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失敗の山 リーダーが遭難すると糸の切れた凧(PDF)
http://www.yukonclub.com/accident-symposium-2011-2-26/Shippai_no_yama-timinoue.pdf
ACKU(神戸大学山岳会)の方によるものらしく、色々と失敗談(メンバーの事故による経験的な積み重ね)が書いてあります。
その中で「分かれ道や獣道の多いところでのこと。間違ったらしいと思ったら分岐点まで引き返すのが鉄則だが、本当に間違ったかどうか疑問も残っていることがままある。」とありました。
「間違ったな、まあいいや突き進もう。ついでに登る山も変えるか。一人でハイキングしていると、時々こんないい加減なことをやってしまう。大抵の結末は良くない。」とも。
登る山の山域に慣れている人でも進む道に自信が無かったり、道を間違えても先に進もうといった考えになりがちなのか・・・。
単独登山の道迷いが多いはこういう事なのかしら?
道迷いや分岐での間違えに気が付いても引き返さないのね。
へへへ、年数だけは立っているヘタレで体力不足な山屋です。
で、本題、最近は昔の用語の意味が違ってきているのですが・・・・。会の山行係をやっていると計画書にとバリエーションルートと書かれたものが出てきます。ほう、凄いと思うと、何のことはない、昭文社の地図の破線だとか言ってます。本来のバリエーションルートはロッククライミング等で、ルートの無い所を探していくんで、当然踏み跡があればいい方。でもって、北鎌尾根でも登山道があれば、バリエーションにはなりません。
昭文社の破線だって、立派な登山道。むしろ最近は12月ごろ、落ち葉で登山道が見えない方が怖い。
バリエーションルートは辞書で調べると「バリエーション・ルート【variation route】:登山で、一般ルートとは別の、より困難な登路。」とあります。
ロッククライミング等の新規開拓ルート(又はルートの無い難度の高いルート)をバリエーションルートと呼ぶ方がアルピニズムを感じるのでロマンがありますね。
今は山岳会・大学登山部に加入して山歩き・沢・ロッククライミング・雪山・スキー等を複合的に全てやる人(より危険度・難度の高い場所に挑む人)は少ないので、一般道以外の標識や案内板の整備されていない場所・マイナールート・破線ルート・廃道・作業道の山歩きをバリエーションルートと考える人が多いのだと思います。
seki-chan様によると踏み跡があればバリエーションルートで無いとの事ですが、大天井ヒュッテ スタッフの「北鎌尾根はバリエーションルートで踏み跡はあるけど登山道は無い」は準備不足・体力不足・経験不足の人が来ないように脅しをかけているのかもしれません。
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