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いかにも人間らしく描かれていてとても親近感を持った。
ただ無骨で不器用な人とのイメージしかなかったのが、
新田次郎によって職場や家庭などのバックグラウンドを得て
イキイキと動き出し色付けされた感じがする。
反面、いくつかの違和感を覚えたのは否めない。
●孤高というからにはあくまで単独でなければならないため、
実際にはパーティ登山も経験があったのに
その山行が削除されていたこと。
●彼が結婚をした直後、過去の単独行含め一人を好んだことを
‘いつわり’‘にせもの’の幸せだったと認識したこと。
伴侶を得て幸せを感じたことで、過去の全てを否定するのは
違うと思うがどうなんだろう?
●無骨で無口な彼が、冬山で人恋しさに急に饒舌になったりする
場面があるが、何だか別人のようでとても不自然だった。
あれほど不器用な性格で、急に喋れるようになるわけがない。
●最後の北鎌尾根は、宮村健が無理やり加藤を連れて行き
傍若無人な振る舞いから判断を誤り遭難したように描かれているが、
彼とは信頼関係がありそのような間柄ではなかった。
あらら。。。
面白かった!というレビューなのに、
違和感のほうが多くなってしまった。

ぜひ、『単独行』も併せて読むことをオススメします。
こんにちは
はじめまして
山の本も沢山出ておりますが機会がありましたら
沢木耕太郎の『凍』読んでみてください。
私のお奨めの一冊です。
sera さん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
山野井さんは尊敬していますので、
『凍』はだいぶ前に読んでいます。
緻密な取材がなされているなぁという印象でした。
個人的には、ご本人が書かれた『垂直の記憶』
のほうに強く共感しました。
sera さんももう読まれましたか?
レスありがとうございます。
仕事場の前が図書館なもんで
まだ読んでまっせん(爆)
しかし山野井さんの奥様がすごいですね
これから借りに行きますね(笑)
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