槍ヶ岳→大キレット→北穂

2010年09月13日(月) 〜 2010年09月15日(水)

• GPS: 58:00
• 距離: 40.4km
• 登り: 2,397m
• 下り: 2,389m

コースタイム

9/13
上高地→横尾→槍ヶ岳山荘(テント泊)

9/14
槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳アタック→槍ヶ岳山荘(撤収)→中岳→南岳山荘(テント泊)

9/15
南岳山荘→大キレット→北穂高岳→涸沢→横尾→上高地

天候

13日:午前中雨→午後晴れ
14日:晴れ
15日:午前中晴れ→午後雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

・上高地から槍を一日で行くのは結構しんどいですが無理ではないです。
但し翌日に疲れが残りがちで、我々は寝坊して2日目の予定が狂いました。
道はそれほどきつくないですがひたすら登りです。ごつごつした岩場もありますが
基本的に道も広く危険箇所はないです。

・槍ヶ岳山荘は18時で水場を閉めてしまうので、それまでには到着した方が良いでしょう。水場は朝5時か5時半からだったと思います。

・中岳、南岳は案外時間がかかります。油断していると大キレット突入時刻が後ろに倒れるので注意が必要です。(我々は初の大キレットということもあり、14時過ぎての突入はあきらめました。)

・大キレット通過は4時間半かかりました。ゆっくり、安全第一で通過したからだと思いますが、当然もっと早く抜ける方もいらっしゃいます。
南岳山荘でお会いしたベテランの方には「初めての大キレットだったら、絶対に行かない方がいい」と言われました。通過に時間がかかる=その間に天候が崩れる可能性がある、、、従って、初めての方は午前中に通過する予定にしておいたほうが安全かと思います。
ほとんどが危険箇所ですが、ハイマツで見えない場所がだいぶ切れ落ちているらしいので、見えないからといってうっかりしないよう注意が必要です。
じっくり、浮石などを掴まないように慎重にいけば問題はないです。
最後の北穂までの登りはかなりキツイです(終わるような気がしてから大分長いです)。

・北穂から涸沢までの下りは、ザイテンと比較すると大分楽です。岩の段差もそれほどありません。
登りは辛そうですけど…

写真

前回同様、駅で寝ます。白目剥いてみたwww

始発のバスでいざ出発!

上高地に着くと豪雨に。。。しばし様子見。

1時間後の8時頃、ようやく出発。

晴れ間が出てきました!

槍まで、しばらく梓川沿いの道が続きます。割と広くて歩きやすい道!

まだザックカバーはつけたまま…

大キレットがあるので、今回は荷物小さめにまとめてみました(私30L、旦那ちゃん40Lです)。

槍沢ロッヂ到着。で、しばし休憩。

あるとこないとこ、沢ができてます。朝の豪雨がきいとる。

空の青がパキッとキイてますな。

道のはずの場所が、、、川に。。。(いつもはどうなんだろ??)

案外コースタイムより早めに歩いてます。

なんか景色に変化がなくなって参りましたが、、、

でもこういう岩の上ぴょんぴょん系って得意です私。

お花に癒されつつ歩く

日が翳って、、、ガスって参りましたが、、、

お槍様が雲の合間からようやく顔を出しました!

元気出たぞ!

もう少しです。

槍ヶ岳山荘到着。17時半過ぎでした。

この日の夜、なんとマイナス1.5度!

槍が近い。

近いとあんまりとがって見えないのね…

我が家。槍ヶ岳山荘のテン場は結構整備されてていい感じでした。強風でも安心でした。

槍山頂で拝むはずの日の出、、、寝坊してテントから眺めます。

テントの入り口をフレームにして拝む槍。

ようやくアタック。

山頂到着!

ブロッケン見えました。

神々しい、、、

ようやく出発します。

南岳山荘がようやく見えてきました。案外遠かったなー

図らずも、ここで夜明かしすることに。

ここですでに13:40くらい。初の大キレットでこの時間は遅すぎる、ということで突入断念。

実はこの後大雨になった。。。大キレット入らなくて良かったw

明日行く道。

空はいつ見ても美しいな。我々邪道な山行ばかり、いつも遅い時間まで歩いているので夕方の空をこんな風に眺める余裕は普段無い。こういう瞬間はとっても貴重なんだ。

まったり。

雲の動きが生き物のように。

雲に遮られて、夕日は拝めず。でも雲の端が美しい。

日が落ちて、雲の成長が止まる。

皆で見とれる空

結露!f

5時過ぎに大キレット突入です。

やっぱ朝の方が安心だよね。天候も荒れないし。

危ない足元とは裏腹な、美しい雲海。

なんだこの幻想的な空間は。

危ないからこそ感じる快感!

