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ココヘリを利用する方は遭難対処マニュアルを作成して家族等へ渡しておかないと救助が間に合わない恐れがあります。
しかし、残念ながらココヘリは普通失踪(行方不明)を防ぐ為のものだと思います。
ココヘリのホームページには、どう考えても遺体収容システムだよね?と受け取れる文章が書いてあります(住宅ローン、普通失踪7年のくだり)。
確かに低山での行方不明や山と高原地図に記載されているようなルートでの行方不明を特別失踪(危険失踪)として裁判所が認めてくれるとは思えません。
法律事務所がネットに雪山遭難での特別失踪を家裁では認められなかったものの、高裁で認められた例を紹介していました。弁護士が特別失踪を認めてもらえるように現地調査等で証拠・根拠を集めて裁判所の納得のいくようにしないといけないので、かなりの費用がかかるでしょう。それでも特別失踪が認められない場合があると思います。
※民法第30条(失踪宣告)
1. 不在者の生死が七年間明らかでないときは、家庭裁判所は、利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。
2. 戦地に臨んだ者、沈没した船舶の中に在った者その他死亡の原因となるべき危難に遭遇した者の生死が、それぞれ、戦争が止んだ後、船舶が沈没した後又はその他の危難が去った後一年間明らかでないときも、前項と同様とする。
2が特別失踪(危険失踪)と言われるものです。危難とは地震、津波、水害などの自然災害等が該当するそうです。
saitama-nの日記:そーだったのかココヘリ→そうなのか?ココヘリ
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166559
saitama-nの日記:ココヘリの仕組みとヒトココの限界
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166742
saitama-nの日記:遭難対処マニュアル
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166613
こんにちは!
その普通失踪(行方不明)を少しでも減らせる可能性がある、周囲への迷惑を減らせる手段が予め自分で準備できる、というのはものすごく有難いことではないでしょうか!
季節や山行形態は関係ないかと思います。
山は危険なところで、そこにわざわざ遊びに行くんですから、オロクになりはててもせめて電波でも出して迷惑を減らしたいという身の処し方ですから悪いことではないと思いますよ!
どうしても生きて帰るなら、
1 遭難しないような慎重な準備と行動
2 ビバーク装備の携行
3 衛星携帯電話、アマチュア無線、発煙筒などの装備
が有効です。
ココヘリはご指摘の通り、遺体捜索システムですが、五頭山の親子のような場合は生還できる希望もあります。単独でなくても、道迷いで詰んでしまうことはあり得ますから。
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