行った事の無いバリエーションルートや登山道は未知の領域だったが、情報過多で敷居が低くなった。
GPSの価格低下とスマホのGPS機能でGPSをカーナビ感覚で使うようになった。
GPSは自堕落にさせるツールという考えでGPSを持参しない。
GPSがあるので道迷い前に戻らずショートカットして無理をする。
事前に登りで偵察せず、初めてのバリエーションルートを下りで使う。
個人山行の情報をガイド代わりに使う。
家族の理解が無い(理解してもらおうとも思わない)ので登山届を家族に渡していないか登山計画そのものをしていない。
自分に合った登山計画(登山届)をしないで個人山行の情報をそのまま自分の登山計画に利用する。
情報が入手しやすくなった半面、自分で考えて行動しない。
不意の体調不良や道迷いを加味した予備時間を設定していない。
地図・GPS・コンパスを持たずに入山する。
装備の不足・水と食料の不足。
行く山域の遭難情報を収集しない。
過去の遭難情報から何も学ばない。
何かあったら携帯電話(アマチュア無線機)があるからヘリコプターで救助してくれると安直に考える。
山岳会や複数人での行動は煩わしいので単独行をする(単独の気楽さ)。
登山道は歩けても沢・ロッククライミング・雪山をやる技術と経験が不足している(ルート選択が自分の技量・体力に合っていない)。
経験不足なのに、いきなり長時間の歩きをする(ステップアップ登山をして自分なりの経験・装備の不足・不具合の対処方法を学んでいない)。
入山時間が遅い。
体力不足・疲労の蓄積・持病(低血糖・心臓・肺の疾病等)の悪化・急激な体調不良 。
夏の暑さによる消耗を甘くみる。
スマホ・携帯電話の電池切れ(スマホはモバイルバッテリーを必ず持つ)。
道迷いして沢(谷)を下ればなんとかなると歩いて滑落。
話に夢中でルートを外れる(女性の二人組に多い)。
仲間のペースに合わせる為に無理をする。
時間(日没)に追われて判断が鈍る。
夏の雷雨がおこりやすい午後3時以降も歩く(場所にもよりますが)。
下山時の下りは気分的に楽になり注意力が低下するのと疲労の蓄積で思ったよりも足が上がっていない。
登山中に飲酒して、酒が抜けきれないうちに山歩きをする。
自分は大丈夫という根拠のない自信。
etc・・・。
埼玉県警の山岳情報では山岳レスキューをしている警察官の憤りを感じます。
普段は地域の仕事をしており、救助要請がきたら仕事の疲れや休日返上の中30〜40キロのザックを背負って(毎回背負うかは不明)救助に向かうのでしょうから当然です。しかも、毎回同じような状況下での遭難。○○山や秩父の山という情報だけで遭難者を探すのは干し草の中から針を探すようなものです。
埼玉県の両神山では毎年のように20〜40代の男性が滑落遭難しています。テレビ局が秘境飯みたいなのを両神山に取材に行ったら遭難者がいるとの事でテレビクルーが救助要請をしていました。40代男性がトラバース道から滑落(鎖骨を骨折)。山岳救助隊ニュースによると「下山中、石に積もった枯葉で足を滑らせ滑落」との事。構成員は3人。
両神山に行った事は無いのですが、テレビ画面では秩父によくある普通のトラバース道に見えました。実際はどうなんでしょう?トレイルランニングをやっていたのでしょうか。
saitama-nの日記:もしもし秩父警察署ですが
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-96107
saitama-nの日記:埼玉県の両神山での遭難原因
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-115580
saitama-nの日記:転げ落ちる(トレッキングポールの危険性)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-96720
すべておっしゃる通りです。
神奈川でもまったく同様の現状です。
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