目が悪い
蜂の巣を壊して蜂蜜をなめたり蜂の子を食べる(蜂に刺されてもびくともしない毛皮と脂肪層を持つ)
木の実等だけでなく肉(死骸)を食べる(雑食)
若い熊は好奇心が旺盛で人間を脅威と思わない(最近は若い熊でなくても人間を脅威に思わない個体がいるとか)
熊の先祖は肉食だったが、捕食対象の減少と環境の変化に適応する為(地球の寒冷化に伴う冬眠行動)に雑食になったと思われます。肉食で冬眠は難しいです。動物を捕食するよりも木の実等(炭水化物)を摂取して脂肪をため込んだ方が効率が良いです。
熊の先祖は薄暗い場所で生活していて、目が悪くても動くものに反応できれば動物を捕食できたのかもしれません。なので、熊に遭遇したからと背を向けて逃げると本能的に動くものに反応すると思われます。
熊は目が悪いので遠くから獲物を発見して、にじりよって仕留めるという狩りは不得意のようです(獲物が俊敏なのもあるかも)。熊が人(野生動物)を襲うとしたら待ち伏せをして目の前に来たら襲うというやり方になります(食料確保としては効率が悪いので積極的にはやらないと思います)。
手負いの熊で死んだと思い込んで近づいたハンターを襲う、追いかけたハンターを待ち伏せて襲うというのは実際にあります。待ち伏せというよりは隠れていたら目の前に来たので襲ったというのが正しいのかもしれません。
北海道の鹿ハンターさんがYouTubeで熊(北海道なのでヒグマ)に襲われたら熊の腹をナイフで刺すと言っていますが、蜂の攻撃に耐える毛皮と脂肪層があるのでナイフで刺す間に熊爪フックを食らうと思います。
熊の弱点は目と鼻だそうです。目と鼻を攻撃する前に熊爪フックと噛みつきがあるので、抵抗するとしたら運良く一撃を耐えて一心不乱に熊の顔を攻撃という流れになると思います(刺したり斬り付ける動作でなくて叩く動作になると思うのでナイフでなくて鉈の方が良さそうです)。
登山の熊(ツキノワグマ)対策で一番良いのは複数人で登る事でしょう。それでも近距離で不意に遭遇するとメンバーの被害は防げません(子熊を守る為やビックリして思わず手が出てしまうのでしょう)。致命傷でなければ襲われなかった方が襲われた方を助けて下山できます(その前に全員で熊を追い払わないとダメですけど)。
北海道のヒグマだと体格差がありすぎるので近距離で遭遇したら複数人でも危険だと思います。
saitama-nの日記:熊鈴に熊除けの効果はあるのか(ツキノワグマ)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-187928
chan-rei様のコメントの『熊ね、遭うときは遭っちまうんだよ。アイツらもみんな敏感なわけじゃないんだよ』というのが熊除け対策はどんな事をしても100%遭わないといえないところなんだと思います。
どうでも良い事ですが、登山で熊(ツキノワグマ)について調べれば調べるほど、ニュース報道の「動物園でパンダの赤ちゃんが・・・」を見るとパンダってまんま熊じゃん。見た目に騙されちゃダメだよ!と思うようになりましたとさ。
※2018年の10月に秩父の霧藻ケ峰で複数人で登山していた登山者が熊に襲われています。
埼玉県警察:山岳情報 山岳救助隊ニュース11月号(PDF:1,058KB)
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/kurashi/documents/sankyunews2018_11.pdf
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