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研究対象が無いようで各々本を読んだりして研究のネタを探しています。今回は米の炊き方について新情報(彼等にとっての)を発見したようです。
助手「所長、知っていました?米を炊くのに蓋をせずに強火でグラグラさせて米の高さと水の高さが同じになったら蓋をして弱火で10分。仕上げに強火でおコゲを少し作る米の炊き方があるそうです」
所長「何を言っとる!米の炊き方は古今東西、『始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣いても蓋取るな』に決まっとるわい!!」
助手「ところが、そうしなくても炊けるとこの本(『もうレシピ本はいらない』)に書いてあります」
所長「ふむ・・・作者が実践してそうならば、我が『さいたま登山研究所(仮)』でも試してみないとじゃな。文句を言うのはそれからでも遅くはあるまい」
助手「そうですね。本の題名のわりには米を炊くレシピが書いてあるのはどうかという気がしますけど」
所長「あいかわらず細かい事にこだわるヤツよのう。ほれ、米の用意をせんかい」
助手「所長、トランギアのメスティンにいれた米の吸水時間30分が経ちました。さっそく炊いてみましょう」
所長「ふむ。蓋を閉じないで強火でグラグラか。米と水の高さが同じになってから蓋をして弱火ならトランギアのメスティンでも吹きこぼれが少なくて済むかもしれん」
助手「あいかわらず何もしないでブツブツ言ってるなぁ・・・」
所長「何か言ったか?」
助手「いえ、何も。あ、米と水の高さが同じになりました。蓋をして弱火で10分、その後10分蒸らすと。弱火にしてからの最後の強火はクッカーのコゲを作りたくないので省略します」
所長「うむ。アルミクッカーのコゲは手ごわいからのう・・・(遠い目)」
助手「蒸らしの10分が経ちました。どうぞ蓋を開けて下さい」
所長「ふむ。こんなやり方で本当に炊けるのか?では(パカッ)」
助手「見事に炊けていますね!」
所長「まあ待て。驚くのは味見をしてからじゃ。もしゃもしゃ・・・。こ、これは!」
助手「どうしました、所長?」
所長「普通に炊けておるではないか!!」
助手「本当ですね。これでバーナーを吹きこぼれで汚さずに米が炊けますね」
所長「となると平地では米を炊くのに圧力はさほど重要では無いという事か」
助手「米を茹でてから水分を飛ばす的な作り方ですもんね。メスティンの蓋による圧力なんか知れていますし」
所長「まあ、山では米に芯が無ければ多少作りがヘボでも食えればいいからのう。だいたい最近の若者は・・・(くどくど)」
助手「また始まった。これだからキスリング世代は・・・」
所長「何か言ったか?」
助手「いえ、何も」
という事で水の沸点が極端に低い場所(標高のあるところ)でなければ、この方法でも米は炊けます。
以上、「さいたま登山研究所(仮)」による米炊きレポートでした。
※ちょっと水の量が多すぎたのか炊きあがった米が柔らかすぎました。水の高さをリベットの半分以下(リベットが隠れるくらいまで水を入れてしまった)にしておけばよかった(もう少し弱火にかけたり、最後に強火にすれば大丈夫かも)。
弱火にしてからのメスティンの吹きこぼれは一切無し。
Amazon:もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓
https://www.amazon.co.jp/dp/4838729448
saitama-nの日記:SOTOのG-ストーブとトランギアのメスティンTR-210
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-134799
saitama-nの日記:スマホのGPSで遭難?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166397
※「さいたま登山研究所(仮)」初のレポート
saitama-nさん、はじめまして。
この日記を読んで、どーしても試してみたくなりやってみました!
「。。。私も赤子泣いても蓋取るな」でないと炊けないと思っていましたから、そんな簡単な方法で!?と、半信半疑で試してみたのですが、なんと!本当に美味しく炊けました〜♪
良い情報を教えていただき、ありがとうございました。
jjlm
jjlm様。
自分も本当にそんなので炊けるの?と懐疑的でした。
吹きこぼれで散々バーナーを汚した自分には目から鱗状態(SOTOのG-STOVEは掃除しても全体的に茶色に・・・)。
日本人は「始めちょろちょろ・・・」に惑わされていますね。
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