10:06

笠が岳をバックに、大キレットを踏破した男の表情

7/12 10:07

大キレットを振り返ると
達成感が込み上げてきた！

7/12 10:13

南岳小屋で小休止だな

7/12 10:22

炭酸で乾杯！

7/12 10:53

南岳
この日は3,000m峰を5座一気に登り歩くのだ！

7/12 10:56

槍平小屋が見える

7/12 10:56

行く手の槍ヶ岳はまだまだ先だ

7/12 11:08

南岳周辺の稜線歩きは、とても優しく気持ちいい！
これぞアルプス！

7/12 11:19

トラバース

7/12 11:46

中岳へは雪渓を渡るところも
アイゼンは全然要らない

7/12 12:13

この中岳への登りが一番辛かったという先輩

7/12 12:20

中岳の下りはハシゴやクサリの連続

7/12 12:33

鳴き声で気づいた！
雷鳥さん！！

7/12 12:34

7/12 12:35

ひなもいたっ( ´艸｀)
5羽くらいひながいましたよ

7/12 12:37

しばし雷鳥撮影会

7/12 12:38

7/12 12:43

また違うところにも！！！

7/12 13:05

大喰岳まで来れば、残すは槍ヶ岳のみ！

7/12 13:14

この日泊まる予定のヒュッテ大槍は東鎌尾根の稜線上
（見えてません）

7/12 13:16

西鎌尾根の先に広がる裏銀座の山々

7/12 13:29

飛騨乗越

7/12 13:41

やっと到着した槍ヶ岳山荘
思ったより時間がかかったぁ〜

7/12 14:23

ひと休みして槍の穂先を目指します

7/12 14:24

このような鉄杭を利用して登ります

7/12 14:30

あのハシゴを登れば槍ヶ岳山頂だ

7/12 14:31

最後のハシゴ

7/12 14:32

2年ぶりの槍ヶ岳
前日から素晴らしい景色を見ているので、初めて来た時のような感激はなかった(^_^)

7/12 14:34

一応記念証拠写真

7/12 14:37

槍の穂先から東鎌尾根上にあるヒュッテ大槍を捉える

7/12 15:10

とりあえず槍ヶ岳山荘に下りてきて炭酸で乾杯

7/12 15:22

それではこの日最後の行程、東鎌尾根を歩きます

7/12 15:54

最高難所の北鎌尾根が見えてきた！

7/12 15:54

東鎌尾根もなかなかの荒々しさですぞ

7/12 16:08

無事ヒュッテ大槍に到着〜
槍がさらに尖って見えるね

7/12 16:09

燕山荘グループ「ヒュッテ大槍」
山小屋とは思えないホスピタリティを受けられるという噂で、
いつか泊まりに来たかった憧れの山小屋
予約無しでも快く我々を受け入れてくれた
この日は6人だけの贅沢な宿泊

7/12 16:33

この日の部屋は「東鎌」
2段式になっていて4人用の上段に2人だったので余裕あり

7/12 16:35

トイレも清潔
臭いなし（最近はどこの山小屋も清潔ですけどね）

7/12 16:35

キレイな個室

7/12 16:36

なぜかトイレにBarメニュー

7/12 16:36

お手洗い
この日はまだ水源が確保されておらず、塩素消毒された天水のみの利用だった

7/12 16:36

廊下にコロコロが置いてある
WiFiも飛んでるよ！なかなか繋がらないけど、一応薬師岳山荘に泊まってる山トモたちとLINE電話できた！

7/13 6:06

部屋にはファブリーズ

7/12 16:51

ドリンクバー（500円）なんてある！

7/12 16:54

各部屋には電源のアウトレット！
嬉しいね〜わかってるね〜

7/12 17:33

そしてそして・・・豪華なディナー！！！
山でこんな食事ができるなんて初めてだぁ〜！！！
本家燕山荘以上の豪華さ
みそ汁じゃなくて卵スープだし、揚げたパスタがお洒落に刺さってる〜

7/12 17:34

食前酒にはワイン
テーブル毎にパスタもある〜

7/12 19:23

夜はBarで

7/12 19:24

先輩が呑んでたウイスキー
値段的にも都内のBarで呑むより全然安いみたいよ〜

7/13 4:49

夜半からのガスで御来光はなしよ

7/13 5:31

朝はみそ汁

7/13 5:46

7/13 6:15

出発間際に晴れてきた！

7/13 6:19

強風につき東鎌を行かず、直接槍沢を下ります

7/13 6:29

お花畑が見事な季節！

7/13 6:47

夏の雪渓下りを堪能

7/13 6:54

どんどん晴れてくるけど、そろそろ槍も見納め

7/13 6:53

氷河公園はまだ雪に閉ざされてます

7/13 7:04

梓川の源流
水を汲む人多数

7/13 7:38

夏道の九十九折りを行く我々を横目に、軽アイゼンを装着した方が雪渓を闊歩してゆく

7/13 7:56

恨めしく見ていたが、結局雪渓を歩くことになる

7/13 7:57

最高に気持ちいい〜

7/13 8:16

雪渓は大曲りの先辺りまで

7/13 8:27

ババ平キャンプ場はトイレ新設工事中

7/13 8:54

槍沢ロッヂ到着
虫が飛び回って煩わしや

7/13 9:23

クルマユリ

7/13 9:27

槍沢ゴクゴク

7/13 9:28

マイナスイオンの道

7/13 9:32

流された二の俣の橋が復旧してた

7/13 9:55

清涼感半端ない

7/13 10:20

横尾でも炭酸

7/13 10:32

長い林道歩きのはじまりだよ〜

7/13 11:16

徳沢でソフトクリームは食べず

7/13 12:01

明神でも炭酸補給

7/13 12:38

無地上高地に生還致しました！

7/13 12:41

上高地の水を汲んでバスに乗り込みました

撮影機器：

EOS 6D CANON

EOS 7D CANON

感想

ymgch

山行の詳細はブログに綴ってますので、そちらも覗いて頂けたらと思います。

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http://ymgch.exblog.jp/24272749/