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江戸時代の歩き方と一日に何km歩くのかしらと疑問に思っていたので。
本を読んでも江戸時代の歩き方は分かりません(ナンバの説明はあります)。
というのも、資料が当時の生活を描いた絵と幕末や明治初期の外国人によるレポートのみなので。
当時の旅人の絵には前に出した足と同じ側の腕(手)が前に描かれています(足の爪先は外向きのガニ股で両足の膝が曲がっている)。
外国人のレポートには足を引き摺る(正しくは下駄と草履を引き摺る?)、前傾姿勢、爪先歩行、歩行音が生じるとあるそうです(下駄と草履)。
旅で一日に歩く距離は平均35kmほど。天候の良い日には50kmも歩いたそうです。雨の日は10〜20kmぐらいしか歩かない時も。
歩く時は10〜15時間ぐらい歩いていたとか。時速は3.5km〜4kmぐらいだった様子。
夜明けから日が沈む直前の宿まで歩けるだけ歩いていたようです(休息の為か宿に数日の逗留もあり)。
足元は草鞋(わらじ)がほとんど。
以上は男性の場合です(女性は服と体力の問題なのか、そこまでは歩けませんでした)。
江戸時代の歩き方は分かりませんが、クッションも何もない草鞋で一日に50kmも歩くのですから足にローインパクトで体力を使わない歩き方をしていたのは間違いありません(推進力よりも疲れない歩き方)。
絵から想像するに顎を前につき出して重力で右半身・左半身と交互に前に出していたのではないかしら(重力を使う為に前傾姿勢で肩を前に出す感じなので足の出る側と腕の出る側が同じ)?
「歩く江戸の旅人たち」には江戸時代に旅が出来るようになった理由やルートや費用等が詳しく書かれています。
紙の日時計なんて初めて知りました(通常は時を告げる鐘で時刻を確認)。
Amazon:歩く江戸の旅人たち
https://www.amazon.co.jp/dp/4771032947
saitama-nの日記:江戸時代の歩き方を考える(山に関係ないです)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-143528
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