何がこれほどまでに興味をかき立てるのだろう。
まず一つにはクライミンググレードがとても細かく分かれているので、
自分の上達し変化していく姿が鮮明に解り、周りの人達、特に自分に
近いレベルの人ほどその努力している姿が良く解るところにある。
なにか身体が磨かれていくような感じを覚える。
あともう一つの大きな要素は身体以上に頭を使うところだ。
これはやってみて良く解ったのだが、知らないと腕だけがやたらに
強いものが勝ちだと思ってしまいそうだが、それはすべての要素のなかの
ほんの一部分のことのように思える。
自分のマックスグレードをトライするとあっという間に体が消耗してしまうので、とにかくイメージトレーニングをしている時間が長い。
どう身体の重心の位置を動かせば楽に上がれるかや、どこでいちばん力を入れ
どこで抜くのかなど。またグレイドが上がれば筋肉も体幹系がより重要になり、
バランス感覚や柔軟性がとても重要になってくる。
ムキムキのマッチョマンは5級かせいぜい4級までしか見たことが無い。
とうぜん無駄に重いのは論外・・ただ痩せすぎて指だけ異様に強いのも
見ていていいものではないな・・
なので高グレードを挑戦している女性はスタイル抜群
このあいだ昼間に練習していると小学校５〜６年生くらいの女の子で
身長が140ｃｍもなさそうな感じの子が4級を挑戦し始めた。
腕も細く筋肉のカットなども全くなく手のひらは紅葉のように小さい。
当然ながら一つの姿勢から次のホールドまでがとても遠い。
これを次のホールドまでからだを一直線に伸ばしからだのバネを使い
次のホールドをとってしまう。パン2の4級のホールドは結構渋いのもあるので、
すこしきつそうだし核心の辺まで行ったらここまでかな？と見ていると。
ウソ・・ギョエ〜なんとゴールまでいってしまった。
わたしこの後同じラインをクリアするのに2日かけて5便くらい出しました・・
しかもヒーヒー・・
クライミンググレード比較表
http://homepage.mac.com/miesark/yamabu/rock/grade.html
これによるとボルダリングの日本のグレード付け3級と
アメリカンリードグレードの5.11aが同じ位置にあるが、
パン2の3級はさっぱりできんぞ・・
見ているだけで指が痛くなってくる・・
2級となるともう別世界だ・・
ちょっとグレードについての面白い説明がありました。
これはけっこう笑った。
５．８ ビギナークラスのグレードで手がしっかりかかるホールドが連続する。
５．１０a 人口壁では、傾斜が90度以上になってくる。
５．１１a ミドルの領域になってくる。掴みにくいホールドが出てくる。
５．１１b この辺から体重などが気になってくる。
５．１１d 初心者から見れば神様
５．１２c エキスパートの領域に入ってくる。
５．１２d この辺から私生活を節制しないと登れない。
５．１３a 片腕懸垂などの余興を人前で見せたがる。
５．１３b 1本指懸垂などの余興が出来る。
５．１３c 家族を犠牲にしないと登れない。
５．１３d どこにホールドがあるのか分からない。
５．１４a ここから神の領域に・・・
今回の11aは前回一度軽く流したら24手を前後2回に分けるとゴールできた。
技術的にはそれ程でもない。最後に壁がかぶって核心になるので、
いかにそこまで省エネで筋力をもたすかだった。
今回1便目は20手で核心の前に足がはずれ×・・
（もうシューズのエッジが丸い・・）2便目ゴール
最後の一手はいっぱいいっぱい。おもわず「おりゃ〜」と声が出てしまった
クライミンググレード自体は人間の登った体感で決まっているものなので
ものさしで計ったようなものではない。
同じボルダリングの4級にしてもパン2には30ライン位はあり、それぞれに
特色がありレベルの幅もだいぶん広い。
パン2のボルダリングのコーナーにある2つの11aのラインにしても、もう1つの
ラインの方が自分にとってははるかに難しく見え、1度かるくさわっただけだが
まだできそうな感じではない。
ただパン2の店長のひらまっちょさんはIFSC公認・国際ルートセッターの資格を
持った方なので少なくともインチキ11では無いのは確かだろう。
一応11の一番優しいやつができたことにしとこう
フリークライミングの最終的な夢のような目標は山野井の兄貴が若い頃に開拓した
城ヶ崎のスコーピオン12aかな・・
jazzyさんこんにちは
フリークライミングは体術、武術（型稽古系）に近いように受け止めています。自分の身体との対話という点が。
人間、やるうちにできてしまうようになるのが神秘ですよね。
僕はあまりこれには入れ込んでいませんが、とことんはまってしまう人の気持ちがわかります。
でもまあ今のところ、壁より山の方が近い環境だなあ。
グレード説明欄面白かったです。
「鯉のぼり」ができるってのはグレードどのへんでしょうね。壁に垂直に逆立ちする余興・・・。前、見せてもらいました。
yoneyamaさん、おはようございます。
自分の身体との対話というのは間違いなく大きな要素ですね。
自分そのものと思っている身体と実際に存在している身体は別もので、
自分の意識でコントロールできる部分はほんの一部分でしかなく、
その自分そのものではない身体を意識によって会話しながら創り上げている
といった感じでしょうか。
トップアスリート達は皆こういったことを極めているのだと思います。
わたしも丸1日使えるときはジムに行く前に1時間家でストレッチをして、
20分歩いてジムへ行き、1時間近くかけてアップをしてからマックスを
挑戦していきます。
アップしないでいきなりマックスをやると一発で靱帯損傷ですね。
まだフリークライミングの身体は全然できていないので
1日3時間半くらいでやめ（そのうち半分くらいはレスト）20分かけて歩いて帰り、
アップダウン有りのジョギングを1時間くらい走って身体をほぐし、近所の
スーパー銭湯へいき強力ジャグジーを当りまくり、食事もたんぱく質を
多く摂ってビタミン、ミネラルもちゃんと食事で・・などなど
おっさんがこの位のペースで上達するにはこの程度は努力してたりして・・
体感として2ヶ月サイクルくらいで身体が変わってくるのを感じます。
身体が強くなり、瞬間筋力動因率や神経系が発達しているのではないでしょうか。
山へ行くのに装備は重要ですが、最大の装備は自分の身体そのものと思います。
12aが登れるクライマーならUIAAの�靴覆紐�段でも登っているような感覚ではないでしょうか。
次に転勤が訪れたとき、もしジムか岩が近かったらはハマッてみて下さい
私も初めて外岩の11系の壁を見たとき、これにホールドが有るの？
自分がこれを登れるようになる必要はないよなぁ・・と思いました
高レベルの話は全く分かりませんが、フリークライミングの本に「鯉のぼり」の
ことが書いてあったのを読んだことが有ります。これをやる人はけっこういるそうですね。
ただこれを使うラインは無いそうです。
jazzyさんこんにちは
jazzyさんの暮らしぶりはすでに
「家族を犠牲にしないと登れない。」の域かもしれませんね
おっさんになっても楽しめればいいなあ。
yoneyamaさん、こんにちは。
今年の夏はいちおう2回ほど伊豆と三浦半島へ接待海水浴に行き泳ぎまくりました。
やっぱ罪悪感があるんだろうな〜
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