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今、思えばどうして駆け足ぐらいのスピードで山を下れたのか分からないんだけど、とにかく怖くなって逃げたの。怖かったぁ。
友人と「なんかさー秩父の紅葉が綺麗みたいよ。でも、人混みの多い場所だと私達だけの紅葉にならないから秩父の山奥に行かない?ほとんど人が歩かないらしいよ」って話が盛り上がって秩父の山に登る話になったの。登った山は埼玉県の熊倉山。登山口までのアクセスは悪いけど、登る人が少ないからいいかなあって。
熊倉山は苦しい登りが続いて、友人に「ねぇ、もうやめて帰らない?紅葉はあるにはあるけど眺望が無くてつまらないし疲れたぁ」なんて弱音を吐いていたら後方から激しい息遣いと共に「フンガー」とか「ハフゥゥゥ」という叫び声が。振り返ったら変なオッサンが登ってくるの。
私達、怖くなって登山道の端っこにいたんだけど、その人は私達の事が目に入らないみたいで「はぁ・・・はぁ・・・何でこんなに苦しいんだよ。来なきゃ良かった。いつまで登りが続くんだよ」なんて言いながらまるで映画の貞子のような四つん這いで斜面を登ってるの!!
でも、言葉とは違って顔はチョー笑顔なの。なんか変じゃない!?
あまりのインパクトに恐怖を感じて引き返して山を下りちゃった。振り返ったらそこにいそうな感じがしたのでそれはもう大急ぎで。
友人と人が少ない山は変な人が多いかもしれないから今後は人が多い山に行こうねって。帰りの舗装路を下る時に食べたオヤツおいしかったなぁ。山頂で紅葉を見ながら食べたらもっとおいしかったんだろうけど、あの変なオッサンと一緒になったら嫌じゃない。
という事で秩父の山の斜面を四つん這いで登っている人がいたら(しかも笑顔でハァハァゼェゼェしながら)、それは映画の貞子ではなくて自分かもしれません。
saitama-nの日記:足慣らしに埼玉県の熊倉山はいかが?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-145085
saitama-nの日記:トレッキングポールを使わなくなった
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-155554
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