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周りには近代的で巨大なビル群が大通りに面して立ち並び、仕事を終えたサラリーマンや
OL達は帰路へと向って歩いているようだ。駅から3分ほど歩き地図を見ながら路地へと入って
いくと、辺りのビル群とは対照的な昭和の匂いのする雑居ビルが幾つも現れてきた。
その雑居ビルの1階には、これまた昭和の中頃にでもタイムスリップしたような登山用品専門店
ジャンダルムが現れた。在る所には在るもんだ。本日はこのビルの3階で日本登攀クラブの集会
が開かれることになっている。
数日前に会のホームページを拝見させてもらった。現代表には憧れのクライマーの名が。
まだ多くは書かれてはいないが会員達の山行報告なども書かれている。ホームページを見ると、
個人の積極性が重んじられている様子が伺えた。ただ会員の募集要項によると年齢が35歳位ま
でとある。自分は既に10歳近くオーバーしている。頭が混乱する。今何が起きているんだ。
自分の進む道はどこにあるんだ。ひとつ言える事は、今現実に起きているこの流れは、確率で
考えるととんでもなく偶然なのは間違いない。
日和田山で一人岩練をしていたところ、会とは全く関係の無い講習を頼まれて指導に来ていた
S氏に声をかけられる。
もし、たまたま普通に会のホームページを見つけたとしても、募集人員の年齢制限なども含め
自分から進んで応募することは考えられない。
そして惹きつけられた最大の要因である、このホームページでも何度も取り上げている憧れの
クライマーが目の前に現れようとしている。
気持ちが動揺するのを抑えることが出来ない。間違いなくシンクロニシティーが最大の力を
発揮している。
ここで何もしないで時間が流れていくのを傍観することもできる。もしそうすれば何も起きる
ことはなく、また同じ日々が繰り返されていくだろう。あとはここで一歩踏み出すか出さない
かは100％自分の意志に係っている。一歩踏み出そう。これほどのシンクロニシティーが与え
られることは、今までの自分の人生を顧みてもこの先現れるのかさえ疑わしい。もはや自分で
充分な考察をして出せる見通しの限界を越えている。自分としては珍しく考え過ぎるより先に
日本登攀クラブへとメールを送った。
まるで小説の冒頭のようです！いい出会いがあったんですね
ちょっとかっこ良さげに書いてみました
一応うそはございません
ただこれからが本当の戦い所です
初日の遅刻にはじまり
jazzyさん はじめまして
「ジャンダルム」取引先が近所なので、２階の喫茶店へたまに昼飯食べに寄ったりしています。
カレー＆豚汁のセットが安くて旨く、チョッと無愛想（失礼）な雰囲気も「八重洲の山小屋」という感じでお気に入りです。
jazzyさんは小生よりも少し先輩とお見受け致しますが、一歩踏み出す勇気は羨ましく感じています。
小生もＹ氏の著書を読み、同時期に「ジャンダルム」へ訪れ、その奇遇さに「縁」のようなものを感じて、扉を叩こうとも考えましたが、拙いスキルと年齢、仕事・家族など取巻く環境を言い訳にし、踏み止まったままです。体力的にも残された時間はあと僅かとの焦りもあり逡巡する日々を送っています。
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harutakeさん、はじめまして。
「ジャンダルム」は間違いなく昭和の忘れ物ですね
ひとつの見方として年齢は関係ないと思います。
その年齢に見合った戦い方も有るし、自分が思う以上に
可能性は有ると思います。昨今伊達公子さんの驚異的な
活躍や山本昌の45歳にしての完封など。以前では全く
考えられなかったことと思います。
ちなみに日登前代表は公務員で現在還暦を越えても12aを登ります。
あと以前に紹介した酒井雄哉大阿闍梨も40歳を過ぎてから
千日回峰を二度行っているし。
http://www.yamareco.com/modules/diary/1823-detail-4172
ただ自分がこのペースでスキルアップしたのは根っから
自由に生きているところが大いに有ります。金は無いけど
harutakeさんのお子さん達は自分には無い宝物です。
お互い良い
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