長谷川ピーク到着。怖いから、、、長谷川ピークの文字と一緒に写真撮るの躊躇ったんだけど、、、このあとやっぱり意を決して撮ることにした!

へっぴり腰で頑張るおいら。

まじ必死。。。

飛騨泣き。ここが最難関ときいていたけど、ここよりもっと前にあった切れ落ちポイントの方が怖かったなー。

北穂までの最後の登り、かなりキツかったです…

登れども登れども、着かない、、、

北穂山荘到着!この後山頂で撮影して、あとはひたすら下ります。

コメント

shira-ga

お疲れ様でした
yasuyoさん、大キレットお疲れ様でした。

写真だけでも怖そうですね、かなりきれおちていて・・ご無事で何よりです

槍山頂でブロッケンですか？　播隆上人の御来迎の再来のようで・・・これからもいいことありそうです

yasuyo

槍でブロッケンでした
もう大キレットが怖すぎて、槍の印象とか全然薄れてますｗ
ブロッケン凄いはっきりくっきり見えましたよー。
凄く綺麗でした！

大キレットは、、、怖いとかいうよりもなんか本当に精神的肉体的な総合力が試されるところだなぁと思いました。
どちらが不足しても、駄目、、、みたいな。
途中で、うわぁぁぁん（涙）て、面倒臭くて止まりたくなりそうでした。
でもまぁ、それどころじゃないって分かってるので進みましたけれど。

これからいいことありますかね！？
とりあえず安全な登山ライフが送れればもうそれ以上望みません（笑）。

yasuyo

ちなみに
槍山頂着いてしばらく、我々ひとりじめ（ふたりじめ？）だったんですよ！
山頂大混雑って話をよく聞いてたので、これまたラッキーでした。

まぁ、アタック時間が遅すぎたから誰もいなかったんでしょうけど、、、

koujouchou

ナイス白目っ！！
ようやくゆっくりと写真を見させて頂きやした。

っで、、、
一番印象に残った写真は、、、ズバリ、、、白目っ！！

大キレットより怖いっすぅ。。。

あ。そうそう。
荷物なんですが、、、
yasuyoさん30L、deep--blueさん40L、、、
ってのは、コンパクトにまとまってますね。
スゴイです。

俺は一向に軽くもコンパクトにもなりましぇん。。。
見習わなければ。。。

yasuyo

白目
写真ちっちゃくしちゃうとちょっと見難いですけど完全に白目っすねｗ

荷物は今回大分小さくまとめましたよ。
というか、普通に入れてるとかさばって全然入らなかったので、
かなりギュウギュウしばって押し込みました。
ハイドラ破裂するんじゃないかと思ってハラハラしながらでしたが。
＆旦那ちゃんはザック外側にオールウェザーブランケットと
銀マットをしばりつけてました。
さすがに中には入らず。

前回の奥穂ではわたくし70Lの旦那ちゃん70-90Lでしたので
どんだけ削ったのかがお分かり頂けるかとｗ

でも、何削ったか思い返すとちょっとわからないんですよね。
1Lのサーモスやレジャーシート（テントの下に敷くやつとは別に持っていってたので）、
エマージェンシーキットの中の着火剤減らしたり、
スポークだけにしてお箸やめたり、
着替え減らしたり、、、
そんな感じですね。
雨具や防寒着、サングラス、スパッツなどそういうとこ
特に買い換えた訳でもないし、減らしてもいないですからね。

チリツモです！

でも多分工場長はご飯が多いだけですよｗ
（因みに我々も95％は食べ物持参します。
やむをえない場合は山小屋で買ったりしますけど。
あと、、、山ではお酒飲まないんですｗ）

Eiger-YZ

宇都宮のZです。
Ａ沢のコルでお会いし北穂から上高地までご一緒させていただいたＺです。上高地ではあわただく失礼しました。
途中ヤマレコをご紹介き、見ていましたらお二人の山行記録がありましたので連絡させていただきました。
大キレット通過時まではなんとか天候はもったものの涸沢は結構な雨でしたね。長谷川ピークあたりの写真は結構高度感がでていますね。
いつか栃木の山にいらっしゃる時はぜひご連絡下さい。 ＹＺ

yasuyo

ありがとうございます！
10月21日から2泊3日で山に行っていて、
なかなかこのコメントに気付くことができず失礼しました。
＆探して頂けて光栄です！

キレット通過時に天候が崩れなくて本当に良かったです。
悪天候だと大分難易度が上がりそうですものね…
やはりああいった長時間かかる場所に突入するときは
午前中が望ましい、、、と痛感した次第です。

ご好意に甘えて、栃木方面へ行く際には連絡させて頂きます！
またお会いできるのを楽しみにしています＾＾