久々の酉谷山避難小屋までは苦しかった。天候等を理由に何カ月も山を歩いていなかったのが理由かと。
今までに2回登ったルートだったのですが、その時は晩秋〜初冬で沢沿いの道は乾いていて難なく(ルートが分かり難いところはありましたが)登っていたところ。
今回はここのところ雨が多かったのもあり、滑りまくり。最初に滑って右ひじと右ひざをしこたまぶつけて「もう、帰ろう・・・」と弱気に。前回とそんなに変わらない重量のザックも苦しい。
その後も脳内で100回くらい帰りたいを連発。脂汗が出るとか疲れて足が上がらないとかでなく、単に怠けていた結果と体力不足なだけ。
と、そこで思い出した事が。神奈川県の幼稚園児だか保育園児が富士山を登っている事実(テレビでやっていました)。未就学児に負ける訳にはいかないと一念発起。
辛ければ未就学児の歩幅でもええんよ。ゆっくりでええんよ。歩けばいつかは到着するよと自分を励まして矢岳から続く尾根を抜けて長沢背稜へ。
長沢背稜はなだらかで歩きやすく、今までの辛さをすっかり忘れて午後2時半に酉谷山避難小屋へ。座敷はほぼ満杯。
午後2時半でもペアで来ている人が多ければ座敷は埋まるよね・・・。到着時刻が遅けりゃ苦労は報われません。
思ったよりも暖かいというか暑いくらいの日だったので小屋では暑くて寝苦しいと考えて酉谷山北側稜線でツェルト生活。夏用シュラフで丁度よいくらいでした。ただ一つの誤算はラジオの電池が聞きたい番組の途中で切れてしまった事。次回からラジオに新品の電池を使おう。
※指定されたテント場以外での幕営は秩父多摩甲斐国立公園のカントリーコード違反です。
酉谷山の稜線でボロボロのテント禁止のラミネート看板を目にした事があります。
場所によっては大目に見てもらえないかなぁ。
今後も苦しい時は未就学児の富士山登山を思い出して頑張る事にします。
勇気を貰うというのは、こういう事なのかもしれません。
社会福祉法人 若木会
http://www.ans.co.jp/u/wakagikai/
saitama-nの日記:都レンジャーってなあに?東京都自然保護指導員(東京都レンジャー)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-121002
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