![]() |
![]() |
![]() |
知っておく事
磁北(コンパスの指し示す北)と地図上の北は一致しない。
地球の磁気を利用してコンパスは北を指し示すが、磁力の方向と地図上の北ではズレがある。磁気偏角といい、関東の場合は地図の北から斜め左に約7度ずれている。
どんなコンパスを選ぶか
360度目盛りの回転リングのみ付いたコンパスがおすすめ。取り出しやすい。
あらかじめ磁気偏角分リングを回転させておく。
シルバやスントに代表される四角いプレートに回転リングのついたコンパスは高機能だがその機能を使うのは難しく、取り出すときにひっかかるので使わなくなる恐れがある。
地図について
地図の縮尺や記号は各自調べていただくとして・・・。
自分は2万5千分の1と1万2千5百分の1の地図を使用しています。
樹林帯の薄暗い中や夕暮れ時は2万5千分の1では見にくい。
(カシミール3Dで緯度・経度・磁北線を印刷して使用)
登山前にやること
地図にに色鉛筆で歩くルートとルート近くの尾根線・谷線を着色。地形を想像しながらチェックポイントを決める(ピークやコル等)。ここで歩く方位を変えて(ウェイポイント)・・・と地図の上を歩いてみる。
GPSの地図機能に頼ると事前にシミュレーションをせずにルートのデータを入力して満足してしまい、重要なポイント(危険なところ、間違えやすい場所等)を見逃す恐れがある。
現在位置を知るには
チェックポイントを通過する事で現在地の確認をします。しかし、崖や崩落地を迂回して現在地が分からなくなる場合があります。
クロスベアリングというコンパスを使った現在位置の確認方法は実際に山で使うのは難しい。素直にGPSを使う。
それでも道を間違えたら
何度か道を間違えてルートに復帰する為にショートカットをしたところ、滑落しそうな危険なザレ場をトラバースしたり、植林の木をつかみながら斜面を下ったりと散々な目に会いました。
正規ルートは比較的安全な場所を選んでいます。下りの時の道間違えは上り返すのがキツイ作業ですが間違える前の場所まで戻りましょう。上り返す勇気これが大事。
地図を表示できるGPSを持っていても・・・
酉谷山避難小屋で会った方はetrex20で地図を表示していたのにもかかわらず酉谷山の北にある小黒周辺で赤テープに導かれて道迷いしています。
この方の場合は小黒にある木の根(ピーク)をポイントにして南に向かって歩かなくてはいけないのに東に足を進めています。現地には歩きやすそうな東に向かう尾根があります。
順調に歩いているとコンパス・地図・GPSを見ない悪い例ですね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する